映画「グラディエーター」~あらすじ【ネタばれ有り】と感想

映画「グラディエーターⅡ」が2024年11月15日(金曜日)に公開されるというので、映画「グラディエーター」を鑑賞しました。

基本情報・スタッフ

監督    リドリー・スコット
脚本    デビッド・フランゾーニ、ジョン・ローガン、ウィリアム・ニコルソン
製作    ダグラス・ウィック、デビッド・フランゾーニ、ブランコ・ラスティグ
製作総指揮 ウォルター・F・パークス、ローリー・マクドナルド
音楽    ハンス・ジマー、リサ・ジェラルド
撮影    ジョン・マシソン
美術    アーサー・マックス
編集    ピエトロ・スカリア
衣装    ジャンティ・イェーツ
製作会社  スコット・フリー・プロダクションズ、レッド・ワゴン・エンターテインメント
配給    ドリームワークス、ユニバーサル・ピクチャーズ、UIP
公開    2000年6月17日
上映時間  155分
映倫区分  PG12

予告動画

主題歌

場所

ローマ市にある円形競技場、コロセウムです。

あらすじ

最盛期のローマ帝国は、その勢力をアフリカの砂漠から英国の北限地域まで伸ばし、世界人口の1/4は、ローマ皇帝の支配下にあった。
西暦180年
マルクス・アウレリウス皇帝は、ゲルマニア征服を目前にしていた。
この地を得れば、ローマの勝利は不動になり、帝国全土に念願の平和が訪れる。

マキシマス大将軍は、故郷を思い出し、小鳥が飛び立つのを見て、ゲルマニアにいる現実に戻ります。
ローマ帝国の兵士たちは、ゲルマニアの兵士たちと戦う準備をしています。
マルクス・アウレリウス皇帝は、様子を見ています。
マキシマス大将軍は、クィントゥス将軍にゲルマニアへ送った使者が帰って来たかを尋ねます。
クィントゥス将軍は、マキシマス大将軍に2時時間くらいたつが、戻らないと答えます。
バレリウス将軍は、マキシマス大将軍に戦いになるかと尋ねます。
マキシマス大将軍は、バレリウス将軍にもうじき分かると答えます。
クィントゥス将軍は、マキシマス大将軍が率いるローマ帝国の騎兵隊を攻撃しないように、投石器を前に出そうとします。
マキシマス大将軍は、危険を覚悟で、クィントゥス将軍に投石器を前に出させません。
首を切り落とされた使者が馬に乗せられて戻って来ます。
マキシマス大将軍は、降伏しないかとつぶやきます。
ゲルマニア人は、使者の首をつかんでいます。
ゲルマニア兵士たちは、森の中から前進してきます。
クィントゥス将軍は、勝てるわけがないものをとつぶやきます。
ゲルマニア人は、使者の首を投げ捨てます。
ゲルマニア兵士たちは、雄たけびを上げます。
マキシマス大将軍は、クィントゥス将軍に力と名誉を、合図で地獄を放てと言い残して、馬に乗って前線から離れます。
クィントゥス将軍は、ローマ帝国の兵士たちに投石を用意させ、歩兵部隊を位置につけ、弓の用意をさせます。
マルクス・アウレリウス皇帝は、様子を見ています。
マキシマス大将軍は、一人の騎兵と犬を連れて、森の中を進みます。
マキシマス大将軍は、ゲルマニア兵士たちの背後の森の中にいるローマ騎兵たちの所へ到着し、演説を行います。
ローマ帝国の兵士たちは、投石機の用意をします。
ローマ帝国の兵士たちは、弓の前に火がともされ、火矢を放つ準備をしています。
クィントゥス将軍は、兜をかぶります。
ローマ帝国の兵士たちは、投石機に火を付け、投石機の用意ができましたと報告します。
マキシマス大将軍は、うなずきます。
ローマ兵が合図の火矢を放ちます。
マキシマス大将軍は、剣を高く掲げ、ローマ帝国の騎兵たちを前進させます。
クィントゥス将軍は、弓隊に放てと命じます。
ローマ帝国の兵士たちは、投石を投石機から発射します。
ローマ帝国の兵士たちは、火矢を放ちます。
投石と火矢は、次々にゲルマニア兵士たちを倒します。
ローマ帝国の歩兵たちは、前進を開始します。
ローマ帝国の騎兵たちは、森の中を前進します。
マキシマス大将軍は、ローマ帝国の騎兵たちに自分に続けと命令します。
マルクス・アウレリウス皇帝は、様子を見ています。
ローマ帝国の兵士たちは、投石と火矢を次々に発射します。
ローマ帝国の歩兵たちは、前進します。
ゲルマニア兵士たちは、森の中で雄たけびを上げます。
ゲルマニア兵士たちは、弓で矢を射てきます。
ローマ帝国の歩兵たちは、盾で矢から身を守ります。
ゲルマニア兵士たちは、森から出てローマ歩兵に向かって前進します。
ローマ帝国の歩兵たちとゲルマニア兵士たちは、直接対決します。
マキシマス大将軍は、ローマ帝国の騎兵たちとともにゲルマニア兵士たちの背後から攻撃します。
ゲルマニア兵士たちは、反転し、ローマ帝国の騎兵たちに襲い掛かります。
ゲルマニア兵士たちは、ローマ帝国の歩兵たちとローマ帝国の騎兵たちにはさまれて、攻撃を受けます。
マキシマス大将軍は、落馬しても、ゲルマニア兵士たちと戦います。
ローマ帝国の歩兵たちとローマ帝国の騎兵たちは、ゲルマニア兵士たちを殲滅します。
マキシマス大将軍は、ローマの勝利と叫びます。
ローマ帝国の歩兵たちは、雄たけびで応えます。
マルクス・アウレリウス皇帝は、様子を見て、安堵します。

コモドゥスとルッシラは、馬車に乗って、マルクス・アウレリウス皇帝の元へ向かいます。
コモドゥスは、マルクス・アウレリウス皇帝の身を案じ、次の皇帝を指名することを気にしています。
ルッシラは、コモドゥスの同じ話ばかりを繰り返すのにうんざりしています。
コモドゥスとルッシラは、前線近くに到着します。
コモドゥスは、馬に乗って、マルクス・アウレリウス皇帝のいる前線に向かいます。

マキシマス大将軍は、前線にいるローマ帝国の兵士たちを見て回ります。
マルクス・アウレリウス皇帝は、マキシマス大将軍に武勇の名をまたも高めたと褒められます。
マキシマス大将軍は、マルクス・アウレリウス皇帝にもう敵はいませんと答えます。
マルクス・アウレリウス皇帝は、マキシマス大将軍に敵は常に存在するので、どのような褒美を望むのかと聞きます。
マキシマス大将軍は、マルクス・アウレリウス皇帝に故郷へ帰りたいと言います。
コモドゥスは、前線に到着し、ローマ帝国の兵士たちが讃えるマルクス・アウレリウス皇帝とマキシマス大将軍を見ます。
コモドゥスは、マルクス・アウレリウス皇帝の勝利を讃え、牛100頭を贈りますと言いますが、断られます。
コモドゥスは、マキシマス大将軍の勝利を讃え、ローマの敬意とコモドゥスの愛を伝えます。
マルクス・アウレリウス皇帝は、コモドゥスの助けは借りずに、マキシマス大将軍の助けを借りて、馬に乗り、ローマ兵を率いて前線を後にします。

マキシマス大将軍は、負傷兵の様子を見舞い、自分の無事に安堵し、血まみれの手を洗い、テントの中にいるマルクス・アウレリウス皇帝とコモドゥスを見て、テントの中に入ります。
マキシマス大将軍は、クィントゥス将軍とバレリウス将軍を見つけて、声をかけます。
コモドゥスは、マキシマス大将軍にガイウス元老院議員とファルコ元老院議員を紹介し、力になって欲しいと言います。
マキシマス大将軍は、コモドゥスに故郷に帰ると言い、コモドゥスの力になるとは言いません。
マルクス・アウレリウス皇帝は、ルッシラに男だったら、偉大な皇帝になったであろうと言い、コモドゥスに慕われているので、コモドゥスの力になって欲しいと言います。

夜が明けて、ローマ帝国軍の野営地が映し出されます。
マキシマス大将軍は、ローマ帝国の兵士たちに声をかけます。
コモドゥスは、剣術の練習をしています。
マルクス・アウレリウス皇帝は、手紙を書いています。
マキシマス大将軍は、マルクス・アウレリウス皇帝のテントに入ります。
マルクス・アウレリウス皇帝は、マキシマス大将軍に質問し、答えを聞きながら、ローマを共和制に戻すまで、次の皇帝になって欲しいと伝えます。
マキシマス大将軍は、マルクス・アウレリウス皇帝に次の皇帝になるとは答えず、考える時間が欲しいと答えます。
マルクス・アウレリウス皇帝は、コモドゥスには言い聞かせるので、マキシマス大将軍に日没までには、良い返事をしてくれと頼みます。
マキシマス大将軍は、マルクス・アウレリウス皇帝のテントから出ます。
ルッシラは、マキシマス大将軍に声をかけ、マルクス・アウレリウス皇帝の用件について聞きます。
マキシマス大将軍は、ルッシラに労を労ってくれたと答えます。
ルッシラは、マキシマス大将軍の嘘を見抜き、次の皇帝となったら弟のコモドゥスを支えてくれるかと聞きます。
マキシマス大将軍は、ルッシラに常にローマに仕えると答え、伴侶を亡くた悲しみにふれ、子供がいるのかを聞きます。
ルッシラは、マキシマス大将軍にルシアスという8歳になる息子がいると答えます。
マキシマス大将軍は、自分のテントに戻り、祖先に今生の使命、次の皇帝となることを全うすると告げて、妻と子を守ってくれるように祈ります。
マキシマス大将軍は、キケロに家には帰れないかもしれないと言います。

コモドゥスは、マルクス・アウレリウス皇帝のテントに入ります。
マルクス・アウレリウス皇帝は、コモドゥスに次の皇帝にせず、ローマを共和制に戻すまで、マキシマス大将軍を次の皇帝にすると伝えます。
コモドゥスは、マルクス・アウレリウス皇帝の決断に失望し、野心のために、泣きながら、マルクス・アウレリウス皇帝を絞め殺します。

クィントゥス将軍は、寝ているマキシマス大将軍に近づきます。
マキシマス大将軍は、クィントゥス将軍に短剣を突き付けます。
クィントゥス将軍は、マキシマス大将軍に陛下が呼んでいますと伝えます。
マキシマス大将軍は、マルクス・アウレリウス皇帝のテントに入ります。
コモドゥス皇帝は、マキシマス大将軍にマルクス・アウレリウス皇帝が亡くなったことを伝え、忠誠を求め、手を取るように言います。
マキシマス大将軍は、コモドゥス皇帝がマルクス・アウレリウス皇帝を殺したと考え、コモドゥス皇帝に忠誠を誓わず、コモドゥス皇帝の手を取りません。
マキシマス大将軍は、クィントゥス将軍を連れて、マルクス・アウレリウス皇帝のテントを出ます。
ルッシラは、コモドゥス皇帝を引っぱたき、皇帝万歳と言います。

マキシマス大将軍は、キケロにガイウス元老院議員とファルコ元老院議員と話がしたいので、起こすように言います。
武装しているクィントゥス将軍は、コモドゥス皇帝の命令により、マキシマス大将軍を武装している番兵に拘束させます。
マキシマス大将軍は、クィントゥス将軍に家族を守ると誓えと言います。
クィントゥス将軍は、マキシマス大将軍に家族とは神の国で会えますと言い返します。
マキシマス大将軍は、番兵に後ろから殴られて、気を失います。
番兵たちは、マキシマス大将軍を馬に乗せて、走ります。
番兵たちは、マキシマス大将軍を馬から降ろして、両手を拘束し、歩かせ、膝まづかせます。
マキシマス大将軍は、覚悟を決めたように最後の祈りを行い、番兵たちに軍人らしく奇麗な死をとお願いします。
番兵は、マキシマス大将軍の後ろに立ち、首から背中を剣で刺そうとします。
マキシマス大将軍は、番兵の剣を両手でつかみ、番兵の剣で番兵を刺し殺します。
マキシマス大将軍は、剣が抜けない番兵を剣で叩き切ります。
マキシマス大将軍は、馬に乗っている近衛兵の背中に剣を投げつけ、刺し殺します。
マキシマス大将軍は、近衛兵に声をかけ、馬に乗って、剣を抜いて、突進してくる近衛兵を切り倒しますが、傷を負います。
マキシマスは、馬に乗り、乗り換える馬を率いて、走ります。
マキシマスは、夜になって、焚火をおこし、傷の様子を見て、マルクス・アウレリウス皇帝のことを想い出し、妻子を守るようにお祈りします。

マキシマスの妻と息子が馬で遊んでいます。
ローマ帝国の兵士たちは、マキシマスの妻と子の所へ馬を走らせます。
マキシマスの息子は、ローマ帝国の兵士たちに向かって走り、パパと叫びます。
マキシマスの妻は、息子の後ろを追いかけます。
ローマ帝国の兵士は、マキシマスの息子を殺します。
ローマ帝国の兵士たちは、マキシマスの妻の所へ馬を走らせます。

マキシマスは、馬を走らせて、妻と子の所へ向かいますが、馬が倒れ、走りだします。
マキシマスの妻と息子のいる村は焼き尽くされ、村人は焼き殺され、マキシマスの妻と息子は処刑されています。
マキシマスは、妻と息子の元に膝まづいて、泣き崩れ、妻と息子を埋葬し、墓の前で眠ります。
奴隷商人がやって来て、マキシマスを、連れ去ります。
奴隷商人に拘束され、連れ去られているマキシマスは、傷の蛆を取り除こうとします。
ジュバは、マキシマスに傷に触るな、蛆は傷を綺麗にするし、ライオンのエサにされるので死ぬなと言います。

ジュバとマキシマスは、ローマ帝国領土にある南スペインのズッカバールに連れてこられます。
アントニウス・プロキシモは、マキシマスのSPQRという印を見て、マキシマスにローマの軍団の逃亡兵かと質問します。
マキシマスは、アントニウス・プロキシモに何も答えません。
アントニウス・プロキシモは、奴隷商人からジュバとマキシマスを剣闘士として購入します。
アントニウス・プロキシモは、闘技場に連れて行き、ジュバとマキシマスに剣闘士として死なせて、儲けるために買ったと言います。
アントニウス・プロキシモは、ハーゲンにジュバと木製の剣で闘わせて、ジュバを赤色と評価します。
アントニウス・プロキシモは、ハーゲンにマキシマスと木製の剣で闘わせようとします。
マキシマスは、木製の剣を投げ捨てて、ハーゲンとは闘いません。
アントニウス・プロキシモは、マキシマスを黄色と評価します。
書記は、ハーゲンに言葉を7カ国語を操れるので、闘わないと言います。
ハーゲンは、書記に全員を殺し、敵がいなくなったときに自由になれると教えます。
マキシマスは、SPQRという印を無くそうとします。
ジュバは、マキシマスにお前の神の印か、神がお怒りになるぞと言います。
マキシマスは、ジュバに笑います。
アントニウス・プロキシモは、ハーゲン、ジュバ、マキシマスと書記を闘技場に連れて行き、剣闘士の死に様を言い聞かせ、剣闘をさせます。
ハーゲン、ジュバとマキシマスは生き残り、書記は死にます。

ローマ市とコロセウムが映し出されます。
コモドゥス皇帝とルッシラは、戦車に乗り、ローマに戻り、皇帝としてローマ市民の歓待を受けます。
グラックス元老院議員とファルコ元老院議員は、コモドゥス皇帝を歓迎します。
グラックス元老院議員は、コモドゥス皇帝にまとめたあらゆる問題の議案を渡し、説明します。
コモドゥス皇帝は、グラックス元老院議員にローマ市民のことは理解していると、言い返します。
ルッシラは、グラックス元老院議員からまとめたあらゆる問題の議案を受け取り、グラックス元老院議員に良いように取り計らうと言います。
グラックス元老院議員は、ルッシラに賢明な対応だと評価します。

コモドゥス皇帝は、ルッシラに元老院への怒りをぶちまけ、元老院など不要で、皇帝一人でローマを支配できると言います。
ルッシラは、コモドゥス皇帝にローマ市民には元老院、伝統、勝利と幻想が必要だと言います。
コモドゥス皇帝は、ルッシラにローマ市民に幻想を見せれば良いと思いつきます。
コモドゥス皇帝は、コロセウムの模型に一組の剣闘士の像を置きます。
”グラディエーター 血の戦い”という催し物を闘技場で行います。

グラックス元老院議員は、カフェでお茶を飲んでいます。
ガイウス元老院議員は、カフェに来て、グラックス元老院議員にブッ続けて試合をやっていると言います。
グラックス元老院議員は、ガイウス元老院議員にコモドゥス皇帝の賢くて、ローマ市民が元老院に無関心で、自由を奪われても、コロセウムに死体を転がせば、ローマ市民はコモドゥス皇帝を熱愛することを知っていると言います。

シーンが地方の闘技場に変わります。
闘技場に集まった人々は、スペイン人と叫び、マキシマスに熱狂しています。
アントニウス・プロキシモは、マキシマスに趣向を凝らして殺し、観客を熱狂させるように言います。
マキシマスは、一人で6人の剣闘士と闘い、勝利し、観客に剣を投げつけ、歓声を上げるように要求します。
観客は、マキシマスに歓声を上げます。
アントニウス・プロキシモは、マキシマスに何が欲しいのかと尋ね、剣闘士だったこと、マルクス・アウレリウス帝からルディアスを賜り、自由になったことを教えます。
マキシマスは、アントニウス・プロキシモに皇帝の前に立ちたいと答えます。
アントニウス・プロキシモは、マキシマスに大衆の心を掴み、観衆を味方にすれば、皇帝の前に立てると教えます。
マキシマスは、アントニウス・プロキシモに誰も見たことがない勝負を見せて、大衆の心を掴み、観衆を味方にすると言います。
アントニウス・プロキシモは、マキシマスに防具を与えます。
アントニウス・プロキシモは、マキシマスや剣闘士達と共にローマにあるコロセウムを目指します。

ジュバは、屋根から地平線を見ています。
ジュバは、マキシマスに自分の国にある家に戻り、妻子と暮らすことができるだろうかと問いかけます。
マキシマスは、ジュバに死んだら妻子と会えると思うか聞き返します。
ジュバは、マキシマスに死んだら妻子と会えるが、妻子が死ぬまで長く待たなければならないと言います。
マキシマスは、ジュバに妻と息子はもうすでに待っていると答えます。
ジュバは、マキシマスに「いつか、会える。でも、まだだ。まだだぞ。まだだ」と言います。

アントニウス・プロキシモは、マキシマスと剣闘士たちを引き連れて、ローマへやって来ます。
マキシマスと剣闘士たちは、馬車から降りて、コロセウムを見上げます。
ジュバは、コロセウムを見て驚きます。
アントニウス・プロキシモは、マキシマスに大衆の心を掴めと言います。

コモドゥス皇帝は、寝ているルキウスに顔を近づけます。
コモドゥス皇帝は、ルッシラにグラックス元老院議員に対する怒りを言います。
ルッシラは、睡眠薬を混ぜた水をコモドゥス皇帝に飲ませ、寝るようにいって、キスをして別れます。

ルッシラは、ガイウス元老院議員もいるグラックス元老院議員の家に人が向かい、ドアをノックします。
ルッシラは、グラックス元老院議員に主張する者は誰でも捕まっていると伝えます。
ガイウス元老院議員とグラックス元老院議員は、ルッシラの言うことに同意します。
ルッシラは、ガイウス元老院議員とグラックス元老院議員にコモドゥス皇帝を暗殺するように言います。
グラックス元老院議員は、ルッシラに従順を装い、忠誠を演じ、心を隠して、黙ってひっそりと準備をして、コモドゥス皇帝の敵が増え、コモドゥス皇帝の友人より敵が多くなったときに、コモドゥス皇帝に対して立ち上がり、コモドゥス皇帝に鉄槌を下すことを提案し、了承されます。

アントニウス・プロキシモは、馬車に乗って、マキシマス、ジュバとハーゲンたちを引き連れて、コロセウムに向かいます。
カッシウスは、アントニウス・プロキシモに剣闘士の虐殺となるポエニ戦争の再現を要求します。
アントニウス・プロキシモは、カッシウスの要求を飲まざる得ません。

ルキウスは、剣闘士たちを見に来て、スペイン人と呼ばれている剣闘士であるマキシマスに会いに来ます。
ルキウスは、マキシマスに前に来るように仕草で呼びます。
マキシマスは、ルキウスの前に行きて、ルキウスと会話します。
ルキウスは、マキシマスを気に入り、応援してやろうと言います。
マキシマスは、ルキウスの名前を聞きます。
ルキウスは、マキシマスに父親と同じでルシアス・ヴェルスだと答えます。
マキシマスは、ルキウスがルッシラの息子であることに気が付き、叔父であるコモドゥス皇帝も剣闘を見に来ていると教えます。
ルキウスは、マキシマスから離れていきます。
マキシマスは、周囲を警戒します。
マキシマスは、土を手に付けて、滑りにくくして、顔を隠すために、兜をかぶります。

マキシマス・デシムス・メリディアス、ジュバとハーゲンたちは、歩いてコロセウムのアリーナに入り、歓声を浴びます。
音楽が鳴り響きます。
コモドゥス皇帝、ルッシラとルシアスは、コロセウムの観客席に入ります。
剣闘士たちは右手を上げ、コモドゥス皇帝に敬礼をします。
コモドゥス皇帝は、剣闘士たちの敬礼に応えます。
カッシウスは、コロセウムの観衆にあの名将ハンニバル、率いるカルタゴを倒した二度目のポエニ戦争がここに再現されると紹介します。
マキシマスは、剣闘士たちに共に闘った方が遙かに勝算があると言い、統率します。
カッシウスは、コロセウムの観衆にカルタゴを叩き潰すは、名将スキピオ・アフリカヌスが指揮する大軍団と紹介します。
ローマ戦車軍が、コロセウムのアリーナに入って来ます。
集団から離れた剣闘士は、ローマ戦車軍の兵士に剣で殺されます。
マキシマスは、剣闘士たちに一緒にいろと命じます。
剣闘士は、ローマ戦車軍の兵士たちの弓矢で殺されます。
マキシマスは、剣闘士たちに密集隊形を命じ、弓矢を盾で防御します。
剣闘士は、ローマ戦車軍の兵士たちの槍で殺されます。
コモドゥス皇帝は、笑って見ています。
ローマ戦車軍の兵士たちは、剣闘士たちの密集隊形を突っ込んできて、剣闘士たちの密集隊形を崩そうとしますが、崩すことができません。
マキシマスは、剣闘士たちを密集隊形からダイヤモンド隊形へ移行させます。
ローマ戦車軍は、剣闘士たちのダイヤモンド隊形の盾に車輪を乗り上げて、横転します。
観客は、不満になり、怒号を上げます。
ハーゲンは、足を矢で、射られてしまいす。
コモドゥス皇帝は、笑わなくなります。
剣闘士たちは、ローマ戦車軍の兵士たちから奪った槍でローマ戦車軍の兵士たちを殺します。
マキシマスは、ローマ戦車に引き殺されようとしているハーゲンを助けます。
ハーゲンは、刺さっている矢を折り、矢を抜きます。
ローマ戦車軍は、統率を欠き、自滅を始めます。
コモドゥス皇帝は、怒り始めます。
マキシマスは、ローマ戦車を襲い、ローマ戦車の馬を奪い、馬に乗って攻撃を始めます。
ローマ戦車軍は、退却を始めます。
コモドゥス皇帝とルシアスは、立ち上がって戦いを見ます。
マキシマスは、ローマ戦車軍の兵士たちから奪った槍を持っているローマ戦車軍の兵士を殺します。
ジュバは、武器を持っていないマキシマス・デシムス・メリディアスに剣を渡します。
マキシマスは、剣闘士たちに一列縦隊を命じます。
マキシマスは、馬に乗ってローマ戦車に向かっていきます。
一列縦隊になった剣闘士たちは、ローマ戦車の側面から攻撃をします。
マキシマスは、逆の側面からローマ戦車軍の兵士を殺します。
コモドゥス皇帝は、興奮して、喜んでいます。
ローマ戦車軍の兵士たちは、逃走を始めます。
剣闘士たちは、ローマ戦車から落ちて、倒れているローマ兵たちに止めを刺します。
アントニウス・プロキシモは、見て、喜んでいます。
マキシマスは、剣を高く掲げ、観衆たちに勝利を伝えます。
観衆たちは、剣闘士たちに拍手喝采し、大喜びします。
ジュバは、両手を突き上げて、観衆の歓声に応えます。
ハーゲンは、立って観衆の歓声に応えます。
マキシマスは、馬に乗り、勝利を勝ち誇っています。
コモドゥス皇帝は、カッシウスにポエニ戦争で負けたのは蛮族だろと確認し、楽しい驚きだと伝え、マキシマスに会うことにして、満足そうです。
マキシマスは、槍を捨て、馬から降ります。
ルキウスは、マキシマスを見て、喜びます。
ルッシラは、マキシマスを見て、気が付きます。

近衛兵たちは、コロセウムのアリーナに入って来て、剣闘士たちを囲み、武器を捨てさせます。
剣闘士たちは、武器を捨てます。
近衛兵隊長は、マキシマスにコモドゥス皇帝が来ることを伝えます。
マキシマスは、近衛兵隊長に光栄の極みですと答えます。
ルキウスとルッシラは、マキシマスとコモドゥス皇帝の再会を見ています。
マキシマスは、膝まづきながら、矢じりを手にします。
ルキウスは、マキシマスとコモドゥス皇帝の間に割って入ります。
マキシマスは、コモドゥス皇帝を殺すチャンスを逃します。
コモドゥス皇帝は、マキシマスに名を名乗るように命令します。
マキシマスは、コモドゥス皇帝に剣闘士とだけ名乗り、振り返り、後ろに下がります。
コモドゥス皇帝は、マキシマスに改めて名を名乗るように命令します。
マキシマスは、コモドゥス皇帝に背を向けたまま、兜を脱ぎ、顔を向け、「名は、マキシマス・デシムス・メリディアス。北軍総司令官、フェリキス隊の将軍。真の皇帝、アウレリウス陛下の家臣、殺された幼子の父。殺された妻の夫。今世でなくば、来世で復讐を果たすぞ」と名乗ります。
ルッシラは、マキシマスを見るために、立ち上がります。
コモドゥス皇帝は、言葉を失います。
近衛兵隊長は、マキシマスを殺すために構えます。
観客たちは騒然とし、殺すなと叫びます。
ルッシラは、マキシマスを心配します。
剣闘士は、皇帝より人気があります。
コモドゥス皇帝は、観客に静まるように合図し、サムアップをして、マキシマスを殺しません。
近衛兵隊長は、近衛兵たちに剣を収めさせます。
コモドゥス皇帝は、コロセウムのアリーナから立ち去ります。
近衛兵たちも立ち去ります。
観衆は、大喜びをします。
マキシマスは、兜を突き上げて、観衆に応えます。
ルッシラは、マキシマスの姿を目に焼き付けて、観客席から退場します。
剣闘士たちも退場します。
退場したマキシマスは、声援で迎えられます。

コモドゥス皇帝は、地下にあるマルクス・アウレリウス先帝の石像の前にやって来て、剣を手にして、マルクス・アウレリウス先帝の石像に斬りつけ、剣を捨てると、泣きながら、マルクス・アウレリウス先帝の石像に抱き着きます。

コモドゥス皇帝は、政務を行っています。
ルッシラは、コモドゥス皇帝に近づいて来ます。
コモドゥス皇帝は、ルッシラにマキシマスがなぜ生きている、実に不愉快で、ゲルマニアでマキシマスが死んだと嘘をつかれたと言います。
ルッシラは、コモドゥス皇帝に裏切りは必ず罰せられると示すように言います。
コモドゥス皇帝は、ルッシラを敵にしたくないと言い返します。

近衛兵たちは、マキシマスの所にやって来て、剣を突き付けて来いと言い、手錠を付けます。
ルッシラは、マキシマスに会いに来ています。
マキシマスは、ルッシラに刺客が来ると思ったが、右腕をよこすとはと驚きます。
ルッシラは、マキシマスに弟のコモドゥス皇帝は何も知らないと答えます。
マキシマスは、妻子を殺されたことについて、ルッシラを許す気にはなりません。
ルッシラは、マキシマスに民衆こそローマで、弟のコモドゥス皇帝が民衆を操ることで君臨していると教え、弟のコモドゥス皇帝に挑んだ初めての男だと言います。
マキシマスは、ルッシラに政治家は行動を起こさないと非難します。
ルッシラは、マキシマスに行動を起こそうとしている政治家もいるので会ってくれるかと尋ねます。
マキシマスは、ルッシラに政治家と会うことは断り、帰宅させます。

コモドゥス皇帝は、ゲルマニアで番兵と近衛兵の4人の死体を見たというジュリアン・クラッサスとマルクスを柱に縛り付けます。
コモドゥス皇帝は、クィントゥス近衛兵隊長にジュリアン・クラッサスとマルクスはマキシマスの逃亡を知っていたはずと言います。
クィントゥス近衛兵隊長は、コモドゥス皇帝にジュリアン・クラッサスとマルクスは善良な者で、忠誠を誓っいるので、盗賊の仕業と誤解をしたのではと答えます。
コモドゥス皇帝は、近衛兵の弓矢隊に用意を指示をします。
コモドゥス皇帝は、弓矢隊の前に立たせたクィントゥス近衛兵隊長にマキシマスの逃亡を知っていながら、黙っていたのかと問い詰め、ジュリアン・クラッサスとマルクスを殺すように命令します。
クィントゥス近衛兵隊長は、弓矢隊に命令して、ジュリアン・クラッサスとマルクスを射殺させます。

剣闘士たちは、コブラで遊んでいます。
ジュバ、マキシマスとハーゲンは、食事をしています。
ハーゲンは、マキシマスにゲルマニアでローマ軍を指揮し、勝ったのかと尋ねます。
マキシマスは、ハーゲンにいろいろな所で曖昧に答えます。
食事係は、マキシマスを将軍と呼んで、食事を渡します。
ジュバは、首を横に振ります。
ハーゲンは、マキシマスが受け取った食事を毒見して、亡くなりるふりをします。
ジュバは、マキシマスに偉大な名を潰そうとすると忠告します。
マキシマスは、ジュバにうなずきます。
コモドゥス皇帝は、コロセウムのアリーナで、マキシマスを負けさせることで名を潰し、殺すということです。

ラッパが鳴らされます。
グラックス元老院議員は、コロセウムの観客席にやって来て、ガイウス元老院議員に会います。
コロセウムのアリーナにいる人々は、観客にパンを投げます。
コモドゥス皇帝は、クィントゥス近衛兵隊長とルッシラを連れて、コロセウムの観客席にやって来ます。
カッシウスは、観客にティグリスを紹介します。
ティグリスは、片手に剣を、片手に斧を持って、闘技場に現れます。
アントニウス・プロキシモは、マキシマスにコモドゥス皇帝のことを大衆の喜ばせ方を心得ていると評します。
マキシマスは、アントニウス・プロキシモにマルクス・アウレリウス皇帝の望んだ理想のローマではないと反対します。
アントニウス・プロキシモは、マキシマスにマルクス・アウレリウス皇帝は死んで、幻のチリにすぎないと答えます。
カッシウスは、観客にマキシマスを紹介します。
マキシマスは、盾と剣を持って、闘技場に現れます。
コモドゥス皇帝は、マキシマスに拍手をします。
コモドゥス皇帝は、ルッシラにマキシマスが負けるように手配したと言います。
マキシマスは、剣を地面に突き立て、土で手を滑りにくくします。
ティグリスは、コモドゥス皇帝に敬礼します。
マキシマスは、コモドゥス皇帝に敬礼はしません。
コモドゥス皇帝は、マキシマスに敬礼を促します。
突然、近衛兵がコロセウムのアリーナに入り、鎖を引くと、鎖につながれた虎が出てきて、驚きます。
ティグリスは、足で砂をマキシマスの顔にかけ目くらましを行います。
マキシマスは、目くらましに対処します。
マキシマスとティグリスは、闘い始めます。
マキシマスは、虎がコロセウムのアリーナに現れ、ティグリスだけでなく、虎にも注意が必要です。
マキシマスは、後ろから虎に襲われ、虎を盾で払いのけます。
マキシマスは、ティグリスの持っていた斧を剣で叩き落とします。
マキシマスは、後ろから虎に襲われますが、虎の喉を剣で一突きにします。
ティグリスは、斧を拾い、マキシマスに襲い掛かります。
マキシマスは、虎に襲われながら、ティグリスの攻撃を防ぎます。
ティグリスは、斧を地面に突き刺し、足で踏みつけ、斧を手放します。
マキシマスは、ティグリスの斧を手にして、ティグリスの左足を斧で地面に突き刺します。
コモドゥス皇帝は、悔しそうな顔をします。
観客は、マキシマスにティグリスを殺せと叫びます。
マキシマスは、ティグリスを蹴り倒し、斧で仮面を開き、顔を見て、斧を高く掲げます。
マキシマスは、コモドゥス皇帝を見ます。
コモドゥス皇帝は、サムズダウンをして、コロセウムのアリーナで負けたティグリスを殺すように指示します。
マキシマスは、ティグリスの斧を投げ捨て、コモドゥス皇帝に従いません。
観客は、慈悲深いマキシマスに感動します。
コモドゥス皇帝の計画通りにはならず、マキシマスは名を上げ、生き残ります。

コモドゥス皇帝は、コロセウムの観客席からアリーナに向かいます。
クィントゥスは、コモドゥス皇帝に続いて、コロセウムのアリーナに向かいます。
近衛兵たちは、マキシマスを取り囲みます。
コモドゥス皇帝は、クィントゥス近衛兵隊長を連れて、コロセウムのアリーナに入ります。
ルッシラは、心配そうにマキシマスを見つめます。
コモドゥス皇帝は、マキシマスに必要となれば人を殺すので同じだと言います。
マキシマスは、コモドゥス皇帝にあと一つ命を奪ったならそれで終わると言い返します。
コモドゥス皇帝は、マキシマスを挑発し、正当防衛で殺そうとしますが、失敗します。
マキシマスは、コモドゥス皇帝に背中を向けて、立ち去ります。
観客たちは、マキシマスの名を叫びます。
グラックス元老院議員は、この様子を見届けて、コロセウムの観客席から立ち去ります。

マキシマスは、コロセウムから立ち去ります。
キケロは、マキシマスに声をかけます。
マキシマスは、キケロに軍の駐屯地を尋ねます。
キケロは、マキシマスにオスティアに軍がいると答えます。
キケロは、マキシマスに小さな袋を渡します。
マキシマスは、キケロに部下に生きていると伝え、必ず後で来いと言います。
マキシマスは、キケロから受け取った小さな袋を開け、妻と子の小さな像を受け取ります。

マキシマスは、妻と子の小さな像に祈ります。
ジュバは、マキシマスに神の国にいる妻と子に声は届くのかと聞きます。
マキシマスは、ジュバに必ず届くと答えます。

コモドゥス皇帝は、ファルコ元老院議員に観客たちは慈悲深いマキシマスに夢中で、マキシマスを殺したら冷酷だと嫌われるので、どうしたらよいのかと相談します。
ファルコ元老院議員は、コモドゥス皇帝にマキシマスは勝利のたび陛下に挑んでいるし、観客たちも元老院議員たちも、マキシマスが陛下に挑んでいることに気付き始めているので、マキシマスを殺しなさいと答えます。
コモドゥス皇帝は、ファルコ元老院議員に元老院でコロセウムの試合の費用を穀物の備蓄で賄っていると言っても、反応がないのは変だと尋ねます。
ファルコ元老院議員は、元老院議員たちが気が付き始めているのだかでなく、ファルコ元老院議員たちが陰謀を巡らせていることに気が付き、コモドゥス皇帝にある海ヘビは、大海の底に、傷ついているかのように横たわり、そして、ヘビの敵が近づても、それに気が付かぬようにまだ寝て、敵がヘビの肉を少しかじるのですが、それでも感じないかのように、寝ていてから襲い掛かると教えます。
コモドゥス皇帝は、ファルコ元老院議員に寝ながら敵がかじって来るのを待つ間、元老院議員を味方につけろと命令します。
コモドゥス皇帝は、陰謀が始まる前に、陰謀に対する警戒を怠りません。
ルッシラは、この様子を盗み聞きします。

剣闘士たちは、訓練に励んでします。
マキシマスは、キケロと再会し、オスティアにいる軍の状況を尋ねます。
キケロは、マキシマスに今すぐに行動を起こせますと答えます。
マキシマスは、ルッシラに政治家と会うことと伝えるように、キケロに依頼します。

キケロは、様子を見ながら、ルッシラの神輿に近づいて行きます。
キケロは、ルッシラにマキシマスに今も仕えていますと言います。
ルッシラは、従者に神輿を止めて、下がるように言います。
キケロは、ルッシラにマキシマスの伝言で、政治家に会うそうですと伝えます。
ルッシラは、キケロに金貨を渡し、お前の忠誠心にと言います。

アントニウス・プロキシモは、マキシマスを連れてきます。
ルッシラは、アントニウス・プロキシモを下がらせます。
アントニウス・プロキシモは、部屋を出ます。
ルッシラは、グラックス元老院議員に声をかけ、マキシマスと初めて面会させます。
マキシマスは、グラックス元老院議員に元老院の同意を確認します。
グラックス元老院議員は、マキシマスに自らが元老院の代表であると言います。
マキシマスは、グラックス元老院議員にコモドゥス皇帝を殺害し、マルクス・アウレリウス皇帝のご遺志に従って、ローマに元老院を中心とした共和制を取り戻すための計画を話します。
グラックス元老院議員は、マキシマスにマルクス・アウレリウス皇帝が信じ、ルッシラも信じているから、自分も信じ、2日でマキシマスの自由を買うことにします。
グラックス元老院議員、マキシマスとルッシラは、コモドゥス皇帝を殺害する陰謀を始めます。

アントニウス・プロキシモは、カフェでお茶を飲みます。
コモドゥス皇帝の部下は、アントニウス・プロキシモを監視しています。
グラックス元老院議員は、部下に金を渡し、巨像の足の所で待って、アントニウス・プロキシモにお金を渡すように言います。
アントニウス・プロキシモは、巨像の足の所で待っているグラックス元老院議員の部下を見ます。
コモドゥス皇帝の部下は、グラックス元老院議員の部下を監視しています。
アントニウス・プロキシモは、周囲を監視されているのに気が付き、お金を受け取ることを中止します。

戻って来たアントニウス・プロキシモは、マキシマスにコモドゥス皇帝が知りすぎているので、危険な賭けで、取引は失敗するだろうと言います。
マキシマスは、アントニウス・プロキシモに金は払うと言います。
アントニウス・プロキシモは、マキシマスに興行師で、コモドゥス皇帝から大金を得たので、陰謀には加わらないと答えます。

グラックス元老院議員は、近衛兵たちを見て、部下に合図をします。
近衛兵たちは、グラックス元老院議員を連行します。
ルッシラは、この様子を見ています。

コモドゥス皇帝は、ルッシラにグラックス元老院議員と共に陰謀を企てているのかと尋ねます。
ルッシラは、コモドゥス皇帝に知らないと答えます。
コモドゥス皇帝は、ルッシラにグラックス元老院議員が陰謀を企てているので、すぐに殺さなければならないと言います。
ルッシラは、コモドゥス皇帝に今夜はグラックス元老院議員を殺すのは待ってと言い返します。
コモドゥス皇帝は、立ち上がり、寝室で寝ます。
コモドゥス皇帝が陰謀に気が付き、グラックス元老院議員が捕らわれたと判断したルッシラは、部屋から出て、陰謀を今夜一人で実行することにします。

アントニウス・プロキシモは、マキシマスにルッシラの説得に応じて、剣闘士たちを解放します。
ルッシラは、マキシマスにグラックス元老院議員が逮捕されたので、アントニウス・プロキシモに従い、逃げ出し、馬を用意しているキケロと合流するように言います。
マキシマスは、ルッシラとキスをして、別れます。

寝ていたコモドゥス皇帝は、ルキウスの遊ぶ声で目を覚まします。
ルキウスは、従者を相手に木製の剣で戦い、勝ちます。
ルキウスは、コモドゥス皇帝にローマの救世主はマキシマスだと言います。
コモドゥスは、ルキウスから誰がローマの救世主がマキシマスだと言ったかを尋ねます。
ルキウスは、コモドゥス皇帝にルッシラだと答えます。
コモドゥス皇帝は、陰謀のリーダーはルッシラだと気が付きます。

ルッシラは、ルシアスを連れて、コモドゥス皇帝から逃げようとします。
ルッシラは、ルシアスと一緒にいるコモドゥス皇帝の所にやって来ます。
コモドゥス皇帝は、ルシアスの命と引き換えに、ルッシラに陰謀の全貌を話すように強要します。
ルッシラは、コモドゥス皇帝に陰謀の全貌を話します。

近衛兵たちは、ローマ市内を走って、コロセウムへ向かいます。
寝ているガイウス元老院議員は、毒ヘビで暗殺されます。
剣闘士たちは、コロセウムから脱出する準備をします。
近衛兵たちは、コロセウムにやって来て、アントニウス・プロキシモの門を開けるように怒鳴ります。
アントニウス・プロキシモは、マキシマスに鍵の束を渡し、自由を勝ち取ったと言います。
マキシマスは、独房の扉を開き、ジュバに鍵を渡し、次々に剣闘士たちの独房の扉を開かせます。
近衛兵たちは、コロセウムの門を壊して、コロセウムへ入り、剣闘士たちを皆殺しにし始めます。
マキシマスは、剣闘士たちに時間を稼ぐだけなので、ムダ死にはするなと言います。
ハーゲンは、マキシマスにここで待つと言って、近衛兵たちと闘うことにします。
剣闘士たちは、マキシマスに「力と名誉を」と言って、マキシマスを送り出します。
ジュバは、マキシマスに行けと言います。

剣闘士たちは、近衛兵たちと闘います。
マキシマスは、地下室で剣と武具を手に入れます。
アントニウス・プロキシモは、マルクス・アウレリウスによって、自由の象徴である木製の剣、ルディアスを手にして、近衛兵たちに囲まれます。
近衛兵たちは、アントニウス・プロキシモを背後から突き殺します。
マキシマスは、武装して、地下道を進みます。
ハーゲンは、矢で射られ、剣で突かれて、戦死します。
マキシマスは、ローマ市外に出て、口笛で合図します。
キケロは、馬を用意して待っていますが、乗っている馬が移動し、首吊り状態になり、弓で射られて、亡くなります。
マキシマスは、近衛兵たちに取り囲まれ、捕らえられます。

夜が明け、朝になります。
ファルコ元老院議員は、コモドゥス皇帝に終わりましたと報告します。
コモドゥス皇帝は、ルッシラを側において、自分の子供を産ませ、何かあったら殺すことにします。
ルッシラは、コモドゥス皇帝のキスを拒否します。

観衆は、コロセウムでマキシマスの名を叫んでいます。
マキシマスは、コロセウムで囚われています。
クィントゥス近衛兵隊長は、マキシマスに「私は兵士、従うのみ」と言います。
マキシマスは、クィントゥス近衛兵隊長に「神が定めた生きざまに迷う事はない」と言い返します。
ジュバと剣闘士たちとグラックス元老院議員は、コロセウムで囚われています。

コモドゥス皇帝は、マキシマスにコロセウムで皇帝と剣を交え、名誉の死を与えることにします。
マキシマスは、コモドゥス皇帝と闘うのかと驚きます。
コモドゥス皇帝は、マキシマスを短剣で後ろから刺します。
コモドゥス皇帝は、クィントゥス近衛兵隊長に甲冑でマキシマスの傷を隠せと命じます。

ルッシラとルシアスは、コロセウムの観客席に来ています。
コモドゥス皇帝とマキシマスは、武装して、コロセウムのアリーナに入ります。
クィントゥス近衛兵隊長と近衛兵も一緒にコロセウムのアリーナに入ります。
観客たちは、コロセウムの観客席でマキシマスと叫びます。
観客たちは、バラの花びらをコロセウムの観客席からアリーナへ降り注ぎます。
クィントゥス近衛兵隊長は、近衛兵たちに円陣を作らせます。
クィントゥス近衛兵隊長は、コモドゥス皇帝に剣を手渡します。
マキシマスは、土で手を滑らないようにします。
クィントゥス近衛兵隊長は、マキシマスの剣を地面に投げ捨てます。
マキシマスは、地面に落ちている剣を拾います。
マキシマスは、コモドゥス皇帝に斬りかかり、闘いが始まります。
マキシマスは、刺された側の左手を使わず、傷が広がらないように、闘い、コモドゥス皇帝の剣を払い落とします。
コモドゥス皇帝は、クィントゥス近衛兵隊長に剣を要求します。
クィントゥスは、微動だにしません。
コモドゥス皇帝は、近衛兵たちに剣を要求します。
クィントゥス近衛兵隊長は、近衛兵たちに剣を収めるように命令し、コモドゥス皇帝に剣を渡しません。
マキシマスは、意識が朦朧として、剣を落としてしまいます。
ルッシラは、マキシマスの様子に驚きます。
コモドゥス皇帝は、短剣を取り出して、マキシマスに襲い掛かります。
マキシマスは、素手でコモドゥス皇帝と闘い、コモドゥス皇帝が短剣を持っている腕を固めて、短剣をモドゥス皇帝の喉に突き刺します。
コモドゥス皇帝は、倒れて死にます。
観客たちは、コモドゥス皇帝が殺されたことに驚き、静まり返ります。
マキシマスは、故郷を思い出しています。
クィントゥス近衛兵隊長は、マキシマスに声をかけます。
マキシマスは、クィントゥス近衛兵隊長に剣闘士たちを自由にして、グラックス元老院議員を復職させ、ローマを理想の姿に再び戻すというマルクス・アウレリウス皇帝のご遺志を伝えます。
クィントゥス近衛兵隊長は、近衛兵たちに剣闘士たちとグラックス元老院議員を解放するように命じます。
マキシマスは、故郷で妻子を見て、倒れます。
ルッシラは、マキシマスに駆け寄ります。
マキシマスは、ルッシラにルシアスを立派にと言い残し、亡くなります。
マキシマスの息子が、マキシマスの方に向かって走ります。
マキシマスは、小麦畑の中を歩きます。
剣闘士たちとグラックス元老院議員が闘技場に現れます。
ルッシラは、グラックス元老院議員に命を捧げるに値するローマを取り戻すために、ローマのために命を捧げたマキシマスを讃えるように命じます。
グラックス元老院議員は、剣闘士たちにマキシマスを皆の手で運ぶぞと言います。
マキシマスは、グラックス元老院議員と剣闘士たちに運ばれて、闘技場から退場します。
コモドゥス皇帝は倒れたまま、闘技場に取り残されます。

ジュバは、マキシマスが大切にしていた妻子の人形を闘技場に埋めて、マキシマスに「自由になれたな、いつか会える。でも、まだだ、まだだ」と言います。

登場人物

マルクス・アウレリウス皇帝

マルクス・アウレリウス皇帝は、リチャード・ハリスが演じるローマ帝国の皇帝で、コモドゥスとルッシラの父親で、マキシマス大将軍の上官で、ゲルマニア人との最後の戦いを見守り、ローマ軍が勝利して、安堵し、前線にいるローマ兵を見て回り、マキシマス大将軍を讃え、コモドゥスに会い、馬に乗り、前線を引き揚げ、ルッシラに会い、ルッシラにコモドゥスを支えるように言い、マキシマス大将軍を呼び出し、マキシマス大将軍に次期ローマ皇帝になるように依頼しますが、マキシマス大将軍からはしばらく時間を下さいと言われ、マキシマス大将軍に日没までに良い返事をするように伝え、コモドゥスを呼び出し、コモドゥスに次期ローマ皇帝をマキシマス大将軍に譲ると言われ、失望したコモドゥスによって絞殺されます。
リチャード・ハリスは、映画「天地創造」にも出演しています。

マキシマス・デシムス・メリディアス

マキシマス・デシムス・メリディアスは、通称マキシマスで、ラッセル・クロウが演じるローマ帝国の大将軍で、故郷であるヒスパニアの小麦で覆われたティヒロの丘を思い出し、小鳥が飛び立つのを見て、ゲルマニア兵と戦う前の現実に戻り、ゲルマニア兵へ送った使者の帰りを待ち、クィントゥスからゲルマニア兵へ送った使者が2時間も戻らないと伝えられ、バレリウスからは戦になるかと聞かれ、バレリウスにもうじきわかると答え、投石機を前に出さず、率いるローマ軍の騎兵隊への危険をを顧みず、ゲルマニア兵へ投石器で攻撃することにして、首を切り落とされた使者が馬に乗せられて戻って来て、ゲルマニア兵が降伏しないことを知り、ゲルマニア兵と戦うことを決意し、クィントゥスに合図を待って地獄を放てと命じ、ローマ軍を見て回り、一人の騎兵と犬を連れて、森の中を進み、ゲルマニア兵の背後にいるローマ騎兵の伏兵と合流し、ローマ騎兵に演説を行い、合図の火矢を放たせ、剣を高く掲げ、ローマ騎兵を前進させ、ローマ騎兵に私に続けと命じ、全速力でゲルマニア兵の背後から襲いかかり、落馬し、ゲルマニア兵と剣で戦い、犬もゲルマニア兵と戦い、ゲルマニア兵を殲滅し、ローマの勝利と叫び、前線にいるローマ兵を見て回り、マルクス・アウレリウス皇帝から武勇の名をまたも高め、どんな褒美をしたものか言われ、故郷へ帰りたいと答え、マルクス・アウレリウス皇帝と共にローマ軍から讃えられ、コモドゥス殿下と会い、ローマの敬意と私の愛を贈ろうと言われ、マルクス・アウレリウス皇帝が馬に乗るのを助け、ローマ兵を率いて後方へ戻り、負傷兵の様子を見舞い、自分の無事に安堵し、ローマ兵たちから素晴らしい闘いでしたと声をかけられ、血まみれの手を洗い、テントの中にいるマルクス・アウレリウス皇帝とコモドゥス殿下を見て、クィントゥスとバレリウスと再会し、無事を喜び、バレリウスから今後のことを聞かれ、バレリウスに故郷に帰ると答え、コモドゥス殿下からガイウス元老院議員とファルコ元老院議員を紹介され、ファルコ元老院議員から皇帝寄りか元老院寄りかを聞かれ、ファルコ元老院議員に目に見えるものとしか戦いませんと答え、コモドゥス殿下からは力になって欲しいと頼まれ、コモドゥス殿下にマルクス・アウレリウス皇帝の許しをいただいて故郷に帰ると答え、コモドゥス殿下からルッシラが未練を持っていると言われ、夜が明けて、マルクス・アウレリウス皇帝に呼び出され、なぜ我々はここにのかを問われ、帝国の名誉のためと答え、何のために戦いに明け暮れたのかを問われ、無駄に戦ったとは信じず、何を信じるのかを問われ、マルクス・アウレリウス皇帝のために、ローマのためにと答え、ローマとは何だと問われ、ローマは光ですと答え、次の皇帝に任命すると言われ、長官、元老院議員など政治に明るい者が大勢いるので辞退し、コモドゥス殿下ではと聞き、コモドゥスは倫理に欠け、君主の器ではなく、支配者にしてはならぬので、コモドゥスに次の皇帝にはしないと伝えると言われ、考える時間をらい、良い返事をしてくれと頼まれ、テントから出て、ルッシラに呼び止められ、顔色の異変に気付かれ、マルクス・アウレリウス皇帝の用件を聞かれ、労をねぎらうためと嘘を言いますが、嘘が通じず、生き抜く才能があると言い、コモドゥス殿下が皇帝になったら仕えてくれるかと聞かれ、ローマのために仕えると答え、伴侶を亡くされたことにお悔やみを述べ、同い年で8歳になる息子がいることを知り、別れて、自分のテントに戻り、「先祖よ。お導きよ。母よ。ご決断を教えてください。父よ。妻と子を剣でお守りください。私の生きがいである妻と子を。先祖の名誉にかけ、今生の使命を全うします」と誓い、皇帝になる覚悟を決めて、キケロに家には帰れないかもしれないと伝え、寝ているときに近づいて来たクィントゥスに短剣を突きつけ、陛下が呼んでいると告げられ、マルクス・アウレリウス皇帝のテントの中で、マルクス・アウレリウス皇帝が亡くなっていて、コモドゥス皇帝に忠誠を求められ、拒否し、クィントゥスを連れてテントを出て、キケロにガイウス元老院議員とファルコ元老院議員に会いたいと伝え、武装しているクィントゥスと番兵に取り押さえられ、クィントゥスに家族とは神の国で会えると言われ、皇帝の命令で、番兵たちに馬で連れて行かれ、馬から降ろされて、両手を拘束され、歩かせれて、処刑されそうになりますが、番兵の剣を両手でつかみ、番兵の剣で番兵を刺し殺し、剣が抜けない番兵を剣で斬り倒し、馬に乗っている近衛兵の背中に剣を投げつけ、刺し殺し、馬に乗って向かって来た近衛兵を剣で斬り倒し、怪我を負いますが、馬に乗り、馬を率いて、走り、夜になって、焚火を焚き、傷の様子を見て、マルクス・アウレリウス皇帝のことを思い出し、「父よ、妻と子を剣でお守りください。私の生きがいである妻と子を」と祈り、朝になり、馬を率いて、走り、馬は倒れ、走って、妻と息子のいる村に到着しますが、村は焼き尽くされ、村人は焼き殺され、妻と息子は処刑されていて、膝まづいて泣き崩れ、妻と息子を埋葬し、墓の前で眠り、外国人がやって来て、連れ去られ、拘束され移動中に目覚め、ジュバに話しかけられ、ローマ帝国領土である南スペインのズッカバールで、アントニウス・プロキシモにSPQRという印を見られてローマ軍の逃亡兵と思われ、スペイン人だと名乗り、ジュバと共に剣闘士として売り飛ばされ、田舎の闘技場のある町に連れて行かれ、剣闘士として評価するためにハーゲンと木製の剣で戦わされますが、木製の剣を捨て、戦わず、黄色として評価され、SPQRという印を消そうとして、闘技場に連れて来られ、アントニウス・プロキシモに剣闘士としての生き方を教えられ、赤と評価されたジュバと共に鎖に繋がれて、手が滑らないように、手に土を付け、闘技場で剣で槍を持っている敵と戦い、勝ち残り、勝ち続け、一人で6人の剣闘士と闘い、勝利し、アントニウス・プロキシモがマルクス・アウレリウス皇帝の前で自由になったと聞き、望みを聞かれ、コモドゥス皇帝の前に立ち、自由になりたい答え、大衆の心を掴み、観衆を味方にすれば、コモドゥス皇帝の前に立って自由になれると教えられ、アントニウス・プロキシモに誰も見たことがない勝負を見せて人を惹きつけると言い、ローマに行くことになり、アントニウス・プロキシモから防具を受け取り、屋根から地平線を見ているジュバから死ねば、死んだ妻子に会えるがまだだと言われ、ローマに到着し、馬車から降りて、コロセウムを見上げ、アントニウス・プロキシモから大衆を掴めと言われ、歩いてコロセウムに向かい、檻の中で待っていると、ルキウスに話しかけられ、ルッシラの息子だと気が付き、周囲を警戒し、手が滑らないように、手に土を付け、顔を隠すために、兜をかぶり、死んで来いと言われて、コロセウムのアリーナに送り出され、歓声を浴び、音楽が鳴り響き、コモドゥス皇帝に敬礼し、二度目のポエニ戦争でカルタゴのハンニバルが率いた軍隊を演じて、剣闘士が殺されることを理解しますが、剣闘士の中にローマ軍で共に戦った者がいることを知り、剣闘士たちを率いて、共に戦い勝利することを目指し、コロセウムのアリーナに入って来たローマ戦車軍に対して、剣闘士たちに密集隊形を整え、矢を盾で防ぎますが、剣闘士たちがローマ兵士に槍で殺されますが、剣闘士たちをダイヤモンド隊形に変えて、ローマ戦車軍を横転させて、剣闘士が奪ったローマ軍の槍ででローマ戦車を攻撃し、ローマ戦車に引き殺されようとしているハーゲンを助け、ローマ戦車軍は、統率を欠き、自滅を始め、ローマ戦車の馬を奪い、馬に乗って攻撃を始め、ローマ兵を槍で倒し、ジュバから剣を受け取り、剣闘士たちに一列縦隊を整えさせ、ローマ戦車軍の側面から攻撃させ、逆の側面から攻撃し、ローマ戦車軍を逃走させ、剣を高く掲げ、勝利を伝え、観衆からは拍手喝采を受け、馬に乗り、勝利を勝ち誇り、槍を捨て、馬から降り、近衛兵が入って来て、囲まれ、武器を捨て、近衛兵隊長からコモドゥス皇帝が来ることを聞き、光栄の極みですと答え、膝まづきながら、矢じりを手にして、喜んで近づいて来るルキウスがコモドゥス皇帝との間に入り、コモドゥス皇帝に名を聞かれ、振り返り、後ろに下がり、兜を脱ぎ、顔を向け、「名は、マキシマス・デシムス・メリディアス。北軍総司令官、フェリキス隊の将軍。真の皇帝、アウレリウス陛下の家臣、殺された幼子の父。殺された妻の夫。今世でなくば、来世で復讐を果たすぞ」と名乗り、近衛兵に殺されそうになりますが、観客が殺すなと叫び、コモドゥス皇帝がサムアップをして、生き残り、兜を突き上げて、大喜びする観衆に応え、コロセウムのアリーナから退場し、マキシマスという声援に迎い入れられ、ルッシラがやって来て、コモドゥス皇帝を排除したい指導者に会うので、二度と来るなと言って追い返し、ジュバとハーゲンと一緒に食事をして、ハーゲンからゲルマニアでローマ軍を指揮し、勝ったのかと聞かれ、いろいろな国でと答え、食事係から将軍と呼ばれて食事を渡され、ジュバから食べないようにと仕草で示され、ハーゲンが毒見して死んだふりをしてからかい、ジュバから敵が名誉を潰そうとすると言われ、うなずき、ティグリスと戦うために、盾と剣を持って、コロセウムのアリーナに現れ、剣を地面に突き立て、土で手を滑りにくくして、コモドゥス皇帝に敬礼はせず、ローマ兵に鎖につながれた虎が出てきて、驚いているときに、ティグリスから砂を目にかけられ、戦いが始まり、後ろから虎に襲われ、虎を盾で払いのけ、ティグリスの持っていた斧を剣で叩き落とし、後ろから虎に襲われますが、虎の喉を剣で一突きにして、虎に襲われながら、ティグリスの攻撃を防ぎ、ティグリスが地面に突き刺した斧を足で踏みつけ、斧を手放させ、ティグリスの斧を手にして、ティグリスの左足を斧で地面に突き刺し、ティグリスを蹴り倒し、斧で仮面を開き、顔を見て、斧を高く掲げ、コモドゥス皇帝を見返し、コモドゥス皇帝がサムズダウンをして、ティグリスを殺すように指示されますが、ティグリスの斧を投げ捨て、ティグリスを殺さず、観衆の喝采を浴び、コロセウムのアリーナに来たコモドゥス皇帝にあと一つの命を奪えば、コモドゥス皇帝の時代は終わると言い、コロセウムのアリーナから立ち去り、コロセウムから立ち去るときにキケロに声をかけられ、キケロから兵がオスティアいると伝えられ、キケロに兵に自分は生きていることを伝えさせ、必ず戻ってこいと伝え、袋に入った妻と子の小さな像を受け取り、妻と子の小さな像に祈り、ジュバに祈れば神の国にいる妻と子に届くと言い、会いに来たキケロに兵の様子を確認し、政治家に会うことをルッシラに伝えさせ、グラックス議員に会い、自由にして、ローマから出してくたら、5,000兵を従えて、ローマに戻り、コモドゥス皇帝を倒し、マルクス・アウレリウス皇帝のご遺志に従い、ローマを元老院に返し、ローマを去ると言い、グラックス議員から2日で自由にすると言われ、ルッシラによって自由になり、グラックス議員が拘束され、キケロが馬を用意して待っていて、愛していることを伝えられ、ルッシラとキスをして別れ、アントニウス・プロキシモから鍵を渡され、扉を開き、ジュバに鍵を渡し、次々に剣闘士の扉を開かせ、時間を稼ぐだけだ、ムダ死にはするな、関わりたくなければ房に戻れと伝え、ハーゲンからここで待つと言われ、地下室から剣と武具を手に入れ、武装して、地下道を進み、ローマ市外に出て、口笛で合図し、馬を用意して待っているキケロに声をかけられますが、馬が移動し、首吊り状態になったキケロを支えますが、キケロは射殺され、近衛兵に取り囲まれ、捕らえられ、夜が明け、朝になり、コロセウムで留置され、コモドゥス皇帝からの命令を受けたクィントゥスによって、コモドゥス皇帝とコロセウムのアリーナで決闘することになり、コモドゥス皇帝に闘う前に短剣で刺され、クィントゥスの指示に従う近衛兵たちに囲まれて、クィントゥスから地面に投げ出された剣を拾い、コモドゥス皇帝と刺された左手を使わず、傷が広がらないように、闘い、コモドゥス皇帝の剣を払い落しますが、意識が朦朧として、剣を落とし、短剣を手にしたコモドゥス皇帝と闘い、短剣を持っているコモドゥス皇帝の腕を固めて、短剣をコモドゥス皇帝の喉に突き刺し、殺し、クィントゥスに剣闘士たちを自由にして、グラックスも復職させ、ローマを理想の姿にするように、マルクス・アウレリウス皇帝のご遺志だと言い残して死にます。

クィントゥス

クィントゥスは、トーマス・アラナが演じるローマ帝国の将軍で、マキシマス大将軍の部下で、ゲルマニア兵へ送った使者の帰りを待ち、マキシマス大将軍にゲルマニア兵へ送った使者が2時間も戻らないと伝え、投石機を前に出して敵陣に近づけろと命じますが、マキシマス大将軍にこれでいいと言われ、マキシマス大将軍が率いるローマ軍の騎兵隊への危険を顧みず、ゲルマニア兵へ投石器で攻撃することに同意し、首を切り落とされた使者が馬に乗せられて戻って来て、ゲルマニア兵が降伏しないことを知り、ゲルマニア兵に勝てるはずがないのにと思い、マキシマス大将軍から合図を待って地獄を放てと命じられ、ローマ軍に投石用意、歩兵部隊位置につけ、弓の用意と命じ、兜をかぶり、合図の火矢を見て、ローマ軍に放てと命じ、投石機から火のついた投石が放ち、弓兵は火矢を放ち、ゲルマニア兵を次々と倒し、歩兵を前進させ、ゲルマニア兵を殲滅し、テントの中でマキシマス大将軍と再会し、故郷に帰ると言うマキシマス大将軍に野良仕事をするとはとても想像できない答え、寝ているマキシマス大将軍に近づき、短剣を突きつけられ、陛下がお呼びですと伝え、武装し、戻って来たマキシマス大将軍を武装した番兵に拘束させ、コモドゥス皇帝の命令で、マキシマス大将軍を夜明けまで走り、処刑するように番兵に命令し、マキシマス大将軍に家族を守ると誓えと言われますが、家族とは神の国で会えると答え、ローマに戻り、近衛兵隊の隊長になり、コモドゥス皇帝が剣闘に勝ったマキシマスに会うときに、マキシマスたちに武器を捨てさせ、マキシマスの名乗りを聞いて、近衛兵にマキシマスを殺そうとしますが、コモドゥス皇帝の命令でマキシマスを殺さず、コモドゥス皇帝にマキシマスが生きていたことを知りませんでしたと答え、マキシマスを殺す4人の兵の死体を見たジュリアン・クラッサスとマルクスを処刑し、コモドゥス皇帝と共にコロセウムにやって来て、マキシマスとティグリスの剣闘を観戦し、ティグリスに勝ったマキシマスに会うコモドゥス皇帝を守るように付き従うようにコロセウムのアリーナに入って来て、去っていき、マキシマスとコモドゥス皇帝が剣闘で戦う前に、マキシマスに兵士なので従うのみと言い、神が定めた生きざまに迷う事はないと言い返され、コモドゥス皇帝から短剣で刺したマキシマスの傷を甲冑で傷を隠せと命令され、マキシマスの傷を甲冑で傷を隠し、マキシマスとコモドゥス皇帝と共に近衛兵たちを引き連れてコロセウムのアリーナに入り、近衛兵たちに円陣を作れと命じ、コモドゥス皇帝に剣を手渡し、マキシマスに剣を地面に投げて、マキシマスに剣を拾わせ、剣を落としたコモドゥス皇帝から剣を渡すように命令されますが、剣をコモドゥス皇帝に渡さず、近衛兵たちに剣を収めるように命令し、マキシマスがコモドゥス皇帝を殺すのを見届け、マキシマスから剣闘士たちを自由にして、グラックスも復職させ、ローマを理想の姿にするように、マルクス・アウレリウス皇帝のご遺志だと聞いて、マキシマスが命を落とすのを見届けます。

バレリウス

バレリウスは、ジョン・クインが演じるでローマ帝国の将軍で、マキシマス大将軍の部下で、ゲルマニア兵へ送った使者の帰りを待つている間に、マキシマス大将軍に戦になるかと質問し、もうじきわかると答えられ、テントの中でマキシマス大将軍と再会し、マキシマス大将軍に駐屯地かローマへ行くのか尋ね、故郷に戻ると答えられます。

ルキウス・アウレリウス・コモドゥス皇帝

ルキウス・アウレリウス・コモドゥス皇帝は、通称コモドゥスで、ホアキン・フェニックスが演じるマルクス・アウレリウス皇帝の息子で、ルッシラと共に馬車でゲルマニア人との最後の戦いの前線へ2週間かけて向かい、マルクス・アウレリウス皇帝が自分を次の皇帝に指名すると何度も言い、馬に乗って、前線にいるマルクス・アウレリウス皇帝の所へ向かい、前線に到着し、マルクス・アウレリウス皇帝とマキシマス大将軍がローマ兵に讃えられ、マキシマス大将軍が剣を高く掲げ、ローマ兵に応えているのを目撃し、マルクス・アウレリウス皇帝に戦いが終わったことを確認し、マキシマス大将軍にお礼を述べて、マルクス・アウレリウス皇帝に腕を貸そうとしますが断られ、マルクス・アウレリウス皇帝がマキシマス大将軍の助けを借りて馬に乗るのを見て、テントの中にいるマキシマス大将軍に声をかけ、マキシマス大将軍にガイウス元老院議員とファルコ元老院議員を紹介し、マキシマス大将軍に力を借りたいと伝え、故郷に帰りたいと答えられ、翌朝、剣技の訓練を行い、マルクス・アウレリウス皇帝のテントに呼ばれ、次の皇帝をマキシマス大将軍にすると伝えられ、マルクス・アウレリウス皇帝を絞め殺し、マキシマス大将軍を呼び出し、マキシマス大将軍にマルクス・アウレリウス皇帝の死を伝え、忠誠を求めて、断られ、クィントゥスにマキシマス大将軍の処刑を命じ、ルッシラと共にローマに戻り、戦車に乗り、皇帝としてローマ市民の歓待を受け、子供たちから花束を受け取り、ファルコ元老院議員から歓迎の言葉を受け、ファルコ元老院議員に感謝し、グラックス元老院議員からローマ市民は喜んでいて、お知恵を借りたいと申し出られて、元老院に招かれて、議案とローマ市民の代弁者としての元老院の重要性を言われますが、元老院議員がローマ市民を理解していないと反論し、対立し、グラックス元老院議員に怒り、蛮族がいなくなったので、皇帝だけでローマを支配できると考え、ローマ市民に幻想を見せ、皇帝を支持させ、元老院の影響力を排除することにして、コロセウムの模型に一組の剣闘士の像を置き、”グラディエーター 血の戦い”という催し物をコロセウムで開催し続け、寝ているルキウス・ウェルスに顔を近づけ、ルッシラにはローマ市民に愛されていないと愚痴や元老院を解散しようと言い、睡眠薬入りの水を飲まされ、休むように勧められ、寝て、コロセウムの観客席に入り、再現される二度目のポエニ戦争を笑って見物し、ローマ軍が負け始めると笑わなくなり、ローマ軍が負けるとカッシウスに二度目のポエニ戦争で勝ったのはローマ軍だろうと言い、馬に乗り、勝利を勝ち誇っているマキシマスに会うことにして、コロセウムのアリーナに来て、マキシマスに名前を聞いて、「名は、マキシマス・デシムス・メリディアス。北軍総司令官、フェリキス隊の将軍。真の皇帝、アウレリウス陛下の家臣、殺された幼子の父。殺された妻の夫。今世でなくば、来世で復讐を果たすぞ」と名乗られ、言葉を失い、観客に静まるように合図し、サムアップをして、コロセウムのアリーナから立ち去り、地下にあるマルクス・アウレリウス皇帝の石像の前にやって来て、剣を手にして、マルクス・アウレリウス皇帝の石像に斬りつけ、剣を捨て、泣きながら、マルクス・アウレリウス皇帝の石像に抱き着き、政務を行い、ルッシラにマキシマスが死んだと嘘をつかれたことにいら立ち、ルッシラから裏切りは必ず罰せられると伝えるように勧められ、マキシマスの逃亡を知っていて、庇っているかもしれないクィントゥス近衛兵隊長にマキシマスの逃亡を知っていたはずのジュリアン・クラッサスとマルクスを殺させ、裏切りは必ず罰せられるとクィントゥス近衛兵隊長に伝え、ティグリスがマキシマスを剣闘で殺すように手配し、コロセウムの観客席にいるローマ市民にパンを投げ与え、クィントゥス近衛兵隊長とルッシラを連れて、コロセウムの観客席にやって来て、マキシマスとティグリスの剣闘を観戦し、マキシマスがティグリスを倒し、サムズダウンをして、マキシマスにティグリスを殺すように指示しますが、マキシマが指示に逆らい殺さず、ローマ市民がマキシマスを熱狂的に支持するのを見て、コロセウムのアリーナに来て、マキシマスにあと一つの命を奪えば、コモドゥス皇帝の時代は終わると言いわれ、コロセウムのアリーナから立ち去り、ファルコ元老院議員に相談し、マキシマスを殺しなさいと言われ、ローマ市民に嫌われるのでマキシマスを殺せず、敵が襲ってくるのを待つように助言され、老院議員を味方に付けるように命じ、ルッシラにグラックス元老院議員が陰謀を企てているので殺さねばと伝え、今夜は止めるように言われ、寝て、起きて、ルキウスからローマの救世主はマキシマスだと言われ、陰謀にはマキシマスもマキシマスを愛するルッシラも加わっていることを知り、ルッシラが戻って来た時に、ルッシラにルキウスを殺されたくなければ、全てを話せと脅し、陰謀の全貌を聞き出し、ガイウス元老院議員を毒蛇で殺し、近衛兵たちをコロセウムに向かわせ、剣闘士たちを殺させ、キケロを殺させ、マキシマスを捕らえさせ、朝になり、ファルコ元老院議員から終わりましたと言う報告を受けて、ルシアスを側に置き、ルッシラを従わせ、世継ぎを産ませることにして、マキシマスとコロセウムのアリーナで決闘し、マキシマスを殺すことにして、マキシマスを短剣で刺し、傷を甲冑で隠させ、マキシマスとコロセウムのアリーナに現れて、クィントゥス近衛兵隊長が率いる近衛兵たちの円陣の中で、剣を受け取り、マキシマスと闘い、剣を払い落とされ、近衛兵たちに剣をよこすように命じますが、クィントゥス近衛兵隊長の命令で近衛兵たちが剣を収めて、剣を得られず、マキシマスに短剣で襲い掛かり、マキシマスに短剣を持っている腕を固められて、喉を刺されて、絶命します。

ルッシラ

ルッシラは、コニー・ニールセンが演じるマルクス・アウレリウス皇帝の娘で、夫に先立たれ、ルシアス・ヴェルスという夫と同じ名の8歳になる一人息子がいて、マキシマス大将軍を愛していて、コモドゥスと共に馬車でゲルマニア人との最後の戦いの前線へ2週間かけて向かい、コモドゥスが次の皇帝に指名されることを何度も言うので、頭が痛くなっていて、熱いお風呂に入りたいと思い、マルクス・アウレリウス皇帝の元へ馬で向かうコモドゥスに投げキスをして、戦いに勝利してテントに戻って来たマキシマス大将軍を見て、マルクス・アウレリウス皇帝に男であったのなら偉大な大皇帝になるであろうし、コモドゥスの力になって欲しいと言われ、翌朝、マルクス・アウレリウス皇帝のテントから出てきたマキシマス大将軍を呼び止め、マルクス・アウレリウス皇帝の用件について尋ねますが、差しさわりのない内容を答えられ、嘘だと見抜き、コモドゥスが次の皇帝になったら仕えてくれるかと尋ねますが、常にローマのためにと答えをはぐらかされ、じきに8歳の息子がいると言い、マキシマス大将軍と別れ、マルクス・アウレリウス皇帝が亡くなり、マキシマス大将軍がコモドゥス皇帝に忠誠を誓わないのを見て、コモドゥス皇帝の頬を引っ叩き、コモドゥス皇帝と共にローマに戻り、戦車に乗り、ローマ市民の歓待を受け、ルキウスを抱き上げ、元老院でグラックス元老院議員から議題を渡され、困惑しているコモドゥス皇帝を助けるために、議題を受け取り、対応し、グラックス元老院議員から認められ、怒っているコモドゥス皇帝に元老院の役目、伝統、必要性とローマ市民の思いについて話をして、コモドゥス皇帝の愚痴をや元老院の解散を聞かされ、睡眠薬入りの水を飲ませ、休むように勧め、グラックス元老院議員の自宅に行き、グラックス元老院議員とガイウス元老院議員に会い、ローマ市内の現状を聞き、ローマの穀物の備蓄を取り崩しているし、元老院を解散しようとしていると伝え、コモドゥス皇帝に鉄槌を下すと聞かされ、別れて、コロセウムの観客席にルシアスを連れて座り、再現される二度目のポエニ戦争を見物し、マキシマスを見て気が付き、見つめ、名乗りを聞いて、立ち上がり、心配し、コモドゥス皇帝がマキシマスを殺さないのを見て安心し、コロセウムの観客席から退席し、マキシマスが死んだと嘘をつかれたことにいら立つコモドゥス皇帝に裏切りは必ず罰せられると伝えるように勧め、コロセウムの牢屋まで行って、マキシマスに会い、ローマに命を捧げる覚悟の政治家に会ってくれるかと尋ねますが、コモドゥス皇帝を殺させろ、二度と来るなと追い返し、コモドゥス皇帝に連れられてコロセウムの観客席にやって来て、マキシマスとティグリスの決闘を観戦し、ティグリスを倒しますが、コモドゥス皇帝の命令に逆らいティグリスを殺さず、ローマ市民がマキシマスを熱烈に支持するのをみて、マキシマスを心配し、キケロからマキシマスが政治家に会うという伝言を聞き、マキシマスにグラックス元老院議員を紹介し、グラックス元老院議員が拘束され、連行されるのを見て、コモドゥス皇帝に呼び出されて、グラックス元老院議員との関係を聞かれますが、知らないと答え、陰謀を企てている者を殺すが、コモドゥス皇帝から愛していると言われ、マキシマスを逃がす手配を行い、アントニウス・プロキシモを説得し、マキシマスと剣闘士たちを解放し、マキシマスにグラックス元老院議員が捕まったこと、マキシマスに愛していると伝え、マキシマスとキスをして別れ、コモドゥス皇帝にルキウスの命と引き換えに、陰謀の計画を全て話し、陰謀は壊滅し、翌朝になり、コモドゥス皇帝にルキウスを側に置き、蔑んだら、ルキウスを殺すと脅され、跡継ぎを産むように命令されますが、コモドゥス皇帝からのキスを拒否し、コロセウムの観客席にルシアスを連れてやって来て、マキシマスとコモドゥス皇帝の決闘を観戦し、マキシマスの様子に驚き、コモドゥス皇帝を殺して勝利したマキシマスに駆け寄り、マキシマスからルシアスを立派に育てるように言い残し、マキシマスが亡くなるのを見届けます。

ガイウス元老院議員

ガイウス元老院議員は、ジョン・シュラプネルが演じるローマ帝国の元老院議員で、ローマの共和制を支持し、ゲルマニア人に勝った後で、コモドゥス陛下からテントの中でマキシマス大将軍と会い、人の耳に毒の蜂蜜を注いで、”ローマに共和制を!”と洗脳してしまうと紹介され、ローマは共和制の国家でしたと答え、マキシマス大将軍に軍団を指揮しているので政治的影響力があると言い、カフェでお茶を飲んでいるグラックス元老院議員にコモドゥス皇帝がコロセウムで150日も連続で試合を行っていると嘆き、グラックス元老院議員にコモドゥス皇帝が思っていたよりも頭が良く、ローマ市民を恐怖と驚きで支配していると言われ、グラックス元老院議員にコモドゥス皇帝がローマ市民の心を掴めるのかと聞き、グラックス元老院議員にコモドゥス皇帝がローマ市民の自由を取り上げても、コロセウムで試合を行えば、ローマ市民がコモドゥス皇帝を熱愛すると言いわれ、夜にグラックス元老院議員の自宅で、ルッシラとグラックス元老院議員に会い、ルッシラから主張する学者たちや風刺作家や記録者までもが捕まっていると教えられ、グラックス元老院議員から数学者もだと教えられ、みんなコロセウムに送られ、近衛兵による恐怖政治が行われていると言い、グラックス元老院議員から元老院にはファルコ元老院議員による密偵で一杯でより注意が必要になり、コモドゥス皇帝が亡き父の名誉を讃える式典の準備に夢中で、政治を怠り、コモドゥス皇帝が何をしたいのかが理解できないと言われ、試合の費用の出所が分からないと言い、ルッシラから穀物を売って試合の費用を支払っているので2年以内にローマ市民が飢え死にすると聞かされ、あり得ないと驚き、ルッシラからコモドゥス皇帝が元老院を潰すと、手遅れになる前に誰が教えるのかと聞かれ、答えられず、グラックス元老院議員から近衛隊を無力にさせない限り、行動は起こせないと言いわれ、ルッシラに黙ってひっそりと準備をして、コモドゥス皇帝の友人が減り、敵が増えるのを待って、コモドゥス皇帝に鉄槌を下すでは、コモドゥス皇帝に従順を装い、忠誠を演じることを提案され、コロセウムの観客席でグラックス元老院議員に会い、コロセウムのアリーナにいる人々からコロセウムの観客席にいる人々ににパンを投げるのを見て、コモドゥス皇帝が陰謀を知り、コモドゥス皇帝によって毒蛇で暗殺されます。

ファルコ元老院議員

ファルコ元老院議員は、デヴィッド・スコフィールドが演じるローマ帝国の元老院議員で、ローマの皇帝制を支持し、ゲルマニア人に勝った後で、コモドゥス陛下の紹介でテントの中でマキシマス大将軍と会い、マキシマス大将軍に皇帝派か元老院派かと尋ね、目に見えるものとしか戦いませんと答えれれ、グラックス元老院議員にコモドゥス皇帝が若いし、いい皇帝になるかもしれないので、様子を見るように言い、コモドゥス皇帝をローマで歓迎し、コモドゥス皇帝に感謝され、コモドゥス皇帝からローマ市民がマキシマスに熱狂しているので、マキシマスを殺すこともできないと相談を受けて、敵が襲ってくるまで待つことを提案し、コモドゥス皇帝が受け入れ、元老院に密偵を放ち、ガイウス元老院議員とグラックス元老院議員の様子を探り、コモドゥス皇帝がルッシラから聞いた陰謀を潰し、コモドゥス皇帝に報告します。

ルシアス・ヴェルス

ルシアス・ヴェルスは、スペンサー・トリート・クラークが演じるルッシラのじきに8歳になる一人息子で、父親は亡くなり、コモドゥス皇帝と共にローマに戻ってきたルッシラに抱き上げられ、寝ているときにコモドゥス皇帝にキスをされ、コロセウムでスペイン人と呼ばれている剣闘士マキシマスと話し、ルッシラと共にコロセウムの観客席に入り、二度目のポエニ戦争が再現されるのを観戦し、スペイン人と呼ばれている剣闘士マキシマスが勝利するのを見て喜び、コロセウムのアリーナに入り、スペイン人と呼ばれている剣闘士マキシマスに駆け寄り、コロセウムから出て、寝ているコモドゥス皇帝を遊び声で起こし、コモドゥス皇帝にマキシマスが救世主だと言い、誰がマキシマスが救世主だと言ったのかを聞かれ、答えて、コモドゥス皇帝からアントニウスのエジプトの冒険話を聞き、王族の女性は愛という名のもと、とてもおかしなことをすると教えられてバカみたいと答えます。

キケロ

キケロは、トミー・フラナガンが演じるマキシマス大将軍の従者で、マキシマス大将軍がマルクス・アウレリウス皇帝のテントから戻ってくると、家には帰れないかもしれないと伝えられ、マキシマス大将軍がマルクス・アウレリウス皇帝が殺されたと知ると、ガイウス元老院議員とファルコ元老院議員と会いたいと伝えられますが、クィントゥスがマキシマス大将軍を連行し、マキシマス大将軍の妻と子の小さな像を秘かに持ち出し、コロセウムから出て来た剣闘士マキシマスに声をかけ、オスティアに軍がいることを伝え、軍にマキシマスが生きていいることを伝えさせ、マキシマスの妻と子の小さな像を渡し、再び剣闘士マキシマスに会いに行き、いつでも戦えると軍の状態を伝え、ルッシラに政治家に会うことを伝えるように頼まれて、ルッシラの神輿に近づいて、マキシマスが政治家と会うと伝え、金貨を受け取り、ローマ市外で馬を用意してマキシマスを待ちますが、近衛兵に捕まり、首に縄をかけられ、馬に乗せられ、マキシマスに声をかけますが、馬が移動し、首吊り状態になり、弓で射られて、マキシマスにすいませんと言い残して亡くなります。

ジュバ

ジュバは、ジャイモン・フンスーが演じるヌミディア人で、狩人で、北アフリカのカルタゴの鉱山で奴隷として売り飛ばされて、奴隷として連れ去られたマキシマスに、蛆が傷を綺麗にすることを教え、ライオンのエサにならないように生きるように言い、ローマ帝国領土にある南スペインのズッカバールで、剣闘士てしてアントニウス・プロキシモに売られ、闘技場に連れて行かれ、ハーゲンと木製の剣で闘い、赤と評価され、マキシマスのことをスペイン人と呼び、ハーゲンと闘わぬスペイン人になぜ闘わぬと聞いても、答えてもらえず、闘技場に連れて来て、スペイン人と組み、片手は鎖でつながれいる状態で、一人は盾を構え、もう一人は剣を抜いて、闘い、勝利して、生き残り、屋根から地平線を見て、スペイン人に故郷にいて、妻が食事を用意し、娘たちは川から水を運ぶことを思い出し、死んだら、会えると考えますが、自分はすぐ死ぬが、妻と娘は長く生きるので、長く待たねばならないと言い、スペイン人に「いつか、会える。でも、まだだ」と言い、コロセウムに連れてこられ、コロセウムを見て驚き、スペイン人とハーゲン達と共にコロセウムに向かい、武装し、名誉の死を遂げてこいと言われ、コロセウムのアリーナに入り、歓声を浴び、音楽が鳴り響き、コモドゥス皇帝に右手を上げ、敬礼し、マキシマスの指揮の下でローマ戦車軍と闘い、スペイン人に剣を渡し、勝利し、マキシマスとハーゲンと一緒に食事をして、「将軍」と呼ばれてマキシマスに渡された食事を食べないように首を横に振り、マキシマスに「お前は、偉大だ。敵は、名を潰そうとするぞ」と言い、妻と子の小さな像に祈っているマキシマスに神の国にいる妻と子に声が届くのかと聞き、届くと答えられ、笑い合い、ルッシラによって、マキシマスや他の剣闘士と共に解放され、近衛兵たちと闘い、マキシマスから時間を稼ぐだけだ、ムダ死にはするなと言われ、「力と名誉を」と言い返し、マキシマスに行けと言い、コロセウムに捕らえられ、解き放たれて、コロセウムのアリーナに出て来て、死に行くマキシマスを見届け、妻と子の小さな像をコロセウムのアリーナに埋めて、「自由になれたな、いつか会える。でも、まだだ、まだだ」とつぶやきます。

アントニウス・プロキシモ

アントニウス・プロキシモは、オリヴァー・リードが演じるローマ帝国領土にある南スペインのズッカバールで、剣闘士てしてマキシマスとジュバを購入し、闘技場に連れて行き、マキシマスとジュバに売春婦より深い付き合いになり、死なせて、儲けるために支払い、死ぬときは拍手を受けて死ぬと言い、敬意を表され、ハーゲンとジュバを木製の剣で闘わせ赤と評価し、ハーゲンとマキシマスを木製の剣で闘わせますが、マキシマスに木製の剣を投げ捨てられて、素手で対決しようとするマキシマスに黄と評価し、ハーゲンと次々と剣闘士たちを闘わせ、評価し、剣闘士たちを闘技場に連れて行き、知り合いにジュバが初めての剣闘で、マキシマスが宦官並みのとんだ腰抜けだと説明し、マキシマスとジュバの勝敗に賭けを持ちかけられて、最初は断り値をつり上げて、賭けに応じ、剣闘士たちに「敵の肉に突き立てろ。そうすれば、観衆は陶酔する。そして、お前たちも陶酔する。喝采にだ。人間みな、いつかは死ぬ。いつ、死ぬかは選べないが、しかし、死様は、自分で決められる。いつまでも語られるような、死様を」と言って、剣闘士たちを闘技場のアリーナに送り出して、闘わせ、剣闘士たちの闘う様子を見て、ハーゲン、マキシマスとジュバが勝ち残り、剣闘で勝ち続け、人気者になったマキシマスに殺せばいいのではなく、大衆が求めている英雄になるため、趣向を凝らして殺し、大衆を喜ばせるように言い、一人で6人の剣闘士を殺したマキシマスに欲しい物を聞き、皇帝から自由の象徴でルディアスという木製の剣を賜り、剣闘士から自由になり、皇帝の前に立ちたいと答え、マキシマスに観衆の心を掴み、観衆を味方にすれば、自由を勝ち取れると教え、マキシマスから観衆が見たことがない勝負を見せて、観衆を引き付けようと言われて、嬉しくなり、マキシマスに防具を与え、剣闘士たちをローマにあるコロセウムに連れて来て、マキシマスに観衆を掴めと言い、馬車に乗ってコロセウムに剣闘士たちを連れて行き、カッシウスから剣闘士たちを虐殺する二度目のポエニ戦争の再現を要求され、反対し、金の値上げを求めますが、断られ、引き受け、コロセウムの観客席で観ることにして、観客から勝ち目はないなと言われ、剣闘士たちがローマ戦車軍に勝利するのを見て、興奮し、喜び、マキシマスをティグリスと闘うためにコロセウムに連れて来て、理想のローマとは違うと言うマキシマスにマルクス・アウレリウス皇帝は死んだと言い聞かせ、マキシマスをルッシラとグラックス元老院議員に引き合わせ、コモドゥス皇帝の部下に監視されながらカフェでお茶を飲み、グラックス元老院議員からマキシマスを解放する引き換えの金を受け取るのを待ちますが、周囲の監視に気が付き、取引を中止し、マキシマスを解放せず、ルッシラと直接取引して、マキシマスを含むすべての剣闘士たちを解放し、自由にされた時に渡されたルディアスという木製の剣を手にして、近衛兵たちに囲まれ、「幻とチリ」と言い残して、近衛兵たちに剣で刺し殺されます。

ハーゲン

ハーゲンは、ラルフ・メラーが演じるゲルマニア人で、荒くれ者で、アントニウス・プロキシモに買われてきた奴隷のジュバと木製の剣で闘い、マキシマスが木製の剣を捨てたので、マキシマスとは闘わず、書記が7ヶ国語喋れると言って闘わず、書記を笑い、剣闘士たちに「闘技場で、敵がいなくなった時、自由になれる」と言い、闘技場のアリーナに入る前に、マキシマスに神の助けが要ると言い、闘技場のアリーナに入り、闘い始め、敵を倒して、生き残り、ローマのコロセウムに連れてこられ、ローマのコロセウムを見て驚き、マキシマスとジュバ達と共にコロセウムに向かい、武装し、名誉の死を遂げてこいと言われ、コロセウムのアリーナに入り、歓声を浴び、音楽が鳴り響き、コモドゥス皇帝に右手を上げ、敬礼し、マキシマスの指揮の下でローマ戦車軍と闘い、足を矢で射られますが、マキシマスに助けられ、刺さっている矢を折り、矢を抜き、勝利し、マキシマスとジュバと一緒に食事をして、マキシマスにゲルマニアでローマ軍を指揮していたのかと聞きますが、いろいろな国でとはぐらかされて答えられ、マキシマスの食事を毒見し、死んだふりをして、笑わせ、マキシマスに独房から解放され、近衛兵たちに襲われ、マキシマスにここで待つと伝え、矢で射られ、剣で突かれて、戦死します。

書記

書記は、ローマ帝国領土にある南スペインのズッカバールで、剣闘士てしてアントニウス・プロキシモに売られ、闘技場に連れて行かれ、ハーゲンと木製の剣で闘わず、7カ国語を話せると言い、ハーゲンに「闘技場で、敵がいなくなった時、自由になれる」と言われ、「無理だ」と答え、闘技場のアリーナに入り、闘い始め、殺されます。

グラックス元老院議員

グラックス元老院議員は、デレク・ジャコビが演じるローマ帝国の元老院議員で、ローマの共和制を支持し、ローマに凱旋したコモドゥス皇帝にローマの市民は喜んでいて、お知恵を借りたいと申し出て、元老院にコモドゥス皇帝を招いて、議案を読み上げ、ローマ市民の代弁者としての元老院の重要性を説きますが、元老院議員がローマ市民を理解していないと反論され、議案をルッシラに渡し、取り計らってもらい、カフェでお茶を飲んでいると、ガイウス元老院議員がやって来て、コモドゥス皇帝がコロセウムで150日も連続で試合を行っていると嘆かれ、ガイウス元老院議員にコモドゥス皇帝が思っていたよりも頭が良く、ローマ市民を恐怖と驚きで支配していると言い、ガイウス元老院議員にコモドゥス皇帝がローマ市民の心を掴めるのかと聞かれ、コモドゥス皇帝がローマ市民の自由を取り上げても、コロセウムで試合を行えば、ローマ市民がコモドゥス皇帝を熱愛すると言い、夜に家で、ルッシラとガイウス元老院議員に会い、ルッシラから主張する学者たちや風刺作家や記録者までもが捕まっていると教えられ、ルッシラに数学者もだと教え、ガイウス元老院議員からみんなコロセウムに送られ、近衛兵による恐怖政治が行われていると言われ、元老院にはファルコ元老院議員による密偵で一杯でより注意が必要になり、コモドゥス皇帝が亡き父の名誉を讃える式典の準備に夢中で、政治を怠り、コモドゥス皇帝が何をしたいのかが理解できず、ガイウス元老院議員から試合の費用の出所が分からないと
言われ、ルッシラから穀物を売って試合の費用を支払っているので2年以内にローマ市民が飢え死にすると聞かされ、ガイウス元老院議員があり得ないと驚いたのを見ますが、ルッシラからコモドゥス皇帝が元老院を潰すと、手遅れになる前に誰が教えるのかと聞かれ、答えられず、近衛隊を無力にさせない限り、行動は起こせないと言い、ルッシラに黙ってひっそりと準備をして、コモドゥス皇帝の友人が減り、敵が増えるのを待って、コモドゥス皇帝に鉄槌を下すまでは、コモドゥス皇帝に従順を装い、忠誠を演じることを提案し、コロセウムの観客席でガイウス元老院議員に会い、コロセウムのアリーナにいる人々からコロセウムの観客席にいる人々ににパンを投げるのを見て、マキシマスとティグリスが闘うのを見て、マキシマスの人気がコモドゥス皇帝の人気より高いのを確認し、コロセウムの観客席から立ち去り、ルッシラにマキシマスを紹介され、マキシマスが馬でオスティアに行き、5,000の兵士と共にローマ市に戻り、コモドゥス皇帝を殺し、マルクス・アウレリウス皇帝のご遺志により元老院にローマを委ねるということを信用し、マキシマスの自由を2日間で買うことを約束し、アントニウス・プロキシモにマキシマスの自由を買う金を部下に渡し、巨像の足の所でアントニウス・プロキシモを待って、金を渡すように言い、コモドゥス皇帝の部下に監視されているので、アントニウス・プロキシモにマキシマスの自由を買う金を渡すのに失敗し、近衛兵たちに拘束され、連行され、コロセウムの檻に入れられ、マキシマスがコモドゥス皇帝を殺した後で、マキシマスによって解放され、剣闘士たちにマキシマスの遺体を運ばせます。

カッシウス

カッシウスは、デヴィッド・ヘミングスが演じるローマにあるコロセウムの支配人で、アントニウス・プロキシモに剣闘士たちを虐殺する二度目のポエニ戦争の再現を要求し、反対され、金の値上げを求められますが、断り、引き受けさせて、観衆に「このよき日、聖なる戦いが過去より戻って来た。あのカルタゴを倒した。二度目のポエニ戦争がここに再現されるのだ。どこまでも続く、ザマ。不毛の地。そこにあるのはあの名将ハンニバル、率いるカルタゴ。野蛮な国より集められし、残忍な傭兵どもが情けも容赦もなく、ただひたすらに血を求め、殺戮し、破壊する。我らの皇帝が、ローマ市民に賜われしは、蛮族の軍団。カルタゴを叩き潰すは、名将スキピオ・アフリカヌスが指揮する大軍団」と紹介し、ローマ軍が負けてしまい、コモドゥス皇帝からポエニ戦争で負けたのは蛮族だろと言われ、謝り、観衆に「ローマの民よ!今日は休日、アンティオキア祭の第4日目、試合開始が始まって、何と64日目になる。そして、慈悲深きコモドゥス皇帝は、今日の良き日にローマの民を歓喜させようと、歴史的な大試合を用意された。引退してから5年、あの最強の戦士が戻って来る。陛下の民に給われしは、ローマの歴史に名を刻んだ、あの不死身の野獣、一伝説を築いたあのガリアのあの虎戦士!ティグリス!マキシマス!」と紹介し、観客を熱狂させます。

ジュリアン・クラッサス

ジュリアン・クラッサスは、マキシマスの死を確認しなかったうえに、コモドゥス皇帝にマキシマスが死んだと嘘の報告をしたとして、コモドゥス皇帝に処刑されます。

マルクス

マルクスは、マキシマスの死を確認しなかったうえに、コモドゥス皇帝にマキシマスが死んだと嘘の報告をしたとして、コモドゥス皇帝に処刑されます。

ティグリス

ティグリスは、スヴェン=オーレ・トールセンが演じる5年前に引退した剣闘士で、不死身の野獣、一伝説を築いたあのガリアのあの虎戦士で、コモドゥス皇帝の計略により、コロセウムのアリーナでマキシマスと闘うことになり、虎に驚いているマキシマスに砂を目にかけ、戦いが始まり、後ろから虎に襲われ、虎を盾で払いのけ、持っていた斧を剣で叩き落とされ、マキシマスを攻撃し、マキシマスに地面に突き刺した斧を足で踏みつけられて、斧を手放し、左足を斧で地面に突き刺さされ、蹴り倒され、斧で仮面を開けられ、顔を晒し、コモドゥス皇帝がサムズダウンをして殺すように指示されますが、マキシマスが斧を投げ捨て、生き残ります。

単語説明

ローマ帝国は、紀元前27年から始まり、1453年に終わった、ローマ皇帝による独裁的な政治体制です。

ローマ皇帝は、資質と実績を認められた特定の人物で、重要な複数の役職を兼任することによって専制的な権限を行使することができ、個人による独裁を行うことができます。
ローマ皇帝は、世襲や相続が禁止されており、個人に与えられる一代限りの特権です。

帝位継承者は、映画の中で登場するローマ皇帝を継承する人のことです。

共和制ローマは、紀元前509年から始まり、紀元前27年に終わった、ローマ皇帝による独裁的な政治体制ではなく、元老院、政務官と民会の三つの会議によって成り立つ政治体制です。
民会は、ローマ市民全体によって構成されます。
政務官は、民会で選出され、政治を行います。
政務官経験者から、元老院議員となります。

元老院は、共和政ローマ時代における最高意志決定機関でしたが、ローマ皇帝の統治に組み込まれ、地位は下がり、ローマ皇帝の正統性、ローマ皇帝の後継者を承認する機関となり、ローマ皇帝の発した勅令も恒久法制化するには元老院の議決を必要としましたし、ローマ帝国の属州総督を任命することができ、権益を得ています。

元老院議員は、元老院議員は世襲でなく、民会での選挙による選出によって選ばれた政務官経験者で、選挙では貴族が有利ではあったものの、民衆の支持を得られなければならず、元老院議員となった後も罷免されることもあります。

近衛兵は、宮廷内におけるローマ皇帝の護衛が任務で、ローマ皇帝の身辺を常に警護する人もいて、政治面、儀式、逮捕や処刑など大きな力を持つようになります。

近衛隊は、1隊が1000名の近衛兵で構成され、ローマ市内に9隊9000名の近衛兵がいます。

弓矢隊は、弓矢で武装する兵士で、戦場で戦うだけでなく、処刑なども行います。

百人隊は、ローマ軍の基幹戦闘単位です。

駐屯地は、ローマ軍の兵士による反乱を恐れ、ローマ軍兵士はローマ市内に住むことはできず、ローマ軍の兵士とローマ市民がローマ市外に住む場所です。

オスティアは、駐屯地で、マキシマス・デシムス・メリディアスに従う5000名の兵士がいます。

逃亡兵は、ローマ軍から逃げ出した兵士です。

SPQRは、ラテン語のSenātus PopulusQue Rōmānusの略号で、ローマ帝国の元老院と人民を表しています。

剣闘は、闘技場のアリーナで行われる剣闘士同士、あるいは剣闘士と猛獣によって行われる戦いです。

剣闘士は、グラディエーターとも呼ばれ、闘技場のアリーナで戦う人です。

観客席は、闘技場のアリーナで行われる剣闘を見物する席です。

闘技場は、剣闘を行うアリーナとアリーナを取り囲む観客席で構成され、ローマ市内に残るコロッセオが有名です。

ポエニ戦争は、第二次ポエニ戦争のことで、紀元前219年、カルタゴのハンニバルが共和政ローマのサグントゥムを陥落させて始まり、紀元前202年、共和政ローマのスキピオ・アフリカヌスがザマの戦いでカルタゴのハンニバルに勝利して終わります。

蛮族は、カルタゴのハンニバル率いる軍隊のことです。

カエサルは、共和政ローマの終身独裁官であるシーザーのことですが、ローマ皇帝の俗称です。

アントニウスは、共和政ローマの執政官で、オクタビアヌス率いるローマ軍は、イオニア海のアクティウム沖で敗戦し、エジプトで自殺しました。

女王は、エジプトのファラオであるクレオパトラのことです。
映画「クレオパトラ」

クラウディウス皇帝は、54年に、親しい者に裏切られて、毒キノコによって暗殺されます。

ゲルマニアは、ゲルマン人が住んでいたドイツ、オランダ、ポーランド、チェコ、スロバキア、デンマークの地域のことです。

ヒスパニアは、スペイン人が住んでいたスペイン、ポルトガル、アンドラ・ジブラルタルの地域のことです。

スペイン人は、マキシマス・デシムス・メリディアスのあだ名です。

ティヒロの丘は、ヒスパニアにあるマキシマス・デシムス・メリディアスの故郷の丘です。

ズッカバールは、南スペインにあり、アントニウス・プロキシモがマキシマス・デシムス・メリディアスとジュバを奴隷として購入した場所です。

カルタゴは、ヌミディア人が住んでいた北アフリカにあり、ジュバの故郷です。

狩人は、動物を狩って、生きる人です。

ガリアは、ケルト人が住んでいた北イタリアからフランスの地域のことです。

ハーブは、料理の香り付けに利用される植物です。

ジャスミンは、観賞用として栽培されている植物です。

ポプラは、細く直立して枝を上に伸ばした樹形が特徴的な落葉広葉樹です。

イチジク、リンゴとナシは、食用になる果実を取るために栽培されている植物です。

ブドウは、ワインを作るために栽培されている植物です。

オリーブは、オイルを取るために栽培されている植物です。

神の国は、亡くなった人が住んでいると考えられている国です。

蛆は、ハエの幼虫で、傷口を綺麗にします。

キリンは、首と足が長く、体は黒と淡黄色からなる斑紋でおおわれている草食獣です。

おかまは、オスで、同性のオスを愛し、メスと交尾をせず、子供を作りません。

ライオンは、アフリカに住んでいる、大型の肉食獣で、人を食べる猛獣です。

虎は、東南アジアに住んでいる、大型の肉食獣で、人を食べる猛獣です。

売春婦は、男性に性的サービスを提供することによって金銭を得る女性で、剣闘士に金銭を払い剣闘というサービスを楽しむローマ市民です。

セステルスは、ローマ帝国の硬貨の一種で、兵の年俸は900セステルスです。

居住区は、人種別に定められた住む場所です。

趣向は、剣闘に工夫やアイデアを凝らして、大衆を喜ばせることです。

ルディアスは、ローマ皇帝が剣闘士に遣わす、木の剣で、自由の象徴です。

密集隊形は、左手に盾、右手に剣を持った歩兵が列を作って密集して、盾を少しずつ重ね合わせるようにしながら壁を作る陣形で、盾で守られない部分からの攻撃に弱いです。

ダイヤモンド隊形は、左手に盾、右手に剣を持った歩兵がひし形を作って密集して、盾を少しずつ重ね合わせるようにしながら壁を作る陣形で、四方からの攻撃を防ぐのに有効です。

一列縦隊は、左手に盾、右手に剣を持った歩兵が一列に並んで、盾を少しずつ重ね合わせるようにしながら壁を作り、剣を突き出し、少数の兵で敵の側面から攻撃する陣形です。

矢じりは、鉄で作られ、矢の先端につけ、射当てたとき突き刺さる部分です。

ヘクトールは、トロイの王子であり、トロイ戦争におけるトロイ勢最強の戦士ですが、アキレウスに敗北します。
映画「トロイ」

ヘラクレスは、ギリシア神話の半神半人の英雄で、十二の功業を成し遂げます。

アンティオキア祭は、聖ペテロが定めた記念日で、2月22日です。

救世主は、ローマをコモドゥス皇帝から救う人で、マキシマスのことです。

最後のセリフ

「自由になれたな、いつか会える。でも、まだだ、まだだ」です。

年表

マキシマス・デシムス・メリディアスは、架空の人物なので年表はありません。

時代背景

紀元前509年、ローマは、第7代の王タルクィニウス・スペルブスを追放し、共和制を採用し、共和政ローマとなります。

紀元前490年、ギリシアのアッティカ半島東部のマラトンで、アテナイのミルティアデスが率いるアテナイ・プラタイア連合軍は、ダレイオス王が率いるペルシアの遠征軍と戦い、勝ちます。

紀元前480年8月、テルモピュライで、スパルタ王レオニダス1世が率いるスパルタ軍とテーバイ軍は、クセルクセス王が率いるペルシアの遠征軍と戦い、負けます。

ルテミシオン海峡で、スパルタ、コリントス、アテナイなどのギリシア連合軍は、クセルクセス王が率いるペルシアの遠征軍と戦い、負けます。

紀元前480年9月、ギリシアのサラミス島近海で、ギリシア艦隊は、ペルシア艦隊と戦い、勝ちます。

紀元前479年8月、プラタイアで、スパルタ、コリントス、アテナイなどのギリシア連合軍は、ペルシア残存勢力とペルシア側についたギリシアの諸ポリスと戦い、スパルタ軍の活躍により、勝ちます。

紀元前449年、ギリシャとペルシアとの間で、カリアスの和約が成立してペルシア戦争は、ギリシャの勝利で終わります。

紀元前332年、アレクサンダー大王は、イスラエルの地を征服し、支配します。
紀元前323年、アレクサンダー大王は、亡くなります。
映画「アレキサンダー」

紀元前249年、カルタゴは、ハミルカル・バルカ将軍をシチリア島に派遣し、シチリア島を支配し、第一次ポエニ戦争が始まります。
紀元前241年、共和政ローマは、アエガテス諸島沖の海戦でカルタゴに勝利して、第一次ポエニ戦争を終えます。

紀元前219年、カルタゴのハンニバルは、共和政ローマのサグントゥムを陥落させて、第二次ポエニ戦争が始まります。
紀元前202年、共和政ローマのスキピオ・アフリカヌスは、ザマの戦いでカルタゴのハンニバルに勝利して、第二次ポエニ戦争を終えます。

紀元前73年から紀元前71年、剣闘士らの指導者スパルタクスは、共和政ローマに反乱を起こしました。

紀元前64年、共和政ローマの執政官であるグナエウス・ポンペイウスは、シリア王国へと行軍し、シリア王国のアンティオコス13世を退位させて、シリア王国をローマ属州にします。

紀元前63年年、共和政ローマの執政官であるグナエウス・ポンペイウスは、エルサレムを陥落し、イスラエルをヒルカノス2世に統治させ、イスラエルををローマ属州にします。

紀元前49年1月10日、共和政ローマの執政官であるシーザーは、自軍を率いて、ルビコン川を渡り、ローマの実権を掌握します。
紀元前49年3月、共和政ローマの執政官であるグナエウス・ポンペイウスは、ローマ軍の船隊と共にギリシアに渡ります。
紀元前48年8月、共和政ローマの執政官であるシーザーと共和政ローマの執政官であるグナエウス・ポンペイウスは、ファルサルスで戦います。
共和政ローマの執政官であるシーザーは、勝利します。
共和政ローマの執政官であるグナエウス・ポンペイウスは、エジプトへ逃げます。
紀元前48年9月、エジプト国王であるプトレマイオス13世は、共和政ローマの執政官であるグナエウス・ポンペイウスを殺害します。
紀元前44年2月、シーザーは、共和政ローマの終身独裁官に任命されました。
紀元前44年3月15日、共和政ローマの終身独裁官であるシーザーは、ローマにあるポンペイウス劇場で暗殺されました。

紀元前40年、アンティゴノスは、パルティアと同盟し、イスラエルの王位に就任します。

紀元前37年9月、共和政ローマの執政官であるマーク・アントニーによってイスラエルの王として認められたヘデロは、ローマ軍の支援を受け、パルティアを破り、エルサレムを陥落し、イスラエルを支配します。

紀元前31年9月、オクタビアヌス率いるローマ軍は、イオニア海のアクティウム沖で、クレオパトラが率いるプトレマイオス朝およびマーク・アントニー支持派連合軍に大勝しました。

紀元前30年8月1日、共和政ローマの執政官であるマーク・アントニーは、クレオパトラが自殺したという知らせを聞いて、53歳で、自殺しました。
紀元前30年8月10日、クレオパトラは、39歳で、自殺しました。
映画「クレオパトラ」
紀元前30年8月31日、共和政ローマのであるオクタビアヌスは、エジプトをローマの属州としました。
紀元前27年、オクタビアヌスは、初代ローマ皇帝になり、共和政ローマはなくなり、ローマ帝国になります。

紀元前6年、イエス・キリストが誕生します。

紀元前4年、イスラエルの王であるヘデロは、亡くなります。
ヘロデ・アンティパスは、イスラエルの主要な部分の領主になります。

30年か33年、イエス・キリストは、十字架に縛りつけられ、槍で刺殺されました。

37年、ヘロデ・アンティパスは、ローマに対する謀反未遂で追放の刑を受け、領地はローマ帝国に編入されます。
イスラエルは、ローマの直轄地となり、ローマの総督が統治します。
41年、アグリッパ1世は、ローマ帝国に公認されたイスラエルの統治者になります。
44年、アグリッパ1世は、亡くなります。
イスラエルは、ローマの直轄地となり、ローマの総督が統治します。

54年、クラウディウス皇帝は、毒キノコで暗殺されます。

66年、イスラエル人は、ローマ帝国に第1次ユダヤ戦争を開戦します。
70年、ローマ帝国のティトゥス皇帝は、エルサレムを包囲し、エルサレムと第二神殿は破壊され、西の壁の下部は第二神殿の遺構を残す数少ない部分であり、嘆きの壁として現存しています。
73年、ローマ帝国のティトゥス皇帝は、イスラエル人に第1次ユダヤ戦争で勝利します。

132年、イスラエル人は、ローマ帝国に第2次ユダヤ戦争を開戦します。
136年、ローマ帝国のハドリアヌス皇帝は、ブリタンニアから勇将ユリウス・セウェルスをイスラエルに派遣して、第2次ユダヤ戦争に勝利します。

162年、マルコマンニ戦争が、ローマ帝国の北方国境でマルコマンニ人との戦争が始まります。
169年、マルクス・アウレリウスは、第16代ローマ皇帝として、ローマ帝国を統治します。
177年、マルクス・アウレリウスとルキウス・アウレリウス・コモドゥスは、ローマ帝国を共同統治します。
180年、マルクス・アウレリウスはマルコマンニ戦争中に亡くなり、ルキウス・アウレリウス・コモドゥスはローマ側に有利な和睦が結んでマルコマンニ戦争を終結させ、第17代ローマ皇帝として、ローマ帝国を統治します。
182年、ルッシラは、ルキウス・アウレリウス・コモドゥス皇帝を暗殺しようとして、失敗し、カプリ島への流刑になります。
192年、ルキウス・アウレリウス・コモドゥス皇帝は、ワインに毒を入れられますが、毒では死なずに、護衛の剣闘士ナルキッソスに絞め殺されます。

感想

実話を基にしたフィクションです。

以下の実話を基に、説得力のある架空のマキシマスという魅力的な人物を加えて、ドラマチックな映画になっています。
マルクス・アウレリウス皇帝はマルコマンニ戦争中に亡くなり、コモドゥス皇帝は、第17代ローマ皇帝として、ローマ帝国を統治します。
ルッシラは、コモドゥス皇帝を暗殺しようとして、失敗します。
コモドゥス皇帝は、娯楽や趣味の剣術に没頭し、暴君になります。
コモドゥス皇帝は、闘技場では剣闘士のように闘います。
コモドゥス皇帝は、護衛の剣闘士ナルキッソスに絞め殺されます。

サムズアップは、親指を立てるジェスチャーで、負けた剣闘士を許せという意味で使われていることがよくわかります。
サムズダウンは、親指を下向きにするジェスチャーで、負けた剣闘士を殺せという意味で使われていることがよくわかります。
パンとサーカスは、詩人ユウェナリスが古代ローマ社会の世相を批判して詩篇中で使用した表現で、皇帝から無償で与えられるパンという食糧とサーカスという娯楽によってローマ市民が満足して、政治的に無関心になっていることを表します。
日本国憲法第27条第1項により「すべて国民は、勤労の権利を有し、義務を負ふ」により日本国民は、義務とされる勤労の対価として食料を得ています。
日本のマスメディアは、日本国民に東京オリンピック2020、EXPO 2025 大阪・関西万博やスポーツイベント等をサーカスとして国民に提供しています。
日本国民は満足して、政治的に無関心になっているということです。

マキシマスは、マルクス・アウレリウス皇帝の遺志に従うか、コモドゥス皇帝の命令に従うかで、悩むことなく、マルクス・アウレリウス皇帝の遺志に従い、大変なことになると言う物語です。
自分は、社長の意見に従うか、取締役員と部長の意見に従うかの決断に迫られ、社長の意見に従い、プロジェクトは成功させますが、取締役員と部長に干されて、早期退職する羽目になり、大変なことになったので共感できる物語です。
ローマ帝国時代よりも日本は悲惨です。

菅義偉元首相は、2020年9月13日、フジテレビの番組で「私どもは選挙で選ばれているから、何をやるという方向を決定したのに、反対するのであれば、異動してもらう」と言って、自民党総裁になり、日本の首相になりました。
日本で権力に逆らうというのは、左遷どころか解雇を覚悟しないとならないとできず、誰も権力に逆らいません。

小泉進次郎は、2024年9月6日、自民党の総裁選に立候補する記者会見で「解雇規制は今まで何十年も議論されてきました。現在の解雇規制は昭和の高度成長期に確立された裁判所の判例を労働法に明記したもので、大企業については解雇を容易に許さず、企業の中での配置転換を促進してきました。
一方、今では働く人のマインドも大きく変わり、転職も当たり前になってきています。社会の変化も踏まえて、働く人は業績が悪くなった企業や居心地の悪い職場に縛りつけられる今の制度から、新しい成長分野やより自分にあった職場で活躍することを応援する制度に変えます。こうした観点から日本経済のダイナミズムを取り戻すために不可欠な労働市場改革の本丸である解雇規制の見直しに挑みたいと思います」と言いました。

現在でも解雇に対しては明確な法律はありません。
IT関連の派遣会社に正社員として働いていましたが、2020年12月24日にいきなり会議室に呼び出されて、理由も告げられず、明日から出社するなと言われ、いきなり解雇され、強制的に「退職届」を提出するように命じられ、「自己都合退職」扱いで退職させられ、半年間だけ自宅で再就職活動することになりました。
毎年新卒採用を行っていますが、毎年社員数は減っていくような中小企業です。
現行法でも、十分に簡単に解雇することはできます。

簡単に解雇できる会社だという評判が広がれば、社員を採用できなくなるだけです。
全ての会社が、簡単に解雇できる会社になれば、社員は簡単に解雇できる会社に就職するしかなく、社員を採用できなくなるということになならないと言うだけです。
簡単に解雇できる大企業を含む民間企業には人材は集まらず、法律で身分が保証されている国家公務員や地方公務員は人材を採用できるということになります。
簡単に解雇できる大企業を含む民間企業に就職する人は、女性からは結婚の対象とはされなくなるでしょう。
法律で身分が保証されている国家公務員や地方公務員だけが、女性からは結婚の対象とされるでしょう。
国家公務員や地方公務員だけが、結婚できることになり、さらに非婚化、少子化が促進されるでしょう。

菅義偉元首相と小泉進次郎は、組織のトップの空気を読ませ、忖度させ、反対する人間を解雇すれば、批判されることもなく、やりたい放題でき、さらなる増税を可能として、独裁国家である北朝鮮、中国やロシアのような国にして、日本を先進国ではなくさせるということです。

小泉進次郎は、「受給開始年齢は80歳でもいいのではないかと考えている」とも発言しています。

河野太郎は潰れました。
石破茂は自滅するでしょう。
残るは、小泉進次郎を潰すということです。

そして、日本は潰れるでしょう。

まとめ

次は「ノア 約束の舟」を鑑賞する予定です。
ご期待ください。

以上、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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