「独学大全 絶対に「学ぶこと」をあきらめたくない人のための55の技法」を読みました!~あらすじと感想

これまでは、比較的ページ数の少ない自己啓発本を読んで、紹介してきました。
これからは、ページ数の多い自己啓発本を読んで、紹介していきたいです。
その前に本を読んで勉強するということなので、自己啓発本として「独学大全 絶対に「学ぶこと」をあきらめたくない人のための55の技法」を読むことにしました。
ホームページがありますので、参考にしてください。
対象読者は、独学で何かを学びたいという人はもちろん、独学で何かを学ばせたい人です。
独学で何かを学ぶ人に向けて書かれている本ですが、独学を一人で行うのではなくサポートしてくれる人と一緒に行うとより効率的です。
勉強しない子供に「勉強しなさい」としか言えない親にとってもとても参考になる本です。
紹介されているアイデアを応用して、受験勉強をするために利用して、紹介してみます。

著書

読書猿は、日本人の読書家で、ベストセラー作家で、本書以外に「アイデア大全 創造力とブレイクスルーを生み出す42のツール」の本の著作者でもあります。
読書猿は、幼少期から読書が苦手なのに、昼間は働きながら、通勤電車の中で原稿を書いたり、読書をしたりしているようになったのはすごいです。

登場人物

無知くんと親父さんとの対話を通して、独学について学びます。

無知くん

無知くんは、読者のの立場で、読者の代わりに親父さんに質問し、答えを得ることで、読者が独学を理解できるようになっています。

親父さん

親父さんは、著者の立場で、無知くんの質問に答えることで、読者が独学を教えるようになっています。

独学とその他

通学は、生徒は指定された曜日の日時に学校へ通い、一人の教師が一時限ごとに一つの科目の教科書を使用し、一学級35人の生徒に科目に関する定められた学習範囲を教え、試験を行い、生徒の学習達成度を判断し、評価します。

塾・予備校は、受験対策のために行われる通学の補完的な役割で、方法は通学と同じですが、教科を担当する講師は、担当する教科に関しての知識を持ち、生徒を引きつける話術と人間的魅力などを保有し、高いプロフェッショナル意識を持って、生徒を教えるという点で通学とは異なります。

家庭教師は、受験対策のために行われる通学の補完的な役割で、自宅、または個室で、教科を担当する講師は、マンツーマンで生徒に教えるという点で、通学とも予備校とも異なり、生徒の学習達成度に合わせて、学ぶことができます。

独学は、通学、塾・予備校や個人教師とも異なり、教師、講師や個人教師などの教えてくれる人はなく、自ら学ぶということです。
有名な独学者としては、エイブラハム・リンカーン(映画「リンカーン」)などがいます。

受験を終え、大学入学後、特に大学卒業後、社会人になってからは、教師、講師や個人教師などがいないので、独学で学ぶことになります。
独学は、大学入学後、特に大学卒業後、社会人になってから、役に立ちます。

対象読者

独学をしなければならない人が対象読者です。
通学、予備校や家庭教師という手段で学ぶことができない人、または失敗した人は、独学で学ぶことになります。
通学、予備校や家庭教師という学習範囲にとらわれずに学習したい人は、独学で学ぶことになります。
学校を卒業後、働くようになってから、何かを学ぶ人は、独学で学ぶことになります。

独学を行うには、通学、予備校や家庭教師という手段で学ぶことにはない困難があります。
独学者は、拘束も、責任も、教材も、教師も、講師もいないですが、卒業証書も、資格証も、保証もありません。
独学者は、知らないことについて、何を、どのように学ぶのかを決定し、実行し、試行錯誤をしなければなりません。
独学者は、何を学ぶのかも自由ですが、モチベーションが下がりやすく、中断しやすく、挫折しやすいので、自己コントロールについての知識と「なぜ学ぶのか」という問いかけに対する答えを持たなければなりません。
独学者は、通学、予備校や家庭教師という手段では得られない自由な方法や考え方を身に付けることができます。

現代は、学習せずに直感的に下せる判断は少なく、学習した上で、言葉や図などを使用して考えて論理的に下す判断が多いです。
現代は、言葉や図などを使って判断を伝えることで、文化、制度や法律が生まれ、社会を形成します。
現代社会では、文化、制度や法律を知る必要があり、学ぶ必要があるということです。
学ぶための手段として、独学があります。

独学は、どのような分野を学ぶ人にでも役に立ちます。
独学をしていて、困っている人に向けて、独学の始め方、独学の続け方、独学をするための資料・教材の選び方、勉強方法に関する55の技法が書かれています。

本の構成

独学のための「55の技法」を、「発心」、「資料取集」、「分野」、「解読」、「記憶」、「理解」という独学の流れに沿って、「第1部 なぜ学ぶのかに立ち返ろ」、「第2部 何を学べばよいかを見つけよう」と「第3部 どのように学べば良いかを知ろう」に分類して、説明しています。
最初に、導入としての無知くんと親父さんとの対話があり、独学のための「55の技法」の概要を説明しています。
この対話の部分を読むだけで、何について記述されるのかの見当が付くようになっているので、読みやすくなっています。
独学のための「55の技法」を組み合わせて、国語、英語、数学という具体的な分野を独学する方法について説明しています。
最初から全部を読むのが、良いですが、大変です。
無知くんと親父さんとの対話の部分だけを読んで、全体をまず把握するほうが、挫折せずに読めます。
具体的に、独学で身に付けたい分野に、照らし合わせて、読むと分かりやすいですし、全ての技法を使用しなくても良いということも分かり、使用しなくて良いと技法と感じたなら、読み飛ばしても良いです。

独学を解説するための受験勉強について

受験勉強が他の勉強と異なる点は、学習範囲が決められていて、試験までに、学習し終えなければならないですが、受験後には基礎教養としては役に立つ程度にしかなりません。
受験勉強は、学習範囲を、短い時間で、学ぶことが重要です。
各自に応じて一から勉強方法から作り上げ、試行錯誤を繰り返す独学は、受験勉強には向いていない分野です。
自分は、独学で受験勉強を行ったことがあり、独学を受験勉強によって解説することはできます。
自分は、大学には一浪して、合格しましたが、成功したとは言えないので、内容については正しとは限りません。

受験勉強は、理系にしろ、文系にしろ国語、英語と数学を勉強する必要があります。
独学を解説する受験勉強の分野としては、誰でもが勉強しなければならない国語、英語と数学について取り上げます。

学ぶ時間は、授業時間は独学ではないので、授業時間の前の予習時間、授業時間の後の復習時間と受験までの時間になります。

序文 学ぶことをあきらめられなかったすべての人へ

独学で受験勉強をする人は、受験科目を選択し、集中して、早く学習することができ、授業時間の前に予習をすることで、授業を理解でき、理解できないことは質問することができ、復習する時間は少なく、受験前に使う時間も少なくて、他の科目に多くの時間をかけることができます。
中高一貫教育の学校では、独自に6年間の教育内容を5年間で教え、1年間を受験勉強に使うことで、大学の合格率を上げています。
どう勉強してよいのか分からず、理解できず、挫折しやすく、止めてしまいがちで、自分も受験勉強を投げ出しました。
誰からも強要されませんし、拘束もされませんし、保証もありません。
自由に教材を選ぶことができますが、指導者はいないので、どの教材を選ぶのかは自分で決めなけれななりません。
大学受験に失敗することはあっても、高校の授業に出席し、定期テストを受験しさせすれば、高校は卒業できます。
受験科目を決め、学習時間を確保し、教材を選び、試行錯誤を重ね、挫折するたびに自信を無くし、学習することで自信を取り戻し、大学受験に何の意味があるのかという疑問がわきモチベーションは下がり、大学に合格しなくてはというプレッシャーの中でモチベーションを維持しなければなりません。
独学で受験勉強をする人は、受験科目の試験範囲についての知識、独学に関する知識、受験勉強を計画し、実行する知識、自己コントロールの知識、人に関する知識が必要です。
受験勉強を「なぜ?」するのかという問い対する答えを持つこともなく、受験勉強を行うことはできます。
受験勉強を「なぜ?」するのかという問い対する答えを持たなければ、挫折したり、自信を無くしたり、モチベーションは下がったときに、再び受験勉強を再開することはできなくなってしまいます。
受験勉強は、無意識的で自動的に、迅速で直感的に行うというシステム1ではないからです。
受験勉強は、意識的に制御され、処理が遅く、熟慮的に行うシステム2だからです。
受験勉強が上手くいかないのは、システム2に対して、システム1が勝ってしまうからです。
過去は、システム1で十分でした。
現在と未来は、人を取り巻く環境が大きく変わり、システム1は役に立たず、システム2が不可欠になっています。
受験勉強は、不可欠だということです。
受験勉強を上手くするためには、システム1は環境に依存するので、環境を変えることで、システム2の優位性を上げることが重要です。
繰り返し学習することで、システム1に重要なことであると錯覚させ、記憶させるということも重要です。
良い大学に合格し、社会で良い結果を得られるという社会では、受験勉強は必然不可欠なのです。
受験勉強をしたら人は賢くなるが、すべての問題を解決する知識はなく、社会で生きて生活するには社会で良い結果を得なければなりません。
受験勉強をしなくても生きていける、友人と楽しく遊びたい、スマートフォンで遊びたいと考えるのはシステム1に従った結果です。
受験勉強をして、良い大学に入学し、卒業できれば、人生に渡り大学卒業が外部足場になり、良い友人に恵まれ、社会で良い結果を得られると考えるのはシステム2に従った結果です。
通学、予備校や家庭教師という手段で受験勉強をするのは、システム1を利用した学習方法です。
独学で受験勉強をするのは、システム2を利用した学習方法です。
独学で受験勉強をする人は、システム1とシステム2の違いを理解することが重要です。

第1部 なぜ学ぶのかに立ち返ろう

通学、予備校や家庭教師という手段で学ぶことより、小さなころから受験勉強をするという目的を持って、怠けることなく、学び続けることが重要です。
自分は、受験勉強をするという外部環境を整えられていたのにかかわらず、受験勉強をするという目的を見失い、高校時代に学ぶことを怠けてしまい、受験勉強に失敗しました。
受験勉強を続けるということは、何をどのようにして受験勉強をすることよりも、受験勉強に与える影響が大きいです。
まずは、受験勉強を計画し、実行し、継続することに関わる非認知的スキルを以下の章立てで解説します。

第1章 志を立てる

なぜ、学ぶのかを突き詰めて、考えることで、やる気を掘り起こすことができます。

技法1 やる気の資源を掘り起こす「学びの動機付けマップ」

受験勉強は、教師と親にやれと言われたので行い、他の生徒たちも行っているという理由で行い、学びの動機付けが弱く、怠けてしまい、良い結果にはなりませんでした。
受験勉強を意識し始めたのは、高校3年生になってからで、受験が迫っているのに、準備ができていないので焦ったことを覚えていますし、結果として受験に失敗し、名付けるなら「受験の失敗」です。
「受験の失敗」した影響は、受験勉強を独学で始めるようになりました。
高校に通う行動や習慣はなくなりましたが、予備校に通う行動や習慣に置き換わりました。
高校を予備校に変えただけでは、結果に違いはなく、ダメだと感じていました。
自分は、小学校、中学校のときは、学校や教師に頼ることなく、独学で勉強し、成功をしたという経験がありました。
独学で受験勉強を始めることにしました。
受験勉強は、大学卒業というだけで、基礎教養としてしか役に立つ程度にしかなりません。

受験勉強をすることで、将来が大きく変わるという想像はできませんでした。
東京大学卒というバカな上司が出世するのを見て、受験勉強をすることで、将来が大きく変わるということを後になって気が付きました。
「受験の失敗」したネガティブな評価は、受験勉強を怠けたことで、将来が大きく変わり、現在の結果にはなっていなかっただろうという評価です。
「受験の失敗」したポジティブな評価は、独学で受験勉強したことで、受験に合格し、現在の結果をえることができたという評価です。

独学で受験勉強したことは、大学卒業後、社会活動では、仕事については独学で身に付けることが多くあり、役に立ちました。
誰も教えてくれる人がいない新しいことにも、独学で学ぶことで、身に付けることができました。
独学で学ぶことで、参考文献を読み、調べるということに抵抗が無くなりました。

受験勉強を繰り返すことはありません。
受験勉強は、スタンドアローンでは存在していなくて、他のことと関連し、怠けてします。
受験勉強は、孤学になり、独学への道を見つけるのには、時間がかかりました。
受験勉強に対して成功した人は努力と苦労の始まりに志があったことを見出します。
受験勉強に対して、志を持つのは難しです。
受験勉強に対して、志を持った人は、必ず成功するわけではありません。

受験勉強に対して志を持つて得られるのは、いい気分になれるというだけです。
受験勉強に対して志を持った人は、多くの人は志半ばで挫折します。
志の強さは、受験勉強をするという瞬間にではなく、自分の行動や思考を絶えず受験勉強に結び付けることの繰り返しの中にあります。
なぜ受験勉強をしたのか?なぜ受験勉強をしなかったのか?と自問自答し、自問自答し、理由付けするということです。
受験勉強をするということに自分の行動と人格をできるだけ一貫したものになるように、結び付け直します。
受験勉強をするという自己物語を思考し、行動するようになれば、環境に惑わされることなく、怠けることもなく、挫折しても立ち直り、成功するということです。

第2章 目標を描く

学ぶ目標は、小学校、中学校、高校で異なります。
小学校での学ぶ目標は、定期試験で良い得点をとることです。
中学校での学ぶ目標は、高校受験で良い得点をとることです。
高校での学ぶ目標は、大学受験で良い得点をとることと専攻分野を決めることです。
学ぶ目標は、簡単なのですが、学ぶ人が、「なぜ学ぶのか」を理解し、納得するのは困難で、何らかのサポートが必要です。
学ぶ人が、学ぶ目標を素直に受け入れ、「なぜ学ぶのか」を理解し、納得できるように育てることも重要です。

技法2 学びの出発点を見極める「可能の階梯」

受験勉強では、「可能の階梯」ではなく、「パラシュート学習法」が有効です。
「パラシュート学習法」では、過去の試験問題に挑戦し、分からないところを勉強するという方法です。
「パラシュート学習法」の長所は、以下の通りです。

  • 最終目標を常に意識するのでモチベーションを維持しやすい
  • 足りない知識を明確にしやすい
  • 最終目標に必要なことだけを学習するので、時間短縮になります

技法3 学びの地図を自分で描く「学習ルートマップ」

受験勉強では、過去の試験問題に挑戦し、分からないところが現状になり、過去の試験問題に解答できるところが目標になります。
過去の試験問題を解答できるようになるためのルートを大まかなステップでつなぎ、詳細なステップにしていきます。
現状と目標をつなぐルートができたら、より難しいが短いルート、より易しいが長いルートを考え、ルートの長所や弱点を明らかにします。
複数のルートから実際に学習するルートを選択します。
学習しながら、ルートを修正していきます。
独学では、どのようにして学習するルートを自ら決めなければなりません。
受験勉強では、どのようにして学習するを自分で決めるのが難しいです。
例えば、自分は以下のような学習するルートを自ら決めるまで、時間がかかりました。
数学は、定理と定義から公式を導くことで、公式の理解を深め、公式を暗記せずに、問題を解答するという学習するルートが向いていました。
物理は、ニュートンの運動3法則から、公式を導くことで、公式の理解を深め、公式を暗記せずに、問題を解答するという学習するルートが向いていました。
国語は、本を読んでワードで作成した400字の原稿用紙に感想文を書いて、400字の原稿用紙に手書きで書き写し、新聞の社説を読んでワードの400字の原稿用紙に要約を書いて、400字の原稿用紙に手書きで書き写しをするという学習するルートが向いていました。
英語は、若いときから取り組み、毎日一定時間を費やし、学習内容を決めて学習するルートが向いていました。
歴史は、歴史書を読んで、歴史書が難しければ、ドラマや映画を鑑賞して学習するルートが向いていました。
学習の入口と出口、その間をつなぐステップとルートを意識することで、独学の進行を認識し、コントロールすることができます。

第3章 動機付けを高める

大きな目標を小さな目標に分割し、行動し、目標を達成し、やる気を得て、行動するという好循環を作り出して、続けることで、大きな目標を達成します。

技法4 未来のミニチェアを組み立てる「1/100プランニング」

例えば、自分は以下のように数値目標を設定するのが良いように感じました。
受験勉強の読むべき本は、教科書、参考書と過去の試験問題です。
教科書は受け取ったら、読み始めて、分からない点に印をつけて、授業が始まる前に、読み終えます。
授業を受けて、分からない点を理解できなければ、先生に質問します。
先生に質問しても分からない場合、参考書を利用して授業を受けた後で分かるようになるまで調べます。

過去の試験問題を行っても解答できませんが、答えを読んで、何を学習すれば解答できるのかを調べます。
過去10年分の試験問題について、3年間で調べるなら、1年間に3~4年分の過去の試験問題を調べることになります。
数学、国語、英語という理系にも文系にも共通する科目と得意科目だけに絞れば、可能なのではと思います。
最新の1年間分だけ行って見るなら、可能なのではと思います。

技法5 重い腰を蹴っ飛ばす「2ミニッツ・スターター」

人より早く始めることは、重要です。
取り組み時間を決めて、取り組みやすくして、取り組むことです。

独学で、人より早く始めるためには、目標を下げます。
教科書は受け取って読み始めても、分からないことだらけですが、印を付けるだけならできるはずです。
参考書は、教科書を読んで分からない部分の説明を読むだけならできるはずです。
過去の試験問題を行っても解答できませんが、答えを読んで、何を学習すれば解答できるのかを調べるだけならできるはずです。

始めないということは、学習時間を短くし、目標達成を困難にします。
受験すること、受験日は3年前には、明らかになっています。

第4章 時間を確保する

何に時間を費やしているか把握し、時間を費やすことと時間を費やさないことに分けて、時間を費やすことに優先順位を付けて、すぐに取り掛かります。

技法6 自分も知らない自分の行動を知る「行動記録表」

1日24時間を1枚に、7日間分を7枚の紙に記入できる手帳を用意します。
1日24時間の受験勉強の予定を記入し、受験勉強以外の予定も記入し、1日24時間の受験勉強を修正し、受験勉強以外も修正し、「行動記録表」を作成します。
受験勉強の予定を記入することで、受験勉強をするようになります。
受験勉強を記録することで、予定と記録のギャップを認識し、受験勉強をするようになります。
受験勉強を記録することで、受験勉強を怠ける行動を抑制し、受験勉強をするようになります。
受験勉強を記録することで、時間の使い方を反省し、受験勉強をするように時間を使うようになります。
受験勉強を記録することで、自分だけでなく、第三者にも受験勉強をしているのか確認可能になります。
受験勉強を記録することは、外部足場になります。

技法7 クズ時間を生まれ変わらせる錬金術「グレー時間クレンジング」

「行動記録表」を見て、時間を3つの区分に分けます。

  1. ホワイト時間は、完全に自由に使える時間です。
  2. ブラック時間は、完全に行動が拘束されている時間です。
  3. グレー時間は、一部の行動は制限されるが、自由にできることもある時間です。

グレー時間を受験勉強に使える時間の割合と状況に応じて、受験勉強をできるように準備します。

受験勉強に使える時間を拡張ことが重要です。
グレー時間を受験勉強に使える時間にするためには、ホワイト時間を準備に当てる必要があります。
グレー時間の中でも少ないホワイト時間の準備で、グレー時間を受験勉強に使える時間にできる時間と長いグレー時間を受験勉強に使える時間から、グレー時間を受験勉強に使える時間にするための準備を行います。
受験勉強に使える時間にするための準備に時間をかけすぎて、受験勉強ができなくなっては無意味なので、やり過ぎないように注意します。

技法8 打ち込むためにトマトを回せ「ポモドーモ・テクニック」

受験勉強に使える時間の質を高めることが重要です。
教科書を決めたページだけ読んで分からないことに印を付けたら止める、過去の試験問題を行い答えを読んで何を学習すれば解答できるのかを調べたら止めて、他のことをするというようにして、受験勉強に使う時間の質を上げます。

第5章 継続する

受験勉強に価値を見失ったり、モチベーションが下がたり、効果が感じられなくなっても、受験勉強をただ続けるだけで、継続することはできます。

技法9 怠けることに失敗する「逆説プランニング」

東京大学に合格するという「無理めの目標」を掲げます。
教科書を決めたページだけ読んで分からないことに印を付ける、過去の試験問題を行い答えを読んで何を学習すれば解答できるのかを調べるという最小単位に分けます。
教科書を読まない、過去の試験問題を行わないことを目標にします。
この目標を少しだけ緩めます。
教科書を1ページだけ読んで分からないことに印を付ける、過去の試験問題を1問だけ行い答えを読んで何を学習すれば解答できるのかを調べるというようにします。
「しない目標」に失敗することで、受験勉強を継続させるという方法です。

技法10 日課や習慣の苗床にする「習慣レバレッジ」

受験勉強をするという習慣を持っている人はいません。
「行動記録表」を見れば、日課や習慣があることが分かります。
今ある習慣の前後に、短い受験勉強をするという習慣を追加します。
短い受験勉強をするという習慣を、少しづつ長くします。
教科書を1ページだけ読んで分からないことに印を付けたら止める、過去の試験問題を1問行い答えを読んで何を学習すれば解答できるのかを調べというという習慣を今ある習慣に付けることにより、継続します。
教科書を数ページだけ読んで分からないことに印を付けたら止める、過去の試験問題を数問行い答えを読んで何を学習すれば解答できるのかを調べというというように習慣を長くして、継続します。
受験勉強をするという習慣を身に付けます。

技法11 やめられない、続かないを資源にする「行動デザインシート」

「行動デザインシート」は、ライバル行動から学び、ターゲット行動を改善するという技法です。
受験勉強をするという行動や習慣をターゲット行動とします。
受験勉強を増やせない/減らす行動や習慣をライバル行動とします。
ターゲット行動とライバル行動に対して、以下の4つの軸で評価します。
ライバル行動の特徴を抽出し、真似ることで、自分の性質や状況にマッチした改善方法を手に入れます。

  1. きっかけの多少
  2. ハードルの高低
  3. ライバルの有無
  4. 褒美/罰の速度
行動デザインシート 行動 きっかけの多少 ハードルの高低 ライバルの有無 褒美/罰の速度
ターゲット行動 受験勉強をする(不足) 少:自分の意志のみ 高:理解が難しい 多:マンガ 遅:受験時のみ
ライバル行動 マンガを読む(過剰) 多:書店で立ち読み 低:楽しい 少:下校の途中にいつまでも 速:すぐに読める
改善された
ターゲット行動
受験勉強をする(改善) 多:自分に合った参考書 低:自分に合った学習法 少:浪人したので専念 速:模擬試験を受験

三項随伴性は、先行条件、行動と帰結に注目して、行動を分析します。
最も重要なのは、行動の直後に起こる帰結です。
ターゲット行動を増加させる帰結を好子、ターゲット行動を減少させる帰結を嫌子と呼びます。
受験勉強で分かったという感情、人に認められたいという感情は好子です。
受験勉強に無関係でも好きなことを好子として用意することもあります。
好子によって、受験勉強をするようになったことを「行動が強化された」と言います。
嫌子によって、受験勉強をしないようになったことを「行動が弱化された」と言います。
この「強化/弱化の原理」は、「行動デザインシート」では「褒美の速度」に関連します。

先行条件を変えることで行動を変容するという先行子操作は、以下の6つがあります。

  1. ターゲット行動につながる先行条件を提示する
  2. ターゲット行動のための確率操作を増やす
  3. ターゲット行動の反応努力を減らす
  4. ライバル行動につながる先行条件を取り除く
  5. ライバル行動のための確率操作を取り除く
  6. ライバル行動の反応努力を大きくする

「ターゲット行動につながる先行条件を提示する」と「ライバル行動につながる先行条件を取り除く」は、「行動のきっかけ」に関連します。
「ターゲット行動の反応努力を減らす」と「ライバル行動の反応努力を大きくする」は、「ハードルの高低」に関連します。
「ライバルの有無」は、受験勉強と同時に行うことができない行動のことです。

技法12 独学の進捗と現在地を知る「ラーニングログ」

独学では、学習の進捗を見守り、くじけたら励まし、怠けたら叱責してくれる人はいません。
独学では、自分がどの位置にいるかを知り、励ましてくて、叱責してくれる仕組みが必要です。
独学を行っているときに、ラーニングログを付けることは、自分の位置を知り、励まし、叱責してくれます。

ラーニングログは、何年も記録するので、記録しやすく、特定の環境に依存しないものに記録します。
ラーニングログは、最初に学習目標(例えば、東京大学に合格する)を記入し、学習目標が増えたときも同じ最初に追加します。
ラーニングログは、簡単に記録するために科目の省略記号、教科書、ページとか、大学名、年、科目の省略記号、問題番号を決めておきます。
ラーニングログは、学習したらすぐに記録します。
ラーニングログを週・月の終わりなど読み直し、多くの発見と受験勉強への意欲を得ます。

第6章 環境を作る

自分で学んだことを他の誰かに見られるようにします。
例えば、自分が学んだことをブログ記事にするということです。

技法13 他人は意志にまさる「ゲートキーパー」

人は、意志より、取り巻く環境と状況の産物です。
人は、社会的動物であり、社会的な縛りにより、行動、思考や判断などが影響を受け、制約されています。
来週までにやるべきことという行動契約を書き出し、繰り返し合う人に渡すか、SNSに投稿することで、独学するための取り巻く環境と状況、社会的な縛りを作ります。

行動契約 成果物 時間 割当ポイント 達成ポイント
教科書を読む 50ページだけ読んで分からないことに
印を付ける
5時間 5 3
過去の試験問題を解く 8問行い答えを読んで何を学習すれば
解答できるのかを調べる
4時間 4 2
合計 9時間 9 5
目標達成基準 達成ポイント合計÷割当ポイントが
90%以上なら目標達成とする
目標達成しなかった
場合の罰則
特になし
以上について、契約する
****年**月**日 ** **

技法14 会えない者をと仰ぐ「私淑」

受験勉強をする人は、東京大学に合格した人に会えません。
受験勉強をする人が東京大学に合格した人ならどうするのかを考えて、師として仰ぐということです。
歴史上の偉人を師として仰ぐこともできます。
東京大学に合格した人や歴史上の偉人について調べます。
受験勉強をしている親が東京大学に合格した人や歴史上の偉人について調べるのも良いでしょう。
受験勉強はをする人は、東京大学に合格した人や歴史上の偉人ならどうするのかを問いかけ、アドバイスを得て、道を示してくれます。

技法15 共に読むことが聞く知的共同体「会読」

受験勉強をする人は、教科書を授業時間に会読するということです。
受験勉強をする人は、事前に教科書を読んで、教科書の分からないところを質問し、公開することで、答えを得ることができます。

コラム 金のない独学者に何ができるか

現代の独学者は、図書館とインターネットを利用できます。

第2部 何を学べばよいかを見つけよう

受験勉強をする人は、試験科目を勉強します。
試験科目は、過去に受験してきた人々によって、学習方法が確立されています。
学習方法は、多くの人々の受験勉強のニーズを満たします。
個人の受験勉強ののニーズを満たす学習方法ではないかもしれません。
受験勉強をするために、独学をする必要があるということです。
試験科目の学習するための教材は、教科書、参考書と過去の試験問題です。
どんな参考書を選ぶのかで、迷いながらも、決めなければなりません。
学習方法も分からないながらも、確立しなければなりません。
独学で受験勉強をするので、助けを求める指導者もいません。
独学で受験勉強をするためには、知らないことを探し求める技術、調べもののスキルとノウハウが必要になります。
多くの人々の受験勉強の学習方法は、肯定するにせよ、否定するにせよ、個人の受験勉強の学習方法を作り出すための参考になります。
インターネットを利用して、受験勉強の学習方法を収集することが可能になりました。
インターネットで収集した受験勉強の学習方法を選別する必要があります。
インターネットを利用して、受験勉強の学習結果を発信することが可能になりました。
独学で受験勉強をするためには、参考書を探すために、多くの参考書を利用して、個人に合った参考書を探す必要があります。

第7章 知りたいことを発見する

受験勉強をするための教材は、教科書、参考書と過去の試験問題です。
教科書を読んで、過去の試験問題を行い、答えを読んでも理解できなければ、参考書を読んで理解します。
理解できる参考書を探すことになります。

技法16 脳内知識の制御し「カルテ・クセジュ」

過去の試験問題について、思いつくことを書き出します。
思いついて書き出しことの中から知っていることを四角で囲みます。
知っていることの中から気になる/大事そうなものを選んで調べて、調べたころを二重線で四角に囲みます。
項目同士で関係がありそうなものを線で結んでいきます。
もっと知りたいことを丸で囲んでいきます。
最も知りたいことを二重線の丸で囲んでいきます。
受験勉強をして、過去の試験問題を行い、この図を更新します。

過去の試験問題に回答できるなら、受験勉強をする必要はありません。
過去の試験問題に回答できないなら、受験勉強をする方法も分かりません。
受験勉強をする必要ないか、受験勉強をする方法が分からないかのいずれかです。
過去の試験問題に全てに回答できる、過去の試験問題に全てに回答できないのに二分されるわけではありません。
過去の試験問題について知っていることを集めて、参考書を利用して、過去の試験問題について知らないことを理解するようにします。

受験勉強をするために、どう勉強したら良いのかを「発想法」で解決することもできます。

技法17 古代弁護論に始まる自己問答「ミラのトポス」

わからないことを理解するための一連の自問自答するための問いを「ミラのトポス」と言います。
受験勉強には関係ないです。

技法18 知的多角測量「NDCトラバース」

目的に対して、複数の書物を読み合わせることを「NDCトラバース」と言います。
受験勉強には関係ないです。

第8章 資料を探し出す

知識は階層的に組織化されているので、わからないことの上位の階層を分かるようになるまで、資料を探します。

技法19 思い付きの検索を卒業すろ「検索語みがき」

教科書、参考書と過去の試験問題の中には、分からない単語があります。
その分からない単語をインターネットで検索すれば、分かるようになります。
単語には色々な意味や解釈があり、知りたい単語の意味を分かるようになるには「検索語みがき」というテクニックをしなければならないこともあります。

技法20 知の分類の航海術「シネクドキ検索」

過去の試験問題を分類することで、学ぶべき知識を体系的に整理し、学ぶことができます。

技法21 巨人の肩によじのぼる「文献たぐりよせ」

起点となる文献から引用文献を確認し、読むことで、人が積み上げてきた知識をしることができます。
引用文献を引用している他の新しい文献を確認し、読むことで、新しい知識を広げることができます。
同じ著者の他の新しい文献を確認し、読むことで、新しい知識を広げることができます。
受験勉強には関係ないです。

技法22 調べのもの航海日記「リサーチログ」

テーマに対して、「リサーチログ」を作り、問いを発見し、新しいテーマへとつなげ、調査します。
調査の過程を可視化することで、間違いを見つけ、調査スキルを向上させます。

リサーチログ 既知 欲知 調査方法 得知 未知 調査方法 活用
テーマ 既に知っていること 知りたいこと どのように知ろうとしているのか 調査して分かったこと 調査して分からなかったこと 調査法に対する反省 調査したことが何に役立ちそうか

受験勉強には関係ないです。

第9章 知識への扉を使う

独学をするために「事典」、「書誌」、「教科書」、「書籍」と「雑誌」を使います。
受験勉強をするためには「教科書」、「参考書」と「過去の試験問題」を使います。

技法23 第一のレファレンスツール「事典」可能性の博識

教科書の中に分からない単語について「事典」、またはインターネットで調べます。
「事典」としては、電子版事典が便利です。
多くの「事典」があり、利用の仕方があります。

技法24 第二のレファレンスツール「書誌」調査の達人からの贈り物

「事典」で多くのことを知ることができますが、詳しく知ることはできません。
分からないことを詳しく書かれた本を探すために「書誌」を利用します。
受験勉強をするためには良い参考書を見つけたいですが、「書誌」を利用しても見つけられないでしょう。

技法25 第三のレファレンスツール「教科書」入門書・事典・書誌を兼ねた独学者の友

受験勉強をするためには、日本の小学校から高等学校まで授業で使用されている書物のことです。
教科書は、授業で使用されることを前提にしたもので、教師がいろいろと補完しないと完成しない書物です。
独学で受験勉強を行うということは、教科書を読み、分からないことを「事典」で調べて、補完するということです。

技法26 欲しい書物と出会う技術「書籍探索」

教科書を読み、「事典」で調べても、過去の試験問題を解答することができなければ、参考書を読んで、過去の試験問題を解答できるようにします。
参考書は、数多く存在し、自分に合った参考書を探すのは大変です。
過去の試験問題を解答できる参考書を見つけるまで、書評や先輩や友人の意見を参考にして、偶然に出会うまで、探し続けるしかありません。

技法27 知の最前線に向かう「雑誌記事(論文)調査」

受験勉強をするためには、毎年行われる試験問題は過去の試験問題に追加される最も新しいく、学ぶべき知識です。
入手方法は、毎年発行される過去の試験問題を手に入れるだけです。

コラム 知のライフサイクル

知のライフサイクルは、学術研究⇒学会発表/論文掲載⇒展望論文⇒論文集⇒教科書/専門辞書というようになっています。
インターネットを利用し、本を電子出版する方法を考えてみました。
ブログ記事を書くための活動⇒ブログ記事を書く⇒ブログ記事のまとめ記事を書く⇒本を電子出版するための草稿を書く⇒本を電子出版するというようになるのではと感じました。
いずれは、本を電子出版したいです。

第10章 集めた資料を整理する

受験勉強をするために教科書を読むことを「点の読書」と言います。
教科書もまたスタンドアローンでは存在できない。
過去の試験問題を解答することで、教科書と過去の試験問題とつなげて読むことを「線の読書」と言います。
教科書を読んで、過去の試験問題を解答するために、過去の試験問題とつなげて参考書を読むことを「面の読書」と言います。

技法28 多くの文献を一望化する「目次マトリクス」

教科書、参考書と過去の試験問題には目次がすでについています。
過去の試験問題を解答するために、関連がある教科書と参考書の項目を過去の試験問題に書き込みます。
教科書、参考書と過去の試験問題を自然に自在に読むことができるようになります。

技法29 文献のネットワークを掌握する「引用マトリックス」

すべての科目で可能な方法ではないです。
数学、物理、化学、地理、日本史、世界史では行うことができます。
国語、英語、小論文には対応できません。
カードを使用し、過去の試験問題に対して、関連がある教科書と参考書の項目を記入します。
関連がある教科書と参考書の項目ごとにカードをまとめます。
過去の試験問題を解答するために、多くのカードが集まった教科書と参考書の項目が、学ぶべき項目ということになります。

過去の試験問題の傾向を知ったうえで、受験勉強に取り組むことは重要です。

技法30 文献の群れを貫通して読む「要素マトリックス」

すべての科目で可能な方法ではないです。
数学、物理、化学、地理、日本史、世界史では行うことができます。
国語、英語、小論文には対応できません。
「引用マトリックス」で作成したカードを教科書の項目順に並べます。
教科書を読む順番に、過去の試験問題を解答します。
同じ様な過去の試験問題をまとめて回答することは重要です。

第11章 情報を吟味する

受検勉強において、教科書は読まなければならないし、過去の試験問題は回答できるようにならないです。
教科書と過去の試験問題は、吟味する必要はありません。
参考書は、教科書は読んで、過去の試験問題は回答できるようにするために吟味する必要があります。

技法31 デマの矛盾をあぶり出す「タイム・スケール・マトリクス」

教科書、参考書と過去の試験問題にデマは含まれていません。
受験勉強には関係ないです。

技法32 トンデモ主張を暴き出す「四分割表」

教科書、参考書と過去の試験問題にトンデモ主張は含まれていません。
受験勉強には関係ないです。

技法33 主張の根拠を掘り起こす「トォールミン・モデル」

教科書、参考書と過去の試験問題に主張の根拠を掘り起こすことは含まれていません。
受験勉強には関係ないです。

第3部 どのように学べば良いかを知ろう

最初は機械的記憶(丸暗記)で始まりますが、大学受験は試験範囲が広く機械的記憶(丸暗記)だけでは対応できません。
高校生になるころには、機械的記憶(丸暗記)が苦手になっていることもあります。
機械的記憶(丸暗記)に代わる学習方法が必要になってきます。

第12章 読む

無目的に教科書を読んでも、記憶に残りません。
過去の試験問題を解答するという目的を持って、教科書のページに過去の試験問題を割り当てるということをすれば、教科書を読んで、記憶に残り、過去の試験問題を解答することができるようになります。

技法34 知らずに使っている最速の読書法「転読」

授業を受ける前に、教科書を受け取ってから、すぐに教科書を一通り読みます。
教科書を理解できないまでも、一度教科書を読めば、教科書は変わりませんが、教科書を読んだ人は変わり、教科書を理解しやすくなります。
教科書を読んで理解できるところがあれば、もう一度教科書を読めば、教科書を読む速度は上がり、教科書を理解できる範囲が広がります。
何度か教科書を読みさえすれば、独学で教科書を学ぶこともできます。
教科書を読んで、分からないところに印を付けて、授業を受けた後で、まだ分からなければ先生に質問することができます。

過去の試験問題は回答することはできなくても、問題と解答を読んで試験問題を分類することはできます。
分類できない過去の試験問題は、とりあえず「未分類」に分類します。
分類した過去の試験問題を解答するために、必要なことが記載されている教科書の部分を過去の試験問題に記載します。

技法35 必要なものだけ読み取る「掬読」

過去の試験問題を解答するのに必要な教科書の部分だけを読むということです。
過去の試験問題を解答するのに必要な教科書の部分を読んでも理解できなければ、参考書を読んで、理解します。
教科書は、過去の試験問題を解答するために読むという動機付けにもなります。

技法36 文献と対話する「問読」

過去の試験問題を解答するために教科書と参考書を読んで、過去の試験問題を解答します。

技法37 決まった時間で読み終える「限読」

教科書の読む時間を決めて、習慣化します。

技法38 読書技術の静かな革命「黙読」

小学生では音読の方が黙読よりも、読んだ教科書の理解度・記憶成績が高いです。
黙読に慣れた中学生や高校生は、音読よりも黙読の方が読書速度が速く、読んだ教科書の理解度・記憶成績が高いです。

技法39 身体に刻み込む読書の原初形態「音読」

教科書を音読することで、音読に詰まることで、理解できていないところが明確にします。
教科書を繰り返し音読することで、教科書を記憶することを助けることができます。
教科書を暗唱できれば、教科書を記憶できます。

技法40 読み手を導く読書の手すり「指読」

教科書を指読することで、今どこを読んでいるかを確認でき、集中して文字を読み、読めない文字や理解できないところが明確にします。
教科書を読むことに慣れるにつれて、指読しなくても今どこを読んでいるかを確認でき、音読ができるようになり、さらに上達すれば黙読できるようになります。

技法41 読むことを考えることに接続する「刻読」

まずは、教科書を予めざっと読み、全体像や構成を把握します。
次に、教科書を読みながら分からないところに印を付けます。
最後に、印を付けた理解できない所をノートに書き写して、調べて、理解し、ノートに書きます。
調べても理解できないところは、授業で先生に質問します。

技法42 精緻に読むことに引き込む読書の補助輪「段階要約」

教科書を目次、章、段落ごとに要約をノートに書きながら読みます。
要約は、「起承転結」を意識すると要約しやすいです。
「起」は、始まりとして起きたことを記述します。
「承」は、起きたことに対してどう行動したことを記述します。
「転」は、行動したことが生じたことを記述します。
「結」は、生じたことに対する結論を記述します。
さらに、理解できたこと、理解できなかったことも追加すると便利です。
理解できなかったことを調べて、ノートに書き込み理解すると良いです。
自分が読んで理解できるまで、「段階要約」を繰り返すとより効果的です。

技法43 難所を越えるための認知知識を調達する「筆写」

教科書を暗記して、暗記した内容をノートに書き写すのは現実的ではありません。
教科書を理解するために、教科書をノートに書き写します。
ノートに書き写す過程で、理解できること、理解できないことに気が付きます。
理解できなかったことを調べます。
教科書を理解できるまで、教科書をノートに書き写します。

技法44 すべての読書技術で読む精読の到達点「注釈」

「段階要約」を行い理解を深め、「刻読」を行い理解できないところに印を付け、ノートに書き出し、理解するために調べたことを「註釈」としてノートに書き込みます。

技法45 思考訓練としての訳読「鈴木式6分割ノート」

過去の試験問題に対して行うと良いように感じました。

過去の試験問題のコピーを貼り付ける 質問・疑問などを自分の言葉で文章化する
単語・語句・構文 翻訳(英語であれば、日本語訳)
内容について調べたこと 過去の試験問題を書き写す

この方法は、英語の勉強を対象にしています。
英語以外の科目に対しても翻訳以外は応用することはできると思います。

技法46 逆境を乗り越える要約注釈術「レーニンノート」

本を読んで自己を確立するという方法です。
受験勉強には関係ないです。

第13章 覚える

受験勉強のために覚えることは多いです。

技法47 記憶法のコーディネイトでメタ記憶を鍛える「記憶法マッチング」

受験勉強のために覚えようとしている「記憶課題」を書き出します。
覚えないデメリットと覚えるメリットを書き出します。
「記憶課題」に対して、最適な記憶表をリスト化します。
受験勉強のためなので、覚えないデメリットと覚えるメリットを省略しても構いません。

覚えたいこと
覚えにくいこと
覚えないデメリット 覚えるメリット 最適だと思う記憶法
英単語 英語の試験の得点が下がる 英語の試験の得点が上がる 単語帳を作成し覚える
物理の公式 物理の試験の得点が下がる 物理の試験の得点が上がる ニュートンの運動3法則から、公式を導く

試してダメなら、他の方法を考えて試します。
自分に向いた記憶方法を作成します。
理解をすることで、記憶することを目指します。
数学の公式は、定義と定理から、公式を導くことで覚えます。
歴史は、物語として理解し、記憶することを目指します。
日本語は、教科書を読んで、覚えます。
英単語・地理等など理解できなくても、記憶しなければならないものは、何度も見て、繰り返して覚えます。
記憶するための計画を作ることは、記憶できない場合にでも、別の記憶方法を試すことで、最終的には記憶できます。

技法48 記憶障害の臨床でも用いられる文章記憶法「PQRST法」

受験勉強のためなので、読むべきテキストは教科書で、解くべき問題は過去の試験問題です。
受験勉強には関係ないです。

技法49 学習前後に描くことで準備する/定着する「プレマップ アンド ポストマップ」

受験勉強を予習と復習とに分けて、過去の試験問題を解く場合に参照するかどうかで4種類に分けます。

  1. 教科書を予習するだけで、過去の試験問題を解くことができる
  2. 教科書を予習するだけでは、過去の試験問題を解くことができず、参考書を参照する
  3. 教科書を復習するだけで、過去の試験問題を解くことができる
  4. 教科書を復習するだけでは、過去の試験問題を解くことができず、参考書を参照する
教科書を予習するだけで、過去の試験問題を解くことができる

受験直前に、もう一度過去の試験問題を解くだけで良いでしょう。

教科書を予習するだけでは、過去の試験問題を解くことができず、参考書を参照する

参考者を参照せずに、過去の試験問題を解くことができるまで、一定期間を置いて、過去の試験問題を解きます。
受験直前に、もう一度過去の試験問題を解きます。

教科書を復習するだけで、過去の試験問題を解くことができる

受験直前に、もう一度過去の試験問題を解くだけで良いでしょう。

教科書を復習するだけでは、過去の試験問題を解くことができず、参考書を参照する

参考者を参照せずに、過去の試験問題を解くことができるまで、一定期間を置いて、過去の試験問題を解きます。
受験直前に、もう一度過去の試験問題を解きます。

教科書の内容と過去の試験問題を結びつけることは、過去の試験問題のネットワークを構築し、表面的な知識ではなく、より深い知識になります。

技法50 古代ギリシア発祥のイメージ技法「記憶術」

既に知っていることに、新規に覚えたいことを結び付けて、記憶します。
例えば、既に知っている日本語の英単語を覚える、既に知っている英単語の反意語や類似語を覚えるということです。

技法51 復習をモジュール化する記憶マネジメント法「35ミニッツ・モジュール」

35分間を1セットとして、新規項目の学習、小休憩と復習の準備、1日前の復習、1週間前の復習、1ヶ月前の復習、今日の復習を行う方法です。
教科書を読むときに利用できます。
今日は、教科書の何ページから何ページまで読んだのかを記録しておけば、復習の準備をせずに、1日前の復習、1週間前の復習、1ヶ月前の復習、今日の復習を行うことができます。

第14章 わからないを克服する

教科書を読んでも分からないことを克服しなければなりません。
過去の試験問題を解けるように克服しなければなりません。

技法52 思考の過程を声にする「シンクアラウド」

過去の試験問題の中でも最も難しいとされる東京大学の試験問題を選びます。
東京大学の試験問題と解答方法を読み上げて録音します。
再生しながら、東京大学の試験問題を解答します。

技法53 分からなくても迷わない「わからないルートマップ」

英語学習に向いている技法です。
分かる単語が全くない不明型の分からないに対しては、辞書を引いて、単語単位に意味を割り当てることで、「不定型」になります。
単語ごとは分かるが文章として分からない「不定型」に対しては、一つの単語の解釈を仮定することで、「不能型」になります。
解釈はできるが、不整合や矛盾があり、首尾一貫した解釈ができない「不能型」に対しては、仮定した一つの単語の解釈を放棄し、「不定型」に戻って、新たな解釈を仮定します。

技法54 解いた自分を資源とする「違う解き方」

独学は、教師と生徒を1人2役で学習するということです。
初めて解く問題は、解けるか、解けないで諦めるまでの時間を計測します。
解けなかった問題は、模範解答を読みます。
模範解答を読んでも理解できなければ、参考書を読み、模範解答を理解します。
もう一度、解き方を覚えていると思っている間に、同じ問題を解きます。
誰かに模範解答を説明をします。
説明する相手がいないのなら、模範解答を説明しながら、録音します。
録音した模範解答の説明を聞きながら、教師役の発言と生徒役の発言を分けて、模範解答を清書します。

人は、同じことを繰り返すと、飽きるので、以下のように工夫します。

  1. 完全に問題を解くことなく、次々と問題に取り組みます
  2. 時間を空けます
  3. 制限時間を設けます
  4. 場所を変えます(図書館など)

第15章 自分の独学法を克服する

自分の独学で受験勉強を克服することができるなら、自分自身の力でで学校に関する全ての問題を克服することができます。
嫌な教師がいても関係ないですし、嫌な友達、上級生、下級生がいても関係ないです。
学校の遠足等のイベントでさえ無関係です。
独学で、目標とする学校に入学してしまえさえすれば、嫌な教師、友達、上級生と下級生に二度と会うことはないです。

技法55 自分という学習資源「メタノート」

独学で受験勉強する際に得られた気付きを常に携帯し、メタノートに記録します。
受検勉強が順調にいっていないときに、感じた愚痴や不満をメタノートに記録します。
過去の試験問題が解けなくても、模範解答を読んでも理解できなくても、覚えることができなくても、自分自身で乗り越えなけれななりません。
自分自身で乗り越えるために、メタノートを読み返し、自分の学び方を作り上げます。
自分の学び方を作り上げるのに必要なのは、自分自身の経験だけです。

第4部 独学の「土台」を作ろう

まずは、どの科目にしても共通していることについて、復習し、確認します。
学校、教師、塾等を利用しても問題はありませんが、あくまでも自分が中心であると考えることです。
なぜ、受験勉強をするのかという動機付けを行う必要があります。
どうすれば過去の試験問題を解けるようになるのかを考えます。
教科書を受け取ったら、教科書を読み始め、どうすれば教科書を理解し、どうすれば過去の試験問題を解けるようになるのかを考えます。

受験勉強(国語、英語と数学)に照らし合わせて、自分の経験を加味し、解説します。
理系にしろ、文系にしろ、国語、英語と数学は、共通の試験範囲であり、誰でも学ぶ必要があるからです。

独学による受験勉強は、親が手伝うことができることが多いです。
親が、子供に「勉強しなさい」という以外に、できることがあるということです。

受験勉強の準備

技法1 やる気の資源を掘り起こす「学びの動機付けマップ」で、独学する動機付けを行います。

技法3 学びの地図を自分で描く「学習ルートマップ」で、過去の試験問題を行い、どのように独学するべきかを考えます。

技法6 自分も知らない自分の行動を知る「行動記録表」で、自分が何に時間を費やしていることを知り、受検勉強をするてめに時間の使い方を検討するべきです。

技法7 「グレー時間クレンジング」で、毎日受験勉強をする時間を確保します。

技法10 日課や習慣の苗床にする「習慣レバレッジ」技法13 他人は意志にまさる「ゲートキーパー」技法37 決まった時間で読み終える「限読」を使用して、今週行うことを決めて、毎日受験勉強する習慣を身に付け、受験勉強を続けるようにします。

技法11 やめられない、続かないを資源にする「行動デザインシート」で、受験勉強以外に費やしている時間を減らすようにします。

技法14 会えない者をと仰ぐ「私淑」で、東京大学に合格した人の話や歴史上の偉人の伝記を読んで、誰でも苦労するものだということを理解し、苦労を苦労だとは思わないようにします。

>教科書を使用した受験勉強

技法23 第一のレファレンスツール「事典」可能性の博識技法5 重い腰を蹴っ飛ばす「2ミニッツ・スターター」を使用して、教科書を受け取ったら、教科書を読むことから受験勉強を始めます。

技法38 読書技術の静かな革命「黙読」を使用して、教科書を理解できなくても読み、教科書を速読します。

技法4 未来のミニチェアを組み立てる「1/100プランニング」技法34 知らずに使っている最速の読書法「転読」を使用して、教科書を何度も速読し、教科書の理解できないところに印を付けます。

技法39 身体に刻み込む読書の原初形態「音読」技法40 読み手を導く読書の手すり「指読」を使用して、教科書の中にある理解できていないところに印を付けます。

技法8 打ち込むためにトマトを回せ「ポモドーモ・テクニック」を使用して、教科書を決めたページだけ読んで分からないことに印を付けたら止めることで、受験勉強をする時間の質を向上させます。

技法12 独学の進捗と現在地を知る「ラーニングログ」を使用して、教科書を読んだ、分からないところに印を付けた、理解したことの記録を付けて、自分の状況を把握します。

技法15 共に読むことが聞く知的共同体「会読」で、教科書を会読するという意識で授業に出席します。

技法19 思い付きの検索を卒業すろ「検索語みがき」技法25 第三のレファレンスツール「教科書」入門書・事典・書誌を兼ねた独学者の友を使用して、教科書の分からないことを調べます。

技法41 読むことを考えることに接続する「刻読」を使用して、教科書の理解できないところをノートに書き出して、調べて、技法44 すべての読書技術で読む精読の到達点「注釈」を使用して、調べたことをノートに書き込んで註釈を作り、理解します。

技法42 精緻に読むことに引き込む読書の補助輪「段階要約」を使用して、教科書を要約して、ノートに記述します。

技法47 記憶法のコーディネイトでメタ記憶を鍛える「記憶法マッチング」を使用して、試験科目等に合った記憶方法を見つけ出します。

技法50 古代ギリシア発祥のイメージ技法「記憶術」を使用して、既に知っていることに、新規に覚えたいことを結び付けて、記憶します。

技法51 復習をモジュール化する記憶マネジメント法「35ミニッツ・モジュール」を使用して、新規項目の学習、1日前の復習、1週間前の復習、1ヶ月前の復習、今日の復習に時間を区切って、学習の質を高め、効率的に記憶します。

技法43 難所を越えるための認知知識を調達する「筆写」を使用して、理解した教科書をノートに書き写すことで、教科書の内容を暗記します。

過去の試験問題を使用した受験勉強

技法38 読書技術の静かな革命「黙読」を使用して、過去の試験問題を早く読みます。

技法4 未来のミニチェアを組み立てる「1/100プランニング」を使用して、過去の試験問題を解答することはできなくても、理解できないところに印を付けます。

技法5 重い腰を蹴っ飛ばす「2ミニッツ・スターター」を使用して、過去の試験問題を読んでみるます。

技法39 身体に刻み込む読書の原初形態「音読」技法40 読み手を導く読書の手すり「指読」を使用して、過去試験問題の中にある理解できていないところに印を付けます。

技法8 打ち込むためにトマトを回せ「ポモドーモ・テクニック」を使用して、過去の試験問題を行い答えを読んで何を学習すれば解答できるのかを調べたら止めて、受験勉強に使う時間の質を上げます。

技法9 怠けることに失敗する「逆説プランニング」で、高い目標を掲げ、過去の試験問題を解答することに失敗することで、解答するためにはどうしたら良いのかというように考えるようにします。

技法12 独学の進捗と現在地を知る「ラーニングログ」で、過去の試験問題を読んだ、分からないことを整理した、解答できたなどの記録を付けて、自分の状況を把握します。

技法16 脳内知識の制御し「カルテ・クセジュ」で、過去の試験問題に取り組みます。

技法19 思い付きの検索を卒業すろ「検索語みがき」技法25 第三のレファレンスツール「教科書」入門書・事典・書誌を兼ねた独学者の友を使用して、過去の試験問題の中の分からないことを調べます。

技法26 欲しい書物と出会う技術「書籍探索」で、教科書を理解しても、過去の試験問題を解答できないときに使用したい参考書ですが、多くの参考書の中から自分で選び出すしかありません。

技法27 知の最前線に向かう「雑誌記事(論文)調査」で、毎年実施される試験問題を集めて、取り組みます。

すべての科目で使用できるわけではありませんが、技法28 多くの文献を一望化する「目次マトリクス」技法29 文献のネットワークを掌握する「引用マトリックス」技法30 文献の群れを貫通して読む「要素マトリックス」を使用し、過去の試験問題のカードを作成し、教科書&参考書のを関係を示し、教科書を読む順番にカードを並べ、教科書を読み、理解したら、対応する過去の試験問題を解答するとともに出題範囲の傾向を把握します。

技法35 必要なものだけ読み取る「掬読」で、過去の試験問題が出題されている教科書の部分だけを読むことで、教科書を速読します。

技法36 文献と対話する「問読」で、過去の試験問題が出題されている教科書と参考書の部分だけを読んで、過去の試験問題に解答します。

技法45 思考訓練としての訳読「鈴木式6分割ノート」を使用して、過去の試験問題に取り組みます。

技法49 学習前後に描くことで準備する/定着する「プレマップ アンド ポストマップ」を使用して、受験勉強を予習と復習とに分けて、過去の試験問題を解く場合に参照するかどうかで4種類に分けて、過去の試験問題を分類し、過去の試験問題への取り組みを決めます。

技法52 思考の過程を声にする「シンクアラウド」技法54 解いた自分を資源とする「違う解き方」を使用して、過去の試験問題と解答方法を読み上げて録音し、再生しながら、過去の試験問題を解答します。

国語独学の骨法

読めないことを自覚する

独学で受験勉強をするには、教科書、参考書と過去の試験問題が読んで理解できる必要があります。
教科書を読み、分からないところに印を付けて、授業を受けて、分からなければ質問し、覚えるまで教科書を読みます。
過去の試験問題は、難しいかもしれませんが、本のような長文ではありません。
読めないことを自覚し、読めるようにする対象を新聞の社説にします。

おなじみ同志の言葉・概念の組み合わせ

新聞の社説は、個別の出来事や事象を思考によって把握され、言語によって表現され、自分の感覚や経験と重ならない他人の思考や論理です。
新聞の社説を要約することで、現実を良く見たり、比較することができるようになります。
新聞の社説は、毎日掲載されるので、要約を繰り返し、蓄えることができ、自分で論じることはもちろん、他人が論じたことを吟味できるようになります。
新聞の社説は、個別の出来事や事象を取り上げますが、「起承転結」という組み合わせによって成り立っています。
「起」は、始まりとして起きたことを記述します。
「承」は、起きたことに対してどう行動したことを記述します。
「転」は、行動したことが生じたことを記述します。
「結」は、生じたことに対する結論を記述します。
新聞の社説から「起承転結」を抜き出して、つなげれば要約することができます。

論理はそもそも対話である

新聞の社説は、自分の感覚や経験と重ならない他人の思考や論理を要約して、理解したことで、自分にどのような影響を与えたのかを記述することで、新聞の社説を書いた人と対話することが可能です。
推理小説も楽しいですが、長いので、読むんで、理解する練習には時間がかかります。
本を読むなら偉人の伝記が良いです。
偉人の人生から学ぶことも多いいです。
歴史や地理を勉強するきっかけにもなります。

チャリティーの原理

過去の試験問題は、正しく、筋が通ったものとして解釈できるはずの文章で、チャリティーの原理にのっとって、読むべき文章です。
新聞の社説は、必ずしも正しくとは限らない場合であっても、筋が通ったものとして解釈できるはずの文章で、要約し、自分に与えた影響を記述できる文章です。
新聞の社説を要約し、自分に与えた影響を記述できれば、過去の試験問題を理解し、回答できるようになります。
過去の試験問題を行います。

英語独学の骨法

ロンブ・カトーの文数式

英語を学習するには、他人より早く、小さいときから、毎日続けることが重要です。
小さな子供には、英語を学習する意味など分かりません。
親は、小さな子供に英語を学習する意味を伝えることが重要です。
小さな子供は、親の言うことを聞く、素直さが必要です。
英語は、受験勉強として避けて通ることはできない科目です。
英語を学習することは、受験勉強として無駄になることはありません。
自動翻訳を利用すれば英語で書かれた文書を読むことはできます。
受検をするときに自動翻訳機を使うことはできません。

他人より早く、小さいときから、毎日続けることで英語学習に費やす時間を増やすことができます。
モチベーションが英語の定期試験、過去の試験問題、受験だけでは、他の人と同じで、足りないことを多くの失敗者が証明しています。
親が子供のモチベーションを維持し、英語の勉強を小さいときから、毎日続けることが必要です。
抑制・阻害は、英語を勉強しなくても生活が成り立つということです。
成果は、受験問題を解けるようになるということです。

挫折なき塗り壁式学習法

モチベーションを維持し、英語の勉強を小さいときから、毎日続けることが肝心です。
英語の教科書と授業は、一度読んだら忘れない記憶力を要求します。
一度読んだら忘れない記憶力を持っている人は、稀なので、挫折します。
日本語は、毎日使わなければ生活が成り立たないので、忘れなくなるまで繰り返すので、使えるようになります。
英語の教科書を何度も読んで、挫折せずに、毎日続け、忘れなくなるまで繰り返すことができれば、英語の教科書を覚えることができます。

英語の教科書を単語の綴りと発音と意味だけに注目して、一通り読み終えます。
単語を覚えることも困難なので、単語カードを作ると良いでしょう。
重複を気にすることなく単語カードを作り、後で重複しないように整理します。

英語の教科書を文法と基本の例文を読んで、覚えます。
例文を覚えることも困難なので、例文集を作ると良いでしょう。
英語は、日本語とは異なり、文法が決まっているので、文法を理解すれば、英語が読みやすくなります。

英語の教科書を理解しながら全て読みます。

英語の教科書を読んだだけで、覚えられることはありません。
英語の教科書を音読します。
英語の教科書をノートに書き写します。

過去の試験問題についても同じように学習します。
過去の試験問題を単語の綴りと発音と意味だけに注目して、一通り読み終えます。
単語を覚えることも困難なので、単語カードに追加すると良いでしょう。
重複を気にすることなく単語カードを作り、後で重複しないように整理します。

過去の試験問題を単語と文法だけでは理解できない熟語にだけに注目して、一通り読み終えます。
熟語を覚えることも困難なので、熟語集を作ると良いでしょう。
重複を気にすることなく熟語集を作り、後で重複しないように整理します。

過去の試験問題を理解しながら全て読みます。

過去の試験問題を読んだだけで、覚えられることはありません。
過去の試験問題を音読します。
過去の試験問題をノートに書き写します。

子ども辞典と事典はツールであり続ける

英語の教科書と過去の試験問題を利用して作成した単語カード、例文集や熟語集は、英語の受験勉強をするための最良の学習教材になります。
単語カード、例文集や熟語集は、読み直して、重複があれば、削除します。

会話・スモールトークを超えて

英語を読むことを書くことはできるようになります。
英語を聞くことはできるようにはなりません。
英語を聞くことはできるようになるには、英語を目で読みながら、耳で聞いて、発音することで身に付けます。
教材には、英語リスニング参考書や問題集を利用するのが良いでしょう。

数学独学の骨法

数学にネイティブスピーカーはいない

誰でも、理解できるように、学ぶことができるようになっています。

想像力を止め、手を動かす

数学は、日常的な感覚や想像力では感じることができないことを扱うことが多いです。
人は、数学を難しく感じます。
定理や定義を理解しさえすれば、公式を導き出すことができ、公式を理解しすることができます。
試験問題を公式を使用して表し、式を展開することで、答えを得ることができます。
数学は難しいですが、記憶することは僅かで、試験問題を解答することに慣れてしまえさえすれば、簡単です。

理解は遅れてやってくる

定理や定義を理解し、公式を導き出すことができれば、数学を理解することができます。
<わかる>系の数学入門書でも<解ける>系の数学入門書でもありませんが、「大学への数学」という読むと、試験問題を公式を使用して表し、式を展開することで、答えを得ることができることが理解できるようになります。

数学書は「終わり」から書かれている

過去の試験問題という具体的な問題に対して、抽象的な定理や定義から汎用性のある公式を導き出して、公式を使用して表すことが難しいです。
数学の教科書というのは、公式を暗記して、試験問題に適用し、解答を得るという方法で構成されています。
過去の試験問題を解答するために、数学の教科書というのは役立ちません。

数学の教科書は、抽象的な定理や定義から汎用性のある公式を導き出すことをせずに、公式を暗記するからです。
数学の教科書は、問題に対して公式を使用して表すことをせずに、問題に対して暗記した公式を適用するだけだからです。
数学の教科書は、具体的な問題に対して、抽象的な定理や定義から汎用性のある公式を導き出して、公式を使用して表すことはしないということです。

証明の読み書き(リテラシー)を身に付ける

抽象的な定理や定義から汎用性のある公式を導き出すことはせずに、公式を理解せずに暗記し、理解していない公式を問題に適用しようとすると、数学の過去の試験問題を解答することができなくなるということです。
抽象的な定理や定義から汎用性のある公式を導き出すことを独学で学び、公式を理解し、過去の試験問題を解くことで、過去の試験問題を公式を使用して表し、式を展開し、答えを得ることに慣れることで、数学の過去の試験問題を解答することができます。

感想

750ページ以上もある本なので、読んで、ブログ記事にするのは、大変でした。
最初から1ページずつ読んで途中で挫折するよりも、無知くんと親父さんとの会話の部分だけを読んで、全体を把握するほうが良いでしょう。
無知くんと親父さんとの会話は、自己啓発としても役に立ちます。
すべてのことに対して独学するために役立つ技法が具体的なので、独学のフレームワークとして利用して、受験勉強を独学するためにに役立つ技法に読み替えることができ、受検勉強の科目に関わらず共通するところをまとめ、具体的な国語、英語と数学について記述したので、自分なりに本書を理解することができました。
受検勉強をする子供が本書を読んで理解し、実行するのは大変です。
受検勉強をする子供の親が本書を読んで理解し、受検勉強をする子供が実行するのを助けてやることはできると感じました。
受検勉強をして、良い大学に合格している人は、無意識に独学の技法を使用しているようにも感じました。
大学に入学後、卒業後は、独学で学ばなければならないことが多くなるので、学生時代中に独学で学ぶ方法を身に付けることは良いことです。
独学する対象に関わらず共通するところは、自己啓発としても役に立ちます。
独学するために多くの人が紹介されていますが、紹介されている人を理解することまではできません。
紹介されている人の中には、知っている人もいて、知っている人についてはよりよく理解できました。
独学するために多くの書籍が紹介されていますが、紹介されている書籍は読んでいません。
紹介されている技法が理解できれば、紹介されている書籍までは読まなくても良いです。

まとめ

独学の技法を利用することで、何かを成し遂げてみたくなりました。
次は「13歳から分かる!プロフェッショナルな条件」を読む予定です。
ご期待ください。

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