映画「十戒」~あらすじ【ネタばれ有り】、解説と感想

「1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養」の中で、出てきた「トーラー」について知りたいと感じ、映画「十戒」を鑑賞しました。
映画「十戒」を鑑賞する前に、映画「天地創造」を鑑賞することをお勧めします。
映画「十戒」の前である創世記を映画「天地創造」で理解した方が、映画「十戒」を理解しやすいです。
「トーラー」は、モーゼが書き、創世記、出エジプト記、レビ記、民数記と申命記で構成されています。
映画「十戒」では、出エジプト記について描いています。

映画「天地創造」に出てきた「私はお前を大いなる民とし、お前を祝福し、その名を高めるであろう」、「お前の子孫は、一時だけ、異国の地に身を置くことになろう。その支配者は、虐待し、苦しみと悲しみが、彼らの心を覆い、女の産みの苦しみに似た苦痛を味わうであろう」、「ハガルとイシマエルのために心配はいらない」と「お前の子孫は、やがて空の星の如く増えるだろう。天を仰ぎ、星の数を数えるがいい。それがすなわちお前の子孫の数だ」という伏線を回収できなら感動できる映画です。

基本情報・スタッフ

監督    セシル・B・デミル
脚本    イーニアス・マッケンジー、ジェシー・L・ラスキー・Jr、ジャック・ガリス、フレドリック・M・フランク
製作    セシル・B・デミル
ナレーター セシル・B・デミル 
音楽    エルマー・バーンスタイン
撮影    ロイヤル・グリッグス
編集    アン・ボーチェンズ
製作会社  パラマウント映画
配給    パラマウント映画
公開    1958年3月15日
上映時間  220分
映倫区分  –

場所

ゴーシェンは、正確な位置は分かりませんが、エジプト本土の入口に当たるナイル川の三角州の東部であったそうです。

エジプト王朝の首都があったテーベで、現在のルクソールです。

ナイル川の中流にあります。

リビアです。

エジプトの西側にあります。

ナイル川です。

ルワンダに源を持ち、地中海に流れる長さ6695kmという世界最大最長の河川です。

エチオピアです。

メンフィスは、ピラミッドもあるギザの南20kmにあり、古王国時代にはエジプトの首都で、現在は「Mit Rahineh」と呼ばれています

トラキアは、バルカン半島南東部の歴史的な呼び名です。

ミデヤンは、アカバ湾を東側で、シナイの対岸で、アラビア半島北西部とされています。

シナイ(ムーサー)山です。

シナイ山があるところがシナイです。

カナンは、地中海、ヨルダン川と死海に挟まれた地域一帯の古代の地名で、「乳と蜜の流れる場所」と呼ばれ、神がアブラハムの子孫に与えると約束した土地とされ、現代ではエルサレムと呼ばれています。

トロイは、ギリシャとはエーゲ海を挟んだ対岸の東エーゲ海にあるトルコのチャナッカレにあった王国です。

タニスは、ナイル川デルタの北東部に存在した都市です。

サルディニアは、イタリア半島西方、コルシカ島の南の地中海にあり、地中海ではシチリア島に次いで2番目に大きな島のことです。

モアブは、現代では「Karak」と呼ばれている地域です。

ネボ山は、ヨルダン西部にあり、標高802メートルもあり、よく晴れた日であればエルサレムも望むことができます。

ヨルダン川は、ヘルモン山などの連なるアンチレバノン山脈やゴラン高原などに端を発し、ガリラヤ湖となって北から南へと流れ、支流をあわせて死海へと注ぐ延長425キロメートルの内陸河川です。

あらすじ

「Overture(序曲)」と表示されます。
セシル・B・デミル監督が、映画について説明します。
「The Ten Commandments(十戒)」と「The Holy Scripture(旧約聖書)」が表示されます。
映画「天地創造」で描かれていた内容が簡単に説明されます。

エジプトで、エジプト人がベブライ人奴隷を支配し、大岩を引く労働を強いています。
ベブライ人の生活は過酷です。
ヘブライ人は、神に奴隷から解き放つ救い主を願います。
神は、この願いを聞き入れて、アムラムとヨケベデに救い主となる息子を授けます。
祭司長は、ラメセス1世に不吉な星の出現を見たことを伝え、生まれたばかりの救い主を殺すことを提案します。
ラメセス1世は、ヘブライ人の男の赤ん坊は全員殺せと命じます。
エジプト人は、ヘブライ人の男の赤ん坊を殺します。
ヨケベデとミリアムと共に、息子をエジプト人に殺されないように、息子をカゴに乗せてナイル川に流し、息子をアブラハムの神の御手に委ねます。
ヨケベデにどこに流れ着くか確かめるように言われたミリアムは、息子の乗ったカゴを追いかけます。
息子の乗ったカゴは、沐浴しているベシアに届けられます。
ベシアは、他の娘を追い返し、カゴから息子を拾い上げ、王家の衣で息子を包み、モーゼと名付け、エジプトの王子として育てることにします。
ベシアは、メムネットにカゴとモーゼを包んでいたヘブライ人奴隷レビ族の布をナイル川に沈めさせ、メムネットに口止めを行います。
メムネットは、ベシアに口外しないことを誓い、カゴをナイル川に沈めますが、ヘブライ人奴隷レビ族の布を隠し持ちます。
ミリアムは、ベシアが息子を受け取ったことを確認します。

モーゼは成長し、立派な王子になり、エチオピアと同盟を結び、エジプトに凱旋します。
セティ1世は、ラメセスにモーゼを褒めます。
ラメセスは、セティ1世にモーゼを警戒するように進言します。
セティ1世は、ラメセスに任せた都市の建設が遅れていると指摘します。
ラメセスは、セティ1世にヘブライ人に恐怖を抱かせれば都市は完成しますと答えます。
セティ1世は、ラメセスにファラオになる者は最もふさわしい者で、息子であることは関係ないし、ネフェルタリも得ると言います。

ネフェルタリは、凱旋したモーゼを見て、喜び、持っている花をモーゼに投げます。
メムネットは、ネフェルタリが興奮している様子を見て、複雑な気持ちになります。
モーゼは、セティ1世、ラメセスとネフェルタリと再会を喜び、エチオピア王と王妹を紹介し、エチオピアからの貢物を捧げます。
セティ1世は、モーゼに都市を建設することを命じます。
セティ1世は、ラメセスにヘブライ人を解放する救い主が伝説なら小瓶に詰めて、事実なら救い主を鎖につないで連れて来るように命じます。
モーゼは、部屋から退室します。
ネフェルタリは、モーゼの後に続いて退室します。
セティ1世は、ラメセスを従えて、退室します。
ネフェルタリは、モーゼに都市を建設し、ファラオになり、結婚して欲しいと言います。
モーゼは、ネフェルタリとキスをします。

ベシアは、メムネットを連れてやってモーゼとネフェルタリのいる所に来ます。
メムネットは、モーゼがファラオになることを恐れています。
ネフェルタリは、ベシアにモーゼがゴーシェンで都市を建設することになったと言います。
ベシアは、ゴーシェンという地名に不安を感じます。

ゴーシェンで都市建設が行われています。
リリアは、年老いた奴隷に水を飲ませています。
ヨシュアは、壁に彫刻を掘っています。
ヨシュアは、ロープで降りて、リリアから水を飲み、リリアとキスをします。
リリアは、ヨシュアにダタンの目を気を付けるように注意します。
ヨシュアは、リリアに奴隷として生きるより、死んだ方が良い言います。
リリアは、ヨシュアに神が救い主を遣わしてくれるという希望を持つように言います。
ヨシュアは、ロープで上に上がります。

ダタンは、ラメセスに会いに行きます。
ラメセスは、ダタンに金を渡し、救い主を見つけるように命令します。

ヨケベドは、巨石と地面の間に油を塗っていて、着ている服の一部が巨石と地面の間に挟まり、巨石に押しつぶされそうになり、助けを呼びます。
リリアは、ヨケベドを助けるために、エジプト人に巨石を止めるように言います。
エジプト人は、ヨケベドを助けることより、ヨケベドを殺してでも作業を進めようとします。
ヨシュアは、エジプト人を殴ります。
巨石は止まります。
ヨケベデは、リリアにモーゼの助けを請うように言います。
リリアは、エジプト人に追われながらも、モーゼの所に行き、モーゼにお慈悲を、お願いします。
モーゼは、現場に行き、巨石と地面の間に挟まれているヨケベドの服を切り、ヨケベドを自由にして、ヨシュアも自由にします。
リリアは、モーゼの手にキスをします。
ラメセスは、馬車に乗ってやって来ます。
モーゼは、ラメセスにヘブライ人に食べ物と休みが必要だと言います。
ヨシュアは、モーゼに神殿の倉庫に穀物があることを教えます。
モーゼは、ヘブライ人たちに男は柱を運べ、女はカゴを持って、神殿の倉庫から穀物を奪い去ります。
モーゼは、ヘブライ人たちに7日に1日の休みを与えます。

セティ1世は、ネフェルタリとボードゲームをしています。
ネフェルタリは、ファラオになったモーゼと結婚すると言います。
セティ1世は、自分が次のファラオを決めると言います。
ラメセスは、セティ1世にヘブライ人にはモーゼがいるので、救い主は不要になり、モーゼはエチオピアとゴーシェンを治め、モーゼはセティ1世の呼び出しにも応じないとモーゼを非難します。
ラメセスは、ネフェルタリにファラオになり、ネフェルタリと結婚することになると言います。
ネフェルタリは、ラメセスにキスした上で、ラメセスとは結婚しないと言い返します。
セティ1世とラメセスは、モーゼを問い質すために、ゴーシェンに行きます。

モーゼは、バーカと共にゴーシェンで都市建設を行い、オベリスクを立てようとしています。
モーゼは、セティ1世が来ても、作業を続け、オベリスクを立てます。
セティ1世は、モーゼにヘブライ人に食べ物と休みを与えたことを問い質します。
モーゼは、セティ1世に都市建設には必要なことだと主張します。
モーゼは、セティ1世にセティ1世を讃える世界一高い塔門、16棟のファラオのライオンたち、セティ1世の像を見せて、セティ1世の栄光を讃える都市になると説明します。
モーゼは、セティ1世に未来永劫に続く、忠誠の証と言います。
セティ1世は、モーゼに褒めたたえて、セティ1世の名と並び、モーゼの名を全ての塔に刻むように命じます。
セティ1世は、ラムセスの名前は刻まず、ラメセスにモーゼに対して、あらぬ非難をいたしたと記録するように命じ、ラムセスのことは自分が決めると言います。
ラメセスは、バーカに、次のファラオになり、この都は自分の都になり、ネフェルタリと結婚することになると言います。

ネフェルタリは、セティ1世の即位25周年日にモーゼと結婚するときに着る衣装を選んでいます。
ネフェルタリは、メムネットからモーゼはヘブライ人奴隷の息子なので、モーゼとは結婚できないと言いわれ、証拠としてヘブライ人レビ族の模様の布を見せられ、証拠を無視し、メムネットがラムセスに話せないように、メムネットをバルコニーから突き落として、殺します。

モーゼは、ネフェルタリの部屋のドアをノックします。
ネフェルタリは、モーゼを部屋に入れるためにドアを開けます。
モーゼは、メムネットがバルコニーから落ちて死んだことを知り、不思議に感じます。
ネフェルタリは、モーゼにメムネットを殺したこととその理由を話します。
モーゼは、ヘブライ人レビ族の模様の布を拾い上げ、ベシアに聞くことにします。
ベシアは、モーゼに自分の息子で、ヘブライ人奴隷の息子ではない、ラムセスが仕組んだ嘘だと言い、ヨケベドのことも知らないと言います。
モーゼは、ベシアの頬にキスをして、部屋から出ます。
ベシアは、鐘を叩いて、侍女を呼び、馬車で、ゴーシェンへ行きます。

ベシアは、ヨケベドの家に入り、ヨケベドにモーゼが来るので、家族を連れて、今夜すぐに、ゴーシェンから離れるように命令します。
モーゼは、ベシアを追って、ヨケベドの家に来て、ヨケベドに会い、実の母だと確信します。
モーゼは、兄のアロンと姉のミリアムとも会い、挨拶します。
モーゼは、エジプトの王子からヘブライ人の奴隷になっても動揺しません。
モーゼは、ベシアにヘブライ人が奴隷でなければならない訳を考えると言って、ヨケベドの家に残ります。
モーゼは、ヘブライ人が奴隷たちと共に苦役をします。

モーゼは、リリアから水をもらいます。
バーカは、リリアに目を付け、邸宅に連れて行くようにします。
ダタンは、バーカにリリアにはそんな価値はないので止めるように助言します。
バーカは、ダタンの助言を無視して、リリアを邸宅に連れて行きます。
エジプト人は、ヘブライ人奴隷をこき使ったうえで、殺します。
モーゼは、死にかけた老人を助け、生きてヘブライ人を解放する救い主に会いたかったと言い残して、死にます。
モーゼは、死んだ老人の代わりに、泥と藁を混ぜる苦役をします。

ネフェルタリは、船の漕ぎ手として、モーゼを連れ去ります。
ネフェルタリは、モーゼにエジプトの王子に戻るように説得します。
モーゼは、ネフェルタリにセティ1世の即位25年祭の日には戻って来ると約束して立ち去ります。
モーゼは、リリアを助けるために、バーカの邸宅に向かいます。

バーカは、邸宅に連れ込んだリリアを着飾り、ダタンに見せて、自慢します。
ヨシュアは、リリアを助けるために、バーカの邸宅に忍び込み、馬車に火を放ちます。
バーカは、ダタンに消火活動の指揮を執らせます。
ヨシュアは、リリアをバーカの邸宅から逃がします。
ヨシュアは、バーカの拳を防いで、バーカを殴り、倒します。
ヨシュアは、警備のエジプト人たちに取り押さえられてしまいます。
バーカは、ヨシュアを柱の間に縛り付けさせます。
バーカは、警備のエジプト人たちにリリアを連れ戻すように命令します。
バーカは、ヨシュアをムチで痛めつけることにします。
モーゼは、バーカの首の骨を折り、殺します。
モーゼは、ヨシュアにヘブライ人であることを明かします。
ヨシュアは、モーゼをヘブライ人を解放する救い主だと言います。
ダタンは、門の外でこの会話を聞いて、モーゼがヘブライ人を解放する救い主だと気が付きます。

ダタンは、ラムセスに10タランの金、自由、リリア、総督の地位とヘブライ人奴隷の総督邸を受け取ることで、モーゼがヘブライ人の奴隷の息子で、ヘブライ人たちを解き放つ救い主だと教えます。
ラムセスは、モーゼを取り押さえます。

セティ1世の即位25年祭が始まります。
ネフェルタリは、モーゼがやってくることを確信しています。
ラメセスは、セティ1世に空の壺とモーゼがヘブライ人の奴隷の息子で、ヘブライ人たちを解き放つ救い主であるモーゼを鎖に繋いでプレゼントします。
モーゼは、セティ1世にアムラムとヨケベドの息子、ヘブライ人奴隷ですと言います。
セティ1世は、モーゼに裏切らないと言って欲しいと言います。
モーゼは、セティ1世にヘブライ人たちを解き放つことができるのなら行いますと答えます。
セティ1世は、ラムセスを次のファラオに指名し、ネフェルタリをラムセスと結婚させ、モーゼの名をあらゆる文書、石板、塔門、オベリスクや記念碑から消し去り、モーゼの名を口にも耳にもしてはならず、モーゼの名を記憶から消し去るように命じます。
セティ1世は、ラムセスにモーゼに対する処罰を任せます。

ラムセスは、モーゼを牢屋で縛り上げ、ネフェルタリに見せつけ、ネフェルタリのモーゼへの気持ちを断ち切るためにモーゼを殺すことはしません。
ダタンは、リリアを得て、ヘブライ人奴隷の総督の地位を利用し、ヨシュアをゲベルの鉱山で働かせ、人質にすることで、リリアを従わせます。
ラメセスは、モーゼを奴隷の王として、牢屋で死んだヨケベドの衣を与え、背負わせていた棒を杖として渡し、1日分のパンと水を与え、砂漠へと追いやります。
モーゼは、砂漠へ歩いて向かいます。

モーゼは、苦難に立ち向かい、神の御業によって苦難を乗り越え、たわわに実るナツメヤシと命の水をたたえるミデヤンの井戸にたどり着きます。
モーゼは、アマレク人を倒して、ミデヤンの井戸と娘たちを守ります。
チッポラは、モーゼをイテロに引き合わせます。
イテロは、モーゼがエジプトから来て、同じ神を信じているので、モーゼと共に暮らすことを決め、モーゼに羊の世話をチッポラから教わるように決めます。
モーゼは、イテロにこの土地で暮らすことにしますと答えます。
モーゼたちは、シナイ山の麓に移動します。
チッポラは、モーゼにシナイ山について教えます。
チッポラは、エジプトのキャラバンから追放されたエジプトの王子の話を聞き、モーゼの上品な身のこなしに、戦士のような戦いから、モーゼが追放されたエジプトの王子だと見抜きます。
チッポラは、モーゼに一生、静かに、シナイ山の麓で過ごすことを勧めます。
モーゼは、チッポラに神自身から神の言葉を聞くまで、静かに過ごすことはできないと言います。
イテロは、モーゼが羊の毛をルガールに高く売ったので、イテロの娘を踊らせて、モーゼに妻を選ぶように言います。
モーゼは、イテロに過去が忘れられず、妻を選ぶことはできないと言います。
チッポラは、モーゼに過去を忘れられなくても、過去に嫉妬はしないと言います。
モーゼは、チッポラを妻にします。

セティ1世は、モーゼの名を叫んで、亡くなります。
ラメセスが、エジプトのファラオになります。
ネフェルタリは、ラメセスと結婚します。

モーゼは、息子にハガルとイシマエルの話を聞かせます。
チッポラは、羊の群れの中にいるヨシュアを見つけ、モーゼに伝えます。
モーゼは、ヨシュアを助け、チッポラにように言います。
モーゼは、ヨシュアにどうやってモーゼを見つけたのかと質問します。
ヨシュアは、銅を買いに来た商人がモーゼをエトロの天幕で見たと聞いたと答えます。
モーゼは、ヨシュアにここで平和に暮らすように言います。
ヨシュアは、モーゼにラメセスがヘブライ人の血で都市を建設しているのに、平和で暮らすことはできないと言い返します。
モーゼは、チッポラにヨシュアを紹介し、ヨシュアを助けるために人を殺したと言います。
ヨシュアは、モーゼに救い主だと言います。
モーゼは、ヨシュアに救い主ではないと言います。
モーゼは、シナイ山の山腹に光り輝く柴の木を見つけます。
モーゼは、チッポラにヨシュアの世話をさせ、不思議な光景を確かめるためにシナイ山に登ります。
モーゼは、光り輝く、木を見つけます。
モーゼは、神にエジプトにいるイスラエル人を救い出すためにエジプトに行くように言われます。
モーゼは、シナイ山から降りて来て、ヨシュアとチッポラにイスラエル人を救い出すため神の杖を手にエジプトに行くと言います。
ヨシュアとチッポラと息子は、モーゼと共にエジプトに向かいます。

ラメセスは、ファラオとなり、ネフレテリと結婚し、お祝いの貢物を受けます。
モーゼは、アロンを連れて、ラメセスに「民を解き放て」という神の言葉を贈ります。
ラメセスは、モーゼに奴隷を解き放つことはしないと言い返します。
モーゼは、アロンに杖をラメセスの前に投げさせ、杖をヘビに変えます。
ラメセスは、驚かず、ヤネスに杖をヘビに変えさせます。
ラメセスは、モーゼに藁を使わずに煉瓦の数は減らさずに煉瓦を作るという奇跡を見せてみろと言い返します。
ラメセスは、退室します。
ネフェルタリは、モーゼに近づきますが、話すことはできません。
モーゼとアロンは、退室します。

モーゼは、エジプトにいるヘブライ人たちに熱狂的に受け入れられます。
モーゼとアロンは、ヘブライ人たちにラメセスの命令で藁を与えられず煉瓦を作らねばならないと言います。
ダタンは、ヘブライ人たちに夜に畑へ行って藁を集めるように言います。
ヘブライ人たちは、怒って、モーゼとアロンに石を投げつけます。

ネフェルタリは、モーゼをヘブライ人たちの中から救い出し、モーゼを連れてこさせます。
ネフェルタリは、モーゼに昔のように愛していることを伝えます。
モーゼは、ネフェルタリにヘブライ人たちと羊飼いの女に責任があると答えます。
ネフェルタリは、モーゼにヘブライ人たちを救うためにラメセスの気持ちを変えることができ、羊飼いの女とは比べものにならないと言い返します。
モーゼは、ネフェルタリができることは何もないと伝えて、退室します。

モーゼは、ヘブライ人たちに、7日分の水を汲んおくように指示をして、実行させます。
ヨシュアは、リリアと再会します。
リリアは、ヨシュアにダタンによって愛を捨て、死んだと言います。
ヨシュアは、リリアに解放の時が来たと言います。
リリアは、ヨシュアに自分は違うと答えます。

ラメセスは、偉大なるナイルの神を称える儀式を行います。
モーゼは、ラメセスに民を解き放てと言い、民を解き放たぬとナイル川の水を変えると言います。
ラメセスは、モーゼにファラオの神の方が強いと言って、民を解き放ちません。
アロンは、杖をナイル川の水につけて、ナイル川の水を血に変えます。
ラメセスは、驚き、持っている壺を落とします。
モーゼとアロンは、満足し、立ち去ります。

ラメセスは、エジプト人の叫びを聞き、部下からカエルの災い、ブヨに疫病、腫物について聞かされます。
ラメセスは、モーゼにナイル川の水が赤くなったのは、ナイル川の上流の地から赤土が流れ出し、ナイル川が濁ったことが理由だし、魚を殺し、カエルの災い、ブヨに疫病、腫物についても神の力ではないと言います。
モーゼは、ラメセスが神の力を知るために、晴天の空から雹が降りそそぎ、大地の火となって、燃え、日が昇り、昼となっても、暗闇がエジプトを覆うことになり、ラムセスはモーゼに会うために使いをよこすと言います。
雷鳴が轟き、雹が降り始めます。
雹が燃え始めます。

神官たちは、ラメセスにモーゼと会い、モーゼの要求を聞き入れるように説得します。
ラメセスは、モーゼに会い、モーゼの要求を聞き入れることにします。
ネフェルタリは、息子がファラオになったときのことを考えて、ラメセスに奴隷を解放することに反対します。
ラメセスは、息子を隣に立たせ、モーゼに会い、解放の命令書を踏みつけ、民も解き放たんと言います。
モーゼは、ラメセスにもう一度ヘブライ人に災いをもたらすならば、その災いはエジプト人に起こるであろうと言います。
ラメセスは、モーゼにもう二度と姿を見せれば、殺すと言い返します。
モーゼは、立ち去ります。

ラメセスは、司令官にモーゼの息子とヘブライ人の長男を殺すように準備するように命じます。
ネフェルタリは、モーゼの家にやって来て、チッポラと息子に会います。
ネフェルタリは、チッポラにラメセスがモーゼの息子を殺すように命じたことを伝え、チッポラと息子をミデヤンのキャラバンに合流させ、エジプトから脱出させて、チッポラと息子の命を救います。

ネフェルタリは、モーゼの家でモーゼと再会します。
ネフェルタリは、チッポラと息子と別れたモーゼに肉体関係を求めます。
モーゼは、ネフェルタリにチッポラと息子がいない理由を聞きます。
ネフェルタリは、モーゼにラメセスがモーゼの息子とヘブライ人の長男を殺すように命じたので、チッポラと息子の命を助けたと答えます。
モーゼは、ネフェルタリに神によって、ラメセスの息子とエジプト人の長男が殺されると教え、息子の元へ戻れと言います。

ヨシュアは、リリアを救うために入口の柱に子羊の血を塗ります。
モーゼは、入口の柱に子羊の血を塗ります。
夜空が不気味になって来ます。
ベシアは、モーゼの家にやって来て、救いを求めます。
モーゼは、ベシアと担ぎ手たちを家に入れて、救いを与えます。
エジプト人の長男が死に、悲鳴が聞こえます。
モーゼは、酵母を入れないパンと苦菜を食べることで、今日の出来事を伝えるように言います。

叫び声がファラオの宮殿にまで聞こえます。
ラメセスは、エジプト人たちに夜明けとともにヘブライ人の長男を殺すように命じます。
命じられたエジプト人の長男が死にます。
ネフェルタリの息子は、死にかけています。
医者は、ネフェルタリに息子は手の施しようがないと伝えます。
ラメセスは、モーゼを呼び出します。
ラメセスは、モーゼにヘブライ人を自由にして、好きな物を持ってエジプトから出ていけと命じます。
モーゼは、ラメセスに神への感謝の言葉を聞かせます。

ラメセスとネフェルタリの息子は、亡くなります。
ラメセスは、亡くなった息子を抱え、神殿に安置します。
ラメセスは、冥界の王ソカリスに息子の命を戻すように祈ります。

恐怖の夜が明けて、偉大なる1日が始まります。
自由になったヘブライ人は、エジプトから出るために集まります。
ダタンとリリアは、邸宅の門の印を理由に、エジプト人から邸宅を追い出され、ヘブライ人たちと共にエジプトを出ます。
ヨシュアは、ヘブライ人たちがエジプトから出ることを統率します。
ダタンは、エジプト人にヘブライ人たちを連れて戻ると言い残します。
モーゼは、あまりにも多くの人々が集まったので、驚きます。
モーゼたちは、砂漠へ歩き出します。
ベシアは、ヘブライ人たちと共にエジプトを出ます。
ベシアは、老人からイチジクの実を受け取り、新しい土地に植えることを約束します。

ネフェルタリは、ラメセスにモーゼへの想いを伝え、モーゼを殺すようにはっきりと言います。
ラメセスは、モーゼを殺した上で、ネフェルタリをも殺すために、甲冑を身に付けます。
ネフェルタリは、ラメセスに剣を渡し、モーゼの血で染めるようにと言います。
ラメセスは、モーゼの血の上に、ネフェルタリの血を塗り重ねると答え、エジプト戦車軍を率いて、モーゼたちを追いかけます。
ネフェルタリは、ラメセスが率いるエジプト戦車軍の出発を見届けます。

モーゼたちは、紅海に行く手を阻まれえて、休んでいます。
ヨシュアは、ラメセスが率いるエジプト戦車軍を見つけ、皆に知らせるために、角笛を吹きます。
ヨシュアは、荷車で道に壁を作り、ラメセスが率いるエジプト戦車軍の進軍を遅らせようとします。
モーゼは、ヨシュアにみんなを後ろに下がらせ、紅海に近づけさせます。
ダタンは、モーゼを非難し、ラメセスにモーゼを引き渡そうと言います。
ラムセスは、モーゼが紅海に近づけさせるのを見て、退路を断つとは戦が下手だと言います。
ベシアは、ラメセスが率いるエジプト戦車軍を止めると言います。
モーゼは、神の息吹という火の柱でラメセスが率いるエジプト戦車軍を止めます。
モーゼは、神の息吹で紅海を二つに割ります。
モーゼは、ヨシュアにヘブライ人たちを率いて、紅海を渡るように指示します。
ヘブライ人たちは、紅海を渡り始め、渡り終え、始めます。
ヨシュアは、モーゼに岩の上に立って、ヘブライ人たちを力づけるように頼みます。
モーゼは、岩の上に立ちます。
神の息吹という火の柱が消えて、ラメセスが率いるエジプト戦車軍はヘブライ人たちを追撃します。
ラメセスは、紅海の海岸で止まり、エジプト戦車軍にヘブライ人たちを皆殺しにして、モーゼを生け捕りにするように命じて、ヘブライ人たちを追撃させます。
エジプト戦車軍は、ヘブライ人たちのすぐ後ろにまで迫っています。
ヘブライ人たちは、紅海を渡り終えます。
モーゼは、裂けていた紅海が元に戻り始め、エジプト戦車軍を海の底に沈めます。
ラメセスは、この光景を目にして、戦意を喪失し、宮殿に戻ります。
ラムセスは、ネフェルタリを見ると剣を抜きます。
ネフェルタリは、ラムセスに剣に着いたモーゼの血を見せるように言います。
ラムセスは、剣を手放します。
ネフェルタリは、ラムセスにモーゼを殺すことすらできないと非難します。
ラムセスは、ネフェルタリに「モーゼの神は、神だった」と言います。

モーゼは、ヘブライ人たちを率いて、紅海からシナイの荒野に至り、シナイ山の前で、野営をさせます。
シナイ山の山頂は、赤くなって、神が来ていることを示しています。
モーゼは、シナイ山に登り、40日間も下りてきません。
ダタンは、アロンにモーゼが死んだので、指導者を亡くし、蜜と乳の流れる土地に行けないし、エジプトに戻るしかないと言い出し、金製品を集め、エジプトに戻るために、ファラオに捧げる金の子牛を作ることを強要します。
モーゼは、シナイ山で神から十戒を授かります。
ヘブライ人たちは、金の子牛を作り上げ、金の子牛を崇拝し、飲めや歌えのバカ騒ぎをします。
神は、モーゼにモーゼに直ちにシナイ山を下って、堕落し、罪を犯したヘブライ人たちへの処分を任せます。
モーゼは、十戒が書かれた石板を持って、シナイ山を下りる途中でヨシュアと合流します。
モーゼとヨシュアは、ヘブライ人たちの所に戻って来ます。
ヨシュアは、角笛を吹きます。
十戒を守って生きるモーゼと自由に生きるダタンが対立し、ヘブライ人たちは支持するほうへ集まります。
モーゼは、ダタンを神を冒涜する偶像崇拝者として、十戒が書かれた石板を投げつけて、地面を割り、ダタンを支持するヘブライ人たちを地下に落として殺します。
モーゼは、人を殺してはならないという戒めを破ってしまいました。

モーゼに従ったイスラエル人たちは、神の怒りにより、イスラエル人たちが戒めを守るかどうかを試されて、さらに40年間、荒野を彷徨うことになります。
モーゼは、モアブの平野からネボ山へ登り、ヨルダン川の向こうの約束の地を見ます。
モーゼは、人を殺してはならないという戒めを破ったので、約束の地には行けないと一人残ることにします。
モーゼは、ヨシュアに杖とマントを渡し、力を授け、イスラエル人たちを率いて、ヨルダン川を渡り、約束の地へ行くように命じます。
モーゼは、十戒が書かれた石板の入っている契約の箱にモーゼ五書を納めさせます。
モーゼは、イスラエル人たちにヨルダン川を渡り、約束の地へ行き、自由を宣言するように言います。

登場人物

ナレーション

ナレーションは、監督も務めるセシル・B・デミルです。
上映前に、映画の説明しますが、知識がないと説明でさえ理解するのは難しいです。
映画「天地創造」の内容について、説明しますが、映画「天地創造」を鑑賞した方が理解できます。
エジプトでのヘブライ人とモーゼの誕生について説明します。
モーゼがエジプトにいるヘブライ人の苦役を共にしていることを説明します。
モーゼがエジプトから追放されて、砂漠を彷徨うことを説明します。
神がモーゼにエジプトに戻り、ヘブライ人を救い出すことを説明します。
神がエジプトに災いをもたらしますが、ファラオは神に従わあないことを説明します。
ヘブライ人がエジプトから脱出する様子を説明します。
エジプトから脱出し、シナイ山の山麓まで到達したイスラエル人が、神の教えに背いたことを説明します。
イスラエル人が40年間、荒野を彷徨い、死に絶え、モーゼはネボ山へ登り、ヨルダン川の向こうの全ての土地を見たことを説明します。

モーゼ

モーゼは、チャールトン・ヘストンが演じるヘブライ人(イスラエル人)のレビ族のアムラムとヨケベデの息子として生まれ、ラメセス1世の殺害命令から逃れるために、母のヨケベデと姉のミリアムによって、カゴに乗せられてナイル川に流され、姉のミリアムによって見守られ、ベシアによってナイル川を流れるカゴから拾い上げられ、モーゼと名付けられ、エジプトの王子として成長し、エチオピアと同盟を結び、テーベに帰還し、セティ1世にエチオピア王とエチオピア王の妹を引き合わせ、エチオピアからの貢物を披露し、セティ1世からゴーシェンでの都市の建設を任され、ネフェルタリから愛を告白され、ネフェルタリとキスをして、ベシアと再会し、ベシアからネフェルタリとの結婚も認められ、ゴーシェンでの都市の建設を指揮し、リリアの進言でヨケベデの命を助け、ヨシュアの勇敢さを認めて、ヨシュアの命を助け、ヨシュアの助言を受けて、ラメセスの反対を退け、神殿の倉庫にある穀物をヘブライ人に与え、セティ1世からの帰還命令を無視して、セティ1世の即位25周年日に向けてゴーシェンでの都市の建設を続け、セティ1世が見守る中、巨大で折れそうなオベリスクを立てることに成功し、セティ1世に都市を建設するレンガを作るためにヘブライ人に穀物と7日に1日の休みを与えらことを認め、セティ1世に世界一高い塔門、16棟のファラオのライオン、陛下の像を見せて、セティ1世に忠誠を誓い、エチオピア同盟と都市建設によって、セティ1世と共にモーゼの名が全ての塔に刻まれることになり、テーベに帰還し、ネフェルタリと再会し、メムネットの死を不審に思い、メムネットが落としたヘブライ人レビ族の布を見つけ、ネフェルタリからエジプトの王子ではなく、ヘブライ人奴隷の息子だと聞かされ、ベシアに質問しますが、否定され、ベシアを尾行して、ゴーシェンにあるヨケベデの家にたどり着き、ヨケベデからヘブライ人奴隷の息子であると聞き、ヘブライ人奴隷となり、働き、考え、水係りのリリアと知り合い、バーカ総督がリリアを連れ去り、ヘブライ人が自由に導いてくれる救い主を信じていることを知り、足で泥と藁を混ぜ合わせ、ネフェルタリによって宮殿に連れ戻されますが、ネフェルタリにセティ1世の即位25周年日には戻ると告げて、バーカ総督の館へ行き、バーカ総督を殺して、ヨシュアの命を助け、エジプト人ではなく、ヘブライ人だと言い、ヨシュアに神があなたを遣わしたヘブライ人を解き放つ救い主だと言われ、これを聞いていたダタンがラメセスに10タランの金、自由、リリアとバーカ総督の館を引き換えに密告され、ラメセスに捕らえられ、セティ1世の即位25周年日に鎖につないでセティ1世の前に連れて来られ、セティ1世にアムラムとヨケベドの息子で、ヘブライ人奴隷だと答え、セティ1世から奴隷たちを率いてセティ1世に逆らわないと聞かれ、セティ1世にできるものなら奴隷たちを率いて行うと答え、セティ1世に名前を全て消し去ることを命じられ、名前を口にも耳にすることを禁じられ、名前を記憶から消し去られ、ラメセスによって、牢屋で亡くなったヨケベデの衣を渡され、背負っていた棒を杖として渡され、1日分のパンと水を渡され、超えるためには何日もかかる砂漠へ追放され、砂漠を歩き、砂漠の厳しさに耐え、ナツメヤシの木とミデヤンの井戸にたどり着き、ナツメヤシの実を食べ、井戸の水を飲み、その場に倒れ込み、起きると、アマレク人に立ち向かったチッポラを助け、イテロの天幕に連れて来られ、イテロに事情を話し、イテロたちと暮らすことに決め、チッポラから羊の世話と神が住んでいるシナイ山について教えられ、羊の毛を高くルガールに売り、過去を忘れることができずに、結婚相手を選べず、チッポラから「持っている物は、全てあげる。過去の記憶に嫉妬はしない」と言われて、チッポラと結婚し、息子が生まれ、ゲベルの鉱山から逃げてきたヨシュアを助け、ヨシュアにイスラエルの民を救うように要請され、ヨシュアからの要請を神の使いではないと断り、シナイ山の山腹に柴が燃えているような光を見つけ、シナイ山に登り、神の声を聞き、イスラエルの民をエジプトから救い出すように命じられ、神の杖を握り、ヨシュア、チッポラと息子を連れてエジプトへ戻り、アロンと共にラメセスに「私の民を解き放て」という神の言葉を届け、神の杖をヘビに変えて見せますが、無視され、藁を使わずに煉瓦を作るように命じられ、イスラエルの民を窮地に追いやる結果になり、イスラエルの民から熱狂的に出迎えられますが、藁を使わずに煉瓦を作るように命じられたとイスラエルの民が知ると、石を投げつけられ、ネフェルタリの所に連れて行かれ、ネフェルタリを頼るように諭されますが、神に従うとして、ネフェルタリの協力を断り、アロンと共にラメセスに「私の民を解き放て」という神の言葉を届け、ラムセスが従わないので、ネイル川の水を血に変え、ラメセスに呼び出されて、エジプトから立ち去れと言われ、ラメセスに「私の民を解き放て」という神の言葉を届け、ラムセスが従わないので、晴天の空から雹が降りそそぎ、大地が燃えると言い残して立ち去り、ラメセスに呼び出され「私の民を解き放て」という神の言葉には従わぬと伝えられ、「神はそなたの言葉の通りに行われ、我が民を解き放つ」と言い残して立ち去り、ネフェルタリからラメセスがヘブライ人の長男を殺すと伝えられ、ネフェルタリにネフェルタリの息子を含むエジプト人の長男が死ぬことになりると教え、ネフェルタリに息子の所へ戻るように言い、門に子羊の血を塗って、家に閉じこもり、死の闇をやり過ごし、ベシアとベシアの担ぎ手たちを匿い、酵母を入れないパンと苦菜を食べることで、親から子へと受け継ぐようにして、ラメセスに呼び出され「そなたの勝ちだ。そなたも、そなたの民も、自由にしてやる。家畜でも災いでも連れて行くがよい。エジプトから何でも持ちされ。そして、出て行け」と言われ、イスラエル人を率いて、聖なるシナイ山に向かってエジプトを立ち去り、ラムセスの軍勢に海岸に追い詰められ、神の火の柱でラムセスの軍勢を押し止めて、神が息吹で紅海を二つに裂き、イスラエル人を紅海の向こう側へ導き、ラムセスの軍勢が迫ってくると紅海を元に戻し、ラムセスの軍勢を紅海に沈め、イスラエルの民を率いて、紅海からシナイの荒野に至り、聖なるシナイ山の前で、野営をさせ、シナイ山に登り、石板に書かれた十戒を受けて、シナイ山から降りて、イスラエルの民に「主の側につく者は、誰でも、私の元に集まれ」と言い、十戒の石板を投げつけ主の側につかない者を滅ぼし、イスラエルの民と40年間、荒野を彷徨い、約束された地を前に、十戒の石板を投げつけイスラエル人を殺した罪を悔いてヨルダン川を渡れず、ヨシュアに杖とマントを渡し、ヨシュアを後継者に指名し、一人でネボ山に登り、約束された地を見ることになります。
モーゼの赤子時代は、フレイザー・ヘストンが演じます。
アブラハムが聞いた神の声「お前の子孫は、一時だけ、異国の地に身を置くことになろう。その支配者は、虐待し、苦しみと悲しみが、彼らの心を覆い、女の産みの苦しみに似た苦痛を味わうであろう」が実現し、映画「天地創造」で張られた伏線が回収されます。

アムラム

アムラムは、ヘブライ人レビ族でモーセの父です。

ヨケベデ

ヨケベデは、マーサ・スコットが演じるモーセの実母で、ヘブライ人レビ族で、モーセを産むが、ラメセス1世の殺害命令から救うためにモーゼをカゴに乗せてナイル川に流し、ミリアムにカゴがどこに流れ着くか確かめさせ、ミリアムに案内されたベシアに出会い、ベシアにモーゼの乳母として雇わられ、巨石を移動させるために、石の下に油を塗っていて、衣服が巨石に挟まり、逃げられず、「助けて、石を止めて」と言い、リリアに「モーゼ様の所に行って、お願いして」と頼み、モーゼに助けられ、ベシアが突然訪れて来て、モーゼのためにゴーシェンから去るように言われ、モーゼに見つかり、母ではないと言いますが、ゼーゼの母であることを認め、モーゼと過ごし、投獄され、獄中で亡くなり、ラメセスから来ていた布をモーゼに渡されます。

ラメセス1世

ラメセス1世は、イアン・キースが演じるセティ1世とベシアの父で、ラメセスとネフェルタリの祖父で、エジプト第19王朝、第1代のファラオで、救世主を恐れ、ヘブライ人の男の赤ん坊を殺害する命令を下します。

アブラハム

映画「天地創造」を鑑賞すれば、よくわかりますが、ヘブライ人の先祖で、神と称されています。
アブラハムが聞いた神の声「私はお前を大いなる民とし、お前を祝福し、その名を高めるであろう」が実現し、映画「天地創造」で張られた伏線が回収されます。

ミリアム

ミリアムは、オリーヴ・デアリングが演じるモーゼの姉で、ラメセス1世の殺害命令から救うためにモーゼをカゴに乗せてナイル川に流し、カゴがどこに流れ着くか確かめ、ベシアがモーゼを受け取るのを見て、ベシアを実の母親であるヘブライ人奴隷レビ族のヨケベデの元へ案内し、ヨケベデに会いに来たベシアに再会し、ベシアを尾行してきたモーゼに出会い、モーゼに挨拶します。

ベシア

ベシアは、ニナ・フォックが演じるラメセス1世の娘で、セティ1世の妹で、夫に先立たれ、息子を欲しいと願い、沐浴しているときにヘブライ人奴隷レビ族の布に包まれていたモーゼをナイル川から拾い上げ、メムネットに他の娘を帰すように命じ、王家の衣でモーゼを包み、メムネットに口止めを行い、メムネットにカゴと布を沈めさせ、エジプトの王子としてモーゼを育てることにして、モミリアムにゴーシェンに住むモーゼの実の母親であるヘブライ人奴隷レビ族のヨケベデの元へ案内され、ヨケベデを乳母として雇い、モーゼを育て、エチオピアから凱旋したモーゼに会い、モーゼがゴーシェンで都市を作ることに不安を覚え、モーゼに実の母のことを聞かれ、モーゼに実の息子だと嘘を言いますが、モーゼの持ってきた布をメムネットが持ってきたと言ってしまい、モーゼにヨケベデを知らないと嘘を言い、モーゼを言いくるめ、ゴーシェンに住むモーゼの実の母親であるヨケベデの所へ行き、ヨケベデに一家そろってゴーシェンから離れるように説得し、追跡してきたモーゼに真実が伝わっても、モーゼが奴隷の息子であることを隠すように説得しますが、モーゼに断られ、セティ1世の即位25年祭のときに、セティ1世にモーゼが奴隷の息子で、セティ1世をだましてきたことが発覚し、セティ1世からモーゼを庇い、セティ1世に責任は自分にあると伝え、セティ1世から二度と顔を見たくないと言われ、モーゼがエジプトに戻ってきた後にモーゼの実家へ輿に乗ってやって来て再会し、輿の担ぎ手もモーゼの実家に入れ、行動を共にして、エジプトを脱出し、老人を輿に乗せてあげ、迫りくるラムセスの軍勢に立ち向かおうとし、子供たちを助け、紅海の向こう岸に渡り、シナイ山にたどり着き、シナイ山に登ったモーゼを待つように皆を諭し、シナイ山から降りてきたモーゼの元に集まります。

メムネット

メムネットは、ジュディス・アンダーソンが演じるベシアの召使いで、ベシアがモーセを拾う所を目撃し、ベシアの命令で他の娘を帰し、ヘブライ人奴隷レビ族の布に包まれていることをベシアに指摘し、ラメセス1世の命令に背いてモーゼを育てることに反対し、モーゼをモーゼの乗っていたカゴを沈め、モーゼを包んでいたヘブライ人奴隷レビ族の布を隠し持ち、ベシアからモーゼの出生の秘密を口外しないことを誓わされ、ネフェルタリの召使いにもなり、モーゼを愛するようになったネフェルタリとエジプトの王家の将来を心配し、ベシアからモーゼの出生の秘密を口外しないように口止めされ、ネフェルタリとモーゼが結婚しそうになると、ネフェルタリに歴代のエジプト王たちの墓から「ヘブライ人を決して王位につけるな」という声を聞くと伝え、ネフェルタリに30年間黙っていたモーゼがヘブライ人奴隷レビ族の奴隷であることを伝え、ネフェルタリにモーゼを包んでいたヘブライ人奴隷レビ族の布を渡しますが、ネフェルタリにバルコニーから落とされて死にます。

セティ1世

セティ1世は、セドリック・ハードウィックが演じるエジプト第19王朝、第2代のファラオで、ベシアの兄で、ラメセスとネフェルタリの父で、モーゼの成長を喜び、後継者にはエジプトを治めるに最もふさわしい者で、ネフェルタリも得る者で、息子であるかは関係ないと考え、エチオピアと同盟を結び、エチオピアからの貢物を見て、モーゼを高く評価し、モーゼに都市の建設を命じ、ラメセスにヘブライ人の救い主を鎖に繋いで連れて来るように命じ、ネフェルタリとゲームをして、都市の建設が進んでいるモーゼの行うことを咎めず、ラメセスがヘブライ人の救い主を連れてこないことを非難し、ラメセスがヘブライ人の救い主の代わりにモーゼがいて、モーゼが逆らう野心を持っていると伝え、ゴーシェンに行ってあるのは都市か、野心かを確認し、モーゼに会い、説明を受けて、ゴーシェンにあるのは都市で、王位を得られるモーゼが反逆するはずがないと判断し、モーゼの名前を全ての塔に刻み、ラメセスが弟モーゼに対し、あらぬ非難をいたしたと記録させ、即位25年祭が始め、ラメセスからヘブライ人の救い主としてモーゼを引き渡され、モーゼからヘブライ人であることを伝えられ、モーゼを庇うベシアに二度と顔を見せるなと言い、モーゼに裏切らないと言えば赦すと言いますが、モーゼにヘブライ人を救えるなら、救いますと答えられ、ラメセスにエジプトを譲ることを決め、ネフェルタリとの結婚を決め、ラメセスにモーゼに対する処罰を委ね、モーゼの名を文書、石板、塔門やオベリスクから消し、モーゼの名を口にも耳にもしてはならず、人々の記憶から永久に消し去れと命じ、死ぬ前に自らの法を破ってモーゼの名前を呼びます。

ラメセス

ラメセスは、ユル・ブリンナーが演じるセティ1世の息子で、正式にはラムセス2世ですが、通称としてラムセスと呼び、エジプト第19王朝、第3代のファラオで、モーゼと共に王子として成長しますが、セティ1世の息子というだけで次のファラオに即位でき、ネフェルタリを得られると思い、モーゼが功績をあげて、人気を得て、セティ1世の寵愛を受けることに焦りを感じ、セティ1世から任された都市の建設は進まず、エチオピアと同盟を結び帰還したモーゼに嬉しさの気持ちを伝え、セティ1世に都市の建設の遅れは自分のせいではなく、救い主がヘブライ人たちを解き放つと信じているからだと言い、セティ1世に都市の建設をモーゼに任せることを提案し、採用され、セティ1世に「救い主がヘブライ人たちを解き放つ伝説か、真実か調べて来い。伝説なら小瓶に詰め。真実なら、救い主を鎖につないで連れて来い」と命令され、総督バーカの助言により、ヘブライ人たちを監視するダタンに金を渡してヘブライ人を解き放つ救い主を捜させ、神殿の倉庫にある穀物をヘブライ人たちたちに渡すことに反対しますが、モーゼに無視され、セティ1世にヘブライ人たちを解き放つ救い主を連れて来れず、セティ1世にモーゼが神殿の倉庫にある穀物をヘブライ人たちたちに分け与えたこと、ヘブライ人たちに7日ごとに休みを与えていること、モーゼがエチオピアを左手に、ゴーシェンを右手に治め、ヘブライ人たちを率いてファラオに逆らうかもしれないこと、セティ1世に呼ばれてもモーゼが来ないことを伝え、セティ1世と共にゴーシェンに行き、モーゼを問い詰めますが、モーゼに論破され、セティ1世によってモーゼに対しあらぬ非難をいたしたと記録されても、次のファラオに即位し、ネフェルタリを得て、都市も得られると思い、ダタンに10タランの金、自由、リリア、総督の地位とヘブライ人奴隷の総督邸を与えて、ダタンからモーゼがヘブライ人奴隷の子であり、ヘブライ人の救い主であると教えられ、バーカ総督を殺した後にモーゼを捕まえ、セティ1世の即位25年祭にモーゼを鎖に繋いで連れて来て、セティ1世にモーゼがヘブライ人の救い主であると言い、モーゼに牢で死んだ母親の衣、背負わせていた棒と1日分のパンと水を渡し、モーゼを砂漠に追放し、セティ1世が亡くなり、ファラオとなり、ネフレテリと結婚し、お祝いの貢物を受け、モーゼから”民を解き放て”という言葉を受けますが、民を解き放つことはせず、モーゼが棒をヘビに変えても、驚かず、ヤネスに棒をヘビに変えさせ、もっと大きな奇跡を見せる機会として、ヘブライ人に藁を与えることなく煉瓦を作らせますが、煉瓦の数を減らしてはならぬと命令し、ナイルの神を讃えているときに、モーゼが水を血に変える奇跡を見せられ、驚きますが、ナイル川の上流の赤土が流れ出し、ナイル川が赤く濁ったという報告を受けて、気を取り直し、モーゼを呼び出し、モーゼの神の力を否定し、モーゼにエジプトから立ち去るように勧め、モーゼから雹が降りそそぎ、火となって、燃えるという神の奇跡が起こると言われ、雹が降りそそぎ、火となって、燃えても、モーゼに民を解放しないと言い、モーゼからヘブライ人たちに行うことがエジプト人に行われ、民を解放すると言われ、モーゼを部屋から追い出し、ヘブライ人の長男たちを殺すように命じ、エジプト人の長男が死に始め、ファラオの長男も死にかけ、モーゼを呼び出し、モーゼの勝ちを認め、ヘブライ人を自由にして、エジプトから何でも自由に持ちされと伝え、亡くなった息子を神殿に安置し、生き返らせるように神に祈りますが、祈りは届かず、息子は生き返らず、ネフェルタリにモーゼを殺すように言われ、戦車に乗り、戦車隊を率いて、ヘブライ人たちを殺しに出撃し、ヘブライ人たち海岸へと追い込みますが、神の火の柱に行く手を遮られて、神が息吹で紅海を二つに裂き、ヘブライ人たちを紅海の向こう側へ逃げられ、神の火の柱が消えた後、戦車隊にヘブライ人たちを追わせ、殺させ、モーゼを生け捕りにするように命じ、紅海が元に戻り、戦車隊は海の底に沈み、驚き、宮殿に戻り、ネフェルタリにモーゼを殺すことができないと非難され、ネフェルタリに「モーゼの神は、神だった」と言います。

ユル・ブリンナーは、映画「荒野の7人」映画「ソロモンとシバの女王」にも出演しています。

ネフェルタリ

ネフェルタリは、アン・バクスターが演じるセティ1世のお気に入りの貴族の娘で、モーゼを愛し、凱旋したモーゼに花束を投げ、モーゼに若い神のようだと言い、エチオピアの王妹に「美しい敵だわ」と嫉妬し、モーゼと離れたくないので、モーゼがゴーシェンで都市建設することに反対し、モーゼをファラオにして、モーゼと結婚したいと思い、モーゼとキスをして、セティ1世とチェスのようなゲームをして、ラムセスを嫌い、ラムセスとの結婚には反対し、セティ1世にモーゼが裏切ることはないと言い、ラムセスにキスをしたうえで、ラムセスを愛することはないと言い、モーゼとの結婚との衣装を選び、メムネットからヘブライ人レビ族の模様の布を見せられ、モーゼがヘブライ人レビ族の奴隷の息子で、モーゼとの結婚は許されないと言われ、メムネットをバルコニーから突き落として殺害し、モーゼに出生の秘密を隠して、結婚しようとしますが、モーゼに問い詰められ、モーゼの母親がヘブライ人レビ族の奴隷のヨケベドであることを言い、ヘブライ人レビ族の奴隷となって働いているモーゼを船の漕ぎ手として宮殿に連れて帰り、モーゼにファラオになって奴隷を解放すれば良いと説得し、モーゼにセティ1世の即位25年祭には戻ると言われ、モーゼを引き留めることはできず、ラムセスがファラオになれないことに賭けて、セティ1世の即位25年祭で鎖につながれたモーゼを見て驚き、モーゼが死んだら、生きて行けないと言い、ラムセスにモーゼの捕らわれている牢屋に連れて行かれ、ラムセスに抱かれてもモーゼの顔を思うと言い、セティ1世が亡き後、ファラオになったラムセスと結婚し、息子を生んで、育て、ラムセスに貢物をしに来たモーゼに驚き、モーゼに近づきますが、モーゼと話すことはできず、ヘブライ人の怒りを買ったモーゼを助け、モーゼに昔と変わらず愛していることを伝えますが、モーゼから同胞と妻に責任があると言われ、同胞と妻ではファラオの心を変えることはできずに、ヘブライ人は奴隷のままだと言い、モーゼからヘブライ人を解放するために神に利用されるかもしれないと伝え、モーゼの行う奇跡を前にして、ヘブライ人奴隷を解放しようとするラムセスに将来のファラオになる息子はどうなると翻意させ、ラムセスがヘブライ人の長男を殺すことを聞き、モーゼの家に行き、モーゼの妻であるチッポラにモーゼの息子をラムセスに殺されないように、ミデヤンのキャラバンにチッポラとモーゼの息子を送り届け、チッポラとモーゼの息子をエジプトから離れさせ、モーゼから神がエジプト人の長男を殺すと言われて、宮殿に帰り、死にゆく息子を見て、死んだ息子を抱え、神に祈ってばかりいるラムセスを非難し、ラムセスにモーゼを殺すように言い、ラメセスが率いる戦車隊の出発を見届け、モーゼを殺すことができずに宮殿に戻って来たラムセスに失望します。

エチオピア王

エチオピア王は、ウディ・ストロードが演じるセティ1世に貢ぎ物を献上します。

リリア

リリアは、デブラ・パジェットが演じるヘブライ人で、ゴーシェンの都市建設現場で、水をヘブライ人奴隷に配り、ヨシュアの彼女で、壁を降りてきたヨシュアに水を飲ませ、ヨシュアとキスをして、ヘブライ人を食い物にしているダタンを警戒し、ダタンをムチで絞め殺そうとするヨシュアを大勢殺されるからと諫めて、奴隷として生きるより死を選ぼうとするヨシュアに希望を捨てずに、救い主を待つように言い、ダタンが希望を潰していると言い返され、大石で潰されそうになっているヨケベドに気が付き、エジプト人に大石の移動を止めるように言い、断られ、ヨケベデからモーゼに頼むように言われ、モーゼの所に行き、大石で潰されそうになっているヨケベドを助けるようにモーゼに慈悲をお願いし、ヨケベデとヨシュアを助けてくれたモーゼに感謝し、モーゼの手にキスをし、モーゼの命令でヨシュアとエリシュバと一緒に神殿の倉庫から穀物を運び出し、ヘブライ人奴隷となったモーゼに水を与え、バーカ総督の目を付けられて、バーカの邸宅に連れ込まれ、綺麗に着飾られ、ヨシュアによってバーカの邸宅から逃げ出し、ダタンに捕らえられ、ダタンの奴隷となり、井戸でヨシュアに会い、解放の時が来たと言われますが、解放はされないと言い返し、ダタンの邸宅で早く死にたいと歌いますが、ヨシュアに早く死ぬことはないと言われ、入り口の柱とかもいに子羊の血を塗れば安全だと教えられ、明日から全て変わると言われ、ヨシュアに率いられてエジプトを出発し、ヨシュアによってダタンの輿に乗り、紅海を渡り、シナイ山の前で野営し、ダタンに金箔を張られた子牛の像に縛りるけられ生贄にされ、ヨシュアを見て、ヨシュアの所に駆け付け、大地が二つに割れても落ちずに、40年間、荒野を彷徨い、ヨシュアと共にヨルダン川を渡ります。

ヨシュア

ヨシュアは、ジョン・デレクが演じるヘブライ人で、ゴーシェンの都市建設現場で、力を込めて像を刻む石工で、リリアの彼氏で、壁を降りて、リリアから水を飲み、リリアとキスをして、ダタンをヘブライ人を食い物にしていると非難し、ダタンがリリアに指一本触れたら、ダタンをムチで絞め殺してやると言い、リリアから大勢が殺されるからと諫められ、リリアに奴隷として生きるより死を選ぶと言い、リリアに希望を捨てずに、救い主を待つように言われ、ダタンが希望を潰していると言い返し、ヨケベデを助けようとしているリリアをエジプト人から守るために、エジプト人を殴り、モーゼにたくましい体と奴隷らしくない口ぶりを褒められ、エジプト人によって殺されるところを、モーゼによって助けられ、放され、モーゼに神殿の倉庫に穀物があることを教え、モーゼの命令でリリアとエリシュバと一緒に神殿の倉庫から穀物を運び出し、バーカ総督に連れ去られたリリアを救うためにバーカの邸宅に忍び込み、馬車に火を放ち、リリアを逃がしますが、バーカ総督に捕まり、柱の間に縛り付けられ、ムチで打たれ、モーゼに助けられ、モーゼのことを救い主だと確信し、バーカの邸宅から逃げ出しますが、ダタンに捕まり、ゲベルの鉱山で働くことになり、銅を買いに来た商人からエトロの天幕でモーゼを見たと聞き、ゲベルの鉱山を逃げ出し、砂漠を超えて、モーゼと再会し、モーゼに平和に暮らせると言われますが、ラメセスによって都市を建設するためにヘブライ人奴隷の血が流されているので、ヘブライ人を救うように頼み、モーゼからヘブライ人を解き放ち救い出すことを断られ、モーゼから水を与えられ、モーゼを救い主であると説得できず、シナイ山に登り、神の声を聞いたモーゼ、チッポラとモーゼの息子と共にエジプトに戻り、リリアと井戸で会い、リリアに解放の時が来たと話しますが、リリアには受け入れてもらえず、ダタンの邸宅で早く死にたいと歌っているのを聞き、ヨシュアに早く死ぬことはないと言い、入り口の柱とかもいに子羊の血を塗れば安全だと教え、明日から全て変わると言い、ダタンに血など塗るな、神の約束より剣が強く、リリアが自分からダタンに従ったと言われ、ダタンの邸宅の入り口の柱とかもいに子羊の血を塗り、外でエジプト人が倒れるのを見て、モーゼに言われて扉を閉めて、通り過ぎるのを待ち、ファラオから解放されたイスラエルの民を氏族ごとにレビは中央、ユダは右、エフライムは左へ整列させ、松明を付けられるように火をともさせ、イスラエルの民に指示を出し、ダタンを輿から降ろし、リリアを輿に乗せ、モーゼにみんなが集まったことを報告し、モーゼから神の山に向かうと伝えられ、合図のラッパを鳴させ、イスラエルの民を歩き出させ、紅海を前にファラオの戦車軍に気が付き、角笛を吹き、荷車で道に壁を作らせ、男には鋤と鍬と木を持って戦う準備をさせ、女と子供たちを紅海に向かわせ、モーゼにファラオの戦車軍が来たことを伝え、モーゼの命令でみんなに紅海の方へ下がれと命じ、神の手に委ね、紅海が二つに割れて、みんなを率いて神を讃えて紅海を渡り、紅海を渡るとみんなを力づけるためにモーゼを岩の上に立たせ、シナイ山に到着し、モーゼに続いてシナイ山に入り、モーゼが降りてくるのをシナイ山の途中で待ち、十戒の書かれた石板を持つモーゼを見て、バカ騒ぎをしている民に角笛を吹き、リリアをモーゼの足元に導き、助け、40年間、荒野を彷徨い、ヨルダン川を前にして、モーゼから杖とマントを受け取り、ヨルダン川を渡り、神に使えることを約束します。

ダタン

ダタンは、エドワード・G・ロビンソンが演じるヘブライ人ですが、ヘブライ人を裏切り、総督バーカからの信頼を得て、ヘブライ人奴隷の監督になり、ラムセスに会い、金を受け取り、ヘブライ人を解き放つ救い主を捜すことになり、バーカ総督に着飾られたリリアを見て、モーゼがヨシュアを助け、モーゼがヘブライ人の奴隷の息子で、ヨシュアがモーゼを救い主だと言っているのを聞き、ラムセスから10タランの金、自由、リリア、総督の地位とヘブライ人奴隷の総督邸を受け取ることで、モーゼがヘブライ人の奴隷の息子で、ヘブライ人たちを解き放つ救い主だと教え、総督になり、総督邸で、ヨシュアをゲベルの鉱山で働かせ、リリアが逆らわせず、リリアを意のままに扱い、ダタンの邸宅に戻って来たヨシュアにリリアが自ら従ったと言い、ヨシュアに血など塗るなと言い、エジプト人にダタンの邸宅の入り口に塗られている子羊の血を指摘され、邸宅から追い出され、イスラエルの民と一緒にエジプトを離れることになり、ヨシュアに輿から降ろされ、自分の足で歩くことになり、エジプト人にイスラエルの民を連れて、戻ると伝え、ファラオの戦車軍を見て、みんな殺されると脅し、モーゼのことを救い主ではなく、死に導く男で、モーゼをファラオに引き渡そうと言い、モーゼに死ねというのかと迫り、紅海が二つに割れて、紅海を渡り、シナイ山にたどり着き、シナイ山の前で野営し、モーゼがいない間に、イスラエルの民をエジプトに引き返させるために、子牛の像に金箔を張りエジプトの神を作り、ブドウ酒を飲んで、騒いで、リリアを生贄にして、シナイ山から十戒が刻まれた石板を持って戻って来たモーゼに戒律に縛られることなく自由に生きると言い、従う人々を近くに集め、十戒が刻まれた石板を投げつけられ、金箔を張られた子牛の像は燃え、大地が二つに割れて、従う人々と共に地の底に落ちて行きます。

バーカ

バーカは、ヴィンセント・プライスが演じるエジプト人で、ヘブライ人奴隷の総督で、ヘブライ人奴隷のダタン監督を信頼し、エジプト人を殴ったヨシュアをムチ打ちににしようとしますが、モーゼに止められ、ヨケベデを大石で潰しても構わないと言いますが、モーゼに人殺しではないと言われ、ヨケベデを殺せず、ヨシュアを反逆罪で殺そうとしますが、モーゼに自由を望むのは反逆ではないと言われ、ヨシュアを殺せず、モーゼと共にオベリスクを立て、リリアの美しさに目を付け、リリアを邸宅に連れ込み、リリアを着飾り、ヨシュアによってリリアが邸宅から逃げ出し、ヨシュアに殴り倒されますが、警備のエジプト人にリリアを追わせ、警備のエジプト人に取り押さえられ柱の間に縛り付けられたヨシュアをムチで打とうとして、モーゼによって殺されます。

アロン

アロンは、ジョン・キャラダインが演じるモーゼの兄で、ヨケベデに会いに来たベシアを尾行してきたモーゼに出会い、モーゼに挨拶し、エジプトに戻って来たモーゼと共にラムセスの所に行き、杖をヘビに変えるときに立ち合い、ヘブライ人を解放することはできず、ラムセスの命令でヘブライ人は藁を与えられずに煉瓦を作らなければならなくなったと伝え、モーゼと共にラムセスの所に行き、ナイルの川の水を血に変えますが、ヘブライ人を解放することはできず、イスラエルの民と一緒にエジプトを離れ。紅海が二つに割れて、紅海を渡り、シナイ山にたどり着き、シナイ山の前で野営し、モーゼがいない間に、ダタンに金箔を張られた子牛の像を作らされ、責任を感じ、40年間、荒野を彷徨い、ヨルダン川を前にして、ヨルダン川を渡ります。

エリシェバ

エリシェバは、ジュリア・フェイが演じるモーゼの兄の妻で、神殿の倉庫から穀物を運び出します。

チッポラ

チッポラは、イヴォンヌ・デ・カーロが演じるイテロの長女で、羊飼いで、井戸の水を汲んで羊に水を飲ませ、倒れているモーゼを見つけ、井戸の水を盗みに来たアマレク人に立ち向かい、モーゼがアマレク人を倒して、諭すことで、モーゼに助けられ、父であるイテロの天幕でモーゼを迎える用意をして、モーゼに羊飼いの方法とシナイ山に関することを教え、エジプトのキャラバンから追放された王子がいるという噂を聞き、モーゼの上品な身のこなしに、戦士のような戦いから、モーゼが追放された王子だと確信し、モーゼの前で品物のように並べられ踊りを披露せず、モーゼに「あげる物は少ないけど、持っている物は、全てあげる。過去の記憶に嫉妬はしない」と言って、モーゼに選ばれて、モーゼと結婚し、モーゼの妻になり、息子を生んで、羊の群れの中にヨシュアを見つけ、モーゼに報告し、モーゼが助けたヨシュアに水を与え、モーゼからヨシュアという名前を教えられ、モーゼがヨシュアのために人を殺したと教えられ、ヨシュアを天幕に連れて行き、ヨシュアに食事を与え、シナイ山の山腹に不思議な火が見つけて、シナイ山に登ろうとするモーゼに杖を渡し、シナイ山から降りてきた変わり果てたモーゼに驚き、エジプトに行くモーゼに息子と一緒に行き、ネフェルタリがやって来て、ラムセスがモーゼの息子を殺すことを伝えられ、モーゼの息子を連れてミデヤンのキャラバンと共にエジプトを離れます。

イテロ

イテロは、エドワード・フランツが演じるアブラハムの長男であるイシマエルの子孫で、ミデヤンという羊飼いの族長で、チッポラの父で、連れてこられたモーゼに挨拶し、食事をして、モーゼに羊飼いとして一緒に暮らし、羊飼いの方法をチッポラから習うように勧めます。

イシマエル

映画「天地創造」を鑑賞すれば、よくわかりますが、アブラハムとアブラハムの妻サラの侍女ハガルの間にできた長男で、アブラハムの妻サラがアブラハムに追放するように言い、アブラハムが神の声に従い、アブラハムの妻サラの侍女ハガルと共にを追放され、ベエルシバの荒野をさまよい、死にかけますが、神の御使いによって助けられ、生き延びて、モーゼを助けたイテロやチッポラたちの先祖になります。
アブラハムが聞いた神の声「ハガルとイシマエルのために心配はいらない」が実現し、映画「天地創造」で張られた伏線が回収されます。

神の声は、チャールトン・ヘストンで、形はなく、永遠の霊の光で表されます。ゼ

イサク

映画「天地創造」を鑑賞すれば、よくわかりますが、アブラハムとアブラハムの妻サラの息子で、アブラハムが神の声に従い、生贄にされそうになった人です。

ヤコブ

イサクの息子で、12人の息子を持ち、ヤコブの12人の息子がイスラエル十二部族の先祖となり、ユダヤ人の先祖とされる人物です。
アブラハムが聞いた神の声「お前の子孫は、やがて空の星の如く増えるだろう。天を仰ぎ、星の数を数えるがいい。それがすなわちお前の子孫の数だ」が実現し、映画「天地創造」で張られた伏線が回収されます。

単語説明

フィロンは、紀元前20年頃~西暦50年頃に、ローマ属州となっていたエジプトのアレクサンドリアに住んでいた歴史家で、トーラーについての本を残していて、モーゼや十戒についての本もあります。

ヨセフスは、37年~100年頃に、エルサレムでユダヤ人として生まれ、ローマ皇帝に仕えた歴史家で、天地創造からユダヤ人の歴史に関する「ユダヤ古代誌」という本を書きました。

死海文書は、紀元前250年~紀元70年に書かれて、1947年に、死海の北西のヨルダン川西岸地区にあるクムラン洞窟から発見された旧約聖書と聖書関連の文書で、多くの部分は失われてしまいました。

The Ten Commandmentsは、十戒のことです。

The Holy Scriptureは、旧約聖書のことです。

ファラオは、エジプトの政治的と宗教的な意味において最高の権力者で、政治的にはエジプトを所有し、法律を制定し、税金を徴収し、軍の最高司令官で、宗教的には儀式を主催し、神々を祭る神殿を建築し、命令するときに「そう記録し、そう行え」と言うのが印象的です。

エジプトには、ファラオやその家族といった王族・貴族、政府高官、神々の祭司、兵士、民間人などの「自由人」と「奴隷」がいました。

奴隷は、外国との戦いで捕らえられた外国人と外国人の子供です。

鉱業は、疲れる仕事であり、埃っぽく、暗く、危険な状況で働くため、最悪の職業と考えられていました。

ヘブライ人は、アブラハムの子孫で、エジプトがイスラエルへ遠征し、戦いに勝利し、イスラエルを支配し、イスラエルで捕らえ、エジプトに連れ帰り、奴隷となり、レンガ造りなどの強制労働を強いられた人々をエジプト人が呼ぶ名前です。

イスラエル人は、ヘブライ人は自らのことをイスラエル人と名乗っていました。

レビ族は、イスラエルの部族の一つで、モーゼとアロンが属する部族で、祭司の一族で、紀元前1260年にエジプトを脱出し、紀元前1220年にイスラエルの地に到着し、紀元前1021年にイスラエル王国を建国し、イスラエルの地に継承する土地を持たなかったために、イスラエルの十二支族には含まれません。

ユダ族は、イスラエルの十二支族の一つで、紀元前1260年にエジプトを脱出し、紀元前1220年にイスラエルの地に到着し、紀元前1021年にイスラエル王国を建国し、紀元前922年にイスラエル王国が分裂した際にユダヤ王国を支えた二支族の一つで、バビロニアによってユダヤ王国は滅ぼされ、紀元前597年~紀元前578年にバビロン捕囚として、バビロニア地方に強制移住させられました。

エフライム族は、イスラエルの十二支族の一つで、紀元前1260年にエジプトを脱出し、紀元前1220年にイスラエルの地に到着し、紀元前1021年にイスラエル王国を建国し、紀元前922年にイスラエル王国が分裂した際に北イスラエル王国の中心となった十支族の一つで、紀元前722年にアッシリアに従うユダ王国を攻撃し、ユダヤ王国がアッシリアに救援を求めた結果、アッシリアは北イスラエル王国を滅ぼされ、殺され、捕らわれ、逃げますが、どこへ逃げたのかについては不明で、失われたイスラエルの十支族の一つです。

救い主は、ユダヤ教では、いまだに現れていなくて、ユダヤ教徒が戒律を守ることで、ユダヤ教徒を救う信じられています。

神の律法と神の戒めは、十戒のことです。

祭司長は、神からの神託を受け、ファラオにアドバイスします。

占星術師は、星を観測し、祭司長にアドバイスします。

初子は、夫婦の間に初めて生まれた男の子で、長男のことです。

スイレンは、水草であり、湖沼や緩やかな河川の水底にある根から長い茎を伸ばし、水面に葉を浮かべ、水面で大型の花を開花する植物で、日本でも多く見られます。

ワニは、ナイルワニのことで、全長4~5メートルにもなる大型のワニで、人を襲うこともあり、古代エジプトでは信仰の対象とされていました。

南部方面軍総司令官は、エジプトの南部にあるエチオピアへの全軍の最高位の指揮官です。

太陽神は、ラーと呼ばれ、最も重要な神でファラオの祖先です。

トキは、日本、中国、韓国とロシアに生息していましたが、絶滅しかけて、人工繁殖し、絶滅を免れました。

毒蛇は、全長150-200cmで、最大は3mにもなる大型の毒を持つアスプコブラです。

貢物は、ファラオに献上し、エジプトに従うことを示すための品物です。

はしけは、河川で貨物を運ぶために作られた船です。

黒檀の木材は、重く硬い木で、工芸品などに使用されます。

香りの木は、太陽神ラーへの薫香として正午の儀式のときに焚かれていました。

バビロンは、現在のイラクあたりの地域を指す地名です。

ハゲタカは、腐肉を漁る猛禽類を広く指す俗称で、困窮して弱った人を食い物にする強欲な人を指し示す言葉として使われます。

水係りは、水を井戸で汲んで、袋に水を入れて、奴隷たちに水を配る奴隷です。

ムチは、人を打つための道具で、持ち手である棒の先に革の紐を編んで蛇状にした縄を取り付けた物です。

反逆罪は、ファラオに対する忠誠義務違反の罪で、自由を望むことは反逆罪に該当しません。

麦は、大麦のことで、エジプトでは大麦で作られていたパンを食べていました。

藁は、大麦の茎を乾燥させた物です。

モミは、大麦の穂先についているモミガラに包まれた麦粒です。

モミガラは、麦粒を包んでいる表皮です。

麦粒は、細かく砕いて粉にしてパンを作る材料です。

煉瓦は、泥に藁を混ぜて粘土を作り、粘土を型に流し込んで、日干しにして作り、建造物の建材として使用されます。

粘土は、泥に藁を混ぜて作った物です。

杓は、君主が持つ象徴的かつ装飾的な杖です。

香水は、神への儀式のほか、日没後のリラックスタイムのために、芳香植物を調合し、香として焚いていました。

オリーブ油は、オリーブの果実から得られる植物油です。

紫檀は、堅くて、重い樹木です。

国廟は、ファラオのお墓です。

大公は、地域を統治する人です。億
大元帥は、戦いを勝利に導く最高の戦術士です。

総司令官は、エジプト軍のトップです。

蚕の幼虫はクワの葉を食べて育ち、糸を分泌して繭をつくりその中で蛹に変態します。
繭の糸を繊維素材として利用したものが絹です。
絹で織られた織物は、良いとされています。

1タランは、100kgの金で、現在の価格にすると4億5,000万円です。
10タランは、1,000kgの金で、現在の価格にすると45億円です。

ナツメヤシは、果実はデーツと呼ばれ、北アフリカや中東では主要な食品の一つであり、広く栽培されています。

レトロは、古いという意味です。

天幕は、遊牧民が住む移動可能な住居です。

アマレク人は、古代パレスチナの遊牧民で、イスラエル人の敵とされています。

キャラバンは、隊列を組んで砂漠を行く商人の一団です。

レバノン杉は、レバノン、シリアなどの高地が原産で、高さが40mもある大木で、香りが高く、腐りにくい特徴により建材や船材に利用されていました。

柴は、山野に生える、小さな雑木です。

没薬は、香として焚いて使用されていました。

ブヨは、ヒトなどから吸血する衛生害虫で、吸血されると共に毒素が注入され、赤い出血点や流血、水ぶくれが現れ、翌日以降に患部が通常の2~3倍ほどに赤く膨れ上がり、カよりも激しい痒みや疼痛、発熱の症状が1~2週間程現れ、1ヵ月以上も腫れることもあり、多数のブユに吸血された場合、リンパ管炎やリンパ節炎を併発し、呼吸困難などで重篤状態に陥ります。

アブは、ヒトなどから吸血する衛生害虫で、吸血されると、強いかゆみがあり、化膿し水ぶくれができることがあります。

疫病は、集団発生する伝染病で、インフルエンザ・コロナウイルス・結核・麻疹などです。

腫物は、皮膚の一部分がはれて、中にうみなどをもった症状です。

雹は、積乱雲から落下する直径5ミリメートル(mm)以上の球状や塊状の氷の粒で、落下する衝撃によって人体、農作物や家畜、建物などに被害をもたらしますが、燃えることはありません。

ヌビア人は、ナイル川の上流のハルツーム地域にいる人々です。

偶像は、神のように信仰の対象とする像です。

偶像崇拝者は、像を神のように崇拝する人々です。

角笛は、山羊の角で作った笛で、合図のために大きな音を出します。

鋤は、大麦の種をまくために、土地を掘り起こすために使用される農工具です。

鍬は、大麦の種をまくために、土地を掘り起こすために使用される農工具です。

最後のセリフ

「行け。すべての土地に自由を宣言するのだ。そこに暮らすすべての人々に」です。

十戒

  1. 主を置いて他に神があってはならない
  2. いかなる像を作ってはならない
  3. 汝の神、主の名をみだりに唱えてはならない
  4. 安息日を忘れず、聖別せよ
  5. 父と母を敬え
  6. 人を殺してはならない
  7. 姦淫してはならない
  8. 盗んではならない
  9. 隣人に関して偽証してはならない
  10. 全ての隣人のものを一切欲してはならない

年表

モーゼについては、詳しいことは分かっていません。

時代背景

紀元前1700年頃、アブラハム、イサクとヤコブがイスラエルの地に定住します。
映画「天地創造」

紀元前1663年、イスラエル人を含むアジア人がナイル川下流にあるデルタ地帯に下エジプト第15王朝を作ります。
ナイル川下流にあるデルタ地帯に下エジプトから逃げたエジプト人は、ナイル川上流域に上エジプト第16王朝を作ります。

紀元前1663年、エジプト人は、ナイル川上流域に上エジプト第17王朝を作ります。
イアフメス1世は、イスラエル人が住んでいた下エジプトにあるエジプト第15王朝を滅ぼし、南のクシュ王国も制圧し、上エジプトと下エジプトを統一します。

紀元前1570年、イアフメス1世は、上エジプトと下エジプトを統一したことで、エジプト第18王朝の初代ファラオになります。
紀元前1555年、イアフメス1世は、エジプト第15王朝の残存勢力がいるイスラエルへ遠征し、下エジプト第15王朝を滅亡します。
紀元前1546年、エジプト第18王朝の初代ファラオのイアフメス1世は、亡くなります。

紀元前1323年、ホルエムヘブは、エジプト第18王朝最後のファラオになります。

紀元前1303年、ラムセス2世は、ファラオであるセティ1世の王子として生まれます。

紀元前1301年、ネフェルタリは、エジプトの貴族として生まれます。

紀元前1295年、エジプト第18王朝最後のファラオのホルエムヘブは亡くなります。
ラムセス1世は、古代エジプト第19王朝の初代ファラオになります。
紀元前1294年、古代エジプト第19王朝の初代ファラオのラムセス1世は亡くなります。
セティ1世は、古代エジプト第19王朝の第2代ファラオになります。

紀元前1288年、ラムセス2世は、ネフェルタリと結婚します。

紀元前1279年、古代エジプト第19王朝の第2代ファラオのセティ1世は、亡くなります。
ラムセス2世は、エジプト新王国第19王朝の第3代ファラオになります。

紀元前1260年、モーゼは、ラムセス2世の迫害に苦しむイスラエル人を率いてエジプトを脱出し、シナイ山で十戒を授かります。

紀元前1255年、ネフェルタリは、亡くなり、王妃の谷に埋葬されます。
ネフェルタリの墓は、発見された中で最も保存状態の良い墓であり、最も壮麗です。

紀元前1250年頃、トロイ戦争によって、ギリシャ軍は、トロイを陥落し、都市を燃やし、破壊しました。
映画「トロイ」

紀元前1220年、イスラエル人は、イスラエルの地にたどり着きます。

紀元前1213年、ラムセス2世は、亡くなります。

紀元前1020年、ダビデ王は、イスラエルの地でユダ王国と北イスラエル王国を統一し、エルサレムを首都としてユダヤ王国を築きます。

紀元前960年、ソロモン王は、ユダヤの民族的精神的中心をなす第一神殿をエルサレムに建設し、モーゼがシナイ山で神から与えられた契約を納めたとされる「契約の箱」を納めます。
映画「ソロモンとシバの女王」

紀元前931年、ソロモン王は、亡くなります。

紀元前930年、ユダヤ王国は、ユダ王国とイスラエル王国に分裂します。

紀元前720年、イスラエル王国は、アッシリアに敗北し、イスラエルの10部族が追放されます。

紀元前586年、ユダ王国は、バビロニアに征服され、エルサレムと第一神殿が破壊され、ユダヤ人が捕囚され、バビロニアに強制移住されます。

紀元前539年、キュロス2世は、オピスの戦いで新バビロニア王国軍に大勝し、バビロニアを征服します。

紀元前537年、キュロス2世は、バビロニアにより強制移住させられたイスラエル人を解放します。

紀元前515年、バビロンからイスラエルに帰還したイスラエル人が、第二神殿をエルサレムに再建します。

紀元前509年、ローマは、第7代の王タルクィニウス・スペルブスを追放し、共和制を採用し、共和政ローマとなります。

紀元前480年8月、テルモピュライで、スパルタ王レオニダス1世が率いるスパルタ軍とテーバイ軍は、アケメネス朝ペルシアの遠征軍と戦い、負けます。

紀元前480年9月、ギリシアのサラミス島近海で、ギリシア艦隊は、ペルシア艦隊と戦い、勝ちます。

紀元前479年8月、プラタイアで、スパルタ、コリントス、アテナイなどのギリシア連合軍は、ペルシア残存勢力とペルシア側についたギリシアの諸ポリスと戦い、スパルタ軍の活躍により、勝ちます。

紀元前449年、ギリシャとペルシアとの間で、カリアスの和約が成立してペルシア戦争は、ギリシャの勝利で終わります。

紀元前332年、アレクサンダー大王は、イスラエルの地を征服し、支配します。
紀元前323年、アレクサンダー大王は、亡くなります。
映画「アレキサンダー」

紀元前312年、セレウコス1世ニカトルは、シリア王国を築き、イスラエルの地を支配します。

紀元前164年、マタティアは、シリア王国から独立し、イスラエルの地でイスラエル人の王国を築きます。

紀元前73年から紀元前71年、剣闘士らの指導者スパルタクスは、共和政ローマに反乱を起こしました。

紀元前64年、共和政ローマの執政官であるグナエウス・ポンペイウスは、シリア王国へと行軍し、シリア王国のアンティオコス13世を退位させて、シリア王国をローマ属州にします。

紀元前63年年、共和政ローマの執政官であるグナエウス・ポンペイウスは、エルサレムを陥落し、イスラエルをヒルカノス2世に統治させ、イスラエルををローマ属州にします。

紀元前49年1月10日、共和政ローマの執政官であるシーザーは、自軍を率いて、ルビコン川を渡り、ローマの実権を掌握します。
紀元前49年3月、共和政ローマの執政官であるグナエウス・ポンペイウスは、ローマ軍の船隊と共にギリシアに渡ります。
紀元前48年8月、共和政ローマの執政官であるシーザーと共和政ローマの執政官であるグナエウス・ポンペイウスは、ファルサルスで戦います。
共和政ローマの執政官であるシーザーは、勝利します。
共和政ローマの執政官であるグナエウス・ポンペイウスは、エジプトへ逃げます。
紀元前48年9月、エジプト国王であるプトレマイオス13世は、共和政ローマの執政官であるグナエウス・ポンペイウスを殺害します。
紀元前44年2月、シーザーは、共和政ローマの終身独裁官に任命されました。
紀元前44年3月15日、共和政ローマの終身独裁官であるシーザーは、ローマにあるポンペイウス劇場で暗殺されました。

紀元前40年、アンティゴノスは、パルティアと同盟し、イスラエルの王位に就任します。

紀元前37年9月、共和政ローマの執政官であるマーク・アントニーによってイスラエルの王として認められたヘデロは、ローマ軍の支援を受け、パルティアを破り、エルサレムを陥落し、イスラエルを支配します。

紀元前31年9月、オクタビアヌス率いるローマ軍は、イオニア海のアクティウム沖で、クレオパトラが率いるプトレマイオス朝およびマーク・アントニー支持派連合軍に大勝しました。

紀元前30年8月1日、共和政ローマの執政官であるマーク・アントニーは、クレオパトラが自殺したという知らせを聞いて、53歳で、自殺しました。
紀元前30年8月10日、クレオパトラは、39歳で、自殺しました。
映画「クレオパトラ」
紀元前30年8月31日、共和政ローマのであるオクタビアヌスは、エジプトをローマの属州としました。
紀元前27年、オクタビアヌスは、初代ローマ皇帝になり、共和政ローマはなくなり、ローマ帝国になります。

紀元前6年、イエス・キリストが誕生します。

紀元前4年、イスラエルの王であるヘデロは、亡くなります。
ヘロデ・アンティパスは、イスラエルの主要な部分の領主になります。

30年か33年、イエス・キリストは、十字架に縛りつけられ、槍で刺殺されました。

37年、ヘロデ・アンティパスは、ローマに対する謀反未遂で追放の刑を受け、領地はローマ帝国に編入されます。
イスラエルは、ローマの直轄地となり、ローマの総督が統治します。
41年、アグリッパ1世は、ローマ帝国に公認されたイスラエルの統治者になります。
44年、アグリッパ1世は、亡くなります。
イスラエルは、ローマの直轄地となり、ローマの総督が統治します。

66年、イスラエル人は、ローマ帝国に第1次ユダヤ戦争を開戦します。
70年、ローマ帝国のティトゥス皇帝は、エルサレムを包囲し、エルサレムと第二神殿は破壊され、西の壁の下部は第二神殿の遺構を残す数少ない部分であり、嘆きの壁として現存しています。
73年、ローマ帝国のティトゥス皇帝は、イスラエル人に第1次ユダヤ戦争で勝利します。

132年、イスラエル人は、ローマ帝国に第2次ユダヤ戦争を開戦します。
136年、ローマ帝国のハドリアヌス皇帝は、ブリタンニアから勇将ユリウス・セウェルスをイスラエルに派遣して、第2次ユダヤ戦争に勝利します。

162年、マルコマンニ戦争が、ローマ帝国の北方国境でマルコマンニ人との戦争が始まります。
169年、マルクス・アウレリウスは、第16代ローマ皇帝として、ローマ帝国を統治します。
177年、マルクス・アウレリウスとコンモドゥスは、ローマ帝国を共同統治します。
180年、マルクス・アウレリウスはマルコマンニ戦争中に亡くなり、コンモドゥスはローマ側に有利な和睦が結んでマルコマンニ戦争を終結させ、第17代ローマ皇帝として、ローマ帝国を統治します。
182年、ルッシラは、ルキウス・アウレリウス・コモドゥス皇帝を暗殺しようとして、失敗し、カプリ島への流刑になります。
192年、ルキウス・アウレリウス・コモドゥス皇帝は、ワインに毒を入れられますが、毒では死なずに、護衛の剣闘士ナルキッソスに絞め殺されます。

最後のセリフ

「行け。すべての土地に自由を宣言するのだ。そこに暮らすすべての人々に」です。

感想

映画「天地創造」を鑑賞してから、鑑賞するべき映画です。

映画「天地創造」に出てきた「お前の子孫は、一時だけ、異国の地に身を置くことになろう。その支配者は、虐待し、苦しみと悲しみが、彼らの心を覆い、女の産みの苦しみに似た苦痛を味わうであろう」という伏線は、ヘブライ人がエジプト人の奴隷として苦しむことで回収され、「私はお前を大いなる民とし、お前を祝福し、その名を高めるであろう」という伏線は、ヘブライ人がアブラハムを全知全能の神としているということで回収され、、「ハガルとイシマエルのために心配はいらない」という伏線は、イシマエルの子孫であるイテロとチッポラがモーゼを救うことで回収され、「お前の子孫は、やがて空の星の如く増えるだろう。天を仰ぎ、星の数を数えるがいい。それがすなわちお前の子孫の数だ」という伏線は、モーゼがイスラエルの民をヨルダン川へ導くことで回収されると理解できるなら感動できる映画です。

途中で休憩がありますが、3時間40分という長編映画です。
体調を整え、時間を確保してから鑑賞しましょう。

モーゼの波乱万丈の人生は、魅力的です。
モーゼは、ヘブライ人の奴隷の息子として生まれ、ファラオの命令で殺されそうになり、殺されないようにナイル川に流され、夫を亡くし、息子を望んでいたエジプトの王家の女性に拾われ、エジプト王子として育てられ、エジプト王子として功績を上げ、次のファラオと結婚することになる娘と愛し合い、次のファラオになりそうになり、ヘブライ人の奴隷の息子であることを知り、ヘブライ人の奴隷について考え、ヘブライ人の奴隷を助けるためにエジプト人総督を殺し、逮捕され、エジプトの王家に戻ることなく、ヘブライ人の奴隷として生きることを選び、砂漠に追放され、死にそうになりますが、助けられ、遊牧民として生きることを選びますが、神の言葉を聞いて、エジプトにいるヘブライ人奴隷たちを解放し、エジプトから連れ出すことになり、エジプトに戻り、ファラオに奇跡を見せて、ファラオからヘブライ人奴隷たちを解放し、エジプトから連れ出し、ファラオの戦車軍に追い詰められると、紅海を二つに割り、ファラオの
戦車軍から逃げ延び、シナイ山に到着し、十戒を授かり、戒めを守らないヘブライ人を殺すことで、「人を殺してはならない」という戒めを破ってしまい、ヘブライ人を連れて砂漠を彷徨い、ヨルダン川に到着し、約束の地を見ても、戒めを破ってしまっていたので、ヨルダン川を渡って約束の地には行けず、後のことを任せ、一人で山に登って行きます。
モーゼだけでなく、ラメセス、ネフェルタリ、リリア、ヨシュアとダタンについても良く描かれていて、権力闘争、恋愛という人間ドラマとしても楽しめます。

この後どうなるのかについては、映画「ソロモンとシバの女王」を鑑賞すると分かります。

まとめ

次は映画「ソロモンとシバの女王」を鑑賞する予定です。
ご期待ください。

以上、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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