
この本は、変化に対する見方を変えることで、変化にどう対応するのかについて書かれています。
「希望をはこぶ人」では、広い視野に立って物事をみることで、人の気分を一新して人生を再出発させます。
「希望をはこぶ人」に似ている本なので、「希望をはこぶ人」が気に入っているならば、この本も読むことをお勧めします。
自分の環境が変化するときに読むと、理解できる本です。
例えば、退職するときなどです。
この本は、A・J・クローンの詩で始まります。
「人生は、自由に何のじゃまもなく歩めるような、
まっすぐで楽な廊下ではなく、
通る者にとっては迷路で、
自分で道を見つけねばならず、
道に迷い、わけがわからなくなり、ときには
袋小路につきあたることもある。しかし、信念があれば、
かならずや道は開ける。
思っていたような道ではないかのしれないが、
やがては良かったとわかる道が。
<スペンサー・ジョンソン著/門田 美鈴訳「チーズはどこえ消えた?」扶桑社 ISBN:9784594030193>」
「チーズはどこへ消えた?」というタイトルは、意味不明に感じます。
「チーズ」を身近で変化することに変えると、理解しやすくなります。
例えば、退職する人にとって、「チーズ」は「組織・肩書・給与・人脈」で、「組織はどこえ消えた?」、「肩書はどこえ消えた?」、「給与はどこえ消えた?」、「人脈はどこえ消えた?」となります。
著者
スペンサー・ジョンソンは、サウスダコタ州ウォータータウンの出身で、南カリフォルニア大学の心理学部を卒業した、心臓ペースメーカーの開発に携り、様々な大学や研究機関の顧問を務め、シンクタンクに参加し、コミュニケーションズ・コンサルタントとして活躍すると共に、ベストセラー作家です。
著書には以下の本があります。
- 「1分間パパ」(2000年12月 ダイヤモンド社)
- 「1分間マザー」(2000年12月 ダイヤモンド社)
- 「1分間自己革命」(1986年4月 ダイヤモンド社)
- 「1分間意思決定」(2015年6月 ダイヤモンド社)
- 「人生の贈り物」(2001年6月 扶桑社)
登場人物
2匹のネズミと2人との小人です。
- スニッフ
- スカリー
- ホー
- ヘム
スニッフ
変化を単純に考えて、変化に気が付くネズミです。
スカリー
変化を単純に考えて、すぐに行動するネズミです。
ホー
変化を複雑に考えて、変化を想像し、対応する小人です。
ヘム
変化を複雑に考えて、変化を想像しすぎて、行動できなくなる小人です。
人は、変化に対して、この登場する2匹のネズミと2人との小人に分類できます。
自分や周囲の人が、2匹のネズミと2人との小人のどれに分類するかを知れば、変化にどう対応すれば良いかも理解できるということです。
自分は、退職という社会的な変化を前に、ホーのようになりたいです。
退職後は、「組織・肩書・給与・人脈」というチーズを失います。
自分の退職後、組織はこのブログで、肩書はこのブログの管理者で、給与はまだなく、人脈はこのブログを読んでくれる人々で、自分やりたいことというチーズを探し求めて、色々なことを行い、生きていきたいです。
あらすじ
この本は、3つの場面からなっています。
- ある集まり
- チーズは消えた?
- ディスカッション
ある集まり シカゴで
集まった人々は、変化に対応しようとしているが、どうすればよいのか分かっていません。
マイケルが、ある物語を知ったおかげで、変化に対する見方を変え、変化にうまく対応できるようになったと言います。
集まった人々は、マイケルに、この物語を話してくれるように頼み、「チーズはどこへ消えた?」という物語を語り始めます。
物語 チーズはどこへ消えた?
変化に対する見方を変えることで、変化にどう対応するのかについてというこの本の核心について書かれています。
舞台となる迷路の中で、登場人物が、チーズを見つけ、チーズを楽しみ、チーズが消えて、チーズを探すという物語です。
迷路は、社会、組織や家庭という欲しいものがある場所を表しています。
チーズは、欲しいもので、仕事、地位、お金、成功等を表しています。
ディスカッション その夜
同じ本を読んだ人、マイケル、アンジェラ、カーロス、フランク、ネイサン、ローラ、ジェシカ、エレイン、コーリー、リチャード、キャロル、ベッキーが集まり、変化に対する見方について話し合います。
変化に対する見方について話し合うことで、新しい変化に対する見方を得ることができ、新しい行動を起こすことができます。
壁に書いた格言
- チーズを手に入れれば幸せになれる
- 自分のチーズが大事であればあるほどそれにしがみつきたくなる
- 変わらなければ破滅することになる
- もし恐怖がなかったら何をするだろう?
- つねにチーズの匂いをかいでみることそうすれば古くなったのに気がつく
- 新しい方向に進めば新しいチーズがみつかる
- 恐怖を乗り越えれば楽な気持ちになる
- まだ新しいチーズがみつかっていなくてもそのチーズを楽しんでいる自分を想像すればそれが実現する
- 古いチーズに早く見切りをつければそれだけ早く新しいチーズがみつかる
- チーズがないままでいるより迷路に出て探したほうが安全だ
- 従来どおりの考え方をしていては新しいチーズはみつからない
- 新しいチーズをみつけることができそれを楽しむことができるとわかれば人は進路を変える
- 早い時期に小さな変化に気づけばやがて訪れる大きな変化にうまく適応できる
- チーズと一緒に前進しそれを楽しもう!
チーズを手に入れれば幸せになれる
自分のしたいことを手に入れれば、幸せになります。
自分のチーズが大事であればあるほどそれにしがみつきたくなる
自分のしたいことが大事であればあるほど、自分のしたいことにしがみつきたくなります。
変わらなければ破滅することになる
自分のしたいことがいつまでもできるわけではないし、いつ死ぬかもしれません。
自分のしたいことを見つけても、体力的にも、能力的にも、金銭的にも、いつまでもできるわけではなく、変わらなければ破滅することになります。
もし恐怖がなかったら何をするだろう?
自分は、恐怖がなければ、何にでも挑戦してみたいです。
つねにチーズの匂いをかいでみることそうすれば古くなったのに気がつく
自分のしたいことができなくなったり、飽きてしまったり、新しい流行したことをやりたくなったりします。
つねに自分のやりたいことを探し続けなければ、本当に自分のやりたいことができません。
新しい方向に進めば新しいチーズがみつかる
自分が経験さえしたことがないことを始め、自分のしたいことを探し続ければ、必ず自分のしたいことは見つけられます。
自分のしたい新しいことを始めても、挫折したりすることはあります。
それでも、新しいことを始めたことは、無駄にはなりません。
将来的には役に立ちます。
恐怖を乗り越えれば楽な気持ちになる
自分が経験さえしたことがないことを始めるには、誰でも、恐怖とまでは言いませんが、抵抗はあります。
自分はブログの記事にするということで、抵抗を乗り越えました。
自分は経験さえしたことがないことを始めるために、ブログの記事にするということで、始めることができました。
自分は、初めて入る、おしゃれそうな飲食店に一人で入るだけでも気後れしていました。
自分は、この飲食店をブログで紹介するという目的があれば、気後れすることなく、初めて入る、おしゃれそうな飲食店に一人で入ることができるようになりました。
まだ新しいチーズがみつかっていなくてもそのチーズを楽しんでいる自分を想像すればそれが実現する
まだ自分のしたいことは見つかっていませんが、自分のしたいことを楽しんでいる自分を想像するだけで、自分のしたいことを探し続け、自分のしたいことを見つけ、楽しむことができるような気がします。
古いチーズに早く見切りをつければそれだけ早く新しいチーズがみつかる
自分のしたいことができなくなったり、他に自分のしたいことを見つけられるかもしれません。
チーズがないままでいるより迷路に出て探したほうが安全だ
自分のしたいことがないままでいるより、退職し、自分のしたいこと探したほうが安全です。
従来どおりの考え方をしていては新しいチーズはみつからない
退職後の再就職は困難で、従来通りの考え方をしていたのでは、自分のしたいことは見つかりません。
退職後は、何にでも挑戦し、新しい考え方で、自分のしたいことを探します。
新しいチーズをみつけることができそれを楽しむことができるとわかれば人は進路を変える
退職後に、自分のしたいことが見つかり、自分のしたいことで楽しむことができれば、人生を変えることができます。
早い時期に小さな変化に気づけばやがて訪れる大きな変化にうまく適応できる
退職する理由は人によって様々ですが、早い時期に気が付き、準備をすれば、退職という大きな変化にうまく適応できます。
自分は、ブログを始めるという準備を退職前に始めていました。
チーズと一緒に前進しそれを楽しもう!
自分のしたいことと一緒に、前進し、自分のしたいことを楽しもう!
壁に書いた格言の要点
- 変化は起きる、チーズはつねにもっていかれ、消える
- 変化を予期せよ、チーズが消えることに備えよ
- 変化を探知せよ、つねにチーズの匂いをかいでいれば、古くなったのに気がつく
- 変化にすばやく適応せよ、古いチーズを早くあきらめればそれだけ早く新しいチーズを楽しみことができる
- 変化を楽しもう!冒険を十分に味わい、新しいチーズの味を楽しもう!
- 進んですばやく変わり再びそれを楽しもう、チーズはつねに持っていかれる
変化は起きる、チーズはつねにもっていかれ、消える
組織はなくなることさえある、退職せざるえなくなることもあり、自分にとって都合の悪い変化は常に起きます。
変化を予期せよ、チーズが消えることに備えよ
自分にとって都合の悪い変化を予期し、準備しなければ、変化に対応できません。
自分は、退職を前にブログを始めました。
変化を探知せよ、つねにチーズの匂いをかいでいれば、古くなったのに気がつく
組織の中にいるときに変化に注意をしていれば、退職すべきと決断することにも気が付きます。
変化にすばやく適応せよ、古いチーズを早くあきらめればそれだけ早く新しいチーズを楽しみことができる
自分は、変化にすばやく適応しない組織の中で、変化に素早く適用するのは困難でした。
自分は、古いチーズをあきらめるのが遅く、新しいチーズを手に入れることなく、退職することになりました。
変化を楽しもう!冒険を十分に味わい、新しいチーズの味を楽しもう!
組織に属している期間は、変化を楽しめませんでした。
退職後には、変化を楽しみ、冒険を十分に味わい、新しいチーズの味を楽しみたいです。
進んですばやく変わり再びそれを楽しもう、チーズはつねに持っていかれる
進んですばやく変わるのは、難しくなってきたと感じる年齢ですが、変化を楽しみことはできます。
自分のしたいことが、できなくなることを想定し、自分のしたいことを続けられるように、変化したいです。
感想
自己啓発本らしく、自分の意識を変えてくれる本です。
自分の意識が変わっただけでは、自分の人生は変わりません。
自分の人生を変えるには、自分の行動を変えなければなりません。
自分や周囲の人々を登場人物に当てはめて考えてみてください。
自分が変化に対して、どう対応しなければならないのかが、理解できます。
自分が周囲の人々の変化に対して、どう対応しなければならないのかが、理解できます。
自分の行動や周囲の人々との関係をどうしたら良いのかという行動に移すことができます。
自分の行動が変われば、自分の将来や人生が変わるということです。
ホーが壁に書いた格言を追いかけて、変化に適応しましょう。
まとめ
日本の人事考課は、上司への忠誠心が最も重要であるという評価なので、日本にはこの話は役に立たず、意味がないように感じます。
日本の首相は、「私ども選挙で選ばれている。何をやるという方向を決定したのに、反対するのであれば異動してもらう」と信じているのです。
組織の上司も同じような感じです。
日本の首相や組織の上司が、正しい方向を決定したなら、成功します。
もし、日本の首相や組織の上司が、間違った方向を決定したなら、失敗します。
日本の首相や組織の上司に反対してたら、左遷され、退職することになるからです。
そして、左遷され、退職した人々は戻ってこないので、日本や組織は破滅します。
日本の首相や組織の上司は、間違った方向を決定しても、認めず、反省もせず、正しいと言い続け、居直り、権力を維持することだけに執着します。
どうにもなりません。
「チーズはどこへ消えた?」は、「茹でカエル」という寓話で言い表されていることに似ています。
「茹でカエル」は、「2匹のカエルを用意し、一方は熱湯に入れ、もう一方は緩やかに昇温する冷水に入れる。すると、前者は直ちに飛び跳ねて脱出・生存するのに対し、後者は水温の上昇を知覚できずに茹でガエルとなってしまう」という寓話です。
スニッフとスカリーは、熱湯に入れられたカエルで、直ちに飛び跳ねて脱出・生存するカエルです。
ホーは、緩やかに昇温する冷水に入れられたカエルですが、水温の上昇を知覚し、脱出・生存するカエルです。
ヘムは、緩やかに昇温する冷水に入れられたカエルで、水温の上昇を知覚できずに、茹でガエルとなってしまうカエルです。
「チーズはどこへ消えた?」のホームページを見つけましたので、参考にしてください。
公式サイト
この本が気に入ったので、スペンサー・ジョンソンが書いている以下の本もレビューする予定です。
ご期待ください。