「スティーブ・ジョブス Ⅰ」あらすじと感想

映画「スティーブ・ジョブス(2013年)」、映画「スティーブ・ジョブス(2015年)」とTVドラマ「バトル・オブ・シリコンバレー」を鑑賞し、理解するために読みました。
これらの映画を鑑賞しても、理解できない場合、この本を読むと良いでしょう。

「スティーブ・ジョブス Ⅰ」を読もうとして、挫折した人は、映画「スティーブ・ジョブス(2013年)」、映画「スティーブ・ジョブス(2015年)」とTVドラマ「バトル・オブ・シリコンバレー」を鑑賞してから、「スティーブ・ジョブス 1」を読み直すと、挫折することなく、読むことができます。
スティーブ・ジョブスだけでなく、スティーブ・ウォズニアック、マイク・マークラ、ジョン・スカリー、ビル・ゲイツなどビジネスマンが登場します。
伝記としてでなく、ビジネス書としても面白い本です。
この自伝は、スティーブ・ジョブスの協力の元で、描かれました。
他の人たちへのインタビューも行っています。
内容は、スティーブ・ジョブス自身に迫り、客観的に描かれています。
この本の題名「スティーブ・ジョブス Ⅰ」の通り、スティーブ・ジョブスの子供時代から、トイ・ストーリーを作成するところまでが、描かれています。
多くの人々を惹きつけるスティーブ・ジョブスについて知りたいなら、最初に読むべき本です。

公式サイト

はじまり

スティーブ・ジョブスの養父のポール・ジョブスは、ウィンコンシス州ジャーマンタウンの酪農家に生まれ、高校中退後、機械工として働き、第二次世界大戦中はイタリアで兵員輸送の任務をして、沿岸警備隊を除隊しました。
スティーブ・ジョブスの養母のクララは、アルメニアからの移民した親として、ニュージャーシ州に生まれた娘です。
アルメニア人が移民せざる得なかった歴史は、映画「THE PROMISE 君への誓い」を鑑賞すると理解できます。
ポール・ジョブスは沿岸警備隊を除隊すると、カルフォルニア州サンフランシスコでクララとデートし、10日後の1946年3月には、婚約しました。
ジョブス夫婦は、養父は機械工、養母は事務職として働き、仕事は安定し、収入も増えましが、子供に恵まれず、養子を迎えることにしました。

スティーブ・ジョブスの実父のアブドゥルファター・ジャンダーリは、シリア共和国ホルスの有力者の息子で、ウィスコンシン大学政治学科で教授補佐をしながら大学院で学ぶ留学生です。
スティーブ・ジョブスの実母のジョアン・シーブルは、ウィンコンシス州のドイツ系移民の実業家の家に生まれ、ウィスコンシン大学の大学院で学ぶ学生です。
アブドゥルファター・ジャンダーリとジョアン・シーブルは、シリア共和国ホルスにあるアブドゥルファター・ジャンダーリの実家を訪れ、2ヶ月を過ごし、米国に帰国し、妊娠していることが判明しました。
ジョアン・シーブルの父親は、アブドゥルファター・ジャンダーリとの結婚も子供も認めません。
ジョアン・シーブルは、生まれてくる子供、スティーブ・ジョブスを弁護士一家へ養子に出すことにします。
1955年2月24日、スティーブ・ジョブスは生まれました。
スティーブ・ジョブスを養子として受け入れた弁護士一家は、娘が欲しかったので、男の子であるスティーブ・ジョブスを実母のジョアン・シーブルに返します。
ジョブス夫婦は、スティーブ・ジョブスを大学に進学させるという誓約書にサインして、スティーブ・ジョブスを養子に迎え入れました。
ジョアン・シーブルは、父親がもうすぐ死にそうなので、スティーブ・ジョブスを養子には出したくなかったのです。
ジョアン・シーブルがスティーブ・ジョブスを養子に出すことにサインした数週間後に、ジョアン・シーブルの父親は亡くなりました。
ジョアン・シーブルは、スティーブ・ジョブスを養子に出したことを後悔しました。
スティーブ・ジョブスの人生は、生まれる前から、本人の意思にかかわらず、波乱万丈の人生が始まっていたのです。

心に残った言葉

心に残った言葉
  • すばらしいデザインとシンプルな機能を高価ではない製品で実現できたらいいな。
  • 自分は両親より頭がいい。
  • 授業を面白いと思えないのは、先生方の問題です。
  • もっといい学校に行かせてくれ。
  • なんでも作れると信じて育ったんだから。
  • お金を稼ぎ、それを貯めてなにかを買うっていうのはすばらしい。
  • これからは自動車修理からエレクトロニクスの時代になる。
  • ブルーボックスがなければアップルもなかったと思う。
  • ドラックで意識を解放し、社会に背を向けよ。
  • 雇ってくれるまで帰らない。
  • こうなるべきだと思えば、彼はそれを現実にしてしまうのだから。
  • スイッチオン起動、仕事を放棄しろ。
  • 文字がスクリーンに表示されたじゃないか。
  • 情報は無料であるべき、権力は忌避すべき。
  • 専門的な仕事を無償でおこなえる人などいません。
  • お金は損するかもしれないけど、自分の会社が持てる。一生に一度のチャンスだ。
  • これほど素晴らしい製品なら、ふつう、いくらぐらいすると思うか。
  • こういうチャンスは10年に一度しかない。
  • 洗練を突きつめると簡潔になる。
  • 僕らと一緒に宇宙に衝撃を与えてみないかい?
  • 未来を予測する最良の方法は、自分で作り上げることだ。
  • 優れた芸術家はまねる、偉大な芸術家は盗む。
  • 現実歪曲フィールドがあるんだ。
  • 仮に起動時間を10秒短くするだけで人の命が救えるなら、そうしようと考えるかい?
  • 週90時間、喜んで働こう!
  • 神は細部に宿る。
  • 少ないほうが多い。
  • 勉強ならいつでもできるがマックの仕事はいましかできない。
  • 形態は感情に従う。
  • 出荷の瞬間まで完成ではない。
  • 出荷するのが真のアーティストだ。
  • 海軍に入るより海賊になろう。
  • 一生、砂糖水を売り続ける気かい?それとも世界を変えるチャンスに賭けてみるかい?
  • 予定通り、週明けの月曜日から1週間でコードは出荷する。君たちの名前を書いて、ね。
  • 今日の敗者も/明日は勝者に転じるだろう/時代は変わるのだから
  • こんにちは、マッキントッシュです。
  • ベルが電話を発明したとき、市場調査をしたと思うかい?
  • 我々の近所にゼロックスというお金持ちが住んでいて、そこのテレビを盗もうと私が忍び込んだらあなたが盗んだあとだった。
  • そうですね。これはなかなかひどいものだと思いますよ。
  • 悲しいのは、彼らが三流の製品ばかり作ることだ。
  • 僕はまだ30歳。
  • 時代に5年は先行している。
  • 現実は、すべて、完全に停止された。
  • 無限の彼方へ さあ行くぞ!

感想

スティーブ・ジョブスは、唯一無二の天才です。
スティーブ・ジョブスほど、自分と将来を信じて、現実を変えるために行動する人はいません。
スティーブ・ジョブスは、人を動かす言葉を語りますが、正しいとは限りません。
結果的に、正しくなってしまうところが、現実歪曲フィールドです。
スティーブ・ジョブスの真似をしようとか、スティーブ・ジョブスを見習おうとか思う人ではないです。
スティーブ・ジョブスがいたから、今があると感じさせてくれます。
スティーブ・ジョブスのような人に出会うことは無いので、この本を読む価値はあります。
「はじまり」について記述したのは、読み始めて、挫折してほしくないからです。
「心に残った言葉」について記述したのは、どんどん読み進めて欲しいからです。

この本を読み終えたら、続編である「スティーブ・ジョブス 2」も読むことをお勧めします。
スティーブ・ジョブスがアップル・コンピュータのCEOに就任し、アップル・コンピュータのCEOを辞任するまでは、「スティーブ・ジョブス 2」に描かれています。

次は、「スティーブ・ジョブス 2」について書く予定です。
ご期待ください。

面白いと思った方は、クリックして、応援してね!
にほんブログ村 本ブログへ

にほんブログ村 ライフスタイルブログ シニアのシンプルライフへ