デートプラン~シアター・イメージフォーラム、ビストロ グルマン&スペイン坂

シアター・イメージフォーラムで映画「コレクティブ 国家の嘘」のチケットを購入し、ビストロ グルマンでランチを食べて、映画「コレクティブ 国家の嘘」を鑑賞し、スペイン坂で写真を撮影してきました。

ビストロ グルマン

スペイン坂の中にあるフランス料理店です。

店内には、窓際のテーブル席と店内のテーブル席とカウンター席があります。


窓際のテーブル席でランチを食べました。
ランチメニューです。

フランス料理店らしくワインのメニューもあります。

水がボルトに入れられて、提供されるところが、ヨーロッパ的で良いです。

ステーキフリット トリュフのペリグーソースを注文しました。

ステーキは、赤身の肉を熟成したような感じで、美味しいです。
スープは、酸味が利いていて、ヨーロッパを感じさせます。
パンは、もちろんフランスパンです。

アイスコーヒーです。

領収書を写真撮影するのを忘れましたが、税金込みで1,800円でした。





シアター・イメージフォーラム

シアター・イメージフォーラムは、ビルとビルの間を入ったところにあります。

シアター・イメージフォーラムです。

映画「コレクティブ 国家の嘘」

チケットです。

パンフレットです。

予告動画

あらすじ

2015年10月30日、東ヨーロッパにあるルーマニアの首都ブカレストのクラブ「コレクティブ」で行われたメタルコアバンド「Goodbye to Gravity」のライブ中に火災が起きます。
この様子をスマートフォンで撮影した映像から始まります。
27名が死亡し、熱傷(やけど)治療をするために病院に搬送された重症患者の37名も死亡しました。
スポーツ紙「ガゼタ・スポルトゥリロル」の新聞記者カタリン・トロンタンは、保健相への記者会見で質問しますが、保健相は「抗菌液をテストしたが95%有効だった。ルーマニアの病院はドイツより優れている」とだけ言い残して、質問に答えることなく、退室します。
新聞記者カタリン・トロンタンは、調査取材チームを編成し、調査を始めます。
カタリン・トロンタンは、ブカレスト大学病院の麻酔医の内部告発者カメリア・ロイウの情報提供により、ブカレスト大学病院にある消毒液の濃度が故意に薄められて、緑膿菌による感染症でルーマニアの病院に搬送された患者が亡くなったことを知ります。
製薬会社ヘキシ・ファーマのダン・コンドレア社長は、消毒液を薄めることで、10倍の量の消毒できない消毒液を生産し、書類を改ざんし、病院に納品し、病院から代金を受け取ることで、莫大な利益を上げています。
この消毒できない消毒液は、何年も前から、ルーマニアの病院に独占的に供給されていて、ルーマニアの患者は感染症の危険にさらされていました。
製薬会社ヘキシ・ファーマのダン・コンドレア社長は、得た利益で、政治家、病院理事、医師を買収し、消毒できない消毒液をルーマニア政府に認可させています。
製薬会社ヘキシ・ファーマのダン・コンドレア社長は、消毒液の元になる原料を買い付ける会社と買い付けた消毒液の原料から消毒液を生産する会社を運営し、買い付けた消毒液の原料を7倍の値段で、消毒液を生産する会社に売りつけて、利益を得ています。
製薬会社ヘキシ・ファーマのダン・コンドレア社長は、得た利益で、スイスに富裕層相手の私立病院を作って、さらに利益を得ています。
スポーツ紙「ガゼタ・スポルトゥリロル」は、この事件を報道します。
メディアの追及と国民たちの激しい抗議により、社会民主党のルーマニア政府は、総辞職します。
少数与党の国民自由党がルーマニア政府を運営します。
ルーマニア政府が、製薬会社ヘキシ・ファーマのダン・コンドレア社長を調査しようとすると、のダン・コンドレア社長は自動車事故で亡くなり、調査できなくなります。
ウラド・ヴォイクレスクが、保健相に就任し、病院の実態を調査し、病院長の人選基準の厳格化にも着手しようとしますが、既得権益を守ろうとする政治家、官僚の抵抗、テレビでニュースを伝えるキャスターからの非難により、難航します。
ウラド・ヴォイクレスク保健相は、十分ではないですが、病院長の人選基準の厳格化を決めます。
2016年12月、総選挙が行われ、若者の投票率が低く、国民自由党は、社会民主党に大差で敗北し、政権を追われます。
ウラド・ヴォイクレスク保健相も辞職します。
ウラド・ヴォイクレスクが始めた医療改革は、頓挫します。
新聞記者カタリン・トロンタンは、やけどを負い、病院で感染症で亡くなった青年の墓参りに参加します。
墓参りから車で帰る車中の中で、曲が流れます。

感想

汚職と既得権益を守る姿

ドキュメンタリー映画なので、ストーリーも、エンディングもありません。
事実を伝えているだけです。
この映画を鑑賞しても、何かを得られるのかは、鑑賞した人によって異なります。
映画賞を受賞したから、映画評論家が高く評価しているからという理由で鑑賞しても得られるものは何もないでしょう。

コレクティブは、2015年10月30日、メタルコアバンド「Goodbye to Gravity」のライブ中に火災が起きた東ヨーロッパにあるルーマニアの首都ブカレストのクラブの名前です。
この火災で、27名が死亡し、病院に搬送された重症患者の37名も死亡しました。
国家の嘘は、ルーマニア政府が国民に嘘を言ったことを示しています。

ルーマニアの人口は、2000万人くらい、国土は日本の三分の二くらいの大きさの国です。
ウィーンは、オーストリアの首都です。
ブカレストからウィーンまでの距離は、850kmくらいです。
東京から札幌や福岡までの距離が、800kmくらいです。

ジャーナリストが、政府発表に疑問を持ち、病院に搬送された重症患者の37名の死因が感染症ということを追求し、国家の嘘を暴き出すきっかけになりました。

この映画では、ジャーナリストが政府発表に疑問を持ち追求する姿と新任の保健相が国家の嘘に対応する姿が見られるところが良いです。
日本では、ジャーナリストが政府発表に疑問を持ち追求する姿を見ることはできません。
日本では、担当大臣が国家の嘘に対応する姿を見ることはできません。
汚職と既得権益を守る姿だけは、日本もルーマニアも同じです。

映画「i 新聞記者ドキュメント」と比べて観ると、日本は、ルーマニアに劣っていることが理解できます。
映画「i 新聞記者ドキュメント」は、ルーマニアではもちろん、日本以外では公開さえされずに、アカデミー賞はもちろん、映画賞にノミネートも受賞もしていません。
この映画「コレクティブ 国家の嘘」は、日本はもちろん、世界中で公開され、アカデミー賞で2部門でノミネート、多数の映画賞を受賞しています。
世界報道自由度ランキングでは、ルーマニアは48位で、日本は71位です。
この映画で描かれているルーマニアに、主観的にも客観的にも、日本の報道自由度は劣ります。
映画「ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書」でも描かれていましたが、「報道機関が権力に屈すれば、国民の将来はない」ということを再確認することができました。
日本の総選挙結果で、日本に将来がないことが示されることでしょう。
ルーマニアは30年以上は直らないそうですが、日本は50年以上は直らないでしょう。

牧島かれんデジタル担当相(女性、44歳)は、2019年6月と2020年6月の2回にわたって、NTTの秘書室長から会員制レストランで金額の最も高いコース接待料理で接待を受けて、「大臣就任前の一議員として政治活動を行ったものだ。一議員として、いろいろと意見交換をするのは、政治活動の中で大事なことだ」と述べました。
日本の将来は、ありえません。

この映画に登場するのは50歳以下の若い人です。
国民の将来を変えるのは、老人ではなく、若い人です。
老人に国民の将来を任せれば、何も変わりません。

日本人は、メタルコアバンドのライブに行く人が悪いと感じるのではないのでしょうか?
日本人は、新型コロナウィルスで亡くなったのは、亡くなった人が悪いと感じているのではないのでしょうか?

スペイン坂

井の頭通りから渋谷パルコにいたる100メートル弱の勾配の緩い坂です。
東京で最も有名な坂道です。
井の頭通りからスペイン坂を撮影しました。

渋谷パルコからスペイン坂を撮影しました。

スペイン坂の出入り口は分かりにくいです。
スペイン坂の中の風景です。

まとめ

ビストロ グルマンは、渋谷PARCOの近くで、ショッピングについでに利用するのも良いと感じました。
スペイン坂にあるスペイン料理店びいどろ 渋谷を見つけたので、食べに行ってみたいです。

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