久しぶりに「発想法」を読みました!~ブログ記事と発想法

昔、この本を読んで、KJ法は知っていました。
ブログ記事を書くためにも、何となくは、使っています。
今日の出来事をブログ記事にするのではなく、元になる記事を思いつくまま、タイトルと目次等を下書きして、予定を立てて、実行した後で、ブログ記事にするというようにKJ法を利用しています。

退職前は、どうせ反対されるだろうと、諦めて、KJ法を導入しようなどとは考えませんでした。
退職後は、反対する人はいません。
KJ法に、改めて取り組んでみたいです。
「アイデアのつくり方」を読んで、KJ法が使えると感じたので、この本を読み直したくなり、読むことにしました。
思いついたので、実行します。

ブログ記事と発想法

アウトドア活動でのブログ記事を増やしていく予定でなので、この発想法をアウトドア活動全般やブログ記事に利用したりしてみたいです。
個人で発想法に取り組むには、ブレーンストーミングもパート法も一人でできます。
具体的には、良い旅行を行うにはどうしたら良いか、自動車事故を起こさないで安全に自動車を運転するにはどうしたらよいのか、良い写真を撮影するにはどうしたら良いのか、良い釣りをするにはどうしたら良いのか、良い登山を楽しむにはどのようにしたら良いのかということに利用したいと考えています。
インドア活動でも、アイデアは必要ですが、アイデアを見つけるという点においては、アウトドア活動の方が、より必要性が高いと感じています。
良い旅行を行うにはどうしたら良いか、自動車事故を起こさないで安全に自動車を運転するにはどうしたら良いのか、良い写真を撮影するにはどうしたら良いのかとか、良い釣りをするにはどうしたら良いのか、良い登山を楽しむにはどのようにしたら良いということ考えていくと、アイデアが必要になり、アイデアを見つけること自体が楽しいです。

アイデアを見出す方法には、帰納法、演繹法と発想法があります。
帰納法は、複数の事例などから共通点を探し、共通点から結論を導き出す方法です。
演繹法は、ルールや法則に基づく物事を探し、物事から結論を導き出すということです。
発想法は、集めた情報などから概念を探し、概念から結論を導き出す方法です。
この発想法は、野外科学のために考案されました。

科学は、書斎科学、実験科学と野外科学に分けることができます。
書斎科学は、書斎で、過去に書かれた書籍を読み、インターネットの情報を集め、推論して、結論を導き出す科学です。
実験科学は、実験室において、実際に起きる再現可能な事象を観察し、本当かどうかを試すことで、結論を導き出す科学です。
野外科学は、屋外において、実際に複雑な要素が絡み合って起きる再現不可能なことを観察し、結論を導き出す科学です。

過去に書かれた書籍を読み、インターネットの情報を集めた情報を元に、出かけて検証等を行うなら、書斎科学は野外科学に近くなります。
実際に起きることを観察するということでは、実験科学は野外科学に近くなります。

書斎科学で得た結論は、過去の情報に依存するので、本当かどうかという点では曖昧です。
実験科学で得た結論は、仮説を立て、本当かどうかを実験室で試すことで、本当かどうかという点では明確です。
実験科学が対象にしているのは、実験室内で実際に起きる、選ばれた要素を取り出し、再現可能な事象で、社会で起きている複雑な要素が絡み合って起きる再現不可能な事象とは異なります。
野外科学は、仮説を思いつくための方法です。
野外科学は、現場の科学であり、実際に役立つ科学です。

書斎科学は、自分と文献が必要で、多くの資金は必要ないです。
実験科学は、自分と物が必要で、物に資金が必要です。
野外科学は、自分と経費が必要で、経費に資金が必要です。

具体的な問題として解決するには、書斎科学、実験科学と野外科学の全てが必要です。
野外科学は方法論として体系化されずに、ハウ・ツーのテクニックという経験として、形成されています。

個人的な問題に関する問題提起は、何かを問題だと感じることから始まり、関連のありそうな事柄を列挙し、関係性を表現し、問題の構造を明らかにして、圧縮的に、短い一行の文で表現することです。
問題提起することで、目標が明確になり、問題解決に向かい意識が集中することができます。

問題提起を終えた後で、問題の構造が明確にされている状態で、外の世界へ出かけて、捜している情報が分からない状態で、捜している情報を決めないで、何でも見て、多角的な角度から、多様な情報を集め、問題の構造の関節点に関係があるか、または問題に関係がありそうな新たな情報を探索します。
情報は、事実と感想に分けて、タグ付けを行い、情報をデータとして扱えるようにします。
データとして集められた情報を分類し、必要なデータを取り出し、比較し、検討し、集計できるようにします。
データをタイトルとして編成し、図解し、文書化して、カテゴリーとしてブログ記事にします。
タイトルを作るのは、ブログ記事の目次を読んだだけで、読むべきブログ記事であることを示すためです。
図解するのは、ひと目で全体構造が分かるからです。
タイトルがあり、図解されていると、文書化しやすく、ブログ記事を書きやすいです。
図解化と文章化は、互いに他方の弱点を補強します。
このようにして書かれたブログ記事は、気が付かなかったことを気付かせてくれます。
気付かせてくれたことの中から、さらに役立つことを気付かせてくれます。
良いブログ記事を書くには、繰り返しブログ記事を書くことが重要だということです。
ブログ記事にしてしまえば記憶しておく必要はありません。
ブログ記事を読み直し、修正することで、良いブログ記事にもなります。
散乱したブログ記事から何かを得られるのかは、分かりませんが、事実が集められていることは確信できます。

発想法は、異質なデータを組み合わせて、有意義なアイディアを見つけます。
具体的には、以下の通りです。
自動車で安全運転をしながら、良い旅行を行うアイディアを見つけることができます。
良い旅行をしながら、良い写真を撮影するアイディアを見つけることができます。
良い旅行をしながら、良い釣りをするアイディアを見つけることができます。
良い旅行をしながら、良い登山を行うアイディアを見つけることができます。
良い釣りをしながら、良い写真を撮影するアイディアを見つけることができます。
良い登山をしながら、良い写真を撮影するアイディアを見つけることができます。

発想法は、本を読んで、内容を区切って単位化してカードに書き、グループ化して組み立てると、本を理解し、読書感想というカテゴリーのブログ記事を書くこともできます。

発想法は、映画を鑑賞して、内容を区切って単位化してカードに書き、グループ化して組み立てると、映画を理解し、映画鑑賞というカテゴリーのブログ記事を書くこともできます。

日本人と発想法

日本人は、自分が体験しただけの情報を頼りに、直感で情報を処理する傾向があります。
日本人は、自分が体験したことのない複雑な情報を処理しようとすると、面倒になり、処理を行わない傾向があります。
その結果、日本の政治家や官僚は、国民を政策に従わせればよいのであり、政策を国民に説明する必要はないという状況になっています。
日本の政治家や官僚は、国民から多種多量の情報を集められないし、処理もできないということです。

日本の会議には、事前に決定されいる指令を伝え、その後の進捗を確認する会議が多いです。
日本の会議には、情報を集める会議はありません。
日本の会議とアメリカのミーティングは全くの別物です。
KJ法を日本の会議に応用しようとしても、反対され、実現できないでしょう。
日本の会議は、指令を伝え、進捗を確認するだけなので、意見を言う機会はなく、少数意見は存在しません。
日本の会議は、指令を伝え、進捗を確認するだけなので、会議で価値ある生産物が生み出されることはありません。
日本の仕事は「丸投げ」が基本なので、チームワークはないです。
日本は、何をするのかは決められていて、説得することはないです。
自分は、企業で務めていましたが、KJ法を使用した経験はありません。

日本人は、職場のルール、自分の思いついた仮説、外国の学者の学説で、問題を解決しようとして、創造力を発揮することはありません。
創造力とは、問題を提起から解決までを首尾一貫として行う能力です。
日本人は、問題を提起から解決するまでの判断に失敗し、挫折し、閉じこもり、漂流しています。

日本では、危機的状況が進展しています。
高度経済成長により、組織化が進展し、管理社会化が強化され、現状維持を求めて新しいことに挑戦しなくなり、縦割り組織で意思決定のスピードが非常に遅くなり、上司の指示を待つようになり、ボトム・アップがなくなり、トップ・ダウンが横行し、働く気を失い、生きる気力と喜びを奪われています。
学生は、管理社会の中で、学ぶ気力を失い、学ぶ喜びを奪われています。
日本人は、全体を把握し、評価し、判断する力を失い、判断に失敗し、挫折し、閉じこもり、漂流し、自分さえよければという結果になっています。
政治家やマスメディア等が、漂流している日本人に、デマ・宣伝を行い、世論を操作するようになっています。

感想

発想法は、新聞記者が記事を書くことに例えられていました。
映画「大統領の陰謀」で、ディープ・スロート(マーク・フェルトFBI副長官(映画「ザ・シークレットマン」))がウォーターゲート事件の構造をボブ・ウッドワードに教え、ボブ・ウッドワードとカール・バーンスタインがウォーターゲート事件の構造の周囲の情報を集めて、ウォーターゲート事件の真相に近づき、記事にしてことによく似ています。

ブログ記事は、カテゴリーが問題提起になっています。
ブログ記事に書いたことは、情報が含まれています。
ブログ記事に対する評価は、アクセス数として現れます。
ブログ記事を情報として、書籍化し、電子書籍として、販売してみたいです。

自分は、本などを読んで学習したり、理解するために、文書化されたのもを、図解化して、学習し、理解してきました。
自分は、情報を集めなくても、全ての情報は本などの中に記載されているので、情報集めをしませんでした。
KJ法を参考にして、情報集めから取り組んでみたいです。

KJ法は、日本組織には向いていませんが、個人的に利用し、成果を上げることができます。
自分は、個人的にKJ法を利用し、成果を上げたいです。

「発想法」のホームページを見つけましたので、参考にしてください。
ホームページ

次は「まんがでわかる 発想法」「続・発想法」を読む予定です。
ご期待ください。

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