
午前十時の映画祭2025で上映されている映画「八甲田山」を鑑賞することにしました。
上映時間が午前9時30分であることに気が付かずに映画館に向かいましたが、30分以上の余裕を持つて映画館に到着するようにしていたので事なきを得ました。
予告動画です。
主題歌です。
チケットです。
あらすじと感想です。
歴史は繰り返される
上司の面子を立てるのを仕事の目的にしたら失敗するということです。
自分は、上司の面子を潰してでも、仕事を成功させてきたことに、悔いはないので、弘前歩兵第31連隊徳島大尉に共感できました。
上司の面子を立てて、仕事を失敗させる多くの日本人たちは、青森歩兵第5連隊神田大尉に共感するでしょう。
安倍晋三首相と菅義偉首相の面子を立てて、東京オリンピックを計画し、実行し、失敗しました。
安倍晋三首相と菅義偉官房長官の面子を立てて、大阪・関西万博を計画し、実行し、失敗するでしょう。
過去に何度も起きている病気の流行や天候を言い訳にするのなら、また失敗するということです。
そのうち「天は、日本を見放した」ということになるでしょう。
青森歩兵第5連隊神田大尉の部下で助かった一人は、「俺は自分の思い通りに歩く」と言い単独行動し、青森第5連隊でただ一人目的地であった田代に到着し、左腕を凍傷で失い、最後にロープウェーに乗り、八甲田山を眺めた村山伍長です。
青森第5連隊の中で、村山伍長のように行動し、生き残れる人はいるのでしょうか?
八甲田山は、青森県青森市に南側にある大岳(標高1,585m)を主峰とする18の山々の総称で、日清戦争終了から7年後、日露戦争開始まであと2年という時期に、青森歩兵第5連隊が1902年1月23日から、弘前歩兵第31連隊が1月20日から2月1日まで雪中行軍を行った場所です。
八甲田山山麓の田代越えは、青森から三本木(現十和田市)に至る唯一の道で、青森県青森市奥野から十和田市三本木に至る青森県道40号青森田代十和田線が主な舞台です。
部隊名は実在ですが、名前は変更され、詳細については脚色がなされています。
秋の十和田湖や八甲田周辺の紅葉で始まり、雪中行軍は雪景色の中を歩くという単調な画面ですが、猛烈な吹雪に見舞われて、過酷な雪中行軍を実話を基に再現され、回想シーンとして、青森のねぶた祭や稲作作業(田植え、実り、刈り取り、脱穀)等を入れて変化を付けています。
撮影は、冬の八甲田山等で行ったので、大きなスクリーンで鑑賞すると、八甲田山での雪中行軍が実感できます。
午前10時の映画祭15で上映されますし、可能であれば、映画館で鑑賞した方が良い映画です。
登場人物が多く、名前も役割も描き切れてはいないですし、場所が理解できず、理解するのが困難です。
軍服は士官と兵卒は軍服の違いで分かりますが、同じ軍服なので人物を服装で区別することも困難です。
物語を事前に知らなければ、青森歩兵第5連隊と弘前歩兵第31連隊を雪の中で区別するのも困難です。
児島大佐は、弘前にある第四旅団司令部で行われた「日露戦争に備えての雪中行軍作戦会議」で、八甲田山の雪中行軍で青森歩兵第5連隊神田大尉と弘前歩兵第31連隊徳島大尉が八甲田山ですれ違うという伏線を提案します。
門間少佐は、弘前歩兵第31連隊徳島大尉の上官で、行軍の参加人数が27名と少数であることに疑問を持ちますが、弘前歩兵第31連隊徳島大尉から雪中行軍が長距離になり、途中は民家に宿泊することになり、雪中行軍の研究が目的という理由を説明され、計画を受け入れ、弘前歩兵第31連隊徳島大尉から電話で三本木(現十和田市)に到着したことを知りますが、青森歩兵第5連隊が八甲田山で遭難したことを知ったのは、弘前歩兵第31連隊が三本木(現十和田市)を出発した後で、弘前歩兵第31連隊徳島大尉に青森歩兵第5連隊が八甲田山で遭難したことを伝え、弘前歩兵第31連隊の八甲田山の雪中行軍を中止することができません。
青森歩兵第5連隊は、神田大尉が弘前歩兵第31連隊徳島大尉の助言に従い、青森歩兵第5連隊を率いて、青森~田茂木野~小峠というルートで、9kmを1月18日より1泊2日という計画で、下見を行い、天候にも恵まれ、成功します。
山田大隊長は、青森歩兵第5連隊神田大尉に、弘前歩兵第31連隊の計画を見て、弘前歩兵第31連隊を超える規模となるように、五連隊全体が参加する中隊編成として、山田大隊長自らが率いる大隊本部を随行することに計画を急遽変更し、助言も計画も下見も意味が無くなります。
青森歩兵第5連隊は、神田大尉が率いて、山田大隊長が率いる大隊本部が随行して、210名が青森~田茂木野~小峠~大峠~賽ノ河原~馬立場~鳴沢~田代~三本木(現十和田市)~八戸というルートで、50kmを2泊3日で、青森~田茂木野~小峠~大峠~賽ノ河原~馬立場~鳴沢~田代の20kmを1月23日より1泊2日という計画で、1月25日に三本木(現十和田市)に到着する予定で、山田大隊長が神田大尉を無視して田茂木野で案内人の申し出を断り、山田大隊長が指揮権を奪い、神田大尉が指揮権を失い、田茂木野~小峠~大峠~賽ノ河原~馬立場まではたどり着きますが、馬立場~鳴沢~田代あと2kmで道を見失い、野営し、遭難します。
長谷部一等卒は、弘前歩兵第31連隊の斉藤伍長の弟で、斉藤伍長から八甲田山雪中行軍には参加するなという伝言を母から受けますが、神田大尉の従卒なので、八甲田山雪中行軍に参加します。
弘前歩兵第31連隊は、徳島大尉が率いて、27名が弘前~十和田湖~三本木(現十和田市)~田代~鳴沢~馬立場~賽ノ河原~大峠~小峠~田茂木野~青森~浪岡~弘前というルートで、224kmを1月20日より11泊12日の計画で、1月25日に三本木(現十和田市)に到着し、青森歩兵第5連隊が到着していないことに気が付きますが、1月26日に三本木(現十和田市)を出発し、増沢に到着し、27日に増沢を出発し、道を見失い田代で野営し、28日に小屋を見つけ小屋に向けて出発し、小屋で休憩し、小峠に到着し、野営し、29日に小峠を出発し、田茂木野に到着する直前、道案内人たちにその労をねぎらい、手当を渡してから「八甲田で見たことは今後一切喋ってはならない」と忠告し、田茂木野で休憩し、青森市に着き舎営し、青森歩兵第5連隊の遭難を知ります。
弘前歩兵第31連隊の斉藤伍長は、長谷部一等卒の兄で、長谷部一等卒へ八甲田山雪中行軍には参加するなという母へ伝言を残し、青森歩兵第5連隊の歩測担当し、歩数を数えながら雪中行軍しています。
地名はあらかじめ確認してから鑑賞した方が映画を理解することができます。
田茂木野です。
青森歩兵第5連隊の山田少佐が案内人の申し出を断った場所です。
大峠です。
賽ノ河原と駒込川です。
馬立場は、後藤伍長の像がある場所です。
田代です。
十和田市(三本木)です。
弘前~十和田湖~十和田市(三本木)です。
浪岡~弘前です。
午前十時の映画祭で上映される25本の映画を全て鑑賞して、半券を集めて、金の殿堂入りを目指すという目標をにしました。
午前十時の映画祭で上映される25本の映画を全てを事前に鑑賞して、ブログ記事にするのは困難ですが、可能なら事前に鑑賞してブログ記事(ネタバレあり)にする予定です。
次は、映画「ターミネーター2」で5月16日(金曜日)からで5月29日(木曜日)です。
- 映画「ベン・ハー」:鑑賞済み
- 映画「アラビアのロレンス」:鑑賞済み
- 映画「八甲田山」:鑑賞済み
- 映画「ターミネーター2」
- 映画「風と共に去りぬ」
- 映画「ゴッドファーザー」
- 映画「砂の器」
- 映画「羊たちの沈黙」
- 映画「メリー・ポピンズ」
- 映画「天使にラブ・ソングを…」
- 映画「エイリアン」
- 映画「トップガン」
- 映画「E.T.」
- 映画「ローマの休日」
- 映画「七人の侍 【新4Kリマスター版】」
- 映画「ウエスト・サイド物語」
- 映画「アマデウス 【4Kレストア版】」
- 映画「ニュー・シネマ・パラダイス」
- 映画「シザーハンズ」
- 映画「ショーシャンクの空に」
- 映画「スタンド・バイ・ミー」
- 映画「時計じかけのオレンジ」
- 映画「2001年宇宙の旅」
- 映画「パルプ・フィクション」
- 映画「レオン 完全版」
楽しい1年になりそうです。