映画「スティーブ・ジョブス(2013年)」、映画「スティーブ・ジョブス(2015年)」とTVドラマ「バトル・オブ・シリコンバレー」を鑑賞し、理解するために読みました。
これらの映画を鑑賞しても、理解できない場合、この本を読むと良いでしょう。
「スティーブ・ジョブス Ⅱ」を読もうとして、挫折した人は、映画「スティーブ・ジョブス(2013年)」、映画「スティーブ・ジョブス(2015年)」とTVドラマ「バトル・オブ・シリコンバレー」を鑑賞してから、「スティーブ・ジョブス 2」を読み直すと、挫折することなく、読むことができます。
スティーブ・ジョブスだけでなく、スティーブ・ウォズニアック、マイク・マークラ、ジョン・スカリー、ビル・ゲイツなどビジネスマンが登場します。
伝記としてでなく、ビジネス書としても面白い本です。
この自伝は、スティーブ・ジョブスの協力の元で、描かれました。
他の人たちへのインタビューも行っています。
内容は、スティーブ・ジョブス自身に迫り、客観的に描かれています。
この本の題名「スティーブ・ジョブス Ⅱ」の通り、スティーブ・ジョブスがアップル・コンピュータのCEOに就任し、アップル・コンピュータのCEOを辞任するまでが、描かれています。
スティーブ・ジョブズは、製品ラインナップをプロ向けデスクトップのパワー・マッキントッシュG3、プロ向けポータブルのパワーブックG3、消費者向けデスクトップのiMacと消費者向けポータブルのiBookに絞り込みました。
スティーブ・ジョブスは、iPod、iPhoneとiPadを発表し、発売し、大ヒットさせました。
スティーブ・ジョブズは、ユーザーから利益を上げることには成功しました。
スティーブ・ジョブズは、ユーザーが創造を引き出すことはできていません。
スティーブ・ジョブズは、アップルコンピュータの製品やサービスを利用し、ユーザーを囲い込み、利益を上げますが、アップルコンピュータの製品やサービスのユーザーが製品を使用して、創造するのではなく、時間を浪費するようになってしまいました。
iPodは、音楽を聴いて、時間を浪費することはできますが、音楽を創造することはできません。
iPhoneとiPadは、電話やアプリケーションを利用し、時間を浪費することはできますが、アプリケーションを創造することはできません。
スティーブ・ジョブズは、革命者からジョン・スカリーのような経営者になり、魅力的ではなくなりました、
この本を読み始める前に、前編である「スティーブ・ジョブス 1」も読むことをお勧めします。
スティーブ・ジョブスの子供時代から、トイ・ストーリーを作成するところまでは、「スティーブ・ジョブス 1」に描かれています。
多くの人々を惹きつけるスティーブ・ジョブスについて知りたいなら、最初に読むべき本です。
心に残った言葉を紹介します。
他にも多くの良い言葉がありますが、この言葉を探しながら、読み進めていくのも良いでしょう。
心に残った言葉
- ウィンドウズが勝利したんだ。
- すばらしい製品を作ることじゃなかった。
- アップルがネクストを買収してジョブスをCEOにする。
- マイクロソフトがコピーできないほどのイノベーションをジョブスが生み出すだろう。
- あんなもの、お宅のマシンで動くようになりませんよ。
- アップルがあったほうが世界は良くなる。
- 神は我々に10本のスタイラスペンを与えたもうた。
- 今回の件は頭に拳銃を突きつけられたように感じたよ。
- その異常こそ天賦の才の表れなんだ。
- テーマはプロセッサーのスピードやメモリーではなく、創造性だったんだ。
- 自分の仕事をちゃんとわかっている人はパワーポイントなんかいらないよ。
- ああそうだ、最後にもう一つ
- 全財産を賭ける。
- 我々はなすべきことがわかっているが、連中はわかっちいない。
- それだ!
- 1000曲をポケットに。
- CEOというのは便利なんだ。反対を押し切れるからね。
- これはすごい製品なんじゃないかと思う。
- これはマッキントッシュ専用なのかい?
- ソニーはいろいろな意味でアップルの逆だった。
- これは、音楽業界の転機として歴史に残るだろう。
- またアップルのジョブスか。
- 勝手にしろ。オレは知らん。
- やるならちゃんとしなきゃいけない。
- おそらく過去最高のウィンドウズアプリケーションだ!
- 自分で食わなければ、誰かに食われるだけだからね。
- 2作目がうまくいけば大丈夫だと思っていた。
- 協働と創造性を促進する建物は見たことはありません。
- アップルとインテル、ついに組む。
- 体験談をお聞かせしましょう。
- 反対できない人は生き残れないのです。
- 自分たちが使いたいという電話を作ろう。
- これが未来だな。
- これに賭けよう。それでうまくいくように工夫するんだ。
- ときどき、あらゆるものを変えてしまう革命的な製品が登場する。
- エンドツーエンドで統合したクローズドなシステム
- クローズド対オープン
- 結果責任が厳しく問われる。
- これなら使いやすいだろう?
- 旅こそ報い。
- 魔法使いのような天才
感想
この本は、3年間をかけて、ちゃんと知っている人が、書き上げているところに読む価値があります。
後は、読む人しだいということです。
退職者は、スティーブ・ジョブスが死に対しても向き合ったところは、誰でも見習うことができると感じました。
次は、「ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男」について書く予定です。
ご期待ください。