午前十字の映画祭15で映画「時計じかけのオレンジ」が上映されるので、この映画を鑑賞することにしました。
基本情報・スタッフ
監督 スタンリー・キューブリック
脚本 スタンリー・キューブリック
原作 アンソニー・バージェス
製作 スタンリー・キューブリック
製作総指揮 マックス・L・ラーブ、サイ・リトビノフ
音楽 ウォルター・カーロス
撮影 ジョン・オルコット
美術 ジョン・バリー
衣装 ミレーナ・カノネロ
編集 ビル・バトラー
製作会社 ポラリス・プロダクションズ、ホーク・フィルムズ
配給 ワーナー・ブラザース
公開 1972年4月29日
上映時間 137分
映倫区分 R18+
予告動画
主題歌
冒頭だけで全部ではありません。
音楽
オープニングと暴行を終えた後でコロバ・ミルク・バーとアパートに帰るところから部屋で過ごすシーンととで流れる「メアリー女王の葬送のための音楽/進行曲」です。
ビリー・ボーイたちが女性に悪行を行い、アレックスたちと乱闘になり、自動車で暴走するシーンで流れるオペラ「泥棒かささぎ 序曲」です。
アレックスたちが作家夫婦に悪行を行っているときなどとラスト流れる「雨に歌えば」です。
コロバ・ミルク・バーのシーンで女性が歌うベートーベンの交響曲「第9番 合唱~第4楽章」です。
アレックスがアパートの部屋で聞いて鮮烈な映像を思い浮かべて翌朝デルトイドに会うまでのシーンとアレックスに復讐するために聞かせるベートーベンの交響曲「第9番 合唱~第2楽章」です。
アレックスがレコード店に入り、2人の少女をナンパするシーンとルドビコ療法のシーンで流れる「March from A Clockwork Orange」です。
アレックスが2人の少女をナンパして部屋に誘い込んだシーンで流れるウィリアム=テルのオペラ「序曲~スイス軍の行進」です。
アレックスが他のメンバーを川に落として、一人暮らしの女性を殺害するシーンで流れるは、時計じかけのオレンジの主題歌です。
アレックスが収監される刑務所の俯瞰ショットのときとアレックスが自宅に戻って自宅を出て川を眺めているときに流れるウィリアム・テルのオペラ「序曲~夜明け」です。
内務大臣が刑務所を訪れるときに流れる行進曲「威風堂々 第1番(1分46秒ぐらいから)」です。
アレックスが刑務所から出て治療センターに入るときに流れる行進曲「威風堂々 第4番」です。
アレックスがヒトラーの戦争映を観るときと最後の病院にいるときに流れるベートーベンの交響曲「第9番 合唱~第4楽章」です。
アレックスが聞かされて、飛び降り自殺を試みるときに流れるベートーヴェンの交響曲第9番「合唱 第2楽章」です。
アレックスが病院で聞かされるベートーベンの交響曲「第5番 ハ短調 運命~第1楽章」です。
あらすじ
真っ赤なスクリーンを背景に「A CLOCKWORK ORANGE」とタイトルが表示されます。
アレックスの顔がスクリーンにアップで映し出されます。
徐々に全体が映し出され、アレックスは、ドラッグ入りミルクをグラスで飲んでします。
ディムはアレックスの左に座っていて、ジョージーはアレックスの右に座っていて、ピートはディムの左に座っています。
徐々に全体が映し出されると、他の人々もいます。
アレックスは、「俺がいた、名はアレックス。3人のドルーグは、ピート、ジョージー、ディム。コロバ・ミルク・バーでラズードックス、夜のプランを思案中ってわけ。コロバのミルク・プラスは3種類、ベロット、シンセメスク、ドレンクロム。そいつを飲む。精神が刺激され、いつもの超暴力へ盛り上がる」と過去を思い出して心境を語ります。
浮浪者は、横になりウィスキーを瓶で飲みながら、歌っています。
アレックスは、「耐えられないのは、老醜さらす酔っ払い。親譲りの猥歌をほえて、ゲップの伴奏が入る。腐臭を放つ内臓の卑猥なオーケストラ。そんなやつにガマンができない。老いぼれだと、なおさらだ」と過去を思い出して心境を語ります。
アレックスたちは、浮浪者に近づいて来て、拍手と歓声を送ります。
浮浪者は、アレックスたちにカッター銭を恵んでくれと頼みます。
アレックスたちは、浮浪者を笑います。
アレックスは、浮浪者の腹に棒を押し付けます。
浮浪者は、アレックスに無法がはびこるきたねえ世界で、若者が年寄りをイビる世界で、老人が暮らせない世界で、月へ行く人間と地球を回る人間がいるが、地上の法と秩序にゃみんなが無関心だと説明します。
アレックスたちは、浮浪者に殴る蹴る棒で打つチェーンで殴るの暴行を加えます。
ビリー・ボーイたちは、全裸の女性に暴行を加えています。
アレックスは、「廃墟のカジノでビリー・ボーイ一派と出くわした。ご存じのイン・アウトを演ずるハラさ。泣き叫ぶデボチカに乗って」と過去を思い出して心境を語ります。
アレックスたちは、やって来て、ビリー・ボーイたちに声をかけます。
暴行を加えられていた女性は、走って逃げだします。
ビリー・ボーイたちは、ナイフを手にします。
ビリー・ボーイたちは、アレックスたちの方へ走って向かいます。
アレックスたちとビリー・ボーイたちは、ケンカになります。
アレックスたちは、ビリー・ボーイたちに優勢になり、殴る蹴るの暴行を加えます。
アレックスは、口笛でピート、ジョージー、ディムに合図をして、警察が来る前に逃げ出します。
アレックスは、オープンカーにピート、ジョージー、ディムを乗せて、逃走します。
アレックスは、「デュランゴ95の調子は、なかなかのホラーショー。いい振動がガティワッツにビンビン来る。すぐに立木と闇ばかり。紛れなき田園の闇」と過去を思い出して心境を語ります。
トラックが道に止まっていますが、トラックの下を通過します。
対向車は、やって来ますが、避けて、横転します。
バイクも、やって来ますが、避けて、道路の外に行きます。
対向車は、やって来ますが、避けて、障害物に突っ込みます。
アレックスは、「夜の旅人たちを少しばかり、フィリーしてやった。それから西に向かった。次のゲームもご存じのサプライズ訪問。あれには燃えたし、笑えた。いつものように超暴力大放出さ」と過去を思い出して心境を語ります。
アレックスは、「HOME」という看板のあるフランク・アレクサンダーとメアリー・アレクサンダーが住むの家の前にある車止めに、停車します。
アレックスたちは、車を降りて、フランク・アレクサンダーとメアリー・アレクサンダーの家に向かいます。
フランク・アレクサンダーは、家の中でタイプライターで文章を作成しています。
アレックスは、呼び鈴を鳴らします。
フランク・アレクサンダーは、呼び鈴に気が付き、メアリー・アレクサンダーにドアに見に行かせます。
メアリー・アレクサンダーは、インターフォンでアレックスからひどい事故で助けて下さいと言われます。
メアリー・アレクサンダーは、ドアチェーンをかけたままドアを開けます。
アレックスは、メアリー・アレクサンダーに友人がひん死の重傷で、救急車を呼ぶために電話を貸してくださいと頼みます。
メアリー・アレクサンダーは、フランク・アレクサンダーに事情を説明します。
フランク・アレクサンダーは、メアリー・アレクサンダーに家に入れてやりなさいと言います。
メアリー・アレクサンダーは、アレックスたちにドアを開けます。
仮面を被ったアレックスたちは、ドアから家の中に入ってきます。
アレックスは、雨に唄えばを歌いながら、メアリー・アレクサンダーの口をテープで塞ぎ、引っぱたき、フランク・アレクサンダーに蹴りを入れ、フランク・アレクサンダーの口にボールを入れて、口をテープで塞がせます。
アレックスは、フランク・アレクサンダーの机の上に上がり、物を蹴落として、机から降りて、机をひっくり返し、本棚を倒します。
アレックスは、メアリー・アレクサンダーの服をハサミで切り取り、胸を出して、ベルトを外し、ズボンの下から首の近くまでハサミで切り、裸にして、フランク・アレクサンダーの見ている目の前で、メアリー・アレクサンダーをレイプします。
アレックスたちは、コロバ・ミルク・バーに帰って来ます。
アレックスは、「おれたちはヘトヘト、ヒザもガクガク。それなりにエネルギーを消費できた夜さ、兄弟。車を捨て、コロバ・ミルク・バーに戻って、寝る前の一杯」と過去を思い出して心境を語ります。
ディムは、ルーシーという人形の乳首からミルクを出して、グラスに注ぎます。
アレックスは、「TV局の気取り屋どもがいた。笑ったり、ダブリ話に興じたり、このデボチカもノー天気に楽しんでいた。するとディスクが1曲終わって、曲間の短い静寂、女がいきなり歌い出した。何て言うか。一瞬、巨大な鳥が舞い込んだかと、俺のマレンキー・ヘアがごっそり逆立ち、戦りつがマレンキーとかげになって、体をはい回った。知っている曲なんだ。ルドウィヒ作曲あの栄光の第九、何するんだよ」と過去を思い出して心境を語ります。
ディムは、女にブーイングをします。
アレックスは、ディムを棒で叩き、マナーが悪いと非難します。
ディムは、アレックスにワケなしのトルチョック制裁はうんざりで、家へ帰って寝ることで一致します。
アレックスは、歩いて市営団地ブロック18Aリニア・ノースというアパートに戻ります。
アレックスは、壊れているエレベーターを蹴飛ばして、階段で部屋に向かい、小便をして、メイクを落として、ベッドで横になり、盗品と金をベッドの下の引き出しに入れて、別のベッドの引き出しからバジルという名のペットのヘビを取り出し、ベートーベンの交響曲「第9番 合唱~第2楽章」の音楽のカセットテープをカセットデッキに入れて、再生します。
アレックスは、「ああ、この陶酔、天にも昇る至福、ゴージャスの極みに華麗な肉体がある。天上のメタルで編んだ鳥か、スペースシップに漂う白銀の美酒か、重力はあまりにもむなしい。音のスルーシュにかぶる、鮮烈な映像」と過去を思い出して心境を語ります。
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの顔がアップで映し出されます。
女性の絞首刑の様子など鮮烈な映像が映し出されます。
アレックスは、血に飢えた吸血鬼のようになります。
夜が明けて、朝になります。
マムは、ドアをノックして、アレックスに起きて、学校に行くように言います。
アレックスは、マムにガリバー痛で、もう少し寝て、休養するために、学校を休んで、体力をつけると言います。
マムは、アレックスに今週ずっと欠席よと注意して、朝食はオーブンの中にあり、もう出掛けるからと伝えます。
マムは、ダッドに今朝もアレックスの気分がよくないそうよと言います。
ダッドは、マムに聞こえたよ、アレックスがゆうべ何時に帰ったと思うと質問します。
マムは、ダッドにスリーパー飲んだから、分からないと答えます。
ダッドは、マムに正確には、どこで、毎晩、働いているようだと言います。
マムは、ダッドにアレックスが言うには定職じゃなくて、ヘルパーであちこちで少しずつ働いているらしいと言います。
ダッドとマムは、アパートを出て、職場に向かいます。
アレックスは、部屋に誰もいなくなった頃に、ドアのダイヤル式の鍵を開けて、パンツ一枚で部屋から出て、デルトイドのいる部屋の前を通り過ぎて、デルトイドに気が付き、デルトイドのいる部屋に戻って来て、デルトイドに家庭訪問とは驚きですと声をかけます。
デルトイドは、アレックスに途中でお母さんに会ってな、鍵を借りたんだと言いながら、鍵をテーブルの上に置き、どこが痛いから欠席だってと言います。
アレックスは、デルトイドにひどい頭痛で、午後には治ると思うと言います。
デルトイドは、アレックスに夜なら確実だってわけね、夜は実に楽しいからなあと言い返し、アレックスに隣に座るように示します。
アレックスは、デルトイドにわざわざお越しのご用件は、何か問題でもと探りを入れて、デルトイドの隣に座ります。
デルトイドは、アレックスに問題、なぜそう思うんだね、いけないことをしているのかなと問い詰めます。
アレックスは、デルトイドに他意はありませんと答えます。
デルトイドは、アレックスの髪を掴み、担当する更生委員からも他意のない一言、気をつけろよ、次は更生施設じゃ済まんぞ、檻の中さ、私の苦労もムダになる、ダメな自分自身を見放しても、私には敬意を払え、更生の失敗は、我々には大きな汚点で、君みたいのが1人檻に入る度に、委員が責任を取らされると言います。
アレックスは、デルトイドに大丈夫です、ミリセントに逮捕されるような事は何もしていませんと言います。
デルトイドは、アレックスをベッドの上に仰向けに押し倒して、言い訳は聞き飽きたね、逮捕されないからといって、マチガイをしていないとは限らないだろう、昨晩もマチガイがあってな、どうしようもないマチガイさ、ビリー・ボーイ一派が病院に担ぎ込まれた、絡んでいる情報も入っているし、仲間の名も出てるが、例によって証拠は何もないが、だが警告しとくぞ、この病んだ世の中で、たった一人の親友として、君を救いたいんだと言い、股間を叩きます。
アレックスは、立ち上がり、ドアに寄りかかります。
デルトイドは、アレックスに何が問題だ、我々も1世紀近く研究はしているが、なかなか成果が上がらない、申し分ない家と親があり、頭も悪くないのに、なぜ悪魔が体をはい回るのかと言います。
アレックスは、デルトイドに問題はありません、ずっとミリセントの世話にはなっていませんと言います。
デルトイドは、アレックスにそこが不安なんだ、おとなし過ぎる、何かしでかす頃合いだ、形のいい精力的な鼻をモメ事に突っ込むなと警告します。
アレックスは、デルトイドに澄み切った湖の気分で、夏深き青空そのもので、信頼して下さいと言います。
アレックスは、音楽ランキング「TOP TEN」を見ている少女の横を通りすぎて、レコード店の中に入り、レコード店の中を一人で歩いていて、レコード店の店員に注文したレコードが届いているかを確認し、レコードを選んでいる2人の少女の間に入って、レコードを探すふりをして、2人の少女に部屋に来たら最高の音で楽しめる言って、2人の少女をナンパして、部屋に連れ込み、2人の少女とセックスを楽しみます。
ディム、ジョージーとピートは、アパートの階段の下で、暇をつぶしています。
アレックスは、ディム、ジョージーとピートのいる所に階段で降りて来て、声をかけて、どうしたんだと言います。
ジョージーは、アレックスにナイフィー・ロコモ飲んで、待っていたのに、ちっとも来ないから、何かにひどく、腹立てだのかもしれないと心配して、捜し回ったんだと言います。
アレックスは、ジョージーに誠に恐縮アピ・ポリ・ロジー、ガリバー痛で寝てたんだが、召使いが起こしてくれなかったと言い訳をします。
ディムは、アレックスに気の毒にガリバーの使い過ぎか、命令やら規律やらで、気が休まらんよな、もう痛くない、ベッドに戻りたくないかと言います。
アレックスは、座っているディムの上に座ります。
アレックスは、ディムに物事はきっちりシャッキリしておこうと言います。
アレックスは、ジョージーに皮肉のつもりなら、分不相応だ、小僧ども、リーダーとして尋ねる、何を企んでいると言います。
ディムは、アレックスを笑います。
アレックスは、ディムに口裂き顔の薄ら笑いは何のつもりだと言います。
ジョージーは、アレックスにディムをイビるなよ、兄弟、新体制に変えたんだと言います。
アレックスは、ジョージーに新体制、何の事だ、俺の寝息をうかがっての謀り事かと言います。
ジョージーは、アレックスに聞きたけりゃ教えてやる、コソ泥クラストじゃ、稼ぎもルッカフル涙だろ、そこで英国屋ウィルの出番だ、クラストした貴金属とかダイヤをサバしてくれて、ウィルはしこたまくれるぜと言います。
ディムは、アレックスにしこたま稼げると言います。
アレックスは、ディムにしこたま大稼ぎして、どうする、何が欲しいんだ、車なら木に生ってるさ、手の切れるポリーなら奪えばいいさと言います。
ジョージーは、アレックスに兄弟は時々子供じみた事を言うと言います。
ディムは、アレックスに子供じみた事だと言います。
ジョージーは、アレックスに今晩は男仕事のクラストだぜと言います。
ディムは、アレックスに男仕事のクラストだと言います。
アレックスは、ディムに上等だ、ホラーショーだと言います。
アレックスは、ジョージーに待ちに待った自立の時か、教育したかいがあったよ、計画を話してくれと言います。
ジョージーは、アレックスにその前にいつものモロコ・プラスはどうだい、おれたちもう始めてるけどと言います。
アレックス、ディム、ジョージーとピートは、アパートから出かけて、マリーナを歩いています。
アレックスは、「マリーナを歩きながら、おれは平静を装っていた。だが心は千々に乱れる。今やジョージーが司令官で命令を下している。ディムが追従笑いのブルドック役。そうだ、考えるものはグルーピーでもできる。オムニ明晰な人間は直感に従い、ボッグが送り出すそれは、今、美しい調べとなって俺を動かす。窓が開へ放たれ、ステレオが流れ、その時に何をすべきか明確にビディーった」と過去を思い出して心境を語ります。
アレックスは、手にした棒で、ジョージーを叩き、蹴り、マリーナに落とします。
ジョージーは、マリーナに頭から落ちます。
ディムは、アレックスにチェーンで襲い掛かり、アレックスにかわされて、棒で叩かれて、マリーナに落ちます。
アレックスは、後ろ手に棒を持って、棒からナイフを取り出し、ディムをおびき寄せて、ディムの手を掴み、手の甲をナイフで切ります。
ディムは、切られた手を抑えて、マリーナに後ろから倒れます。
ピートは、この様子を見て、逃げ出します。
アレックス、ディム、ジョージーとピートはカフェにいます。
アレックスは、「ディムの主要ケーブルは避けてやった。タッシュトゥック1枚で鮮血クルービーは止まった。負傷兵2名を手早く落ち着かせ、ニューヨーク公爵酒場を目指した。だれがリーダーか、これではっきりとした。烏合の衆めと思っても、真のリーダーは、手下に寛大なる間合いを心得ている」と過去を思い出して心境を語ります。
アレックスは、ディム、ジョージーとピートにこれで元に戻ったな、全ては水に流され、ライトライトライトと言います。
ピートは、アレックスにライトと言います。
ディムは、アレックスにライトと言います。
ジョージーは、アレックスにライトと言います。
アレックスは、ジョージーに今夜の仕事だが、残らず話してくれと言います。
ジョージーは、アレックスに今夜はやめだ、このザマじゃあと言います。
アレックスは、ジョージーにいっぱしのチェロベックのくせして、お互いもう子供じゃないだろ、なんじ心に抱きしは何ぞやと言います。
ジョージーは、アレックスに臨時閉鎖中のヘルス・ファームさ、持ち主は大金持ちのプティツァで猫と暮らしているミス・ウェザースと金や銀や宝石の山と言います。
ミス・ウェザースは、猫に囲まれてをして、ストレッチをしています。
アレックスは、ミス・ウェザースの家をノックします。
ミス・ウェザースは、アレックスに誰なのと言います。
アレックスは、ミス・ウェザースに助けて下さい、ひどい事故で、救急車を呼びたいんですと言います。
ミス・ウェザースは、アレックスにお気の毒だけど、2キロ先のパブに電話があるわ、それを使うのねと言います。
アレックスは、ミス・ウェザースに緊急で、友人の出血がひどくて死にそうで一刻を争うんですと言います。
ミス・ウェザースは、アレックスに悪いけど夜は知らない人を入れたくないのよと言います。
アレックスは、ミス・ウェザースにそうですね、用心なさるのも無理はないです、悪党どもがうろついてますからね、パブへ行ってみます、お邪魔しました、お休みなさいと言います。
アレックスは、ドアから離れ、ディム、ジョージーとピートを連れて、庭の方へ回り込み、壁の近くに立ちます。
アレックスは、2階の開いている窓を見つけます。
アレックスは、ディムにしゃがめ、窓から入って玄関を開けると言います。
ミス・ウェザースは、部屋に戻って来て、警察署に電話をかけて、警察官にヘルス・ファームのミス・ウェザースで、実は少し気になることがあって、多分思い過ごしなんでしょうけど、若い男が電話を貸せと、何やら事故があったとか、その言い方が気になって、今朝の新聞記事そのまま、昨夜、作家夫婦が襲われた時みたいと言います。
警察官は、ミス・ウェザースにパトカーを手配しますと言います。
ミス・ウェザースは、警察官に必要かしらもう立ち去ったようですけどと言います。
警察官は、ミス・ウェザースに数分で到着しますと言います。
ミス・ウェザースは、警察官にじゃあそうしてくださいと言います。
ミス・ウェザースは、電話を切ります。
アレックスは、雨どいを伝って、2階の窓を目指して、登り、空いている窓から屋内に入ります。
アレックスは、ミス・ウェザースのいる部屋に入って来ます。
アレックスは、ミス・ウェザースにやっとご対面、郵便受け越しのグブリ話じゃ気がイキませんよねと言います。
ミス・ウェザースは、アレックスにあんたは誰なの、どうやって入り込んだの、何をやらかすつもりと言います。
アレックスは、ミス・ウェザースにいけないンだ、色狂いのスームカばばあと言い、芸術品に触ります。
ミス・ウェザースは、アレックスにきっちりお聞きチンピラ、回れ右をして出て行くのよ、触らないで、大変な芸術品なのよ、一体何が欲しいのと言います。
アレックスは、ミス・ウェザースにこれは国際的な学生コンテストで、雑誌販売で点数を競うんですと言います。
ミス・ウェザースは、アレックスにほざくなクソガキ、面倒な事になる前に出て行けと言います。
アレックスは、芸術品を叩きます。
ミス・ウェザースは、アレックスに触るなって言ったのよ、たたき出されたいのと言います。
ミス・ウェザースは、アレックスに厚顔無知の色情ナンキン虫が、良家へ押し込むには、それなりの作法があるのよと言います。
ミス・ウェザースは、胸像を掴み、アレックスに殴りかかります。
アレックスは、芸術品を持って、ミス・ウェザースの攻撃をかわします。
ミス・ウェザースは、胸像で、アレックスの頭部を殴り、アレックスを倒します。
アレックスは、立ち上がり、ミス・ウェザースを押し倒し、ミス・ウェザースを芸術品で殴ります。
アレックスは、パトカーのサイレンの音を聞きます。
アレックスは、芸術品を戻し、ドアを開けて、部屋から立ち去り、玄関から外へ出ます。
玄関の外では、ディム、ジョージーとピートが凶器を手にして、待っています。
アレックスは、ディム、ジョージーとピートに行こうぜ警察だと言います。
ディムは、アレックスに待てよドルーギーと言います。
ディムは、アレックスをミルク入りの瓶で殴ります。
アレックスは、ディムに畜生目が見えないぞ、コノヤローと言います。
ディム、ジョージーとピートは、アレックスを置き去りにして、逃げ出します。
パトカーが到着します。
アレックスは、拘束されて、警察署に連行されます。
アレックスは、警部とトムに期待されても困るな、何も言う気はないよ、弁護士を呼んでくれなきゃ、法律には通じているんだ、バカと言います。
警部は、アレックスに我々も法律には通じている事を教えようか、通じているだけじゃないってこともと言います。
トムは、アレックスにひどい傷だな、アレックス坊や、気の毒に、美男が台無しだ、誰がやったんだ、どうやったんだと言い、アレックスの傷を痛めつけます。
アレックスは、悲鳴を上げて、何のつもりだ、バカと言います。
トムは、アレックスに今のは被害者のうらみの分、救いようなのない悪たれだ、貴様はと言います。
アレックスは、トムの股間を掴みます。
トムが悲鳴を上げます。
警部は、アレックスを殴ります。
巡査部長は、デルトイドに挨拶します。
デルトイドは、巡査部長に挨拶します。
巡査部長は、デルトイドに3号室ですと言います。
デルトイドは、巡査部長にお礼を言います。
警部は、3号室から出てきます。
警部は、デルトイドに挨拶します。
デルトイドは、警部に挨拶します。
巡査部長は、警部にそろそろお茶でもと言います。
警部は、巡査部長に後でな紙タオルを取ってくれと言います。
巡査部長は、警部にはい分かりましたと言って、紙タオルを渡します。
警部は、デルトイドに尋問中でね、中へ入りませんかと言います。
デルトイドは、警部にお礼を言い、3号室に入ります。
アレックスは、出血しています。
警部は、アレックスに紙タオルを投げて渡します。
デルトイドは、アレックスに何ともひどい顔ですな、このザマ見てやってと言います。
トムは、デルトイドに愛の未熟な悪夢、暴力は暴力を生む、逮捕に抵抗したんでねと言います。
デルトイドは、アレックスに来る所まで、来てしまったか、終点に到着さと言います。
アレックスは、デルトイドに俺は悪くない、どうか弁護して下さい、ハメられたんです、卑怯なドルーグどもを捕まえてくれ、やつらの考えだった、脅されたんです、無実ですと言います。
デルトイドは、アレックスに人殺しなんだよ、人殺しと言います。
アレックスは、デルトイドに違います、軽くトルチョックしただけで、誓って殺してませんと言います。
デルトイドは、アレックスに病院へ寄ってきたんだ、ミス・ウェザースは死んだよと言います。
アレックスは、デルトイドに脅そうっていうんでしょ、新手の拷問なんだと言います。
デルトイドは、アレックスに自分で選んだ拷問さ、究極の拷問であってほしいねと言います。
トムは、デルトイドに一発いきますか、遠慮は無用、手足は押さえます、さぞ失望なさったでしょうと言います。
デルトイドは、アレックスに唾を吐きかけます。
刑務所が映し出されます。
アレックスは、「ここからは聞くも涙の悲劇の幕開け、ああ我が兄弟、お友達、判事と陪審員の面罵の裁判が済むと、この謙虚な語りべは、14年の刑を宣告され、第84Fスタージャ送り、変態どもと凶暴な、プレストゥプニクの巣へ、ショックでダダはクルービーな両手を振りかざし、無慈悲なボックをのろった、マムは母親涙をブオーッと流し、腹を分けた一人息子のホラーショーな転落を嘆いた」と過去を思い出して心境を語ります。
警察官は、アレックスと手錠でつなぎ、刑務所に連行して、刑務所に入ります。
警察官は、バーンズにこちらが収容調書ですと言って、収容調書を手渡します。
バーンズは、アレックスに名はと質問します。
アレックスは、バーンズにアレグザンダー・デ・ラージと答えます。
バーンズは、アレックスに刑務所では、看守にはサーをつけて、返答しろと言い、名はと質問します。
アレックスは、バーンズにアレグザンダー・デ・ラージ、サーと答えます。
バーンズは、アレックスに刑期と罪状を質問します。
アレックスは、バーンズに14年で、殺人です、サーと答えます。
バーンズは、アレックスに収容調書を見て、間違いないと言います。
バーンズは、警察官に手錠を外してくれと言います。
警察官は、アレックスの手錠を外します。
バーンズは、アレックスに655321号で、その番号を覚える義務があると言います。
バーンズは、警察官を帰します。
バーンズは、アレックスに所持品を出せます。
アレックスは、所持品を出します。
バーンズは、アレックスに見えるか、後ろに白線が書いてあるぞ、つま先は、白線の向こう側にそろえろ、655321号と言います。
アレックスは、白線の向こう側につま先を揃えて立ちます。
アレックスは、所持品を机の上に放り投げます。
バーンズは、アレックスに所持品を拾って、正しく置き直せと言います。
アレックスは、所持品を机の上に置き直します。
バーンズは、記録係にチョコレート半分、メタル・リングのかぎ束、タバコ1箱、プラスチック製ボールペン黒1本、赤1本、ポケットぐし、黒のプラスチック、住所録:合成皮革、赤、10ペンス、1枚、ホワイト・メタル腕時計”タイマリスト”伸縮ブレスレット付きと言います。
記録係は、保管証に記録します。
バーンズは、アレックスに保管証にサインしろと言います。
アレックスは、保管証にサインします。
バーンズは、所持品を入れた封筒を閉じます。
バーンズは、アレックスにタバコとチョコレートは、刑期を考慮して没収、向こうのテーブルで脱衣を始めろと言います。
アレックスは、服を脱ぎ始め、脱いだ服も記録され、保管されます。
バーンズは、アレックスに宗教、髪の色、目の色、眼鏡もしくはコンタクトの使用の有無、重病の治療、精神病、義歯または義肢の使用の有無、頻繁な失神またはめまいの有無、てんかん症、同性愛の経験の有無について質問します。
アレックスは、バーンズに一問一答で答えます。
アレックスは、素っ裸になります。
バーンズは、アレックスに壁に向き、かがんで、つま先に触れろと言います。
バーンズは、懐中電灯をくわえて、アレックスの尻の穴を確認します。
バーンズは、アレックスに性病、毛ジラミについて質問します。
バーンズは、アレックスに浴槽へ行くように言います。
アレックスは、浴槽で入浴します。
アレックスは、演壇に座らされています。
牧師は、受刑者たちに説教をします。
受刑者がゲップをして、他の受刑者たちが笑います。
バーンズは、ゲップをした920537号を注意します。
受刑者たちは、笑い出します。
牧師は、受刑者たちに締めくくりに囚人用賛美歌集258番を歌わせます。
アレックスは、歌詞を映し出す機器を操作します。
受刑者たちは、囚人用賛美歌集258番を歌います。
アレックスは、「実に無益な年月だった。この地獄型人間動物園に来て、2年、看守は凶暴で、トルチョック制裁も頻繁、囚人は変態で、若いマルチョックにヨダレを垂れ流す。つまり私に、日曜礼拝での牧師の手伝いが私の役目だった。ボルシャイ・デブのダメ男だが、私を非常に気に入ってくれた。何しろ若いし、聖書にも興味を示したから」と過去を思い出して心境を語ります。
アレックスは、聖書を読んでも、目をつぶり、ローマ時代の衣装を着てローマ兵になり、イバラの冠を被り、十字架を担いで歩くイエス・キリストに鞭を打つ姿を想像します。
アレックスは、「本の後半部はたるく、戦闘やイン・アウトが削られ、説教臭が強い。好きなくだりは、ヤホーディー同士の殺し合い。ヘブライのワインを傾け、女房連の侍女たちと寝る。だから読み続けた」と過去を思い出して心境を語ります。
アレックスは、剣闘士と闘い、女たちに囲まれ、ブドウを食べているのを想像します。
牧師は、アレックスに邪悪な民にならぬように心せよ、邪悪な民たちと交わることも許さず、邪悪な民の心は盗みのみを策し、唇は偽りに満ちていると諭します。
アレックスは、全く改心していませんが、牧師に苦痛の時に望みを失えば、みなぎる力も失うなりと応じます。
牧師は、アレックスになかなかよろしい、よく手助けをして、改心の情にあふれていると言います。
アレックスは、個人的な質問をするために、本を閉じて、立ち上がり、牧師と共に人目に付かない本棚の脇に行きます。
アレックスは、牧師に受ければすぐ出所でき、逆戻りの心配もないという新療法について質問します。
牧師は、アレックスにルドビコ式心理療法で、実験段階に過ず、ひどい危険が伴うらしいので、所長が反対して、この刑務所では採用されていないと言います。
アレックスは、牧師に危険でも構いません、善人になりたいんです、余生を善行にささげたいと言います。
牧師は、アレックスにルドビコ式心理療法で人間を善良にできるのか、善は心より発するもので善を選択するので、選ぶことのできぬ者は人間とは言えないと諭して、アーメンと言います。
牧師とアレックスは、十字を切ります。
アレックスたちは、塀で囲まれた狭い所をぐるぐると白線の円に沿って歩いて運動をします。
フレデリック内務大臣は、アレックスたちが運動している間に、監房棟へやって来て、アレックスの監房内を確認します。
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの顔の写真と胸像があります。
フレデリック内務大臣は、胸像とルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの顔の写真を手にして、アレックスに対する刑罰は無益で楽しんでいると感じます。
バーンズは、アレックスと囚人たちを壁を背にこちらを向きに2列横隊に整列させます。
バーンズは、刑務所長に査察の準備完了ですと報告します。
フレデリック内務大臣は、刑務所長に1室に何人かなと質問します。
刑務所長は、フレデリック内務大臣にこの監房では4人ですと答えます。
フレデリック内務大臣は、刑務所長にすし詰めは濃縮犯罪空間を形成し、服役中の犯罪を招くと指摘します。
刑務所長は、フレデリック内務大臣に確かに広い施設と豊かな予算が必要ですと答えます。
フレデリック内務大臣は、刑務所長に無理だな、政府は旧式な刑罰理論に関心を失っていて、ここも政治犯収容に使われるので、この程度の犯罪者に対する刑罰は無益で、刑罰を楽しんでいるので、犯罪性反射神経の抹殺するという治療ベースに切り替えると言います。
アレックスは、フレデリック内務大臣に全くの同感ですと言います。
バーンズは、アレックスに汚い穴を閉じろと命令します。
フレデリック内務大臣は、バーンズに今のは誰だと質問します。
アレックスは、フレデリック内務大臣に私ですと答えます。
フレデリック内務大臣は、アレックスに犯した罪はと質問します。
アレックスは、フレデリック内務大臣に過失致死罪ですと答えます。
バーンズは、フレデリック内務大臣に強盗に入り、女性を惨殺、14年の刑でありますと付け加えます。
フレデリック内務大臣は、アレックスに素晴らしい、野心的で積極的かつ外交的、若くて大胆で残忍で理想的だと言います。
刑務所長は、フレデリック内務大臣にではそろそろC棟の方へと言います。
フレデリック内務大臣は、刑務所長にいや十分だ、アレックスに決めた、アレックスの記録を読みたい、この残忍なアレックスが見違えるように変身すると言います。
アレックスは、フレデリック内務大臣に選んで頂いて光栄ですと言います。
フレデリック内務大臣は、アレックスにチャンスを有効に生かすことだなと言います。
刑務所長は、フレデリック内務大臣にでは刑務所長室へと言います。
フレデリック内務大臣は、刑務所長にありがとうと言います。
アレックスは、笑みを浮かべています。
バーンズは、アレックスを睨みつけます。
バーンズは、刑務所長の部屋のドアをノックします。
刑務所長は、バーンズに入り給えと言います。
バーンズは、刑務所長のいる部屋に入ります。
バーンズは、アレックスに白線まで進み、つま先をそろえ、姓名と番号を申告と言います。
アレックスは、刑務所長の部屋の中に入り、つま先を白線にそろえます。
バーンズは、ドアを閉めます。
アレックスは、刑務所長にアレグザンダー・デ・ラージ、655321号、サーと言います。
刑務所長は、アレックスに今朝のお方が内務大臣閣下その人で、新任の大臣で、バカげた計画を実行する気だが、貴様らワルに痛めつけられた国家だって、殴り返して当然だが、新体制ではノーで、悪党を善人に矯正しろと、ひどく不公平に思えるので計画に反対していていると言い、矯正するために明日ブロドスキー博士と会うためにルドビコ医療センターに移送され、2週間たてば、自由の身になれるそうだ、うれしい予想だろうと言います。
アレックスは、刑務所長にありがたく思い、努力し、関係各位に感謝いたしますと言います。
刑務所長は、アレックスにこれにサインしてと言います。
アレックスは、何の文書か確認しようとします。
バーンズは、アレックスに読むなサインだと言います。
刑務所長は、アレックスに自らの意思で、刑期短縮の代わりに、ルドビコ式心理療法を希望したとの文書で、ここにも、もう一部と言います。
アレックスは、刑務所長に言われるままにサインします。
アレックスは、バーンズに連れられて、ルドビコ医療センターに向かいます。
アレックスは、「翌朝、ルドビコ医療センターへ送られた。そこは郊外。スタージャを出る時、ほんのマレンキー悲しんだ。住み慣れた場所を離れるわけだし」と過去を思い出して心境を語ります。
バーンズは、アレックスを連れて、ルドビコ医療センターに行き、アレックスをオルコット博士に引き渡し、オルコット博士が移送書にサインをして、アレックスの移送を完了しますが、オルコット博士にこの男には十分注意して頂きたい、残忍で、本性は変わりませんと言います。
オルコット博士は、バーンズに心配は無用ですと応えます。
オルコット博士は、チャーリーにアレックスを部屋に案内させます。
アレックスは、歩いてルドビコ医療センターの中に入ります。
チャーリーは、アレックスの後ろをついて行きます。
ブラノン博士とチャーリーは、朝の挨拶をかわします。
チャーリーは、ブラノン博士のためにドアを開けます。
ブラノン博士は、アレックスのいる部屋に入ります。
ブラノン博士は、アレックスに自己紹介をします。
アレックスは、ベッドで寝ながら、新聞を読み、朝食を食べています。
ブラノン博士は、アレックスから新聞と朝食を取り上げます。
ブラノン博士は、アレックスに朝の気分はどうと質問します。
アレックスは、ブラノン博士にいいですと答えます。
ブラノン博士は、アレックスに結構すぐに博士が治療を始めます、選ばれたのはラッキーよと言います。
アレックスは、ブラノン博士に全くです、関係各位に感謝していますと言います。
ブラノン博士は、アレックスにExp./Serum No.114をビタミン剤だと思わせて、毎食後に注射すると言います。
ブラノン博士は、アレックスの腰にExp./Serum No.114を注射をします。
アレックスは、ブラノン博士にどんな治療ですかと質問します。
ブラノン博士は、アレックスにすごく単純なの映画を見せるだけと答えます。
アレックスは、ブラノン博士に映画をビディーるの大好きですと言います。
アレックスは、身動きできないように映画館の椅子に拘束されます。
アレックスは、「確かに映画をビディーった。だが町にあるシニーとは大違いだ。私は拘束衣を着させられ、我がガリバーには様々な回路がつながれた。それからまばたき封じのリドロック。完璧にまばたき不能。正気とは思えなかったが、好きにさせてやった。2週間で自由なマルチックに戻れるのなら、どんなガマンもできるさ、兄弟」と過去を思い出して心境を語ります。
後部座席には、博士たちが座っています。
アレックスは、目に点眼を受けます。
ブロドスキー博士とブラノン博士もこの様子を見ています。
アレックスは、「最初はハリウッド風のプロのシニーで大満足。殊に音響がホラーショー。迫真の叫びやうめき、荒い息遣いとトルチョックの効果音を、存分にスルージーできた。しかもその上、懐かしき、あの真っ赤なワインが工場で大量生産されるように流れ出した。奇麗だった。不思議なことに現実世界の色が本物らしいのはスクリーンの上でだけ、だが、ずっと見続けていると、それほど楽しい気分ではなくなってきた。美食とビタミンの影響だろうと、気を紛らさせ、次の映画に集中した。これは、のっけから若いデボチカが、懐かしのイン・アウトのえじきで、1人マルチックが済むと、次の男。また次の、6、7人目のマルチックがスメック笑いで、襲うころには、私はついに、吐き気を覚えた。だが、目をふさげない。いくら眼球を動かしても、映像からは完全には逃げられない」と過去を思い出して心境を語ります。
医者は、アレックスの目に点眼をします。
アレックスは、医者にやめよう、気分が悪い、吐けるように何かくれと叫びます。
ブロドスキー博士は、博士たちに直に薬が効いて、死んだも同然の状態になり、激しい恐怖と無力感に襲われ、被験者の一人によると、それはおぼれ死ぬ感じで、この過程において患者は治療の主目的たる連携を確立し、自分が置かれた苛酷な状況と目撃している暴力との連携だと説明します。
アレックスは、医者にやめてくれと言います。
アレックスは、治療を終えてベッドで寝て、お茶を飲んでいます。
ブラノン博士は、椅子に座っています。
ブラノン博士は、アレックスにブロドスキー博士が喜んでいて、快方に向かって、明日は治療を午前と午後の2回にしましょうと言います。
アレックスは、ブラノン博士に1日にあの治療を2度と言います。
ブラノン博士は、アレックスに夕方には半死半生でしょうが、手抜きません、全快するまではと言います。
アレックスは、ブラノン博士に最悪だと言います。
ブラノン博士は、アレックスにもちろん最悪よ、暴力が最悪なんだから、それを肉体で学びなさいと言います。
アレックスは、ブラノン博士にどうして吐き気がしたのかな、あんな気分は以前は逆だった、やっても、見ても、ホラーショーだったと言います。
ブラノン博士は、アレックスに吐き気は快方に向かっている証拠で、健全な人間は恐怖と吐き気で嫌悪感に反応するので、健全になりつつあり、明日の今頃は、もっと健康よと言います。
アレックスは、べートーベンの第九をBGMにして、ヒトラーの戦争映画を見させられます。
アレックスは、「そして明日だ。諸君、午前も午後も私は全力で実にホラーショーな協力ぶりで、拷問の椅子に座り、超暴力はんらんのスクリーンを見続けた。効果音はヌキで、音楽だけを聞きながら、苦痛の中で、私はようやく気づいた。ガンガンと鳴り響くその音楽は、ルドウィヒ・バン作曲の第九第4楽章」と過去を思い出して心境を語ります。
アレックスは、いや、止めて、お願いです、そんなの罪だと叫びます。
ブロドスキー博士は、アレックスに何が罪悪なんだねと質問します。
アレックスは、ブロドスキー博士にべートーベンを使うなんて、べートーベンには責任がないのに、作曲しただけなのにと言います。
ブラノン博士は、アレックスにBGMの事を言ってるのと質問します。
アレックスは、ブラノン博士にはいと答えます。
ブロドスキー博士は、ブラノン博士に意図はしなかったが、刑罰の要素となり、刑務所長に感謝されるぞと言います。
ブロドスキー博士は、アレックスに気の毒だが君のためだ、しばらくは付き合ってもらうよと言います。
アレックスは、ブロドスキー博士に何より好きなべートーベンを聞く度に吐くかもしれないと言います。
ブロドスキー博士は、アレックスにそうなるかもな君が選んだことだと言います。
アレックスは、ブロドスキー博士にもう十分だと思います、先生、超暴力や殺人は本当に間違っているし、恐ろしいとしっかり学び、目からウロコが落ちて、治ったんです、ああ神様と言います。
ブロドスキー博士は、アレックスに治っとらんなと言います。
アレックスは、ブロドスキー博士に反社会的な事は悪いし、人は皆トルチョックの恐れなしに幸福に生きる権利がありますと言います。
ブロドスキー博士は、アレックスにダメだ、診断を下すのは我々だ、だが悲しむことはない、2週間足らずで自由になれるぞと言います。
2週間が経過します。
アレックスは、壇上に上がり、スポットライトを当てられます。
フレデリック内務大臣は、バーンズや牧師や刑務所長やブロドスキー博士やブラノン博士にアレックスを紹介し、健康体で、栄養も十分で、安眠から覚め、朝食を済ませたばかり、投薬なし、暗示なしの状態、明日自信を持って5月の朝のようにさわやかなこのアレックスを社会復帰させられる、何という変ぼうでしょう、2年前、国家のクズ同然の悪党に無益な懲罰を与えましたが2年間変化なし、変化ないどころか、刑務所はアレックスに虚飾と偽善の所作を教えただけでなく、媚びとおべっかとへつらいのまなざし、新たな悪業も学び、以前からの悪行には磨きをかけましたたが、我が党は治安の回復を公約し、平和を愛する市民のための町作りを進められことが実現しつつあり、これは歴史的な瞬間であり、暴力犯罪はもうすぐ過去の遺物となるのです、千の言葉より、雄弁なるアクションを、アクションをいざご覧あれと説明します。
観衆は、拍手をします。
フレデリック内務大臣は、椅子に座ります。
刑務所長は、フレデリック内務大臣に命運が懸かっていますと言います。
フレデリック内務大臣は、刑務所長にブロドスキーは信頼でき、世論調査が正しいなら案ずることはないと言います。
男優が舞台の後ろから出てきます。
男優は、アレックスに粗大ゴミ、体洗ってねえのかよ、ひでえにおいと言います。
アレックスは、男優に朝シャワーを浴びたのにと言います。
男優は、アレックスに朝のシャワーね、じゃ俺は嘘つきかと言います。
アレックスは、男優にいいえ兄弟と言います。
男優は、アレックスにじゃバカだとあざ笑ってるなと言います。
男優は、アレックスの頬をはたきます。
アレックスは、男優になぜこんな事を何もしていないのにと言います。
男優は、アレックスに理由を知りたい、教えてやると言います。
男優は、アレックスの足を踏みつけます。
アレックスは、悲鳴を上げます。
男優は、アレックスについでにこれも、虫が好かないんだと言います。
男優は、アレックスの鼻をつまみ、耳をつまみ、押し倒して、足で踏みつけます。
男優は、アレックスに何かやらかす気ならさっさとやれ遠慮するなと言います。
アレックスは、男優に吐き気がする、吐き気が、立たせてくださいと言います。
男優は、アレックスに立ちたい、立つ前に、やってもらう事があるんだ、靴を見ろ、舐めて欲しいんだ、ほれ舐めろと言います。
バーンズは、アレックスの様子を見ています。
アレックスは、男優の靴の裏を舐めようとします。
アレックスは、「ああ兄弟、信じられるかい、苦闘を続けるこの語りべは、赤いヤジックを突き出して、ボニー臭のブーツをなめたわけ」と過去を思い出して心境を語ります。
アレックスは、男優の靴の裏を舐めます。
男優は、アレックスにまだだと言います。
アレックスは、「致命的な吐き気がこみ上げ、抗う喜びはうせ、そのまま死んでいく気分」と過去を思い出して心境を語ります。
男優は、アレックスにもっときれいにと言います。
フレデリックは、ボロドスキー博士を見ます。
フレデリックは、男優にご苦労様そんなところかと言います。
男優は、舞台の中央に立ちます。
男優は、観客たちに失礼いたしましたと言います。
男優は、舞台の裏に立ち去ります。
パンティー一枚しか身に着けていない女優が舞台に現れます。
アレックスは、床に這いつくばったまま、女優を見上げます。
女優は、アレックスの方へ近づいて来ます。
アレックスは、まばたきをせずに、女優を見上げます。
バーンズは、女優を見て、驚きます。
アレックスは、「彼女は光を浴びて、近づいてきた。天上の光を浴びて、ガリバーにひらめいた衝動は、彼女をその場に押し倒し、荒々しくイン・アウトすること、しかし、たちまち吐き気。まるで張り込み中の刑事が逮捕に踏み込んできた感じ」と過去を思い出して心境を語ります。
アレックスは、女優を真下から見上げて、女優に両手を伸ばし、女優の胸をつかもうとしますが、つかめません。
フレデリック内務大臣は、女優に十分だありがとうご苦労様と言います。
女優は、舞台の中央に立ち、観客から拍手を受け、舞台裏に立ち去ります。
バーンズは、激しく拍手をします。
アレックスは、舞台に腰かけます。
フレデリック内務大臣は、アレックスにもう気分悪くはないだろうと言います。
アレックスは、フレデリック内務大臣に気分爽快ですと言います。
フレデリック内務大臣は、観客たちに要するにですな、アレックスの悪への傾向をパラドックスとして善に傾くことで、暴力行為への衝動が、強烈な肉体的苦痛を伴い、強烈な肉体的苦痛に対処するために、アレックスは正反対の善への行動を行うことになります、質問はと言います。
牧師は立ち上がり、アレックスの横に立ちます。
牧師は、観客たちに本人に選ぶ能力がない、私欲と肉体的苦痛への恐怖が、アレックスを醜悪な自己卑下に駆り立てるだけで、誠意のかけらもなく、非行は防げても、道徳的選択の能力を奪われた生き物に過ぎないと言います。
フレデリック内務大臣は、牧師にささいな事で、動機や高級な倫理観は別問題で、目的は犯罪抑圧で、刑務所の過密状態の緩和で、アレックスは本物のクリスチャンで、常に頬を差し出し、人を苦しめるより自らが苦しみ、ハエを殺そうと考えただけで気分が悪くなり、再生され、天使たちと喜びを分かち合おう、要はうまくいったってことだと言います。
アレックスは、フレデリック内務大臣の意見に笑顔を見せます。
観客たちは、フレデリック内務大臣を支持して、拍手を行います。
アレックスは、「その翌日、この謙虚な語り部は、晴れて自由の身」と過去を思い出して心境を語ります。
アレックスは、自宅のアパートに荷物を持って戻って来て、自分の部屋を見て、変わり様に驚きます。
ダッド、マムとジョーは、新聞の一面トップで報道されている「猫女殺人犯 アレックス 釈放」「犯罪根治法 治安回復に威力を発揮」「殺人鬼 釈放される 科学の勝利」を読んでいます。
アレックスは、ダッド、マムとジョーと再会します。
ダッドは、アレックスに声をかけ、挨拶します。
アレックスは、ダッド、マムとジョーに声をかけ、挨拶します。
アレックスは、ダッドに殴るふりをして、ダッドを驚かせます。
アレックスは、ダッドに釈放だと言います。
ダッドは、ラジオを消します。
ダッドは、アレックスに嬉しいよと言います。
マムは、アレックスにずっと連絡もなしでと言います。
アレックスは、マムにご免よと謝ります。
アレックスは、ダッド、マムとジョーにご両人を派手に驚かそうと言い訳します。
ダッドは、アレックスに驚いたとも当惑気味でもあるなと言います。
マムは、アレックスにだって朝の新聞で知ったばかりなのと言います。
ダッドは、アレックスに知らせてくれればな、喜んでいない事はないんだよ、しかも全快だと言います。
アレックスは、ダッドにそうなんだ、先生たちのお陰で、この通り、完全に治ったよ、懐かしき我が家だが、知らない奴がソファーにウンチングしてトーストをもぐもぐしていると言います。
ダッドは、アレックスにアレックスの部屋を借りて下宿しているジョーだと紹介します。
アレックスは、ジョーによろしくジョー、住み心地はどうと言います。
ジョーは、アレックスにうわさは聞いている、何をやらかしたか、知っているさ、気の毒な両親の気持ちをズタズタにして、ついにご帰宅ね、また両親に地獄を見せるつもりなんだろう、そんな事をさせるもんか、俺は息子同然に愛されているんだと言います。
アレックスは、ジョーを殴ろうとしますが、気分が悪くなります。
ジョーは、マムの膝の上に倒れます。
マムは、ジョーにここでのケンカはやめてねと言います。
ジョーは、アレックスに手で口を押さえろ汚えよと言います。
アレックスは、テーブルに寄りかかります。
ダッドは、アレックスに大丈夫かいと言います。
マムは、ダッドに治療のせいよと言います。
ジョーは、マムに食欲も消えたよと言います。
マムは、ジョーにそっとしてあげて、治療のせいよと言います。
アレックスは、呼吸が困難になり、椅子に座ります。
ダッドは、マムに何かしなくていいのかなと言います。
マムは、アレックスにお茶でも入れましょうかと言います。
アレックスは、マムに荷物はどこなのと言います。
ダッドは、アレックスに没収されてしまったんだ、警察に、新しい規則で、被害者への補償だそうだと言います。
アレックスは、ダッドに蛇のバジルはどこと言います。
ダッドは、アレックスに事故のようなものでな、亡くなったと言います。
アレックスは、ダッドにどうなるの、だって部屋がないのは間違いないし、でもここは我が家だし、2人の意見はどうなのと言います。
ダッドは、アレックスに結論を急ぐのはまずいだろ、単純にジョーを追い出して、済む事とも違うだろう、ジョーには仕事もあるし、2年間の契約で、ジョーは来月分の下宿代を払っているのだから、将来どうするにせよ、今すぐ出ろとは言えんよねと言います。
ジョーは、アレックスにダッドとマムのことも考えないと、ダッドとマムは実の親同然で、ダッドとマムを置いて出て行くなんて、アレックスを甘やかすだけじゃないか、名ばかりの息子なのに、アレックスを見て泣いている、哀れんでもらおうって魂胆さ、アレックスが家を見つけたらいい、アレックスが過ちを学べばいい、非行少年だったアレックスに立派な両親はもったいないと言います。
アレックスは、ジョーに苦しんで、苦しみ抜いたんだ、なのにもっと苦しめたいんだと言います。
マムは、泣き出します。
ジョーは、アレックスに周囲の人間を苦しめたんのだから苦しむのは当たり前で、悪行は残らず聞いたが、聞くだけでショックで胸がムカついて、母親がどんな思いだったかと言います。
ジョーは、泣いているマムを抱きしめ、もう済んだよと言います。
アレックスは、泣き出します。
アレックスは、ダッド、マムとジョーによし出て行く、もう僕をビディーる事もないさ、独りでやっていく、お邪魔サマ、良心の呵責を十分に堪能してくれと言い残して、部屋を出て行きます。
ダッドは、アレックスにそう気分を悪くしないでと言います。
ダッドは、泣いているマムを抱きしめます。
アレックスは、家を出て行き、川沿いを歩いて、橋にたどり着き、水面を見ます。
浮浪者は、アレックスにカッター銭を恵んでくれ、兄ちゃん、小銭だよと言います。
アレックスは、浮浪者に10ペンスを恵みます。
浮浪者は、アレックスにお礼を言います。
浮浪者は、アレックスの顔をまじまじと見つめて、驚きます。
浮浪者は、アレックスにこりゃまたでっけえ冗談、まだまだ神も仏もあるってわけだ、顔は忘れんさ、どんな顔だって覚えとると言います。
アレックスは、浮浪者から逃げ出します。
浮浪者は、アレックスを追いかけます。
アレックスは、浮浪者によしてくれ会った事もないのにと言います。
浮浪者は、アレックスにわしを殺そうとした人食い豚で、こいつと仲間が殴るけるの暴行さ、逃がすな、わしの血を見て喜んでた殺人狂の豚と言います。
アレックスは、倒れます。
他の浮浪者達は、アレックスに暴行を加えます。
アレックスは、「やがて悪臭の放つ、老人の波が広がり、哀れな語り部を飲み込んだ。やせこけたルッカーども、そのとがったつめ、老人による若さへの報復、あえて私は、されるままになった。苦痛を伴う吐き気よりも、その方がすっとましだった」と過去を思い出して心境を語ります。
2人の警察官が、老人たちを止めにやって来ます。
2人の警察官は、浮浪者達にいい加減にしろ、治安を乱すな、さっさと散るんだと言います。
警察官は、アレックスに大丈夫ですかと言います。
アレックスは、警察官を見て驚きます。
警察官は、ディムとジョージーです。
ディムは、アレックスを見ます。
ディムは、アレックスに珍しやアレックスちゃん、長い間ビディーなかったが元気と言います。
アレックスは、ディムとジョージーにこんなバカな嘘だと言います。
ジョージーは、アレックスにグラジーで見るごとく、タネも仕掛けもございませんよ、就職年齢に達して警察官を職業に選んだのさと言います。
ディムとジョージーは、パトカーで、アレックスを連れて森に行きます。
ディムは、アレックスにお散歩だと言います。
アレックスは、後ろ手に手錠をされて、森の中へ連れられて行きます。
アレックスは、ディムとジョージーに待てよドルーギー訳が分からないんだ、もう罰も受けたし、治ったんだと言います。
ディムは、アレックスに警視が読んでくれたから知っているさ、大変結構な事だってさと言います。
アレックスは、ディムにじゃあこれは何だ、手を出したのはやつらだ、あいつらの仲間じゃないだろ、昔みんなでフィリーした老人で、その仕返しだった、覚えているだろと言います。
ディムは、アレックスに昔の事だ、記憶にはもうホラーショーじゃない、もうディムじゃないぞ、警察殿さ、治ったかどうか調べるぞと言います。
ディムとジョージーは、アレックスを古いバスタブの前に立たせます。
ジョージーは、アレックスの腹部を警棒で叩き、膝まずかけせます。
ディムは、アレックスの後頭部を押さえて、アレックスの頭を古いバスタブにたまっている水に入れます。
ジョージーは、アレックスを警棒で殴ります。
ジョージーは、ディムにもういいだろと言います。
ディムは、ジョージーにまだだ参ってないと言います。
ジョージーは、アレックスの手錠を外します。
アレックスは、古いバスタブにたまっている水から頭を上げます。
ディムは、アレックスに時々ビディーしようぜドルーギーと言い残して、ジョージーと共に立ち去ります。
雷鳴が轟き、土砂降りの雨が降り、フランクの家の門が映し出されます。
アレックスは、「どこへ行けばいい、家もなく無一文で、自分が哀れで泣いた。ホーム、私はそれを求めた。そうやって、たどり着いたホーム・・・その時は気づきもしなかった。昔、訪ねたホームとは」と過去を思い出して心境を語ります。
アレックスは、フランク・アレクサンダーの家へやって来ます。
フランク・アレクサンダーは、タイプライターで原稿を書いています。
アレックスは、フランク・アレクサンダーの家の呼び鈴を鳴らします。
フランク・アレクサンダーは、ジュリアンに今ごろ誰かなと言います。
ジュリアンは、フランク・アレクサンダーに見てきますと言います。
ジュリアンは、アレックスに何の用だと言います。
ジュリアンは、ドアを開けると、アレックスが倒れ込み、アレックスを抱きかかえて、家の中に入れます。
アレックスは、ジュリアンに助けて下さいと言います。
フランク・アレクサンダーは、車いすで移動します。
ジュリアンは、フランク・アレクサンダーにこの若者が助けてくれと言います。
フランク・アレクサンダーは、ジュリアンに抱きかかえられたアレックスを見ます。
フランク・アレクサンダーは、ジュリアンにひどい一体どうしたんだねと言います。
アレックスは、「何とも驚いたことに、兄弟友人、皆々様、忠実なるこの語り部は、赤子のように抱えられ、突然、門柱の”ホーム”に見覚えがあった訳を理解した。だが、安心していい。分かるはずがない。自由奔放なあのころ、我々ドルーグは、申し分なくホラーショーなマスキーを被っていた」と過去を思い出して心境を語ります。
アレックスは、フランク・アレクサンダーにひどい警察官がいて、半殺しの目に、警察官にやられたんですと言います。
フランク・アレクサンダーは、アレックスに新聞に出てたやつだな、朝のテレビでも見たぞ、非人道的な新治療の犠牲者だろうと言います。
アレックスは、フランク・アレクサンダーにその通りで、犠牲者に間違いありませんと言います。
フランク・アレクサンダーは、アレックスのこれこそ神の摂理か、牢獄でいたぶられ、今度は警官か、心から同情するが、君が最初というわけでもない、警官は犠牲者をこの辺に捨てて行く、だが君がここに来たのは正に神意と言える、寒そうだな、震えているぞと言います。
フランク・アレクサンダーは、ジュリアンにアレックスを入浴させてやれと言います。
ジュリアンは、フランク・アレクサンダーに了解しましたと言います。
アレックスは、フランク・アレクサンダーにお礼を言います。
フランク・アレクサンダーは、興奮を抑えきれません。
アレックスは、タオルを顔に掛けて、雨に唄えばを鼻歌で歌いながら、お風呂に入っています。
ミスター・フランク・アレクサンダーは、ドリンに次の選挙で確実に政府を倒すための強力なアレックスは驚異的な武器になり、政策と言えばここ数ヶ月の犯罪対処法で、ならず者を警官に抜擢したり、洗脳技術を駆使したり、他国の例に見るごとく危険な前兆で、気が付けば全体主義の機構完備の可能性も、アレックスは悪辣な野心の生き証人で、大衆はアレックスをよく知るべきで、自由の伝統を守ることが全てで、大衆は人の自由を簡単に売り渡すので、大衆を導き、操り、強制しなくてはいけませんと言います。
アレックスは、雨に唄えばを歌っています。
フランク・アレクサンダーは、アレックスが加害者であることに気が付き、気が狂いそうです。
アレックスは、着替えて、食事をしています。
ジュリアンは、フランク・アレクサンダーを車椅子ごと抱えて、やって来ます。
アレックスは、フランク・アレクサンダーに挨拶とお礼を言います。
フランク・アレクサンダーは、アレックスに挨拶を返します。
アレックスは、左右にはさまれて、食事を続けます。
フランク・アレクサンダーは、睡眠薬の入っている赤ワインのボトルを開けて、グラスに赤ワインを注ぎます。
フランク・アレクサンダーは、アレックスに赤ワインを勧めます。
アレックスは、フランク・アレクサンダーにお礼を言います。
アレックスは、赤ワインを飲むのを躊躇します。
フランク・アレクサンダーは、アレックスを睨みつけます。
アレックスは、フランク・アレクサンダーとジュリアンに一緒に赤ワインを飲もうと提案します。
フランク・アレクサンダーとジュリアンは、アレックスと一緒に赤ワインを飲むことを断ります。
アレックスは、赤ワインのボトルのラベルを確認し、1960年物シャトー サン エスチフ メドック、高級品ですねと言います。
アレックスは、赤ワインを透かして見て、何か入っていないか確認し、色も実にいいと言います。
アレックスは、赤ワインを嗅いで、香りも最高と言います。
アレックスは、睡眠薬の入っている赤ワインを一口飲み、まったりした舌触りと言います。
アレックスは、グラスに入った睡眠薬の入っている赤ワインを一気に飲み干します。
アレックスは、フランク・アレクサンダーに気分爽快ですと言います。
フランク・アレクサンダーは、アレックスに赤ワインを楽しんでもらえて光栄だ、ではもう一杯と言い、睡眠薬の入っている赤ワインのボトルからグラスに赤ワインを注ぎます。
アレックスは、フランク・アレクサンダーにお礼を言います。
アレックスは、一口ワインを飲みます。
フランク・アレクサンダーは、アレックスに妻が雑用をすべて取り仕切り、仕事に集中できたと言います。
アレックスは、フランク・アレクサンダーにご旅行ですかと言います。
フランク・アレクサンダーは、アレックスに死んだと言います。
アレックスは、フランク・アレクサンダーに余計な詮索をしましたと言います。
フランク・アレクサンダーは、アレックスに妻が無軌道な若者に襲われ手ひどく強姦され、私は不具となったが、妻の傷はそれ以上で亡くなる原因になったが、死因は事件の直後に流感がまん延した肺炎とされ、アレックスを助けるために、アレックスに関心を持つ重要人物に電話をしたと言います。
ドリンとルービンシュタインは、フランク・アレクサンダーの家の呼び鈴を鳴らします。
ジュリアは、立ち上がり、玄関に向かいます。
フランク・アレクサンダーは、赤ワインのボトルからグラスに赤ワインを注ぎ、赤ワインを飲むように勧めます。
アレックスは、注がれた睡眠薬の入っている赤ワインを飲みます。
ドリンとルービンシュタインは、フランク・アレクサンダーに挨拶をします。
ドリンは、アレックスに手を差し出します。
アレックスは、ドリンとルービンシュタインと握手して、挨拶します。
ジュリアは、ドリンに椅子を引いて、ドリンをアレックスの隣に座らせます。
ドリンは、アレックスに今夜、警官との不運な出会いがあったとかと言います。
ドリンとジュリアは、椅子に座ります。
アレックスは、ドリンに妥当な表現だと思いますと言います。
ドリンは、アレックスに二、三質問してもいいかなと言います。
アレックスは、ドリンにもちろんですと言います。
ルービンシュタインは、アレックスに新聞が伝えることによると拒絶反応がセックスと暴力だけではなく、音楽にまで及んでいるそうですねと質問します。
アレックスは、ルービンシュタインにええ、でも音楽は意図的じゃなく、音楽が好きで、殊にベートーベンが、収容所物のひどい映画を見せられて、そのBGMがベートーベンでしたと答えます。
ルービンシュタインは、アレックスに音楽にも同様に激しい拒絶反応を示すのかと質問します。
アレックスは、ルービンシュタインにいいえ、音楽全般にではなく、第九だけですと答えます。
ルービンシュタインは、アレックスにベートーベンの第九と質問します。
アレックスは、ルービンシュタインにええ、第九を聞くことができず、第九を聞くと変な気分になって、考えることと言ったらぶっ裂くことだけ、何の苦しみもなく穏やかに死にたいと考えるようになると答えます。
ドリンは、アレックスに今でもそうかねと質問します。
アレックスは、ドリンに今は違いますが、気分的には、惨めで、暗くなってますと答えます。
フランク・アレクサンダーは、アレックスを睨み続けます。
ルービンシュタインは、アレックスに今でも自殺の衝動があるのかと質問します。
アレックスは、ルービンシュタインに将来に望みはないのでこれ以上は落ち込むことはないですが、とんでもない災難に見舞われそうな感じですと答えます。
アレックスは、ワインに仕込まれた睡眠薬が効いてきて寝て、パスタ料理の中に顔を突っ込みます。
フランク・アレクサンダーは、アレックスの髪を掴み、パスタ料理から顔を上げさせます。
ドリンは、フランク・アレクサンダーによくやったと言います。
フランク・アレクサンダーは、アレックスの髪を離します。
アレックスは、パスタ料理の中に顔を突っ込みます。
ドリンは、ジュリアンに車を頼むと言います。
アレックスは、ベッドの上で寝ています。
アレックスは、「目覚めます。苦痛と吐き気が体をはい回っている。やがて原因が分かった。床下からの音楽、我が友ルドウィヒ作曲第九、あの忌まわしき第九」と過去を思い出して心境を語ります。
アレックスは、ドアを開けて、部屋から出ようとしますが、ドアを開けられず、ドアを開けてくれと叫び、床を足で叩き、音楽を止めろと叫びます。
フランク・アレクサンダーは、アレックスの声を聞き、嬉しそうに笑っていて、ルドウィヒ作曲第九をテープで再生し、スピーカーで大音量で流しています。
ジュリアンとルービンシュタインは、立って、アレックスの様子を着ています。
ドリンは、ビリヤード台の上でビリヤードの玉を転がしています。
アレックスは、床に頭を打ち付けています。
アレックスは、「突然すべてはっきりビディーしてきた。何を心から望んでいたか。やりたかったか、ぶっ裂こう、邪悪で残酷なこの世界から飛び出そう。苦痛は多分一瞬だ。その後は長い長い永遠の眠りに就ける」と過去を思い出して心境を語ります。
アレックスは、窓を開けて、飛び降り、悲鳴を上げて、地面に落ちます。
アレックスは、「私は飛んだ。激しく落ちたよ、兄弟、しかし、ぶっ裂けなかった。ぶっ裂けていたら、ここで話せるわけもないし。長い暗黒の後、私は息を吹き返した。百万年の暗黒の後」と過去を思い出して心境を語ります。
看護婦と医師は、セックスしていますが、アレックスの意識が回復したことに気が付きます。
新聞は、この事件を「非人道的な犯罪矯正で政府に非難集中」、「内務大臣、非人道療法の責任重大」、「政府は殺人鬼アレックス回復に医師会が表明」、「あらしを呼ぶ犯罪矯正少年」、「アレックスの自殺願望、責任は洗脳者たちに」と報道します。
ダッドとマムは、アレックスを見舞いに訪れます。
アレックスは、ダッドとマムに一体何だって、2人がそろって勝手で、喜ぶとでも思っているのと非難します。
マムは、泣き出します。
ダッドは、マムに大丈夫だ、本心じゃないよと言います。
ダッドは、アレックスにまた新聞ざただ、政府がひどいことをやったらしい、何でも政府が無理やり、自殺に追い込んでいったそうだが、考えてみると、ある意味では私たちも同罪で、家があるので、いつでも戻っておいでと言います。
テイラー博士が廊下を歩いています。
テイラー博士は、警備の警官に挨拶します。
テイラー博士は、アレックスに挨拶します。
アレックスの状態はだいぶ良くなっています。
テイラー博士は、アレックスに挨拶します。
アレックスは、テイラー博士に挨拶を返します。
テイラー博士は、アレックスに担当の精神科医だと自己紹介します。
テイラー博士は、アレックスにスライドを見せるから、その人物が言いそうなセリフを言ってくれると言います。
アレックスは、テイラー博士にライティ・ライトと言います。
テイラー博士は、アレックスに暴力や性的なスライドを見せます。
アレックスは、テイラー博士に暴力や性的なスライドに拒絶反応を示さずにセリフを答えます。
テイラー博士は、アレックスが暴力や性的なスライドに拒絶反応を示さないことを確認して、アレックスに順調に回復していると言います。
アレックスは、テイラー博士にいつ出られるのと質問します。
テイラー博士は、アレックスにもうすぐよと答えます。
看護婦は、アレックスに夕食を与えています。
アレックスは、「だから待った。ああ、兄弟よ。私はどんどん回復した。エッギウェグを食べ、トーストやステーキウィークを賞味し、そしてある日、特別の訪問客が見舞いにやって来た」と過去を思い出して心境を語ります。
フレデリック内務大臣は、警護の警察官、医者と看護師を病室の外に追い出して、アレックスと二人きりにします。
フレデリック内務大臣は、アレックスにとにかく回復してよかった、病院側と接しておるが、直接様子を観たくてね、どんあ具合かと言います。
アレックスは、フレデリック内務大臣に紛れもなく地獄の責め苦を味わいましたと言います。
フレデリック内務大臣は、アレックスに大変な困難をよく耐えた、夕食を助けた方がよさそうだなと言います。
アレックスは、フレデリック内務大臣に大変恐縮ですと言います。
フレデリック内務大臣は、アレックスの夕食を手伝います。
フレデリック内務大臣は、アレックスに政府を代表して、誠心誠意を込めて、深い遺憾の意を表して、君を救うため助言に従ったんだが過ちだったらしい、いずれ査問会が責任を明らかにするが、友人だと思ってくれ、十分な世話をするし、最高の治療を約束するし、危害を加える気はなかった、政府を非難するという政治目的のために君を利用しようとする連中が君の死を望み、反権力をうたうフランク・アレクサンダーが君の悪行を覚えていたか、少なくとも、愛する妻が死んだのは君に責任があると信じて、偏執狂で、狂乱して、君をナイフで殺そうとしたので処置したので、もう安心いいと言います。
アレックスは、フレデリック内務大臣にフランク・アレクサンダーは今どこにと言います。
フレデリック内務大臣は、アレックスにフランク・アレクサンダーは危害を及ぼせない所にいて、我が党はアレックスに関心があり、退院後の心配も無用、すべて面倒を見る。好条件の就職も、そのためには我々に協力を、確かに現政府は君のためにひどく不人気になり、次の選挙は絶望的だとの風評もあり、報道機関も我々を非難する見解を示したが、世論は変わりやすいと言います。
アレックスは、フレデリック内務大臣に協力ですかと言います。
フレデリック内務大臣は、アレックスに活躍して世論を操作する、分かるかねと質問します。
アレックスは、フレデリック内務大臣に澄み切った湖のごとく、夏深き青空のごとく明快で、任せてくださいと答えます。
フレデリック内務大臣は、アレックスによろしい、ところで音楽が好きだったね、喜んでもらえるとうれしいが、新たな相互理解のシンボルとして、友情のあかしとして、ささやかな贈り物があると言います。
花束、スピーカーとオーディオプレーヤーを持ち込まれ、第九が流されます。
マスコミがやって来て、フレデリック内務大臣とサムアップしているアレックスが握手している、ツーショット写真を撮ります。
アレックスは、男女がセックスしている映像を思い浮かべます。
アレックスは、完璧に治ったねとつぶやきます。
登場人物
- アレックス
- ディム
- ジョージー
- ピート
- 浮浪者
- ビリー・ボーイ
- フランク・アレクサンダー
- メアリー・アレクサンダー
- マム
- ダッド
- デルトイド
- ミス・ウェザース
- トム
- 警部
- 巡査部長
- バーンズ
- 牧師
- フレデリック内務大臣
- 刑務所長
- オルコット博士
- チャーリー
- ブラノン博士
- ブロドスキー博士
- 男優
- 女優
- ジョー
- ジュリアン
- ドリン
- ルービンシュタイン
- テイラー博士
アレックス
アレックスは、マルコム・マクダウェルが演じる英国ロンドンの市営団地ブロック18Aリニア・ノースというアパートに両親と住んでいる15歳の少年で、本名はアレグザンダー・デ・ラージで、左目に女のつけまつげをつけているのが特徴で、好きな音楽はベートーベンの第九で、何らなの犯罪を犯して警察に逮捕され、更生施設で過ごした過去があり、権力に対してた従順ですが、権力のない老人、少年、少女、女性には暴力的に振る舞うようになり、不良グループのリーダーで、コロバ・ミルク・バーで左にディムを座らせ、ジョージーを右に座らせ、ピートをディムの左に座らせて、麻薬入りのミルクを飲みながら、今夜の悪行を思案し、コロバ・ミルク・バーから出て町を歩いているときに浮浪者を見つけ、浮浪者からカッター銭を恵んでくれと言われますが、言いがかりをつけて、ディム、ジョージーとピートと共に浮浪者に暴行を加え、廃墟のカジノへ行き、ビリー・ボーイたちが全裸の女性に暴行を加えているところに遭遇し、ディム、ジョージーとピートと共にビリー・ボーイたちとケンカになり、ビリー・ボーイたちに殴る蹴るの暴行を加え、警察が来る前に逃げ出し、デュランゴ95にディム、ジョージーとピートを乗せて田舎道を暴走し、道に横向きに停止しているトラックの下を通過し、対向車が来ても避けずに、対向車に避けさせて、フランク・アレクサンダーとメアリー・アレクサンダーが住むの家の前にある車止めに、停車し、デュランゴ95から降りて、ディム、ジョージーとピートと共にフランク・アレクサンダーとメアリー・アレクサンダーが住むの家へ行き、呼び鈴を鳴らし、メアリー・アレクサンダーにインターフォンでひどい事故にあい、ひん死の重傷で、救急車を呼ぶために電話を貸してくださいと頼み、ドアを開けられ、フランク・アレクサンダーとメアリー・アレクサンダーが住むの家へ仮面を被って押し入り、雨に唄えばを歌いながら、メアリー・アレクサンダーの口をテープで塞ぎ、引っぱたき、フランク・アレクサンダーに蹴りを入れて、フランク・アレクサンダーの口にボールを入れて、口をテープで塞がせ、机の上に上がり、物を蹴落として、机から降りて、机をひっくり返し、本棚を倒し、メアリー・アレクサンダーの服をハサミで切り取り、胸を出して、ベルトを外し、ズボンの下から首の近くまでハサミで切り、裸にして、フランク・アレクサンダーの見ている目の前で、メアリー・アレクサンダーをレイプして、ディム、ジョージーとピートと共にコロバ・ミルク・バーに帰って来て、ベートーベンの交響曲第9番を歌うテレビ局の女に嫌悪しますが、女にブーイングしたディムを棒で叩き、マナーが悪いと非難して、ディムからワケなしのトルチョック制裁はうんざりで、家へ帰って寝ることで一致して、アパートに戻り、壊れているエレベーターを蹴飛ばして、階段で部屋に向かい、小便をして、メイクを落として、ベッドで横になり、盗品と金をベッドの下の引き出しに入れて、別のベッドの引き出しからバジルという名のペットのヘビを取り出し、ベートーベンの交響曲「第9番 合唱~第2楽章」の音楽のカセットテープをカセットデッキに入れて、再生し、女性の絞首刑の様子など鮮烈な様子を思い浮かべ、血に飢えた吸血鬼のように感じ、夜が明けて朝になり、マムがドアをノックして、起きて、学校に行くように言いわれ、マムにガリバー痛で、もう少し寝て、休養するために、学校を休んで、体力をつけると言い返し、マムから今週ずっと欠席よと注意され、朝食はオーブンの中にあり、もう出掛けるからと伝えられ、部屋に誰もいなくなった頃に、ドアのダイヤル式の鍵を開けて、パンツ一枚で部屋から出て、デルトイドのいる部屋の前を通り過ぎて、デルトイドに気が付き、デルトイドのいる部屋に戻って来て、デルトイドに家庭訪問とは驚きですと声をかけ、デルトイドから途中でお母さんに会ってな、鍵を借りたんだと言いながら、鍵をテーブルの上に置き、どこが痛いから欠席だってと言われ、デルトイドにひどい頭痛で、午後には治ると思うと言い、デルトイドから夜なら確実だってわけね、夜は実に楽しいからなあと言い返し、隣に座るように示され、デルトイドにわざわざお越しのご用件は、何か問題でもと探りを入れて、デルトイドの隣に座り、デルトイドから問題、なぜそう思うんだね、いけないことをしているのかなと問い詰められ、デルトイドに他意はありませんと答え、デルトイドから髪を掴まれ、担当する更生委員からも他意のない一言、気をつけろよ、次は更生施設じゃ済まんぞ、檻の中さ、苦労もムダになる、ダメな自分自身を見放しても、敬意を払え、更生の失敗は、我々には大きな汚点で、1人檻に入る度に、委員が責任を取らされると言われ、デルトイドに大丈夫です、ミリセントに逮捕されるような事は何もしていませんと言い、デルトイドからベッドの上に仰向けに押し倒されて、言い訳は聞き飽きたね、逮捕されないからといって、マチガイをしていないとは限らないだろう、昨晩もマチガイがあってな、どうしようもないマチガイさ、ビリー・ボーイ一派が病院に担ぎ込まれた、絡んでいる情報も入っているし、仲間の名も出てるが、例によって証拠は何もないが、だが警告しとくぞ、この病んだ世の中で、たった一人の親友として、君を救いたいんだと言い、股間を叩かれ、立ち上がり、ドアに寄りかかり、デルトイドから何が問題だ、我々も1世紀近く研究はしているが、なかなか成果が上がらない、申し分ない家と親があり、頭も悪くないのに、なぜ悪魔が体をはい回るのかと言われ、デルトイドに問題はありません、ずっとミリセントの世話にはなっていませんと言い、デルトイドからそこが不安なんだ、おとなし過ぎる、何かしでかす頃合いだ、形のいい精力的な鼻をモメ事に突っ込むなと警告され、デルトイドに澄み切った湖の気分で、夏深き青空そのもので、信頼して下さいと言い、レコード店へ出かけて、音楽ランキング「TOP TEN」を見ている少女の横を通りすぎて、レコード店の中に入り、レコード店の中を一人で歩いていて、レコード店の店員に注文したレコードが届いているかを確認し、レコードを選んでいる2人の少女の間に入って、レコードを探すふりをして、2人の少女に部屋に来たら最高の音で楽しめる言って、2人の少女をナンパして、部屋に連れ込み、2人の少女とセックスを楽しみ、階段で下に降りて、ディム、ジョージーとピートと出くわし、声をかけて、どうしたんだと言い、ジョージーからナイフィー・ロコモ飲んで、待っていたのに、ちっとも来ないから、何かにひどく、腹立てだのかもしれないと心配して、捜し回ったんだと言われ、ジョージーに誠に恐縮アピ・ポリ・ロジー、ガリバー痛で寝てたんだが、召使いが起こしてくれなかったと言い訳をして、ディムから気の毒にガリバーの使い過ぎか、命令やら規律やらで、気が休まらんよな、もう痛くない、ベッドに戻りたくないかと言われ、座っているディムの上に座り、ディムに物事はきっちりシャッキリしておこうと言い、ジョージーに皮肉のつもりなら、分不相応だ、小僧ども、リーダーとして尋ねる、何を企んでいると言い、ディムから笑われ、ディムに口裂き顔の薄ら笑いは何のつもりだと言い、ジョージーからディムをイビるなよ、兄弟、新体制に変えたんだと言われ、ジョージーに新体制、何の事だ、俺の寝息をうかがっての謀り事かと言い、ジョージーから聞きたけりゃ教えてやる、コソ泥クラストじゃ、稼ぎもルッカフル涙だろ、そこで英国屋ウィルの出番だ、クラストした貴金属とかダイヤをサバしてくれて、ウィルはしこたまくれるぜと言われ、ディムからしこたま稼げると言われ、ディムに大稼ぎして、どうする、何が欲しいんだ、車なら木に生ってるさ、手の切れるポリーなら奪えばいいさと言い、ジョージーから兄弟は時々子供じみた事を言うと言われ、ディムから子供じみた事だと言われ、ジョージーから今晩は男仕事のクラストだぜと言われ、ディムからも男仕事のクラストだと言われ、ディムに上等だ、ホラーショーだと言い、ジョージーに待ちに待った自立の時か、教育したかいがあったよ、計画を話してくれと言い、ジョージーからその前にいつものモロコ・プラスはどうだい、おれたちもう始めてるけどと言われ、ディム、ジョージーとピートは、アパートから出かけて、マリーナを歩いて、手にした棒で、ジョージーを叩き、蹴り、マリーナに落として、ジョージーがマリーナに頭から落ちて、ディムからチェーンで襲い掛かられ、チェーンをかわして、ディムを棒で叩かれて、マリーナに落として、後ろ手に棒を持って、棒からナイフを取り出し、ディムをおびき寄せて、ディムの手を掴み、手の甲をナイフで切り、ディムが切られた手を抑えて、マリーナに後ろから倒れ、ピートがこの様子を見て、逃げ出し、ディム、ジョージーとピートをカフェに連れて来て、ディム、ジョージーとピートにこれで元に戻ったな、全ては水に流され、ライトライトライトと言い、ピート、ディムとジョージーからライトと言われ、ジョージーに今夜の仕事だが、残らず話してくれと言い、ジョージーから今夜はやめだ、このザマじゃあと言われ、ジョージーにいっぱしのチェロベックのくせして、お互いもう子供じゃないだろ、なんじ心に抱きしは何ぞやと言い、ジョージーから臨時閉鎖中のヘルス・ファームさ、持ち主は大金持ちのプティツァで猫と暮らしているミス・ウェザースと金や銀や宝石の山と言われ、ミス・ウェザースの家をノックして、ミス・ウェザースから誰なのと言われ、ミス・ウェザースに助けて下さい、ひどい事故で、救急車を呼びたいんですと言い、ミス・ウェザースからお気の毒だけど、2キロ先のパブに電話があるわ、それを使うのねと言われ、ミス・ウェザースに緊急で、友人の出血がひどくて死にそうで一刻を争うんですと言い、ミス・ウェザースから悪いけど夜は知らない人を入れたくないのよと言われ、ミス・ウェザースにそうですね、用心なさるのも無理はないです、悪党どもがうろついてますからね、パブへ行ってみます、お邪魔しました、お休みなさいと言い、ドアから離れ、ディム、ジョージーとピートを連れて、庭の方へ回り込み、壁の近くに立ち、2階の開いている窓を見つけ、ディムにしゃがめ、窓から入って玄関を開けると言い、雨どいを伝って、2階の窓を目指して、登り、空いている窓から屋内に入り、ミス・ウェザースのいる部屋に入って来て、ミス・ウェザースにやっとご対面、郵便受け越しのグブリ話じゃ気がイキませんよねと言い、ミス・ウェザースからあんたは誰なの、どうやって入り込んだの、何をやらかすつもりと言われ、ミス・ウェザースにいけないンだ、色狂いのスームカばばあと言い、芸術品に触り、ミス・ウェザースからきっちりお聞きチンピラ、回れ右をして出て行くのよ、触らないで、大変な芸術品なのよ、一体何が欲しいのと言われ、ミス・ウェザースにこれは国際的な学生コンテストで、雑誌販売で点数を競うんですと言い、ミス・ウェザースからほざくなクソガキ、面倒な事になる前に出て行け、厚顔無知の色情ナンキン虫が、良家へ押し込むには、それなりの作法があるのよと言われ、胸像を掴んだミス・ウェザースから殴りかかられ、芸術品を持って、ミス・ウェザースの攻撃をかわしますが、頭部を殴られ、倒れますが、立ち上がり、ミス・ウェザースを押し倒し、ミス・ウェザースを芸術品で殴り、パトカーのサイレンの音を聞き、芸術品を戻し、ドアを開けて、部屋から立ち去り、玄関から外へ出て、ディム、ジョージーとピートに行こうぜ警察だと言い、ディムから待てよドルーギーと言われ、ミルク入りの瓶で殴られ、ディムに畜生目が見えないぞ、コノヤローと言い、ディム、ジョージーとピートによって置き去りにされて、パトカーが到着し、拘束されて、警察署に連行され、警部とトムに期待されても困るな、何も言う気はないよ、弁護士を呼んでくれなきゃ、法律には通じているんだ、バカと言い、警部から法律には通じている事を教えようか、通じているだけじゃないってこともと言われ、トムからひどい傷だな、気の毒に、美男が台無しだ、誰がやったんだ、どうやったんだと言い、傷を痛めつけられ、悲鳴を上げて、何のつもりだ、バカと言い、トムから今のは被害者のうらみの分、救いようなのない悪たれだ、貴様はと言われ、トムの股間を掴み、トムが悲鳴を上げて、警部から殴られ、出血して、警部から紙タオルを投げて渡され、取調室に入ってきたデルトイドから何ともひどい顔ですな、このザマ見てやって、来る所まで、来てしまったか、終点に到着さと言われ、デルトイドに悪くない、どうか弁護して下さい、ハメられたんです、卑怯なドルーグどもを捕まえてくれ、やつらの考えだった、脅されたんです、無実ですと言い、デルトイドから人殺しなんだよと言われ、デルトイドに違います、軽くトルチョックしただけで、誓って殺してませんと言い、デルトイドから病院へ寄ってきたんだ、ミス・ウェザースは死んだよと言われ、デルトイドに脅そうっていうんでしょ、新手の拷問なんだと言い、デルトイドから自分で選んだ拷問さ、究極の拷問であってほしいねと言われ、デルトイドから唾を吐きかけられ、紙タオルでかけられた唾を拭き、裁判で殺人罪で禁固14年の実刑が言い渡され、警察官に手錠でつながれ、刑務所に連行されて、刑務所に入り、警察官から収容調書を受け取ったバーンズから名を聞かれ、看守にはサーをつけて、返答しろと言われ、アレグザンダー・デ・ラージ、サーと答え、バーンズから刑期と罪状を質問され、14年で、殺人です、サーと答え、バーンズから655321号で、その番号を覚える義務があると言われ、バーンズから所持品を出せられ、所持品を出しますが、バーンズから見えるか、後ろに白線が書いてあるぞ、つま先は、白線の向こう側にそろえろ、655321号と言われ、白線の向こう側につま先を揃えて立ち、所持品を机の上に放り投げ、バーンズから所持品を拾って、正しく置き直せと言われ、所持品を机の上に置き直し、1枚10ペンス等の全ての所持品を机の上に置き、保管証に記録され、バーンズから保管証にサインしろと言われ、保管証にサインして、バーンズから向こうのテーブルで脱衣を始めろと言われ、服を脱ぎ始め、脱いだ服も記録され、保管され、バーンズから宗教、髪の色、目の色、眼鏡もしくはコンタクトの使用の有無、重病の治療、精神病、義歯または義肢の使用の有無、頻繁な失神またはめまいの有無、てんかん症、同性愛の経験の有無について質問されて、答えて、素っ裸になり、バーンズから壁に向き、かがんで、つま先に触れろと言われ、バーンズから尻の穴まで確認され、バーンズから性病と毛ジラミについて質問され、無いと答えて、バーンズから浴槽へ行くように言われ、浴槽で入浴し、日曜礼拝で演壇に座らされていて、牧師が受刑者たちに締めくくりに囚人用賛美歌集258番を歌わせ、歌詞を映し出す機器を操作し、聖書を読んでも、ローマ時代の衣装を着てローマ兵になり、イバラの冠を被り、十字架を担いで歩くイエス・キリストに鞭を打つ姿を想像し、剣闘士と闘い、女たちに囲まれ、ブドウを食べているのを想像し、牧師から邪悪な民にならぬように心せよ、邪悪な民たちと交わることも許さず、邪悪な民の心は盗みのみを策し、唇は偽りに満ちていると諭されますが、牧師に苦痛の時に望みを失えば、みなぎる力も失うなりと反論し、牧師からなかなかよろしい、よく手助けをして、改心の情にあふれていると言われ、牧師に個人的な質問をするために、本を閉じて、立ち上がり、牧師と共に人目に付かない本棚の脇に行き、牧師に受ければすぐ出所でき、逆戻りの心配もないという新療法について質問し、牧師からルドビコ式心理療法で、実験段階に過ず、ひどい危険が伴うらしいので、所長が反対して、この刑務所では採用されていないと言われ、牧師に危険でも構いません、善人になりたいんです、余生を善行にささげたいと言い、牧師からルドビコ式心理療法で人間を善良にできるのか、善は心より発するもので善を選択するので、選ぶことのできぬ者は人間とは言えないと諭して、アーメンと言われ、牧師と共に十字を切り、塀で囲まれた狭い所をぐるぐると白線の円に沿って歩いて運動をして、フレデリック内務大臣が監房棟へやって来て、アレックスの監房内にルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの顔の写真と胸像があるのを見て、刑罰は無益で楽しんでいると感じ、バーンズから壁を背にこちらを向きに2列横隊に整列させられ、フレデリック内務大臣がここも政治犯収容に使われるので、この程度の犯罪者に対する刑罰は無益で、刑罰を楽しんでいるので、犯罪性反射神経の抹殺するという治療ベースに切り替えると言い、フレデリック内務大臣に全くの同感ですと言い、バーンズから汚い穴を閉じろと命令され、フレデリック内務大臣から犯した罪はと質問され、フレデリック内務大臣に過失致死罪ですと答え、フレデリック内務大臣から素晴らしい、野心的で積極的かつ外交的、若くて大胆で残忍で理想的だと言われ、フレデリック内務大臣がアレックスに決めた、アレックスの記録を読みたい、この残忍なアレックスが見違えるように変身すると言い、フレデリック内務大臣に選んで頂いて光栄ですと言い、フレデリック内務大臣からチャンスを有効に生かすことだなと言われ、笑みを浮かべて、バーンズから睨みつけられ、バーンズからは白線まで進み、つま先をそろえ、姓名と番号を申告と言われ、刑務所長の部屋の中に入り、つま先を白線にそろえ、刑務所長にアレグザンダー・デ・ラージ、655321号、サーと言い、刑務所長から今朝のお方が内務大臣閣下その人で、新任の大臣で、バカげた計画を実行する気だが、貴様らワルに痛めつけられた国家だって、殴り返して当然だが、新体制ではノーで、悪党を善人に矯正しろと、ひどく不公平に思えるので計画に反対していていると言われ、矯正するために明日ブロドスキー博士と会うためにルドビコ医療センターに移送され、2週間たてば、自由の身になれるそうだ、うれしい予想だろうと言われ、刑務所長にありがたく思い、努力し、関係各位に感謝いたしますと言い、刑務所長からこれにサインしてと言われ、何の文書か確認しようとして、バーンズから読むなサインだと言われ、刑務所長から自らの意思で、刑期短縮の代わりに、ルドビコ式心理療法を希望したとの文書で、ここにも、もう一部と言われ、刑務所長に言われるままにサインして、バーンズに連れられてルドビコ医療センターに行き、オルコット博士に引き渡され、チャーリーに案内され部屋へ行き、ベッドで寝ながら、新聞を読み、朝食を食べているときに、ブラノン博士が部屋に入って来て、自己紹介をして、新聞と朝食を取り上げ、ブラノン博士から朝の気分はどうと質問され、ブラノン博士にいいですと答え、ブラノン博士からすぐに博士が治療を始めます、選ばれたのはラッキーよと言われ、ブラノン博士に全くです、関係各位に感謝していますと言い、ブラノン博士からExp./Serum No.114をビタミン剤だと思わせて、毎食後に注射すると言われ、アレックスの腰にExp./Serum No.114を注射をされて、ブラノン博士にどんな治療ですかと質問し、ブラノン博士からすごく単純なの映画を見せるだけと答えられ、ブラノン博士に映画をビディーるの大好きですと言い、身動きできないように映画館の椅子に拘束され、瞬きができないので、目に点眼を受け、医者にやめよう、気分が悪い、吐けるように何かくれと叫び、医者にやめてくれと言い、治療を終えてベッドで寝て、お茶を飲み、ブラノン博士からブロドスキー博士が喜んでいて、快方に向かって、明日は治療を午前と午後の2回にしましょうと言われ、ブラノン博士に1日にあの治療を2度と言い、ブラノン博士から夕方には半死半生でしょうが、手抜きません、全快するまではと言われ、ブラノン博士に最悪だと言い、ブラノン博士からもちろん最悪よ、暴力が最悪なんだから、それを肉体で学びなさいと言われ、ブラノン博士にどうして吐き気がしたのかな、あんな気分は以前は逆だった、やっても、見ても、ホラーショーだったと言い、ブラノン博士から吐き気は快方に向かっている証拠で、健全な人間は恐怖と吐き気で嫌悪感に反応するので、健全になりつつあり、明日の今頃は、もっと健康よと言われ、べートーベンの第九をBGMにして、ヒトラーの戦争映画を見させられ、いや、止めて、お願いです、そんなの罪だと叫び、ブロドスキー博士から何が罪悪なんだねと質問され、ブロドスキー博士にべートーベンを使うなんて、べートーベンには責任がないのに、作曲しただけなのにと言い、ブラノン博士からBGMの事を言ってるのと質問され、ブラノン博士にはいと答え、ブロドスキー博士から気の毒だが君のためだ、しばらくは付き合ってもらうよと言われ、ブロドスキー博士に何より好きなべートーベンを聞く度に吐くかもしれないと言い、ブロドスキー博士からそうなるかもな君が選んだことだと言われ、ブロドスキー博士にもう十分だと思います、先生、超暴力や殺人は本当に間違っているし、恐ろしいとしっかり学び、目からウロコが落ちて、治ったんです、ああ神様と言い、ブロドスキー博士から治っとらんなと言われ、ブロドスキー博士に反社会的な事は悪いし、人は皆トルチョックの恐れなしに幸福に生きる権利がありますと言い、ブロドスキー博士からダメだ、診断を下すのは我々だ、だが悲しむことはない、2週間足らずで自由になれるぞと言われ、2週間が経過して、壇上に上がり、スポットライトを当てられ、フレデリック内務大臣からバーンズや牧師や刑務所長やブロドスキー博士やブラノン博士や牧師たちに紹介され、健康体で、栄養も十分で、安眠から覚め、朝食を済ませたばかり、投薬なし、暗示なしの状態、明日自信を持って社会復帰させられる、何という変ぼうでしょう、2年前、国家のクズ同然の悪党に無益な懲罰を与えましたが2年間変化なし、変化ないどころか、刑務所は虚飾と偽善の所作を教えただけでなく、媚びとおべっかとへつらいのまなざし、新たな悪業も学び、以前からの悪行には磨きをかけましたたが、我が党は治安の回復を公約し、平和を愛する市民のための町作りを進められことが実現しつつあり、これは歴史的な瞬間であり、暴力犯罪はもうすぐ過去の遺物となるのです、千の言葉より、雄弁なるアクションを、アクションをいざご覧あれと説明され、男優が舞台の後ろから出てきて、男優から粗大ゴミ、体洗ってねえのかよ、ひでえにおいと言われ、男優に朝シャワーを浴びたのにと言い、男優から朝のシャワーね、じゃ俺は嘘つきかと言われ、男優にいいえ兄弟と言い、男優からじゃバカだとあざ笑ってるなと言われ、男優が頬をはたき、男優になぜこんな事を何もしていないのにと言い、男優から理由を知りたい、教えてやると言われ、足を踏みつけられ、悲鳴を上げて、男優からついでにこれも、虫が好かないんだと言われ、鼻をつままれ、耳をつままれ、押し倒されて、足で踏みつけられ、男優から何かやらかす気ならさっさとやれ遠慮するなと言われ、男優に吐き気がする、吐き気が、立たせてくださいと言い、男優から立つ前に、靴を見ろ、舐めて欲しいんだ、ほれ舐めろと言われ、男優の靴の裏を舐めて、男優からまだだ、もっときれいにと言われ、なめ続け、男優が舞台の中央に立ち、舞台の裏に立ち去り、パンティー一枚しか身に着けていない女優が舞台に現れ、床に這いつくばったまま、女優を見上げ、女優が近づいて来て、まばたきをせずに、女優を見上げ、女優を真下から見上げて、女優に両手を伸ばし、女優の胸をつかもうとしますが、つかめず、女優が舞台の中央に立ち、観客から拍手を受け、舞台裏に立ち去り、舞台に腰かけ、フレデリック内務大臣からもう気分悪くはないだろうと言われ、フレデリック内務大臣に気分爽快ですと言い、笑顔を見せて、晴れて自由の身になります。
ディム
ディムは、ウォーレン・クラークが演じるアレックスの不良仲間で、コロバ・ミルク・バーでアレックスの左に座り、麻薬入りのミルクを飲みながら、今夜の悪行を思案し、コロバ・ミルク・バーから出て町を歩いているときに浮浪者を見つけ、浮浪者からカッター銭を恵んでくれと言われますが、言いがかりをつけて、アレックス、ジョージーとピートと共に浮浪者に暴行を加え、廃墟のカジノへ行き、ビリー・ボーイたちが全裸の女性に暴行を加えているところに遭遇し、アレックス、ジョージーとピートと共にビリー・ボーイたちとケンカになり、ビリー・ボーイたちに殴る蹴るの暴行を加え、警察が来る前に逃げ出し、アレックスが運転するデュランゴ95にジョージーとピートと共に乗り、田舎道を暴走し、道に横向きに停止しているトラックの下を通過し、対向車が来ても避けずに、対向車に避けさせて、フランク・アレクサンダーとメアリー・アレクサンダーが住むの家の前にある車止めに、停車し、デュランゴ95から降りて、アレックス、ジョージーとピートと共にフランク・アレクサンダーとメアリー・アレクサンダーが住むの家へ行き、ドアを開けられ、フランク・アレクサンダーとメアリー・アレクサンダーが住むの家へ仮面を被って押し入り、アレックス、ジョージーとピートと共にコロバ・ミルク・バーに帰って来て、ルーシーという人形の乳首からミルクを出して、グラスに注ぎ、ベートーベンの交響曲第9番を歌うテレビ局の女にブーイングをして、アレックスから棒で叩かれ、マナーが悪いと非難され、アレックスにワケなしのトルチョック制裁はうんざりで、家へ帰って寝ることで一致して、帰宅し、翌日になり、ジョージーとピートと共にアレックスのアパートの階段の下で、暇をつぶしていて、アレックスが階段で降りて来て、声をかけて、どうしたんだと言われ、アレックスに気の毒にガリバーの使い過ぎか、命令やら規律やらで、気が休まらんよな、もう痛くない、ベッドに戻りたくないかと言い、アレックスが上に座られ、アレックスから物事はきっちりシャッキリしておこうと言われ、アレックスを笑い、アレックスから口裂き顔の薄ら笑いは何のつもりだと言われ、アレックスにしこたま稼げると言い、アレックスからしこたま大稼ぎして、どうする、何が欲しいんだ、車なら木に生ってるさ、手の切れるポリーなら奪えばいいさと言われ、アレックスに子供じみた事だと言い、男仕事のクラストだと言い、アレックスから上等だ、ホラーショーだと言われ、アレックス、ジョージーとピート共にアパートから出かけて、マリーナを歩いていて、アレックスがジョージーをマリーナ―に落とすのを見て、アレックスにチェーンで襲い掛かり、アレックスにかわされて、棒で叩かれて、マリーナに落ちて、アレックスからおびき寄せられて、手を掴まれ、手の甲をナイフで切られ、切られた手を抑えて、マリーナに後ろから倒れ、アレックス、ジョージーとピートと共にカフェにいて、アレックスからこれで元に戻ったな、全ては水に流され、ライトライトライトと言われ、アレックスにライトと言い、ジョージーが計画した臨時閉鎖中のヘルス・ファームにいる大金持ちのプティツァで猫と暮らしているミス・ウェザースの金や銀や宝石を強盗を実行し、アレックスがミス・ウェザースの家をノックし、家に入るのに失敗して、アレックス、ジョージーとピートと共に庭の方へ回り込み、壁の近くに立ち、2階の開いている窓を見つけたアレックスからしゃがめ、窓から入って玄関を開けると言われ、アレックスが雨どいを伝って、2階の開いている窓から家に入り、玄関の外でミルク入りの瓶を手にして、アレックスを待っていて、アレックスから行こうぜ警察だと言われますが、アレックスに待てよドルーギーと言い、ディムは、アレックスをミルク入りの瓶で殴り、アレックスから畜生目が見えないぞ、コノヤローと言われ、アレックスを置き去りにして、逃げ出して、就職年齢に達して警察官を職業に選びます。
ジョージー
ジョージーは、ジェームズ・マーカスが演じるアレックスの不良仲間で、コロバ・ミルク・バーでアレックスの右に座り、麻薬入りのミルクを飲みながら、今夜の悪行を思案し、コロバ・ミルク・バーから出て町を歩いているときに浮浪者を見つけ、浮浪者からカッター銭を恵んでくれと言われますが、言いがかりをつけて、アレックス、ディムとピートと共に浮浪者に暴行を加え、廃墟のカジノへ行き、ビリー・ボーイたちが全裸の女性に暴行を加えているところに遭遇し、アレックス、ディムとピートと共にビリー・ボーイたちとケンカになり、ビリー・ボーイたちに殴る蹴るの暴行を加え、警察が来る前に逃げ出し、アレックスが運転するデュランゴ95にディムとピートと共に乗り、田舎道を暴走し、道に横向きに停止しているトラックの下を通過し、対向車が来ても避けずに、対向車に避けさせて、フランク・アレクサンダーとメアリー・アレクサンダーが住むの家の前にある車止めに、停車し、デュランゴ95から降りて、アレックス、ディムとピートと共にフランク・アレクサンダーとメアリー・アレクサンダーが住むの家へ行き、フランク・アレクサンダーとメアリー・アレクサンダーが住むの家へ仮面を被って押し入り、アレックス、ディムとピートと共にコロバ・ミルク・バーに帰って来て、ベートーベンの交響曲第9番を歌うテレビ局の女に嫌悪して、家へ帰って寝ることで一致して、帰宅し、翌日になり、ディムとピート共にアレックスのアパートの階段の下で、暇をつぶしていて、アレックスが階段で降りて来て、アレックスから声をかけられ、どうしたんだと言われ、誠に恐縮アピ・ポリ・ロジー、ガリバー痛で寝てたんだが、召使いが起こしてくれなかったと言い訳をされて、皮肉のつもりなら、分不相応だ、小僧ども、リーダーとして尋ねる、何を企んでいると言われ、アレックスにディムをイビるなよ、兄弟、新体制に変えたんだと言い、アレックスから新体制、何の事だ、俺の寝息をうかがっての謀り事かと言われ、アレックスに聞きたけりゃ教えてやる、コソ泥クラストじゃ、稼ぎもルッカフル涙だろ、そこで英国屋ウィルの出番だ、クラストした貴金属とかダイヤをサバしてくれて、ウィルはしこたまくれるぜと言い、兄弟は時々子供じみた事を言うと言い、今晩は男仕事のクラストだぜと言い、アレックスから待ちに待った自立の時か、教育したかいがあったよ、計画を話してくれと言われ、アレックスにその前にいつものモロコ・プラスはどうだい、おれたちもう始めてるけどと言い、アレックス、ディムとピートと共にアパートから出かけて、マリーナを歩いて、アレックスが手にした棒で叩かれ、蹴られて、マリーナに落とされ、マリーナに頭から落ち、アレックス、ディムとピート共にカフェにいて、アレックスからこれで元に戻ったな、全ては水に流され、ライトライトライトと言われ、アレックスにライトと言い、アレックスからジョージーに今夜の仕事だが、残らず話してくれと言われ、アレックスに今夜はやめだ、このザマじゃあと言い、アレックスからいっぱしのチェロベックのくせして、お互いもう子供じゃないだろ、なんじ心に抱きしは何ぞやと言われ、アレックスに臨時閉鎖中のヘルス・ファームにいる大金持ちのプティツァで猫と暮らしているミス・ウェザースの金や銀や宝石を強盗をすると言い、アレックスがミス・ウェザースの家をノックし、家に入るのに失敗して、アレックス、ジョージーとピートと共に庭の方へ回り込み、壁の近くに立ち、2階の開いている窓を見つけたアレックスが屈んだディムを土台にして、雨どいを伝って、2階の開いている窓から家に入り、ディムがパトカーのサイレンの音を聞いて、玄関から外に出てきたアレックスをミルク入りの瓶で殴り、アレックスを置き去りにして、逃げ出して、就職年齢に達して警察官を職業に選びます。
ピート
ピートは、マイケル・ターンが演じるアレックスの不良仲間ですが、セリフはなく、コロバ・ミルク・バーでディムの左に座り、麻薬入りのミルクを飲みながら、今夜の悪行を思案し、コロバ・ミルク・バーから出て町を歩いているときに浮浪者を見つけ、浮浪者からカッター銭を恵んでくれと言われますが、言いがかりをつけて、アレックス、ディムとジョージーと共に浮浪者に暴行を加え、廃墟のカジノへ行き、ビリー・ボーイたちが全裸の女性に暴行を加えているところに遭遇し、アレックス、ディムとジョージーと共にビリー・ボーイたちとケンカになり、ビリー・ボーイたちに殴る蹴るの暴行を加え、警察が来る前に逃げ出し、アレックスが運転するデュランゴ95にディムとジョージーと乗り、田舎道を暴走し、道に横向きに停止しているトラックの下を通過し、対向車が来ても避けずに、対向車に避けさせて、フランク・アレクサンダーとメアリー・アレクサンダーが住むの家の前にある車止めに、停車し、デュランゴ95から降りて、アレックス、ディムとジョージーと共にフランク・アレクサンダーとメアリー・アレクサンダーが住むの家へ行き、フランク・アレクサンダーとメアリー・アレクサンダーが住むの家へ仮面を被って押し入り、アレックス、ディムとジョージーと共にコロバ・ミルク・バーに帰って来て、ベートーベンの交響曲第9番を歌うテレビ局の女に嫌悪して、家へ帰って寝ることで一致して、帰宅し、翌日になり、ディムとジョージーと共にアレックスのアパートの階段の下で、暇をつぶしていて、アレックスが階段で降りて来て、声をかけて、どうしたんだと言い、ディムとジョージーと共にアレックスを待っていたのに、ちっとも来ないから、何かにひどく、腹立てだのかもしれないと心配して、捜し回り、アレックス、ディムとジョージーと共にアパートから出かけて、マリーナを歩いていて、アレックスがディムとジョージーをマリーナに突き落とすのを見て、逃げ出して、アレックス、ディムとジョージーと共にカフェにいて、アレックスからこれで元に戻ったな、全ては水に流され、ライトライトライトと言われ、アレックスにライトと言い、ジョージーが計画した臨時閉鎖中のヘルス・ファームにいる大金持ちのプティツァで猫と暮らしているミス・ウェザースの金や銀や宝石を強盗を実行し、アレックスがミス・ウェザースの家をノックし、家に入るのに失敗して、アレックス、ディムとジョージーと共に庭の方へ回り込み、壁の近くに立ち、2階の開いている窓を見つけたアレックスが屈んだディムを土台にして、雨どいを伝って、2階の開いている窓から家に入り、ディムがパトカーのサイレンの音を聞いて、玄関から外に出てきたアレックスをミルク入りの瓶で殴り、アレックスを置き去りにして、逃げ出します。
浮浪者
浮浪者は、ポール・ファレルが演じる浮浪者で、横になりウィスキーを瓶で飲みながら、歌っていて、アレックス、ディム、ジョージーとピートに目をつけられ、アレックス、ディム、ジョージーとピートが近づいて来て、アレックス、ディム、ジョージーとピートから拍手と歓声を送られ、アレックスたちにカッター銭を恵んでくれと頼み、アレックスたちから笑われ、アレックスから腹に棒を押し付けられ、アレックスに無法がはびこるきたねえ世界で、若者が年寄りをイビる世界で、老人が暮らせない世界で、月へ行く人間と地球を回る人間がいるが、地上の法と秩序にゃみんなが無関心だと言い、アレックス、ディム、ジョージーとピートから殴る蹴る棒で打つチェーンで殴るの暴行を加えられます。
ビリー・ボーイ
ビリー・ボーイは、リチャード・コンノートが演じるアレックスたちと敵対する不良グループのリーダーで、廃墟のカジノで全裸の女性に暴行を加えているときに、アレックスたちから声をかけられ、ナイフを手にして、アレックスたちの方へ走って向かい、アレックスたちとケンカになり、アレックスたちが優勢になり、アレックスたちから殴る蹴るの暴行を加えられます。
フランク・アレクサンダー
フランク・アレクサンダーは、パトリック・マギーが演じる作家で、妻のメアリー・アレクサンダーとと「HOME」という看板のある家で暮らしていて、家の中でタイプライターで文章を作成していて、呼び鈴に気が付き、メアリー・アレクサンダーにドアに見に行かせ、メアリー・アレクサンダーからひどい事故で友人がひん死の重傷で、救急車を呼ぶために電話を貸してくださいと頼まれているという説刑を受けて、メアリー・アレクサンダーに家に入れてやりなさいと言い、仮面を被ったアレックスたちがドアから家の中に入ってきて、アレックスが雨に唄えばを歌いながら、メアリー・アレクサンダーの口をテープで塞ぎ、引っぱたき、フランク・アレクサンダーに蹴りを入れ、フランク・アレクサンダーの口にボールを入れて、口をテープで塞がせ、フランク・アレクサンダーの机の上に上がり、物を蹴落として、机から降りて、机をひっくり返し、本棚を倒し、メアリー・アレクサンダーの服をハサミで切り取り、胸を出して、ベルトを外し、ズボンの下から首の近くまでハサミで切り、裸にして、目の前で、メアリー・アレクサンダーをレイプされます。
メアリー・アレクサンダー
メアリー・アレクサンダーは、エイドリアン・コリが演じる夫のフランク・アレクサンダーと「HOME」という看板のある家で暮らしていて、タイプライターで文章を作成していて、呼び鈴に気が付いたフランク・アレクサンダーからドアに見に行くように頼まれ、インターフォンでアレックスからひどい事故で助けて下さいと言われ、ドアチェーンをかけたままドアを開けて、アレックスから友人がひん死の重傷で、救急車を呼ぶために電話を貸してくださいと頼まれて、フランク・アレクサンダーに事情を説明し、フランク・アレクサンダーから家に入れてやりなさいと言われ、アレックスたちにドアを開け、仮面を被ったアレックスたちがドアから家の中に入ってきて、アレックスが雨に唄えばを歌いながら、口をテープで塞がれ、引っぱたかれ、服をハサミで切り取られ、胸を出されて、ベルトを外され、ズボンの下から首の近くまでハサミで切られ、裸にされて、フランク・アレクサンダーの見ている目の前で、レイプされます。
マム
マムは、シーラ・レイナーが演じる英国ロンドンの市営団地ブロック18Aリニア・ノースというアパートに住んでいるアレックスの母親で、アレックスの部屋のドアをノックして、アレックスに起きて、学校に行くように言い、アレックスからガリバー痛で、もう少し寝て、休養するために、学校を休んで、体力をつけると言われ、アレックスに今週ずっと欠席よと注意して、朝食はオーブンの中にあり、もう出掛けるからと伝え、ダッドに今朝もアレックスの気分がよくないそうよと言い、ダッドから聞こえたよ、アレックスがゆうべ何時に帰ったと思うと質問され、ダッドにスリーパー飲んだから、分からないと答え、ダッドから正確には、どこで、毎晩、働いているようだと言われ、ダッドにアレックスが言うには定職じゃなくて、ヘルパーであちこちで少しずつ働いているらしいと言い、アパートを出て、職場に向かい、デルトイドと出会い、アパートの鍵を貸します。
ダッド
ダッドは、フィリップ・ストーンが演じる英国ロンドンの市営団地ブロック18Aリニア・ノースというアパートに住んでいるアレックスの父親で、マムから今朝もアレックスの気分がよくないそうよと言われ、マムに聞こえたよ、アレックスがゆうべ何時に帰ったと思うと質問し、マムからスリーパー飲んだから、分からないと答えられ、マムに正確には、どこで、毎晩、働いているようだと言い、マムからアレックスが言うには定職じゃなくて、ヘルパーであちこちで少しずつ働いているらしいと言われ、アパートを出て、職場に向かいます。
デルトイド
デルトイドは、オーブリー・モリスが演じるアレックスの更生委員で、アレックスの母親に会って、鍵を借り、部屋に座り、アレックスが部屋から出てくるのを待ち、アレックスが部屋の前を通り、気が付かれて、家庭訪問とは驚きですと言われ、アレックスの母親から鍵を借りたと言い、鍵を見せて、鍵をテーブルの上に置き、アレックスにどこが痛いから欠席だってと言い、アレックスからひどい頭痛で、午後には治ると思うと言われ、アレックスに夜なら確実だってわけね、夜は実に楽しいからなあと言い返し、アレックスに隣に座るように示し、アレックスからわざわざお越しのご用件は、何か問題でもと探りを入れられて、アレックスが隣に座り、アレックスに問題、なぜそう思うんだね、いけないことをしているのかなと問い詰め、アレックスから他意はありませんと答えられ、アレックスの髪を掴み、担当する更生委員からも他意のない一言、気をつけろよ、次は更生施設じゃ済まんぞ、檻の中さ、苦労もムダになる、ダメな自分自身を見放しても、敬意を払え、更生の失敗は、我々には大きな汚点で、1人檻に入る度に、委員が責任を取らされると言い、アレックスから大丈夫です、ミリセントに逮捕されるような事は何もしていませんと言われ、アレックスをベッドの上に仰向けに押し倒して、言い訳は聞き飽きたね、逮捕されないからといって、マチガイをしていないとは限らないだろう、昨晩もマチガイがあってな、どうしようもないさ、ビリー・ボーイ一派が病院に担ぎ込まれた、絡んでいる情報も入っているし、仲間の名も出てるが、例によって証拠は何もないが、だが警告しとくぞ、この病んだ世の中で、たった一人の親友として、君を救いたいんだと言い、股間を叩き、何が問題だ、我々も1世紀近く研究はしているが、なかなか成果が上がらない、申し分ない家と親があり、頭も悪くないのに、なぜ悪魔が体をはい回るのかと言い、アレックスから問題はありません、ずっとミリセントの世話にはなっていませんと言われ、アレックスにそこが不安なんだ、おとなし過ぎる、何かしでかす頃合いだ、形のいい精力的な鼻をモメ事に突っ込むなと警告し、アレックスから澄み切った湖の気分で、夏深き青空そのもので、信頼して下さいと言われ、ミス・ウェザースが搬送された病院に行って、ミス・ウェザースが死亡したことを確認してから、アレックスに会うために尋問中の警察署に行き、巡査部長に挨拶して、巡査部長にアレックスが尋問されている3号室に通され、巡査部長にお礼を言い、3号室から出てきた警部に挨拶して、警部から3号室へ入りませんかと言われ、3号室に入り、出血しているアレックスに何ともひどい顔ですな、このザマ見てやって、来る所まで、来てしまったか、終点に到着さと言い、アレックスから俺は悪くない、どうか弁護して下さい、ハメられたんです、卑怯なドルーグどもを捕まえてくれ、やつらの考えだった、脅されたんです、無実ですと言われ、アレックスに人殺しなんだよ、人殺しと言い、アレックスから違います、軽くトルチョックしただけで、誓って殺してませんと言われ、アレックスに病院へ寄ってきたんだ、ミス・ウェザースは死んだよと言い、アレックスから脅そうっていうんでしょ、新手の拷問なんだと言われ、アレックスに自分で選んだ拷問さ、究極の拷問であってほしいねと言い、トムから一発いきますか、遠慮は無用、手足は押さえます、さぞ失望なさったでしょうと言われ、アレックスに唾を吐きかけます。
ミス・ウェザース
ミス・ウェザースは、ミリアム・カーリンが演じるキャットウーマンとも呼ばれ、猫に囲まれて臨時閉鎖中のヘルス・ファームにいる大金持ちの女性で、ストレッチをしているときに、アレックスによって家のドアをノックされ、アレックスに誰なのと言い、アレックスから助けて下さい、ひどい事故で、救急車を呼びたいんですと言われ、アレックスにお気の毒だけど、2キロ先のパブに電話があるわ、それを使うのねと言いアレックスから緊急で、友人の出血がひどくて死にそうで一刻を争うんですと言われ、アレックスに悪いけど夜は知らない人を入れたくないのよと言い、アレックスからそうですね、用心なさるのも無理はないです、悪党どもがうろついてますからね、パブへ行ってみます、お邪魔しました、お休みなさいと言われ、部屋に戻って来て、警察署に電話をかけて、警察官にヘルス・ファームのミス・ウェザースで、実は少し気になることがあって、多分思い過ごしなんでしょうけど、若い男が電話を貸せと、何やら事故があったとか、その言い方が気になって、今朝の新聞記事そのまま、昨夜、作家夫婦が襲われた時みたいと言い、警察官からパトカーを手配しますと言われ、警察官に必要かしらもう立ち去ったようですけどと言い、警察官から数分で到着しますと言われ、警察官にじゃあそうしてくださいと言いって、電話を切り、アレックスが部屋に入って来て、アレックスからやっとご対面、郵便受け越しのグブリ話じゃ気がイキませんよねと言われ、アレックスにあんたは誰なの、どうやって入り込んだの、何をやらかすつもりと言い、アレックスからいけないンだ、色狂いのスームカばばあと言い、芸術品に触り、アレックスにきっちりお聞きチンピラ、回れ右をして出て行くのよ、触らないで、大変な芸術品なのよ、一体何が欲しいのと言い、アレックスからこれは国際的な学生コンテストで、雑誌販売で点数を競うんですと言われ、アレックスにほざくなクソガキ、面倒な事になる前に出て行けと言い、アレックスが芸術品を叩き、アレックスに触るなって言ったのよ、たたき出されたいの、厚顔無知の色情ナンキン虫が、良家へ押し込むには、それなりの作法があるのよと言い、胸像を掴み、アレックスに殴りかかり、アレックスが芸術品を持って、ミス・ウェザースの攻撃をかわし、胸像で、アレックスの頭部を殴り、アレックスを倒し、立ち上がったアレックスに押し倒されて、芸術品で殴られて、死亡します。
トム
トムは、スティーヴン・バーコフが演じるミス・ウェザースを殺害したアレックスを取り調べる私服の刑事で、アレックスから期待されても困るな、何も言う気はないよ、弁護士を呼んでくれなきゃ、法律には通じているんだ、バカと言われ、アレックスにひどい傷だな、アレックス坊や、気の毒に、美男が台無しだ、誰がやったんだ、どうやったんだと言い、アレックスの傷を痛めつけ、アレックスが悲鳴を上げて、アレックスから何のつもりだ、バカと言われ、アレックスに今のは被害者のうらみの分、救いようなのない悪たれだ、貴様はと言い、アレックスから股間を掴まれ、悲鳴を上げて、警部がアレックスを殴って、アレックスからの暴行から解放され、デルトイドに愛の未熟な悪夢、暴力は暴力を生む、逮捕に抵抗したんでね、一発いきますか、遠慮は無用、手足は押さえます、さぞ失望なさったでしょうと言います。
警部
警部は、ミス・ウェザースを殺害したアレックスを取り調べる制服の警部で、アレックスから期待されても困るな、何も言う気はないよ、弁護士を呼んでくれなきゃ、法律には通じているんだ、バカと言われ、アレックスに我々も法律には通じている事を教えようか、通じているだけじゃないってこともと言い、アレックスがトムの股間を掴み、悲鳴を上げているトムを救うためにアレックスを殴り、アレックスが尋問されている3号室から出て来て、デルトイドに挨拶して、巡査部長からそろそろお茶でもと言われ、巡査部長に後でな紙タオルを取ってくれと言い、巡査部長から紙タオルを受け取り、デルトイドに尋問中でね、3号室へ入りませんかと言い、デルトイドからお礼を言われ、デルトイドが3号室に入り、アレックスが出血して、アレックスに紙タオルを投げて渡します。
巡査部長
巡査部長は、ミス・ウェザースを殺害したアレックスを取り調べる警察署にいる制服の巡査部長で、アレックスに面会してきたデルトイドに挨拶して、アレックスが尋問されているのは3号室ですと言い、3号室から出て来た警部にそろそろお茶でもと言い、警部から紙タオルを取ってくれと言われ、警部にはい分かりましたと言って、紙タオルを渡します。
バーンズ
バーンズは、マイケル・ベイツが演じるアレックスが収監される刑務所の看守長で、アレックスと手錠でつなぎ、刑務所に連行してきた警察官からこちらが収容調書ですと言って、収容調書を手渡され、アレックスに名はと質問し、アレックスからアレグザンダー・デ・ラージと答えられ、アレックスに刑務所では、看守にはサーをつけて、返答しろと言い、名はと質問し、アレックスからアレグザンダー・デ・ラージ、サーと答えられ、アレックスに刑期と罪状を質問し、アレックスから14年で、殺人です、サーと答えられ、アレックスに収容調書を見て、間違いないと言い、警察官に手錠を外してくれと言い、警察官がアレックスの手錠を外して、アレックスに655321号で、その番号を覚える義務があると言い、警察官を帰して、アレックスに所持品を出せて、アレックスが所持品を出しますが、アレックスに見えるか、後ろに白線が書いてあるぞ、つま先は、白線の向こう側にそろえろ、655321号と言い、アレックスが白線の向こう側につま先を揃えて立ち、アレックスが所持品を机の上に放り投げて、アレックスに所持品を拾って、正しく置き直せと言い、アレックスが所持品を机の上に置き直し、記録係に10ペンス、1枚等と言い、記録係が保管証に記録して、アレックスに保管証にサインしろと言い、アレックスが保管証にサインして、所持品を入れた封筒を閉じて、アレックスに向こうのテーブルで脱衣を始めろと言い、アレックスが服を脱ぎ始め、脱いだ服も記録され、保管され、アレックスに宗教、髪の色、目の色、眼鏡もしくはコンタクトの使用の有無、重病の治療、精神病、義歯または義肢の使用の有無、頻繁な失神またはめまいの有無、てんかん症、同性愛の経験の有無について質問し、アレックスが一問一答で答え、素っ裸になり、アレックスに壁に向き、かがんで、つま先に触れろと言い、懐中電灯をくわえて、アレックスの尻の穴を確認し、アレックスに性病と毛ジラミについて質問し、アレックスに浴槽へ行くように言い、アレックスを入浴させ、塀で囲まれた狭い所をぐるぐると白線の円に沿って歩いて運動をさせて、フレデリック内務大臣が囚人たちを見に来ると、アレックスと囚人たちを壁を背にこちらを向きに2列横隊に整列させて、刑務所長に査察の準備完了ですと報告して、フレデリック内務大臣に全くの同感ですと言ったアレックスに汚い穴を閉じろと命令して、フレデリック内務大臣にアレックスが強盗に入り、女性を惨殺、14年の刑でありますと付け加え、笑みを浮かべているアレックスを睨みつけて、バーンズは、刑務所長の部屋のドアをノックして、刑務所長から入り給えと言われ、刑務所長のいる部屋に入り、アレックスに白線まで進み、つま先をそろえ、姓名と番号を申告と言い、ドアを閉めて、アレックスが何の文書か確認しようとしますが、アレックスに読むなサインだと言い、アレックスを連れて、ルドビコ医療センターに向かい、アレックスをオルコット博士に引き渡し、オルコット博士が移送書にサインをして、アレックスの移送を完了しますが、オルコット博士にこの男には十分注意して頂きたい、残忍で、本性は変わりませんと言い、オルコット博士から心配は無用ですと言われ、2週間が経過して、フレデリック内務大臣、牧師、刑務所長、ブロドスキー博士とブラノン博士と共に、壇上に上がり、スポットライトを当てられアレックスを見て、フレデリック内務大臣からアレックスを紹介され、健康体で、栄養も十分で、安眠から覚め、朝食を済ませたばかり、投薬なし、暗示なしの状態、明日自信を持って5月の朝のようにさわやかなこのアレックスを社会復帰させられる、何という変ぼうでしょう、2年前、国家のクズ同然の悪党に無益な懲罰を与えましたが2年間変化なし、変化ないどころか、刑務所はアレックスに虚飾と偽善の所作を教えただけでなく、媚びとおべっかとへつらいのまなざし、新たな悪業も学び、以前からの悪行には磨きをかけましたたが、我が党は治安の回復を公約し、平和を愛する市民のための町作りを進められことが実現しつつあり、これは歴史的な瞬間であり、暴力犯罪はもうすぐ過去の遺物となるのです、千の言葉より、雄弁なるアクションを、アクションをいざご覧あれと説明されますが、全く信じずにアレックスを睨みてけて、男優に対してアレックスが暴力を行使しないこと確認しますが、アレックスに騙されないぞと睨みつけ、女優に対してアレックスが性的暴力を行使しないこと確認し、アレックスに驚いて激しく拍手をして、アレックスが舞台に腰かけて、フレデリック内務大臣がアレックスにもう気分悪くはないだろうと言い、アレックスがフレデリック内務大臣に気分爽快ですと言い、フレデリック内務大臣からアレックスの悪への傾向をパラドックスとして善に傾くことで、暴力行為への衝動が、強烈な肉体的苦痛を伴い、強烈な肉体的苦痛に対処するために、アレックスは正反対の善への行動を行うことになりますと説明を受け、フレデリック内務大臣を支持して、拍手を行います。
牧師
牧師は、ゴッドフリー・クイグリーが演じるアレックスが収監される刑務所の牧師で、アレックスを演壇に座らせ、受刑者たちに説教をして、受刑者たちに締めくくりに囚人用賛美歌集258番を歌わせ、アレックスが歌詞を映し出す機器を操作して、受刑者たちが囚人用賛美歌集258番を歌い、アレックスに邪悪な民にならぬように心せよ、邪悪な民たちと交わることも許さず、邪悪な民の心は盗みのみを策し、唇は偽りに満ちていると諭し、アレックスから苦痛の時に望みを失えば、みなぎる力も失うなりと言われ、アレックスになかなかよろしい、よく手助けをして、改心の情にあふれていると言い、アレックスから個人的な質問を受けるために、人目に付かない本棚の脇に行き、アレックスから受ければすぐ出所でき、逆戻りの心配もないという新療法について質問され、アレックスにルドビコ式心理療法で、実験段階に過ず、ひどい危険が伴うらしいので、所長が反対して、この刑務所では採用されていないと言い、アレックスから危険でも構いません、善人になりたいんです、余生を善行にささげたいと言われ、アレックスにルドビコ式心理療法で人間を善良にできるのか、善は心より発するもので善を選択するので、選ぶことのできぬ者は人間とは言えないと諭して、アーメンと言い、アレックス共に十字を切り、2週間以上が経過して、フレデリック内務大臣、バーンズ、刑務所長、ブロドスキー博士とブラノン博士に共に、壇上に上がり、スポットライトを当てられたアレックスを見て、フレデリック内務大臣からアレックスを紹介され、健康体で、栄養も十分で、安眠から覚め、朝食を済ませたばかり、投薬なし、暗示なしの状態、明日自信を持って5月の朝のようにさわやかなこのアレックスを社会復帰させられる、何という変ぼうでしょう、2年前、国家のクズ同然の悪党に無益な懲罰を与えましたが2年間変化なし、変化ないどころか、刑務所はアレックスに虚飾と偽善の所作を教えただけでなく、媚びとおべっかとへつらいのまなざし、新たな悪業も学び、以前からの悪行には磨きをかけましたたが、我が党は治安の回復を公約し、平和を愛する市民のための町作りを進められことが実現しつつあり、これは歴史的な瞬間であり、暴力犯罪はもうすぐ過去の遺物となるのです、千の言葉より、雄弁なるアクションを、アクションをいざご覧あれと説明され、拍手をして、男優に対してアレックスが暴力を行使しないこと確認し、女優に対してアレックスが性的暴力を行使しないこと確認し、アレックスに拍手をして、アレックスが舞台に腰かけて、フレデリック内務大臣がアレックスにもう気分悪くはないだろうと言い、アレックスがフレデリック内務大臣に気分爽快ですと言い、フレデリック内務大臣からアレックスの悪への傾向をパラドックスとして善に傾くことで、暴力行為への衝動が、強烈な肉体的苦痛を伴い、強烈な肉体的苦痛に対処するために、アレックスは正反対の善への行動を行うことになります、質問はと言われ、立ち上がり、アレックスの横に立ち、観客たちに本人に選ぶ能力がない、私欲と肉体的苦痛への恐怖が、アレックスを醜悪な自己卑下に駆り立てるだけで、誠意のかけらもなく、非行は防げても、道徳的選択の能力を奪われた生き物に過ぎないと言い、フレデリック内務大臣からささいな事で、動機や高級な倫理観は別問題で、目的は犯罪抑圧で、刑務所の過密状態の緩和で、アレックスは本物のクリスチャンで、常に頬を差し出し、人を苦しめるより自らが苦しみ、ハエを殺そうと考えただけで気分が悪くなり、再生され、天使たちと喜びを分かち合おう、要はうまくいったってことだと言われ、アレックスがフレデリック内務大臣の意見に笑顔を見せて、観客たちがフレデリック内務大臣を支持して、拍手を行います。
フレデリック内務大臣
フレデリック内務大臣は、アンソニー・シャープが演じる新任の内務大臣で、ルドビコ式心理療法を試す被験者を選ぶためにアレックスが収監される刑務所を訪れ、アレックスたちが運動している間に、監房棟へやって来て、アレックスの監房内を確認し、胸像とルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの顔の写真を手にして、アレックスに対する刑罰は無益で楽しんでいると感じて、刑務所長に1室に何人かなと質問し、刑務所長からこの監房では4人ですと答えられ、刑務所長にすし詰めは濃縮犯罪空間を形成し、服役中の犯罪を招くと指摘し、刑務所長から確かに広い施設と豊かな予算が必要ですと答えられ、刑務所長に無理だな、政府は旧式な刑罰理論に関心を失っていて、ここも政治犯収容に使われるので、この程度の犯罪者に対する刑罰は無益で、刑罰を楽しんでいるので、犯罪性反射神経の抹殺するという治療ベースに切り替えると言い、アレックスから全くの同感ですと言われ、バーンズに今のは誰だと質問し、アレックスから私ですと答えられ、アレックスに犯した罪はと質問して、アレックスから過失致死罪ですと答えられ、バーンズからアレックスが強盗に入り、女性を惨殺、14年の刑でありますと付け加えられ、アレックスに素晴らしい、野心的で積極的かつ外交的、若くて大胆で残忍で理想的だと言い、刑務所長からそろそろC棟の方へと言われ、刑務所長にいや十分だ、アレックスに決めた、アレックスの記録を読みたい、この残忍なアレックスが見違えるように変身すると言い、アレックスから選んで頂いて光栄ですと言われ、アレックスにチャンスを有効に生かすことだなと言い、刑務所長から刑務所長室へと言われ、刑務所長にありがとうと言い、2週間が経過して、バーンズ、牧師、刑務所長、ブロドスキー博士とブラノン博士と共に、壇上に上がり、スポットライトを当てられたアレックスを見て、壇上に上がり、アレックスを紹介し、健康体で、栄養も十分で、安眠から覚め、朝食を済ませたばかり、投薬なし、暗示なしの状態、明日自信を持って5月の朝のようにさわやかなこのアレックスを社会復帰させられる、何という変ぼうでしょう、2年前、国家のクズ同然の悪党に無益な懲罰を与えましたが2年間変化なし、変化ないどころか、刑務所はアレックスに虚飾と偽善の所作を教えただけでなく、媚びとおべっかとへつらいのまなざし、新たな悪業も学び、以前からの悪行には磨きをかけましたたが、我が党は治安の回復を公約し、平和を愛する市民のための町作りを進められことが実現しつつあり、これは歴史的な瞬間であり、暴力犯罪はもうすぐ過去の遺物となるのです、千の言葉より、雄弁なるアクションを、アクションをいざご覧あれと説明し、拍手を受けて、壇上から降りて、椅子に座り、刑務所長から命運が懸かっていますと言われ、刑務所長にブロドスキーは信頼でき、世論調査が正しいなら案ずることはないと言い、男優に対してアレックスが暴力を行使しないこと確認し、女優に対してアレックスが性的暴力を行使しないこと確認し、アレックスに拍手をして、アレックスが舞台に腰かけて、フレデリック内務大臣がアレックスにもう気分悪くはないだろうと言い、アレックスから気分爽快ですと言われ、観客たちにアレックスの悪への傾向をパラドックスとして善に傾くことで、暴力行為への衝動が、強烈な肉体的苦痛を伴い、強烈な肉体的苦痛に対処するために、アレックスは正反対の善への行動を行うことになります、質問はと言い、牧師が立ち上がり、アレックスの横に立ち、牧師から本人に選ぶ能力がない、私欲と肉体的苦痛への恐怖が、アレックスを醜悪な自己卑下に駆り立てるだけで、誠意のかけらもなく、非行は防げても、道徳的選択の能力を奪われた生き物に過ぎないと言われ、牧師にささいな事で、動機や高級な倫理観は別問題で、目的は犯罪抑圧で、刑務所の過密状態の緩和で、アレックスは本物のクリスチャンで、常に頬を差し出し、人を苦しめるより自らが苦しみ、ハエを殺そうと考えただけで気分が悪くなり、再生され、天使たちと喜びを分かち合おう、要はうまくいったってことだと言い、アレックスから笑顔を見せられ、観客たちから支持されて、拍手を受けます。
刑務所長
刑務所長は、が演じるアレックスが収監される刑務所の所長で、フレデリック内務大臣と共にアレックスたちが運動している間に、監房棟へやって来て、アレックスの監房内を確認し、バーンズから査察の準備完了ですと報告を受けて、フレデリック内務大臣から1室に何人かなと質問され、フレデリック内務大臣にこの監房では4人ですと答え、フレデリック内務大臣からすし詰めは濃縮犯罪空間を形成し、服役中の犯罪を招くと指摘され、フレデリック内務大臣に確かに広い施設と豊かな予算が必要ですと答え、フレデリック内務大臣から無理だな、政府は旧式な刑罰理論に関心を失っていて、ここも政治犯収容に使われるので、この程度の犯罪者に対する刑罰は無益で、刑罰を楽しんでいるので、犯罪性反射神経の抹殺するという治療ベースに切り替えると言われ、フレデリック内務大臣にそろそろC棟の方へと言い、刑務所長にいや十分だ、アレックスに決めた、アレックスの記録を読みたい、この残忍なアレックスが見違えるように変身すると言われ、フレデリック内務大臣に刑務所長室へと言い、フレデリック内務大臣からありがとうと言われ、部屋のドアをノックされ、入り給えと言い、バーンズが刑務所長のいる部屋に入り、アレックスからアレグザンダー・デ・ラージ、655321号、サーと言い、アレックスに今朝のお方が内務大臣閣下その人で、新任の大臣で、バカげた計画を実行する気だが、貴様らワルに痛めつけられた国家だって、殴り返して当然だが、新体制ではノーで、悪党を善人に矯正しろと、ひどく不公平に思えるので計画に反対していているが、矯正するために明日ブロドスキー博士と会うためにルドビコ医療センターに移送され、2週間たてば、自由の身になれるそうだ、うれしい予想だろうと言われ、アレックスからありがたく思い、努力し、関係各位に感謝いたしますと言われ、アレックスにこれにサインしてと言い、アレックスに自らの意思で、刑期短縮の代わりに、ルドビコ式心理療法を希望したとの文書で、ここにも、もう一部と言い、2週間が経過して、フレデリック内務大臣、バーンズ、牧師、ブロドスキー博士とブラノン博士と共に壇上に上がり、スポットライトを当てられたアレックスを見て、壇上に上がったフレデリック内務大臣からアレックスを紹介され、健康体で、栄養も十分で、安眠から覚め、朝食を済ませたばかり、投薬なし、暗示なしの状態、明日自信を持って5月の朝のようにさわやかなこのアレックスを社会復帰させられる、何という変ぼうでしょう、2年前、国家のクズ同然の悪党に無益な懲罰を与えましたが2年間変化なし、変化ないどころか、刑務所はアレックスに虚飾と偽善の所作を教えただけでなく、媚びとおべっかとへつらいのまなざし、新たな悪業も学び、以前からの悪行には磨きをかけましたたが、我が党は治安の回復を公約し、平和を愛する市民のための町作りを進められことが実現しつつあり、これは歴史的な瞬間であり、暴力犯罪はもうすぐ過去の遺物となるのです、千の言葉より、雄弁なるアクションを、アクションをいざご覧あれと説明され、拍手をして、フレデリック内務大臣が椅子に座り、フレデリック内務大臣に命運が懸かっていますと言い、フレデリック内務大臣からブロドスキーは信頼でき、世論調査が正しいなら案ずることはないと言われ、男優に対してアレックスが暴力を行使しないこと確認し、女優に対してアレックスが性的暴力を行使しないこと確認し、アレックスに拍手をして、アレックスが舞台に腰かけて、フレデリック内務大臣がアレックスにもう気分悪くはないだろうと言い、アレックスがフレデリック内務大臣に気分爽快ですと言い、フレデリック内務大臣からアレックスの悪への傾向をパラドックスとして善に傾くことで、暴力行為への衝動が、強烈な肉体的苦痛を伴い、強烈な肉体的苦痛に対処するために、アレックスは正反対の善への行動を行うことになりますと説明を受け、フレデリック内務大臣を支持して、拍手を行います。
オルコット博士
オルコット博士は、ルドビコ医療センターでアレックスを受け入れる担当者で、バーンズからアレックスをオルコット博士に引き渡され、オルコット博士が移送書にサインをして、アレックスの移送を完了しますが、オルコット博士にこの男には十分注意して頂きたい、残忍で、本性は変わりませんと言われ、バーンズに心配は無用ですと言い、チャーリーにアレックスを部屋に案内させます。
チャーリー
オルコット博士は、ルドビコ医療センターでアレックスを受け入れる担当者で、バーンズからアレックスをオルコット博士に引き渡され、オルコット博士が移送書にサインをして、アレックスの移送を完了しますが、オルコット博士にこの男には十分注意して頂きたい、残忍で、本性は変わりませんと言われ、バーンズに心配は無用ですと言い、チャーリーにアレックスを部屋に案内させます。
チャーリー
チャーリーは、ルドビコ医療センターにおけるアレックスの囚人係で、オルコット博士からアレックスを部屋に案内するように言われ、アレックスの後ろをついて行き、部屋に案内して、翌朝になり、ブラノン博士と朝の挨拶をかわして、ブラノン博士のためにアレックスの部屋のドアを開けます。
ブラノン博士
ブラノン博士は、マッジ・ライアンが演じるルドビコ医療センターで、アレックスにルドビコ式心理療法を行う担当医で、チャーリーと朝の挨拶をかわして、チャーリーがアレックスの部屋のドアを開けて、アレックスのいる部屋に入り、ベッドで寝ながら、新聞を読み、朝食を食べているアレックスに自己紹介をして、アレックスから新聞と朝食を取り上げて、アレックスに朝の気分はどうと質問して、アレックスからいいですと答えられて、アレックスにすぐに治療を始めます、選ばれたのはラッキーよと言われ、アレックスから全くです、関係各位に感謝していますと言われ、アレックスにExp./Serum No.114をビタミン剤だと思わせて、毎食後に注射すると言い、アレックスの腰にExp./Serum No.114を注射をして、アレックスからどんな治療ですかと質問されて、アレックスにすごく単純なの映画を見せるだけと答えて、アレックスから映画をビディーるの大好きですと言われ、アレックスを身動きできないように映画館の椅子に拘束させて、映画館の後部座席にブロドスキー博士と共に座り、アレックスの様子を見ていて、ブロドスキー博士から直に薬が効いて、死んだも同然の状態になり、激しい恐怖と無力感に襲われ、被験者の一人によると、それはおぼれ死ぬ感じで、この過程において患者は治療の主目的たる連携を確立し、自分が置かれた苛酷な状況と目撃している暴力との連携だと説明されて、アレックスが治療を終えてベッドで寝て、お茶を飲んでいて、椅子に座っていて、アレックスにブロドスキー博士が喜んでいて、快方に向かって、明日は治療を午前と午後の2回にしましょうと言い、アレックスから1日にあの治療を2度と言われ、アレックスに夕方には半死半生でしょうが、手抜きません、全快するまではと言い、アレックスから最悪だと言われ、アレックスにもちろん最悪よ、暴力が最悪なんだから、それを肉体で学びなさいと言い、アレックスからどうして吐き気がしたのかな、あんな気分は以前は逆だった、やっても、見ても、ホラーショーだったと言われ、アレックスに吐き気は快方に向かっている証拠で、健全な人間は恐怖と吐き気で嫌悪感に反応するので、健全になりつつあり、明日の今頃は、もっと健康よと言い、翌日になり治療が再開され、ブロドスキー博士と共に座り、アレックスがべートーベンの第九をBGMにして、ヒトラーの戦争映画を見ている様子を見ていて、アレックスからそんなの罪だと叫ばれて、べートーベンを使うなんて、べートーベンには責任がないのに、作曲しただけなのにと言われ、アレックスにBGMの事を言ってるのと質問して、アレックスからはいと答えられ、ブロドスキー博士から意図はしなかったが、刑罰の要素となり、刑務所長に感謝されるぞと言われ、2週間が経過して、フレデリック内務大臣、バーンズ、牧師、刑務所長とブロドスキー博士と共に、壇上に上がり、スポットライトを当てられたアレックスを見て、壇上に上がったフレデリック内務大臣からアレックスを紹介され、健康体で、栄養も十分で、安眠から覚め、朝食を済ませたばかり、投薬なし、暗示なしの状態、明日自信を持って5月の朝のようにさわやかなこのアレックスを社会復帰させられる、何という変ぼうでしょう、2年前、国家のクズ同然の悪党に無益な懲罰を与えましたが2年間変化なし、変化ないどころか、刑務所はアレックスに虚飾と偽善の所作を教えただけでなく、媚びとおべっかとへつらいのまなざし、新たな悪業も学び、以前からの悪行には磨きをかけましたたが、我が党は治安の回復を公約し、平和を愛する市民のための町作りを進められことが実現しつつあり、これは歴史的な瞬間であり、暴力犯罪はもうすぐ過去の遺物となるのです、千の言葉より、雄弁なるアクションを、アクションをいざご覧あれと説明されて、拍手をして、男優に対してアレックスが暴力を行使しないこと確認し、女優に対してアレックスが性的暴力を行使しないこと確認し、アレックスに拍手をして、アレックスが舞台に腰かけて、フレデリック内務大臣がアレックスにもう気分悪くはないだろうと言い、アレックスがフレデリック内務大臣に気分爽快ですと言い、フレデリック内務大臣からアレックスの悪への傾向をパラドックスとして善に傾くことで、暴力行為への衝動が、強烈な肉体的苦痛を伴い、強烈な肉体的苦痛に対処するために、アレックスは正反対の善への行動を行うことになりますと説明を受け、フレデリック内務大臣を支持して、拍手を行います。
ブロドスキー博士
ブロドスキー博士は、カール・デューリングが演じるルドビコ医療センターで、ルドビコ式心理療法を確立した博士で、アレックスにルドビコ式心理療法を行う責任者で、映画館の後部座席にブラノン博士と共に座り、アレックスの様子を見ていて、ブラノン博士に直に薬が効いて、死んだも同然の状態になり、激しい恐怖と無力感に襲われ、被験者の一人によると、それはおぼれ死ぬ感じで、この過程において患者は治療の主目的たる連携を確立し、自分が置かれた苛酷な状況と目撃している暴力との連携だと説明し、翌日になり治療が再開され、ブラノン博士と共に座り、アレックスがべートーベンの第九をBGMにして、ヒトラーの戦争映画を見ている様子を見ていて、アレックスからそんなの罪だと叫ばれて、べートーベンを使うなんて、べートーベンには責任がないのに、作曲しただけなのにと言われ、ブラノン博士に意図はしなかったが、刑罰の要素となり、刑務所長に感謝されるぞと言い、アレックスに気の毒だが君のためだ、しばらくは付き合ってもらうよと言い、アレックスから何より好きなべートーベンを聞く度に吐くかもしれないと言われ、アレックスにそうなるかもな君が選んだことだと言い、アレックスからもう十分だと思います、先生、超暴力や殺人は本当に間違っているし、恐ろしいとしっかり学び、目からウロコが落ちて、治ったんです、ああ神様と言われ、アレックスに治っとらんなと言い、アレックスから反社会的な事は悪いし、人は皆トルチョックの恐れなしに幸福に生きる権利がありますと言われ、アレックスにダメだ、診断を下すのは我々だ、だが悲しむことはない、2週間足らずで自由になれるぞと言い、2週間が経過して、フレデリック内務大臣、バーンズ、牧師、刑務所長とブラノン博士と共に、壇上に上がり、スポットライトを当てられたアレックスを見て、壇上に上がったフレデリック内務大臣からアレックスを紹介され、健康体で、栄養も十分で、安眠から覚め、朝食を済ませたばかり、投薬なし、暗示なしの状態、明日自信を持って5月の朝のようにさわやかなこのアレックスを社会復帰させられる、何という変ぼうでしょう、2年前、国家のクズ同然の悪党に無益な懲罰を与えましたが2年間変化なし、変化ないどころか、刑務所はアレックスに虚飾と偽善の所作を教えただけでなく、媚びとおべっかとへつらいのまなざし、新たな悪業も学び、以前からの悪行には磨きをかけましたたが、我が党は治安の回復を公約し、平和を愛する市民のための町作りを進められことが実現しつつあり、これは歴史的な瞬間であり、暴力犯罪はもうすぐ過去の遺物となるのです、千の言葉より、雄弁なるアクションを、アクションをいざご覧あれと説明されて、拍手をして、男優に対してアレックスが暴力を行使しないこと確認し、女優に対してアレックスが性的暴力を行使しないこと確認し、アレックスに拍手をして、アレックスが舞台に腰かけて、フレデリック内務大臣がアレックスにもう気分悪くはないだろうと言い、アレックスがフレデリック内務大臣に気分爽快ですと言い、フレデリック内務大臣からアレックスの悪への傾向をパラドックスとして善に傾くことで、暴力行為への衝動が、強烈な肉体的苦痛を伴い、強烈な肉体的苦痛に対処するために、アレックスは正反対の善への行動を行うことになりますと説明を受け、フレデリック内務大臣を支持して、拍手を行います。
男優
男優は、ジョン・クライヴが演じるアレックスが暴力を行使しないことを実演する男優で、舞台の後ろから出てきて、アレックスに粗大ゴミ、体洗ってねえのかよ、ひでえにおいと言い、アレックスから朝シャワーを浴びたのにと言われ、アレックスに朝のシャワーね、じゃ俺は嘘つきかと言い、アレックスからいいえ兄弟と言われ、アレックスにじゃバカだとあざ笑ってるなと言い、アレックスの頬をはたき、アレックスからなぜこんな事を何もしていないのにと言われ、アレックスに理由を知りたい、教えてやると言い、アレックスの足を踏みつけ、アレックスが悲鳴を上げて、アレックスについでにこれも、虫が好かないんだと言い、アレックスの鼻をつまみ、耳をつまみ、押し倒して、足で踏みつけ、アレックスに何かやらかす気ならさっさとやれ遠慮するなと言い、アレックスから吐き気がする、吐き気が、立たせてくださいと言われ、アレックスに立ちたい、立つ前に、やってもらう事があるんだ、靴を見ろ、舐めて欲しいんだ、ほれ舐めろと言い、アレックスが靴の裏を舐めて、アレックスにまだだと言い、アレックスにもっときれいにと言い、フレデリックからご苦労様そんなところかと言われ、舞台の中央に立ち、観客たちに失礼いたしましたと言い、舞台の裏に立ち去ります。
女優
女優は、アレックスが性的暴力を行使しないことを実演する女優で、パンティー一枚しか身に着けずに舞台に現れ、アレックスから床に這いつくばったまま見上げられ、アレックスの方へ近づいて来て、アレックスがまばたきをせずに女優を見上げて、女優を真下から見上げて、女優に両手を伸ばし、女優の胸をつかもうとしますが、つかめず、フレデリック内務大臣から十分だありがとうご苦労様と言われ、舞台の中央に立ち、観客から拍手を受け、舞台裏に立ち去ります。
ジョー
ジョーは、クライブ・フランシスが演じるアレックスが服役中にダッドとマムがアレックスの部屋を2年間の契約で貸して住んでいる下宿人で、仕事もあり、来月分の下宿代を払っていて、ソファーにウンチングしてトーストをもぐもぐしていて、アレックスにうわさは聞いている、何をやらかしたか、知っているさ、気の毒な両親の気持ちをズタズタにして、ついにご帰宅ね、また両親に地獄を見せるつもりなんだろう、そんな事をさせるもんか、俺は息子同然に愛されているんだと言い、ダッドとマムのことも考えないと、ダッドとマムは実の親同然で、ダッドとマムを置いて出て行くなんて、アレックスを甘やかすだけじゃないか、名ばかりの息子なのに、アレックスを見て泣いている、哀れんでもらおうって魂胆さ、アレックスが家を見つけたらいい、アレックスが過ちを学べばいい、非行少年だったアレックスに立派な両親はもったいないと言います。
ジュリアン
ジュリアンは、デヴィッド・プラウズが演じる車椅子生活になったフランク・アレクサンダーを介護する人です。
デヴィッド・プラウズは、映画「スター・ウォーズ」でダース・ベイダーを演じています。
ドリン
ドリンは、ジョン・サヴィデントが演じる男性で、フランク・アレクサンダーとルービンシュタインと共に、ルドビコ式心理療法を受けたアレックスを自殺に追い込むことの手助けをする人です。
ルービンシュタイン
ルービンシュタインは、マーガレット・タイザックが演じる女性で、フランク・アレクサンダーとドリンと共に、ルドビコ式心理療法を受けたアレックスに追い込むことの手助けをする人です。
テイラー博士
テイラー博士は、ポーリン・テイラーが演じるアレックスに担当の精神科医で、アレックスにスライドを見せるから、その人物が言いそうなセリフを言ってくれると言い、アレックスに暴力や性的なスライドを見せて、アレックスが暴力や性的なスライドに拒絶反応を示さないことを確認して、アレックスに順調に回復していると言います。
ナッドサット語
ドルーグは、仲間という意味です。
ラズードックスは、心を集中させる、または精神統一させるという意味です。
ミルク・プラスは、ミルク割りという意味です。
ベロセットは、麻薬の種類です。
シンセメスクは、麻薬の種類です。
ドレンクロムは、麻薬の種類です。
アルトラ、または超暴力は、暴行、リンチ、性暴力という意味です。
カッター銭は、10ペンス硬貨、または小銭という意味です。
イン・アウトは、セックスをするという意味です。
デボチカは、少女という意味です。
マルチックは、少年という意味です。
ヤーブルは、金玉という意味です。
ホラーショーは、最高、または面白いという意味です。
ガティワッツは、腹という意味です。
フィリーは、もてあそぶという意味です。
サプライズは、 奇襲するという意味です。
ビディーは、見る、理解するという意味です。
グブリ話は、ふざけ話しという意味です。
マレンキー・ヘアは、産毛という意味です。
マレンキーとかげは、小さなトカゲという意味です。
ドゥーグは、モラルという意味です。
ボルシーは、でかいという意味です。
ヤーブロッコは、金玉野郎という意味です。
ノズは、ナイフという意味です。
ブリツバは、カミソリという意味です。
トルチョック、またはトルチョークは、 殴るという意味です。
スパチカねんねは、睡眠という意味です。
ライティ・ライト、ライトは、分かった 了解したという意味です。
ガリバーは、頭という意味です。
ガリバー痛は、頭痛という意味です。
チャイは、お茶という意味です。
ミリセントは、警察という意味です。
ハイハイハイ ゼアは、やあみんなという意味です。
アピ・ポリ・ロジーは、お詫びをするという意味です。
クラストは、盗み、または窃盗という意味です。
ルッカフル涙は、雀の涙という意味です。
ポリーは、札、または金という意味です。
グルーピーは、バカという意味です。
オムニは、賢いという意味です。
オムニ明晰は、頭脳明晰という意味です。
ボッグは、神様という意味です。
クルービーは、血という意味です。
ケーブルは、血管という意味です。
タッシュトゥックは、ハンカチという意味です。
チェロベックは、男という意味です。
プティッァは、女という意味です。
グブリ話は、ふざけ話しという意味です。
イキは、行くという意味です。
スームカは、醜いという意味です。
トルチョックは、殴るという意味です。
ドルーギーは、仲間たちという意味です。
スタージャは、刑務所という意味です。
プレストゥプニクは、犯罪者という意味です。
マルチョック、またはマルチックは、少年という意味です。
ボルシャイは、でかいという意味です。
ヤホーディーは、ユダヤ人という意味です。
シニーは、映画という意味です。
スルージーは、聞くという意味です。
スメックは、笑いという意味です。
ヤジックは、舌という意味です。
ボニーは、くさいという意味です。
ウンチングは、食べるという意味です。
ルッカーは、手という意味です。
グラジーは、両目という意味です。
マスキーは、マスクという意味です。
ぶっ裂くは、自殺するという意味です。
ヤーブロッコは、睾丸野郎という意味です。
エッギウェグは、卵という意味です。
ステーキウィークは、ステーキという意味です。
単語説明
コロバ・ミルク・バーは、麻薬入りのミルクを提供するバーです。
ダブリンは、アイルランドの首都です。
フェア・シティーは、ダブリンのゴーストタウンです。
スイート・モリー・マローンは、ダブリン市の歌です。
ムール貝は、海水に生息するイガイ科の細長く黒い貝で、食べると柔らかくて美味しいです。
猥歌は、性的に下品な替え歌です。
デュランゴ95は、Adams ProbeのProbe 16という自動車で、1969年に3台しか生産されず、1800CC直列4気筒エンジンを横置きでミッドシップにマウントし、乗車定員は3名で、高さ86cmで、車体はガラス繊維でできています。
タイプライターは、文字盤を打鍵することで活字を紙に打ち付け、文字を印字する人が操作する機械です。
ルドウィヒは、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンのことで、ドイツの作曲家で、ピアニストで、ウィーンに旅し、かねてから憧れを抱いていたモーツァルトを訪問して、アントニオ・サリエリから音楽教育を受けました。
モーツァルトとアントニオ・サリエリについては、映画「アマデウス」を鑑賞すると理解できます。
第九は、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンが作曲した交響曲第9番のことです。
ナンキン虫は、トコジラミというる吸血性の昆虫の1種で、体長は5mmから8mm程度、体形は円盤状で扁平、体色は吸血前は茶褐色です。
テームズは、イギリスのロンドン南西部にあり、テームズ川の両岸に面しています。
10ペンスは、イギリスの硬貨で、ペンスはペニーの複数形で、1ポンドは100ペンスに換算されるので、1ポンドは200円くらいなので、10ペンスは20円くらいです。
英国教会は、1534年にイングランド王国で成立したキリスト教会の名称で、カトリックから派生したのでカトリック的ですが、多くのプロテスタント宗派を生み出した母体となっています。
てんかん症は、発作をくりかえし起こす脳の病気で有病率は100人に1人で、乳幼児から高齢者までどの年齢でも発症する病気です。
性病は、性行為によって感染する感染症で、原因となる細菌、ウイルス、寄生虫は30種以上あり、病名としては梅毒、淋病、クラミジアなどがあります。
毛ジラミは、人の陰部に寄生する吸血性のシラミの1種で、噛まれると大変に痒く、体長は1.5mmから2mmで、体色は淡褐色で半透明です。
イエス・キリストは、十字架を背負って総督ピラトの官邸から刑場のあるゴルゴダの丘までの道のりをローマ兵に鞭うたれながら歩き、処刑され、英国教会では救い主として信仰の対象としています。
映画「ベン・ハー」を鑑賞すると理解できます。
ヘブライは、イスラエル南部の地域です。
ルドビコ式心理療法は、パラドックスに基づいて、人間の行動を制御しようとする犯罪者に対する治療方法です。
パラドックスは、暴力行為への衝動に対して、強烈な肉体的苦痛を受けるので、暴力行為を行わないということになるということです。
政治犯は、国の政治的秩序を侵害する犯罪者で、広くは政治的動機によって犯される犯罪を含みます。
過失致死罪は、被害者を殺す結果を認識することができたにもかかわらず、注意を怠って認識せずに、被害者を殺したという罪です。
内務大臣は、地方行財政、警察、土木、衛生などを管轄し、警察官庁の最高長官として警察を率いています。
Exp./Serum No.114は、ルドビコ式心理療法に必要な薬で、見たり聞いたりしたものに、麻痺や吐き気を引き起こし、暴力や性、クラシック音楽に対する不寛容さを生み出すための薬です。
洗脳技術は、恐怖、感情と罪悪感をコントロールしようとする技術で、ルドビコ式心理療法のことです。
全体主義は、個人の自由や社会集団の自律性を認めず、個人の権利や利益を国家全体の利害と一致するように統制を行う思想または政治体制で、対義語は個人主義です。
精神科医は、ルドビコ式心理療法により精神病になった主人公の治療を行う医師です。
査問会は、ルドビコ式心理療法を行った組織において、何かしら問題のある行動を取った者や、または問題を引き起こした疑いのある者などについて、取調べを行い、懲罰などの決議を行う委員会です。
偏執狂は、不安や恐怖の影響を強く受けて、他人が自分を批判しているという妄想を抱く症状です。
最後のセリフ
「完璧に治ったね」です。
感想
悪人だらけの人間社会を変えようと試みるとさらに悪くなるという人間社会
原題も邦題も「時計じかけのオレンジ(A CLOCKWORK ORANGE)」です。
英国のロンドン東部の労働者階級の俗語で「Queer as a Clockwork Orange(時計じかけのオレンジのように奇妙な)」という言葉が元になっています。
「時計じかけのオレンジ(A CLOCKWORK ORANGE)」は、未来のロンドンで殺人犯で性犯罪者の主人公がルドビコ療法によって、殺人や性犯罪に対して、吐き気や苦痛を感じるようになり、殺人や性犯罪が出来なくなった主人公のことを意味します。
善人は、法律や刑罰によって作り出された「時計じかけのオレンジ」の人です。
悪人は、法律や刑罰によって作り出すことができない「時計仕掛けではないオレンジ」の人です。
悪人は、刑罰や警察官という社会的な身分で変えることはできません。
善人の被害者も、被害を受けることで悪人の加害者に変わります。
悪人だらけで変えることができない人間社会を描いている映画です。
親子やカップルで鑑賞するのはお勧めできませんし、夫婦か親しい友人と一緒に鑑賞して、意見を交わすのが良いように感じます。
映倫区分は「R18+」で、18歳未満の人は観覧禁止で、18歳以上の人だけがご覧になれる映画です。
暴力描写も性的描写も割り切って描かれています。
午前10時の映画祭15で上映されますし、音楽が重要な映画なので、可能であれば、音響の良い映画館で鑑賞した方が良い映画です。
上映時間は、2時間17分ですが、会話が多く、字幕を追うのも大変です。
理解できないナッドサット言葉が使用されるので、理解しにくいですが、物語の流れでナッドサット言葉を理解するか、事前に調べてから鑑賞するしかありません。
登場人物は、15歳の少年の主人公、主人公の悪友たち、主人公の被害者たち、レコード店でナンパした少女たち、主人公の家族と更生委員、警察官たち、看守たち、牧師、内務大臣、主人公にルドビコ療法を行う博士たち、主人公を治療する博士たちが登場します。
主人公は、既に犯罪を犯して更生施設に入れられたのに反省することはなく、強盗やレイプや殺人と言う犯罪を犯す前の気分は、「澄み切った湖の気分で夏深き青空そのもの」というどうしようもない人間です。
物語は、3部構成で、まずは、主人公が悪友たちと共に麻薬を使用し、殺人や性犯罪を行うが、モーツァルトの交響曲第9番が好きであることを描き、次に、主人公が逮捕され、刑務所での暮らしぶりやルドビコ式心理療法を受け、モーツァルトの交響曲第9番、殺人や性犯罪に対して吐き気や苦痛を感じるようになることが描かれ、最後にモーツァルトの交響曲第9番、殺人や性犯罪に対して、吐き気や苦痛を感じるの状態では一般生活はできないことが描かれ、自殺を試みるという衝撃により、主人公はルドビコ療法から解放され、モーツァルトの交響曲第9番、殺人や性犯罪に対して、吐き気や苦痛を感じなくなります。
主人公は、過去を思い出して、自分語りをしながら、物語が進みます。
主人公は、浮浪者に行ったこと、主人公の悪友に行ったこと、作家に対して行ったことが、ルドビコ式心理療法を受け後に、浮浪者にやり返され、主人公の悪友にやり返され、作家にやり返され、何も抵抗することができないというのでは、生活できないということです。
主人公が雨に唄えばを歌いながら犯罪を犯すという伏線が、被害者が主人公が歌う雨に唄えばを聞いて気が付くというように回収されます。
牧師は、主人公にルドビコ式心理療法で人間を善良にできるのか、善は心より発するもので善を選択するので、選ぶことのできぬ者は人間ではないと言い、ルドビコ式心理療法をうけた主人公のことを本人に選ぶ能力がない、私欲と肉体的苦痛への恐怖が、醜悪な自己卑下に駆り立てるだけで、誠意のかけらもなく、非行は防げても、道徳的選択の能力を奪われた生き物に過ぎないと言います。
内務大臣は、動機や高級な倫理観は別問題で、目的は犯罪抑圧で、刑務所の過密状態の緩和で、人を苦しめるより自らが苦しむようになり、上手くいったと言います。
主人公が殺人や性犯罪を行う人間から、殺人や性犯罪に対して吐き気や苦痛を感じる人間になり、殺人や性犯罪への吐き気や苦痛はない人間に戻ることで、人間を変えることはできないという結果になっています。
主人公は、殺人や性犯罪をしないという選択をするという人間になったのではなく、吐き気や苦痛から逃避するという人間になっただけで、自殺をきっかけに元に戻り、犯罪や性暴力を行使することで得られる楽しさよりも、さらに楽しく保証された生活を選択します。
個人が政府や企業や組織に不都合なことを言ったり、行ったりすると、どこ政府や企業や組織でも、社会的な制裁を受けて、個人の自由が奪われているようになるとナチス・ドイツのような独裁政府であり、ブラック企業であり、個人が自由意志で選択できないというのは良くはならないことを表現していると感じました。
自分は、映画のレビューに政府に不都合なことを書いただけで「映画.com」のアカウントは停止されたことを思い出しました。
現代に例えるなら、政府が個人番号や個人生体情報を基に、エシュロンなどでインターネットを監視し、監視カメラなどで行動を監視し、AIを駆使して、監視社会を作り出して、殺人や性犯罪を行えないように人間を変えることができるのかということにもなります。
政府が個人番号や個人生体情報を基に、エシュロンなどでインターネットを監視し、監視カメラなどで行動を監視し、AIを駆使して、監視社会で生活するというのは、人間ではなく、税金を政府に納めるだけの家畜として生きているということだで、安全そうな社会ですが、危険な社会だと警告してくれている映画です。
使用される音楽は、以下の通りです。
ベートーベンの交響曲第9番 合唱~第2楽章、雨に唄えば、泥棒かささぎ~序曲、ウィリアム・テルの序曲~スイス軍隊の行進、威風堂々~第1番、威風堂々~第4番、ウィリアム・テルの序曲~夜明け、ベートーベンの交響曲第9番 合唱~第4章などです。
聞いたことがないと言う人は、鑑賞前に聞いておくと鑑賞中に盛り上がれると思います。
まとめ
次は「ザ・アウトロー」を鑑賞する予定です。
ご期待ください。
以上、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
